ホロネットCh.327

スターウォーズに関して、最新情報や思ったことを気ままに書いていくブログです。

カテゴリ:ディズニープラス > ボバ・フェット

IMG_5482
2週間前、突如視聴者たちのお通夜ムードを打ち破り話題の中心へと舞い戻った「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」

その最終話、チャプター7「名誉のために」が公開されました。

主役はボバ・フェット
なんと今週の主役はボバ・フェット‼︎
IMG_5483
いつの間にお前が主役になったんだ⁉︎


…というのは冗談として、この2週間何もしていなかった大名様が主役にカムバック!

チャプター5なんか出番0でしたが、無事に番組の看板をマンドーに奪われることなくシーズンを締めくくることが出来ました。


ストーリーは見え透いてた
IMG_5484
てっきりタスケン全滅にはパイクが噛んでる前提でみんな動いてるものだと…

いや、あのタイミングで全滅させられてなぜ無関係だと思った?

「ニクトじゃなくて俺たちパイクがやりましたー」を「サプライズ」として持ってきたのはちょっと意味が分かりませんでした。

IMG_5485
他のファミリーが裏切るのも当たり前、というか「なぜ裏切らない前提で動いてるんだ?」という感想しか…

大名様、ずっと嫌われてたじゃん…

スパイスあった方が金儲けには都合良いんだし…


やっぱり「ボバ・フェット」は本筋のストーリーがグダグダだなぁ、と思わざるを得ませんでした。

「帝国の逆襲」でもハンの手口を見抜くなど、頭悪いキャラではないはずなんですけどね…(オビ=ワンに一度してやられた経験があるというのはありますが…)


あと一点気になったのが、「タトゥイーンのコミュニティが種族ごとに分かれている」というのはちょっとどうなんだろうか?と思いました。
まあ現実に近いといえば近いのですが、様々ななエイリアンのゴッタ煮だからこそのタトゥイーンだと思うんですよね…

戦闘シーンは楽しめた
ストーリーは微妙、というかむしろ酷かったような気がしますが、今回の戦闘シーンは見応えがあったと思います。


IMG_5486
↑ジェットパックやスピーダーは相変わらず速度制限かかってましたが…

IMG_5487
やっぱりね、ボバは戦わないとね‼︎

しっかりと装備を活用しながらマンドーやクルルサンタンとの共闘‼︎

「マンダロリアン」のボバ回を見返した時、「なんでこの回と同じ監督が撮って第3話みたいなのが出来上がるんだ?」ってずっと疑問だった(今も疑問)んですよ。
各キャラクターのカッコ良さを最大限に引き出し、尚且つ敵を弱く見せない、これによってマンドーやボバの「強さ」が引き立つ。

「マンダロリアン」チャプター14が見せてくれたあの景色を、我々はもう一度見ることができたのでは無いでしょうか?


IMG_5488
キングコン…ランコアを操って戦うボバ・フェットは「スター・ウォーズ」では珍しい画。

これまでもクリーチャーに乗ることは多々ありましたが、基本的に「乗れそうな形」の生き物ばかり。

映画で人を襲う様子が印象的で、どう見ても乗る前提のデザインではないランコアを乗り回す(まあそれ自体は前例ありますが)、猛獣を使いこなして大暴れする大名様はなかなか面白かったと思います。


ところで、一つ疑問なのですが…
IMG_5489

今回のシールド持ちドロイドたちってドロイデカと同じ方法で突破出来なかったんですかね?

あのシールドがドロイデカと同じなら、超低速で爆弾を転がせばシールドをすり抜けて倒せるのですが…

手で触ってダメでしたし、全く別物なんでしょうか?

まあ…「クローン・ウォーズ」で説明された上記の理屈も「ツッコミ所を自ら曝け出してむしろ苦しさを露呈させている」好例な気はしますが…

「クローンの攻撃」の没ドロイドを使ったというのは、ボバの出自を意識したものなんでしょうかね?

ドロイデカも巨大化させただけであれほど絶望的な代物になるとはね…

キャド・ベイン、ついに決着…?
IMG_5415
「『クローン・ウォーズ』未製作エピソードの内容を前提として話が進む」という「反乱者たち」と同じ現象が発生してしまいました。だったら「バッド・バッチ」作るのやめて全話やれ。

ボバの気の短さに漬け込み、タスケン殺害の真実をバラす(気付いてないのがそもそもアホなのですが)ことで判断を曇らせようとするベイン、流石に大人になったボバには通用せず。
勝てる自信があるが故の余裕の立ち振る舞い、それでこそベイン。

ガキの頃、ベインがボバに「レッスン」したことを示唆しまくるお二方。


そして繰り広げられる「再戦」。
IMG_5490
ボバ・フェットという人間を変えた「タスケンとの絆」が勝利の鍵となった、というのは上手い展開でした。

しっかりとベインの胸をブッ刺したワケですが…


断言しますが、アレは死んでません。

ベインの人工心肺の光付いてましたから。

再登場して自らアツい展開を台無しにするんです。
グレガーしかり、アソーカしかり、エコーしかり、トレンチしかり、「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」で何度も経験したパターン。クローヴィスも結構ガッカリした。


フィローニが多少なりとも関わっている作品で、アニメキャラがキチンと退場することを望んではいけない。彼は自分のキャラクターを殺さない。存在そのものが死亡フラグのケイナンですら限界まで粘ったくらい、極度に「死」を嫌う。

「キレイな退場」、必ずしもそれが「死」である必要はありませんが、コレを自分のキャラクターに与えることが出来ない限りフィローニはいつまで経っても「『良くも悪くも』フィローニ」と言われ続けることでしょう。



これだけ言ったからには私は賭けますよ。

万が一、いや億が一ベインが本当に死んでいたら「最後のジェダイ」観ます‼︎

…ごめんなさい、やっぱり「スカイウォーカーの夜明け」にします。


結局ボバはボバ?
ベインに最後の一撃を加えるボバ・フェット、その姿はまさに「殺し屋」

「力ではなく敬意で支配する」と宣言したボバだったが、結局どのファミリーからも敬意を得られず、全員始末して街を掌握するのがオチ。


「敬意で支配する」とか言ってた割には「約束したら命をかけて戦う」というマンダロリアンの掟を「あんな掟(まあその他の部分も含んでのことではあろうが)」と言い切ってしまう有様。

ベインが最後に彼にかけた言葉、これこそが視聴者がボバに抱いていた感情そのものであり、このドラマの「真実」でもある。

というのはオチとして悪く無いと思うのだが…

視聴者の不満が不信に変わってからその種明かしするんじゃ遅いですよ。
ヘンテコボバに耐えられる期間はとっくに終わってましたよ。マンドーがいなきゃ、月替わりに契約切られてた可能性だって大いにあるような状況でしたよ。


街をあれだけぶっ壊して戦って「街のみんなに尊敬されたぜ」というのも変な話だと思うんですけどね…
萎縮してるとかじゃなくて心から「尊敬」されてるようでしたし、単純に意味が分からない…

結局「尊敬」を勝ち取ったのも「力」を示したから。

ボバ・フェット、その根本は賞金稼ぎ時代と変わっていない。

ただし敵の罠に踊らされ、それに対する対応力も持たないバカにはなった。


おかえり、グローグー

↑シャツを包んでいた手拭い、日本で買えます。
IMG_5491
結局このドラマは「マンダロリアン」のスピンオフなんですよ。

ルークはグローグーにジェダイの道を強いることなく、マンドーへの執着に則った生き方を認めてくれました。

生きていく上で執着を持ってはいけない訳ではありませんが、ジェダイであるならそれに囚われてはいけませんからね。

兄妹どちらかジェダイにする前提で引きこもってたお二方とは違います。(幸い兄がノリノリでしたが)

本人の意思を尊重し、押し付けない。これが旧ジェダイ騎士団とは違う、ルーク・スカイウォーカー。

ルークがタトゥイーンまで連れてやって来ることを勝手に期待していましたが、確かに送り届けるだけならR2で十分でしたね。

マンドーS3まで短くとも一年近くはあるでしょうから、それまでに道中でXウイングの計器をイジりまくるグローグーとそれにブチギレるR2の短編待ってます‼︎(叶わぬ願い)


グローグーと対面した瞬間の「パパ」の声の変わり方本当に好き。
タイソンに向かってる最中、「グローグー!」と名前を呼ばれた彼のリアクションに対する父親の笑い方が大好きだったんですけど、それに並んだ。

マンドーを見てピョン!って飛び上がって抱きつく姿に全世界が泣いた。

ちゃんとシャツも着てる、可愛すぎる。

爆発で吹っ飛んだ時も全力でグローグーキャッチ、それでこそマンドー。


シーズン2の最終回、全く非の打ち所がないその内容に感動し打ち震えるのと同時に、「グローグー無しのマンドーなんてどうするんだ?」という思いもありました。
「そもそもそれはマンドーなのか?」と。

結論は「グローグーがいないとマンドーではない」だった!
次のシーズンも、おそらくコレから先もずっとグローグーは一緒‼︎

ディングロは永遠‼︎IMG_5492
ディングロ万歳‼︎ディングロ万歳‼︎ディングロ万歳‼︎

しっかりとルークの訓練が活きていたのも良かったですよね。
一回フォースを使っただけじゃ寝なくなった、よく頑張ったね…
マンドーが生殺しにされていた日々は無駄じゃなかったんだ…

ランコアと添い寝するグローグーで全世界のディン・ジャリンが萌え死んでしまった、「ドラマシリーズはグローグーによって成り立っている」という事実はもはや否定のしようがない!

レイザークレストのレバーの球を肌身離さず持ち続けてたマンドー君、本当に好き。ジェダイだったらとっくに堕ちてる。

やっぱりね、この世界に必要なのは「マンダロリアン」なんですよ。

ダークセーバーも持ってアクションシーンも新たなフェーズに入りましたし、もうシーズン3が今から楽しみでしょうがない‼︎


全体として
やっぱりボバが「腑抜け」にしか見えなかったのが最大の問題ですよね。

この原因としては「敵の強さに説得力が無い」というのが大きいかと。

例えば第1話のパルクール集団、顔塗るだけでかつてボバとも戦ったケイジに出来ますから、それだけで「あぁ、コイツらは強いもんな」ってなると思うんですよ。「クローン・ウォーズ」を観ていなかったとしても、見た目がエイリアンであれば「人間より強いんだな」と思ってもらえるでしょうし。
敵の攻撃がワンパターンなのも痛かった。

第3話も、ただ逃げ回るだけの腰抜け執事にあそこまで時間をかけた。しかもノロイ。

4話も相手は何の変哲もない衛兵。そこからバイク集団掃討しただけ。

毎回毎回敵がショボ過ぎるんですよ。


最終回はドロイドたちやベインに「強敵」としての説得力があった。
ボバは実際のところそこまで強さを見せたわけではありませんでしたが、「巨大ドロイデカは強い」「キャド・ベインは強い」というのは誰が観ても明らか、だからベインに撃たれまくっても「弱いじゃん」とはならなかった。


もう一点この作品の問題点を挙げるとすれば、「登場人物全員バカ」ということでしょう。
3つのファミリーと結んだ協定を信じて疑わないボバとフェネック、兵の数と武器の強力さだけが取り柄で、戦略的な知性を微塵も見せないパイク。
パイク側の指揮官に「知将」がいない、ただ撃ち合うことしか出来ない。
唯一それらしいことをしたベインの策は失敗。

「マンドーにあの手この手でもう一仕事させようとしたイシ・ティブ」がこのドラマで一番賢い説まである。


「muscleは金で買える」って言ってた割にサイボーグチンピラ集団にまともな武器買い与えてないのは本当に意味不明。
サイボーグが生かされた場面もこれといってありませんでしたし、とにかく色んなものがお粗末。


なんというか…マンドーがいないと本当にヤバかったんじゃないかと思います。

詰めが甘いんじゃない、そもそも詰めようとした痕跡が無い。


「ジョン・ファブローが脚本やってコレか…」というのが正直な感想ですね。マンドー回はしっかりしてましたから、本当に片手間で書いたんだろうなぁ…


映画という形で発表されて以来、長年ファンが楽しみにしてきたボバ・フェットの単独主役作品。
いざ蓋を開けてみたら、「マンダロリアン」の踏み台だったというのはどうも…

シーズン2は…あるのか?
IMG_5497
ボバ・フェットが最終的に敗らなければならない敵はハット。

一度タトゥイーンから離れたものの、それが「ボバとパイクを争わせて疲弊させるため」ということは劇中でも明言されていた事実。

ポストクレジットシーンではコブ・ヴァンスにサイバネティクス手術をすると思わしき意味深なシーンも。

先述の通りベインも死んでいない(死んでて欲しいというのが本心。キレイな退場もキャラへの愛だぞフィローニ)わけですし、まだまだ物語は続きそう。

…なのですが、シーズン2が報道すらありません。


もしかして…序盤が不評過ぎてポシャった?

まあ正直、このシリーズそのものを楽しめたかと聞かれると全くもってそんなことは無い、むしろこれ以上ヘンチクリンなボバ・フェットと付き合うのは御免被りたい(けどマンドーと関連するから観ないわけにはいかない)ので、没になったならなったで一向に構わないのですが…

仮にやるとしても「マンダロリアン」シーズン3のさらに一年後とかでしょうし、結論はもう少し待つということで…

「オビ=ワン」、そして「マンダロリアン」シーズン3に期待‼︎
IMG_5494
「オビ=ワン・ケノービ」が5月にスタートするとかしないとか。

おそらく次の新作はコチラになるのでしょう。

ダース・ベイダーをどう扱うつもりなのか、かなり不安はあるのですが、「ユアン・マクレガーのオビ=ワン・ケノービが戻ってくる」という事実がとにかく喜ばしい‼︎

きっと面白い作品に仕上がっている、そう信じて待ちたいと思います!

IMG_5495
そして「マンダロリアン」シーズン3‼︎

グローグーが戻り、万全の布陣で「我らの道」が名実ともに帰ってくる‼︎(万全の布陣なんや。誰が何と言おうと全員揃ってるんや。うぉぉん。)

IMG_5496
個人的にはペリが徐々にメインヒロイン化しつつあるのが気になってしまいます。

今やグリーフ・カルガよりも登場話数が多く、あと1話でキャラ・デューンにも並んでしまう。

キャラ・デューンはこれ以上記録を伸ばしませんから、追い付き追い越す可能性はかなり高い!

グローグーの「ママ」としてかなりハマっていますし、なかなか濃いキャラと有能っぷりでマンドーにとっても欠かせない存在になっていますから、もうこのままメインヒロインってことで良いんじゃないでしょうか?
「キャラ・デューンに代わる新ヒロインはどんな人にするんだろうな?」と考えていましたが、もはや「ペリ・モットー」以外の答えが浮かびません。


「マンダロリアン」、これからもよろしくお願いします‼︎

IMG_4989

序盤の不評が嘘のような盛り上がりを見せている「ボバ・フェット/The Book Of Boba Fett」

いよいよクライマックスを迎える本作ですが、チャプター6にて登場し、保安官コブ・ヴァンスを撃ってしまった刺客が…

IMG_5479
キャド・ベイン
実はこのキャド・ベイン、新キャラではありません。

IMG_5441
彼はアソーカ・タノやボ=カターンと同じく、アニメシリーズ「クローン・ウォーズ」で初登場したキャラクター。
「エピソード2」と「エピソード3」の間、「クローン戦争」の時代を舞台とし、アナキンやアソーカ、クローントルーパーたちの壮絶な戦いと冒険が描かれるシリーズ。
「ローグ・ワン」に登場するソウ・ゲレラの初登場作品である他、「ハン・ソロ」でモールが登場した理由もこの作品を観ていると分かります。(というかモールに関してはアニメ観てない人への気遣い0)

IMG_5442
その後「バッド・バッチ」というアニメシリーズにも登場。昨年シーズン1が公開され、シーズン2は今年中にディズニープラスで独占配信される予定。

両シリーズは「マンダロリアン」「ボバ・フェット」で製作総指揮、監督、脚本と大活躍のデイブ・フィローニが手がけた作品。特に「クローン・ウォーズ」はジョージ・ルーカス本人も制作に携わっている大作!

出来ることならそれぞれを自身の目で全話観ていただきたいところなのですが、この作品は全部で劇場版1本+TV133話と大ボリューム。1日1話観ても4ヶ月以上かかる計算になってしまう…
(全話ディズニープラスで観られるため、以前と比べるとハードルは大幅に下がっていますが)

また「バッド・バッチ」に関しては「クローン・ウォーズ」に加え、同じくデイブ・フィローニが手がけた「反乱者たち」というアニメシリーズ(全75話)の視聴を前提としている節があり、なかなかハードルが高い。


「ボバ・フェット」や「マンダロリアン」の視聴者の中には、「アニメシリーズなんて観たことないよ」という方も少なくないはず。

今回はそんな方のために、キャド・ベインのアニメシリーズにおける歩みをざっくりと紹介していきたいと思います。

アソーカ・タノやボ=カターン、ブラック・クルルサンタンについてはコチラ↓



登場エピソード
事実上「クローン・ウォーズ」の主人公であるアソーカ・タノ、物語の鍵を握っていたボ=カターンと比べると、キャド・ベインの重要性は低いと言えます。

とはいえ「強敵」として少なくないエピソードに登場し、ジェダイたちを苦しめてきた存在なのも事実。

その風貌に独特な仕草や性格、様々な装備を駆使した戦闘スタイルなど、視聴者の間ではなかなかの人気を誇っているキャラクターと言えます。

IMG_5446
彼と同じ種族のキャラクターは「エピソード4」の酒場に登場しています。
そんな彼の登場エピソードが…

「クローン・ウォーズ」
  • シーズン2第1話「ホロクロン強奪」
  • シーズン2第2話「破滅の積み荷」
  • シーズン2第3話「フォースの子供たち」
  • シーズン3第8話「邪悪なる計画」
  • シーズン1第22話「人質」
  • シーズン3第9話「ズィロを追え」
  • シーズン4第15話「オビ=ワン暗殺」
  • シーズン4第16話「疑惑の賞金稼ぎ」
  • シーズン4第17話「サバイバル・ボックス」
  • シーズン4第18話「狙われた祭典」
(「クローン・ウォーズ」は放送順と時系列に多少のズレがあるためこのような順番で記載しましたが、実際には放送順に観ても全く問題ありません)


「バッド・バッチ」
  • 第8話「再会」
  • 第9話「失われた賞金」


これくらいの量なら観れるかな?という方は、該当エピソードだけでも観て頂けると嬉しいです。

ホロクロン強奪
IMG_5444
IMG_5443
ジェダイにとって重要な情報を引き出すための装置、ホロクロン。メモリークリスタルと合わせ、フォースを使うことによってのみその情報を引き出すことが可能な特殊な装置である。

キャド・ベインはダース・シディアスからの依頼を受け、「ジェダイ候補の赤ん坊のリスト」をホロクロンから手に入れるためジェダイ聖堂へ。

映画にも登場した変身種族がジェダイに化けて聖堂に侵入し、内側からベインの侵入を手助けする。

しかしヨーダは異変を察知、アソーカ・タノがこの変身種族の正体を暴き、ベインの侵入がジェダイに知られてしまう。
IMG_5445
そこでベインは自らのドロイド、「トド」を爆発させることで聖堂内を混乱に陥れ、その隙にホロクロンを保管庫から持ち出してしまう。

なおこの「トド」はその愛らしさからそれなりに人気のあるキャラクターで、後に「アナキンが修理してあげたけど聖堂から逃げ出して再びベインの手下になった」という意味不明な理屈で再登場することとなります。


その後ベインはホロクロンと合わせて使用する「メモリークリスタル」を手に入れるため、それを管理していたジェダイマスターのロポルを捕獲。クリスタルを奪い取り、ホロクロンのデータをフォースで引き出すよう求める。
ロポルはこの要求を拒否し、拷問にも耐え続けたものの、ついにその拷問によって息絶えてしまう。

IMG_5447
そんな中、アナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノ、そしてクローントルーパーたちがホロクロン奪還のためベインの乗る船に現れる。

ロポルの拷問を通して「ジェダイは自分の苦痛には屈しない」ということを学んだベインは、まだ未熟だったアソーカを捕まえて人質とし、アナキンにホロクロンの起動を要求。

アナキンは教え子であるアソーカに対して執着を持っており、ベインのこの要求に応じてしまう。

しかしクローントルーパーとバトルドロイドの戦闘によって艦内で火災が発生、爆薬に引火してしまう。

共和国軍の一行は脱出を図ることに。その途中アナキンとアソーカはクローンアーマーを着た者がベインの帽子とコートを身につけた人物を射殺する様子を目にする。

ベインが乗っていた船が大爆発を起こし、ベインはホロクロンと共に宇宙の塵となった。ジェダイ候補の赤ん坊のたちの所在が敵に知られることは防がれたのである。


…と誰もが思った。

アナキンは自分たちの船の中に緑の血痕を見つける。

船内に緑の血を持つ者はいないはずである。

アソーカもキャド・ベインと戦ったクローンが怪我をしていることに気がつくが、その血は緑色であった。


IMG_5448
キャド・ベインはクローントルーパーと密かに入れ替わっていたのである。ベインはそのまま共和国の戦闘機を強奪し、アナキンが開いたホロクロンを持ったまま飛び去ってしまう。

無事にフォースの強い赤ん坊たちの居場所を突き止めたベインは、そのまま赤ん坊たちの誘拐を始める。

IMG_5449
何人かの誘拐を許してしまったジェダイたちであったが、アナキンとアソーカはナブーでベインの不意を突き、逮捕することに成功する。

ベインはホロクロンの隠し場所へは自分が直接案内するとして譲らず、オビ=ワンとメイスが彼を連れて行くことに。IMG_5451
ホロクロンは発見出来たものの大量の罠が仕掛けられており、オビ=ワンとメイスはベインの逃亡を許してしまった。
IMG_5450
一方でアナキンとアソーカは拐われた赤ん坊たちがムスタファーに連れ去られたこと突き止め、無事に救出する。彼らはダース・シディアスの指示で改造手術を施される寸前であった。


こうして赤ん坊のリストは敵の手から戻り、子供たちも救出されたものの、ジェダイたちは実行犯であるキャド・ベインを取り逃がし、首謀者であるダース・シディアスに関する手掛かりも全く得ることが出来なかった。

ズィロ・ザ・ハットの脱獄
IMG_5455
キャド・ベインは買い出しに出かけていた3POを捕らえ、元老院議場内に関する詳細な情報をメモリー内から抜き取ってしまう。

3POは囚われている間の記憶を消した状態で捕まる直前の場所へ戻されたため、誰もベインの暗躍に気付くことが出来なかった。

IMG_5456
ベインらは元老院議場のシステムを完全に乗っ取り、パルパティーンを含め元老院議員たちを議場内に閉じ込め、人質にしてしまう。

彼が要求したのは共和国が逮捕したハット族、ズィロ・ザ・ハットの釈放であった。

(正直ハットがどうなろうが興味が無かった)パルパティーンはベインの要求を呑み、ズィロは釈放される。

人質たちもアナキンによって救出されるが、またしても共和国はベインに一杯食わされてしまった。


ベインは脱獄させたズィロをハット族の本拠地、ナルハッタに連行する。

かつてズィロは自分がハットの王になるため、ジャバをジェダイの手に陥れようと画策した事があった。ハット評議会がベインに脱獄を依頼したのは、裏切り者を自分たちの手で裁くためであった。

処刑されることを恐れたズィロは、かつて恋仲であったサイ・スヌートルズの助力を得てハット評議会からの逃亡を図る。IMG_5461
↑サイ・スヌートルズは映画で歌ってた口が長い女
逃亡したズィロを追跡するベインだったが、そこにオビ=ワンらジェダイがズィロを追ってやってくる。

IMG_5459
IMG_5457
ジェダイとベインは激闘を繰り広げる。この戦闘はベインのカッコ良さが最大限発揮された名勝負、オビ=ワンも十分に応戦は出来たものの、彼を打ち負かすには至らなかった。


IMG_5460
ちなみにスヌートルズは最初からズィロを殺すことが目的であり、結局全てがハット評議会とスヌートルズの思うがままに進んだ。

パルパティーン誘拐作戦
ジェダイはドゥークーがパルパティーン誘拐を企てており、その実行犯となる賞金稼ぎたちを募っていることを知る。

ジェダイは賞金稼ぎのラコ・ハーディンを捕らえ、オビ=ワンを彼に変装させ囮捜査に乗り出す。
IMG_5462
↑一番左がオビ=ワン

ベインはラコ・ハーディン(オビ=ワン)にどこか不信感を覚えていたが、その理由を掴めずに苛立ちを見せる。

途中囮捜査の機密を知らせれていないアナキンに攻撃されるなどのアクシデントはあったものの、無事ドゥークーの集合場所へと辿り着いたベインたち。

IMG_5463
彼らを待っていたのはサバイバルボックス

IMG_5464
中には命を奪う様々な仕掛けが組まれており、それをくぐり抜けた者だけがドゥークーの仕事にありつく事が出来るのである。

IMG_5465
オビ=ワンは持ち前の聡明さを見せることでいくつもの試練を成功に導き、ベインからも信頼を得ることに成功。

無事ナブーでのパルパティーン誘拐作戦の実行段階に入ったベイン達であったが、オビ=ワンによって全てが筒抜けであったため失敗に終わる。

この際ベインは逮捕されたのだが、その後脱獄の経緯は明らかにされていない。(「クローン・ウォーズ」はこのような事案が極めて多い)

フェネックとの対決
ここからは「バッド・バッチ」の内容。
クローン戦争終結と同時に銀河帝国が誕生、オーダー66を実行したクローントルーパーたちでしたが、「ジェダイを殺せ」という命令に疑問を持った5人の変異体クローンが反乱を起こすという物語です。

IMG_5466
その変異体クローンの1人であるオメガを取り戻すため、カミーノ首相ラマ・スーはキャド・ベインを雇う。

変異体クローンのリーダーであったハンターとの勝負に勝ちオメガを連れ出したベイン。その前に現れたのは…
IMG_5467
オメガを自分の手元に置きたいと考える科学者ナラ=セによって雇われたフェネック・シャンド‼︎

「バッド・バッチ」は昨年(2021年)にスタートしたシリーズのため、フェネックもアニメに出張が叶っています。
IMG_5468
オメガを狙う別々の2人に雇われたベインとフェネック、新旧賞金稼ぎの壮絶な戦いが繰り広げられる。

その隙にオメガは機転を効かせて仲間に自分の居場所を知らせ、見事に脱出を果たす。

オメガを取り逃がしてしまったベインとフェネック、しかし彼らはこれで引き下がるような者たちではない…

シーズン2は今年中に配信されます。


戦闘要員
物語を動かすというよりは、ヒーローたちの前に立ちはだかる「強敵」としての側面が強いのがキャド・ベインというキャラクター。

それ故に彼に「人間らしさ」はなく、ひたすらに冷酷で血も涙も無い「悪」としての側面が強いキャラクターともいえます。

映画の時点で「父親が目の前でジェダイに殺された」という悲しみを背負っていたボバ・フェットよりも更なる「悪」であることは視聴者全員が認めるところでしょう。
あのドラマのボス敵として相応しい人選なのは間違いありません。

IMG_5469
ちなみに彼、アニメだとかなりの頻度で爪楊枝を咥えています。

渋い言動が目立つキャラクターであるため当初はタバコを咥える予定だったのですが、TV番組であった「クローン・ウォーズ」のスポンサーから「タバコNG」のお達しが出たために取り止めとなり、代替案として爪楊枝になったとのことです。(どう考えても理屈が何段階か飛んでいるような気がするのですが、フィローニたちは説明の必要無しと判断したようです)

とはいえ、咥えていた爪楊枝を相手に突き付けるなど、爪楊枝だからこその「得体の知れなさ」があるのも事実。もはや爪楊枝はベインのトレードマークにすらなっています。


ところが‼︎
IMG_5470
ドラマだとリストラ
爪楊枝咥えてて欲しかったなぁぁ‼︎


…まあアニメの時点でだいぶ意味が分からない爪楊枝を、実写で咥えたらどんだけシュールな映像になるんだ?と言われればその通りなのですが…

IMG_4989

*一部事実と異なっていた記載を修正し、「ベン・ケノービ老の日誌より」の最終話(未翻訳)の内容を追加しました。

「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」が毎週配信中。

タトゥイーンの新たな犯罪王となったボバ・フェットと用心棒のフェネックを中心に、タトゥイーンの支配権を巡る戦いが繰り広げられている今作。

その中でも異質な存在と言えるのが…

IMG_5341
黒きウーキーの戦士、ブラック・クルルサンタン。

チューバッカの印象がとても強いウーキー族ですが、今回はその「闇版」とも言うべき存在が大名の新たな忠臣としてその力を示しています。

このブラック・クルルサンタン、実は「新キャラクターではない」ということをご存知でしょうか?

映画一通り観たけどこんなヤツ知らないよ?という方もいらっしゃるかと思います。

「マンダロリアン」にはアニメシリーズ出身のキャラクターが存在しましたが、今回はそれとも異なるのです。

ブラック・クルルサンタンの初登場作品、それがコチラ‼︎
IMG_5340
そう、「コミック」です!

ブラック・クルルサンタンが初登場したのは、日本で2016年〜2019年にかけて発売されたアメリカンコミック、「スター・ウォーズ:ダース・ベイダー」シリーズ。


全5巻から構成されているシリーズで、「エピソード4」と「エピソード5」を繋ぐベイダーの物語が展開される名作。
邦訳版が第1巻から完結巻まで網羅されている希少なタイトルでもあります。

このシリーズは「正史」、つまり映画と同じ世界観に含まれることが公式に認められている作品、だからこそ「ボバ・フェット」へのクルルサンタンの登場が実現したと言えますね。

今回は彼の初登場作品である「ダース・ベイダー」シリーズにおけるクルルサンタンの活躍を紹介していきたいと思います!

ダース・ベイダーの依頼
デス・スターの破壊を防ぐことが出来ず、コルサントの皇宮で皇帝から激しい叱責を受けるダース・ベイダー。

その際皇宮にて、ベイダーは一度も会ったことのない皇帝の家臣を目にし、自分が皇帝に不要な存在として切り捨てられる可能性を危惧するように。

一方でデス・スターを破壊した青年が強いフォースの持ち主であることを感じ取り、その者がアナキンのライトセーバーを受け継いでいることを知ったベイダー。

そんな彼が雇った賞金稼ぎが…IMG_5344
ボバ・フェット、そしてブラック・クルルサンタン!

彼はボバ・フェットにルークの捜索を任せ、クルルサンタンには皇帝の謎の忠臣の正体を探るよう依頼する。

一方でベイダーは皇帝の裏切りに備え、帝国軍の組織と無関係に動かせる私兵の手に入れようと画策。FullSizeRender
ならず者の科学者ドクター・アフラ、見かけは無害な殺人ドロイドのBT-1、000のチームを味方に引き込むなど、着実に自分自身の軍事力を強化していく。

IMG_5348
そんな中、クルルサンタンは例の人物であるサイロを捕らえることに成功。

IMG_5347
サイロが皇帝の命を受け、ベイダーの代わりとなり得るサイボーグ兵団を作り出していたことを突き止めたベイダー。ここから皇帝の右腕の座をかけた壮絶な戦いが始まるのだが、その結末については是非自分の目で確かめて欲しい。
帝国の資産強奪
ドクター・アフラは4名の賞金稼ぎを招集。
IMG_5349
その中にはクルルサンタンの姿も。(ドラマでも言及された闘技場にいた過去について、初めて触れられたのはこの場面)

彼らは帝国のクルーザーを襲撃し、彼らが海賊から押収した資産を奪い取る計画を実行。

無事に姿を見られることなくクレジットを奪い取った一行だったが、得られた金額は予想よりも少なめ。
仕方なく少なめの分け前を受け取り去って行った3人の賞金稼ぎ。

しかしクルルサンタンには秘密の任務が与えられていた。
IMG_5350
実は金額が減ったのはアフラの仕込みであり、実際はクルルサンタンが残りを集めてアフラと2人で分け合っていた。
こうして本来よりも多くの分け前を得たアフラとクルルサンタン。

実際にはアフラにこの任務を命じたのはベイダーであり、独自にルーク・スカイウォーカーの捜索を進めるための資金集めであった。

アフラはこの資金を使って様々な情報を集め、最終的にはルークたち反乱軍の一団がブロガス・バスに隠れていることを突き止める。

ブロバス・ガスの死闘
FullSizeRender
ブロバス・ガスへやって来たベイダーは、1機のみで反乱軍の戦闘機を次々と撃墜。

敵のパイロットがベイダーである事に気付いたルークはベイダーに決死の特攻をしかけ、共にブロバス・ガスの地表へと墜落する。

IMG_5352
ベイダーが墜落したことを知ったアフラは、信頼の置けるクルルサンタンに応援を要請。

ルークを救出して飛び立とうとするミレニアム・ファルコンを襲撃するクルルサンタン。IMG_5353
チューバッカを始め、映画でお馴染みの面々との激闘!ドラマで使用したメリケンサックも、この戦いで初めて活躍しています。
(「ベイダー・ダウン」で描かれるアフラ軍団VS反乱軍の対決は本当に面白いので、是非一読を!)

チューバッカとも互角以上の戦いを繰り広げ、ハン・ソロたちを追い詰めるクルルサンタンでしたが…

IMG_5354
3POの外装を素手で破ってしまい、回路からの電流に耐え切れずにダウン。(3POの腕が無くなったり頭が逆になったりしている経緯は是非自身の目で!)

クルルサンタン、残念ながら頭は弱いようです…

とはいえ、なんとかこの場を乗り切ったクルルサンタン。一方でドクター・アフラは反乱軍の囚われの身に。
ドクター・アフラの捕獲
皇帝にも隠している自分の隠密行動について知っているアフラが反乱軍の手に落ちたことは、ベイダーにとって大きな問題。

とはいえアフラに恩義や友情は全く感じていないベイダーは、彼女の口封じをすることを決める。FullSizeRender
クルルサンタン、BT-1、000の3名は無事にアフラを捕らえ、スターデストロイヤーに連行。

しかしあくまで任務は「連行」であり、その先の取り決めは無し。

ドロイド2体の杓子定規なプログラム、そしてブロバス・ガスに駆け付けた分の賞金を受け取っていないクルルサンタンは、アフラの求めに従い彼女を助け出すことに。

IMG_5356
ベイダーの下で働き彼の言動を学んでいたアフラは、言葉巧みに自らをエアロックから捨てさせることに成功。
宇宙空間に放り出されたアフラをクルルサンタンの船がすぐさま回収し、彼女は生きている事をベイダーに知られる事なく逃げ延びることに成功。これ以上彼の追っ手がやって来ない状況を作り出し、4人は新たな冒険へと旅立つのであった。

その後は?
この先のアフラたちの物語を描く「Doctor Aphra」というコミックシリーズが存在しているそうなのですが、残念ながら日本語版が出版されていません。

とはいえクルルサンタンがどのようなキャラクターなのか?ということを知るには、日本語で読むことの出来るこの5冊はピッタリであると言えましょう。

今回はクルルサンタンが関係する部分だけを選び、かなり話の細部を省略して説明しました。

このシリーズはベイダーやアフラの物語としてシンプルに面白いです。

闇版ハン・ソロというべきアフラ、闇版R2のBT-1、闇版3POの000、この3名のコミカルな言動もとても笑えますし、オリジナルキャラクターたちの魅力にも引き込まれること間違い無し!

また「ダース・ベイダー」シリーズは、ルークを主人公とした上記の3作と物語が交差するようになっており、併せて読む事でさらに面白い!

オススメの読み方は
  1. スカイウォーカーの衝撃
  2. ダース・ベイダー
  3. ナー・シャッダの決斗
  4. 偽りの忠誠
  5. ベイダー・ダウン
  6. サンスポットの騒乱
  7. シュー=トラン戦役
  8. 断たれた絆

という順番ですね。

この順番で読むと、ルークとベイダーが同じ頃に何をしていたのかが分かり、2シリーズのキャラクターが集結する「ベイダー・ダウン」がより楽しめますし、他の作品も深く理解出来るでしょう。

とりあえずクルルサンタンの活躍が見たい、という方は「ダース・ベイダー」シリーズだけでもいかがでしょうか?

目の傷の秘密
IMG_5476
IMG_5475
クルルサンタン、実は左目の部分に傷があるんです、


コミックではかなりハッキリ見えているのですが、実写だとよーく見ると薄っすら見えるレベル。

この傷が付いた経緯についても未翻訳コミックで触れられておりまして、その傷を付けたのは…IMG_5478
IMG_5477
オビ=ワン・ケノービ
クルルサンタンが投げつけて来た巨大な岩を斬った際に、刃先が掠ってしまったことで付いた傷だったんです。

ベン・ケノービはこの少し前に「ジャバによる(法外な)税の取り立ての妨害」をしており、クルルサンタンがその始末に送り込まれてしまったのです。

「それじゃ正体がジェダイだってバレてるじゃん?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はこの時オーウェン叔父さんも一緒におり、クルルサンタンがそちらを相手している間にフォースで大量の砂や石をぶつけて視界を奪い、それでヤケクソになって岩をぶん投げて来たクルルサンタンの目を斬ったため、なんだかんだでライトセーバーを使った所を見られていません。音?知らね。

ちなみにこの時のオビ=ワン、10年程のブランクがあったためクルルサンタンにかなり苦戦しており、トランドーシャンを殺して奪ったと思わしき捕獲ネットに捕まったり、ルークがスカイホッパーで助けに来なければオーウェン叔父さんが落下死してしまう状況まで追い込まれたりと、かなりの大ピンチでした。

クルルサンタンはこの時の任務失敗が原因でジャバの怒りを買い、しばらくタトゥイーンにはいられなくなってしまった事がオビ=ワンの日誌に記されています。

一部で「オビ=ワンのドラマにもクルルサンタン出るのでは?」との憶測がありますが、コミックキャラがコミックの展開を無視するということは流石に無いでしょうから、おそらく無いと思います。


実写だと目立たなくなっている傷ですが、普通に考えたら他の部分から生えた毛で傷は隠れるはずですし、むしろコチラの方が表現としては正しいのかもしれません。
ところで
IMG_5357
「ボバ・フェット」の第4話にて、クルルサンタンが突然トランドーシャンの客に襲い掛かるというシーンがありましたが、あれには理由があります。

トランドーシャンとウーキーは母星が近く、トランドーシャンは長年に渡ってウーキーを奴隷にするなどの迫害を行っていたのです。
そのため2つの種族は互いに「宿敵」のような関係であり、常に憎みあっています。

クルルサンタンが何の脈絡も無く酒場で他の客を襲い出すバケモノのようにも見えかねない描かれ方をしていましたが、一応それなりの理由はあったんです。

とはいえその事をどれだけの視聴者が理解しているかというのは怪しいですし、正直描き方としては0点だったと思います。

「ボバ・フェット」は設定無視や事実誤認など、過去作との整合性に極めて難が多い作品。
ストーリーや映像面についてもも評判が良いとは言い難い上に、テムエラ・モリソンもインタビューで苦言を呈すこともあるなど、成功しているとはとても言えません。
残念ながら「マンダロリアン」のようなヒット作になることは無いでしょうね…

って昨日までは思ってたんですけど、第5話はとにかく最高!一気に来週が楽しみになってしまいました。
まさか1回でここまでひっくり返るとはね…

第6話も最高でしたし、いよいよ配信される最終話がとにかく楽しみ!

…とはいえ、「ボバ・フェット」なのにボバの物語がスカスカでマンドー要素の方が濃いというのはどうなのでしょうか?

IMG_4989

みなさん、「スター・ウォーズ」の撮影で使われたものと「全く同じモノ」が欲しいと思ったことはありませんか?

フィギュアやオモチャ、プラモデルやディスプレイなど、劇中のモノを再現したグッズは多々あれど、それはメーカーの人々が尽力し、「再現」したものに過ぎない。

もしも撮影で使われたモノと「全く同じモノ」が、日本にいながら買えると言われたなら、皆さんはどうしますか?



「ボバ・フェット」チャプター5と6に登場し、視聴者とディン・ジャリンの涙を誘ったアイテムがあります。

そう、手ぬぐい。

この手ぬぐい、どうも日本製っぽいことが話題になってるようななってないような…

それがコチラ。
IMG_5423
古典柄なので似易いとはいえ、映像と比べてみると幅とかまで含めて全く同じものにしか見えない。

コチラの手ぬぐいは「かまわぬ」というお店の「まめぐい 矢がすり 小 赤」


早速我らの大名、Google先生に頼んで探してもらいましょう。
FullSizeRender
はい、無事に先生が公式オンラインストアを探し出してくれました。

マンドーとボバとルークが触った品と全く同じ物ですよ⁉︎
流石に欲しくないですか⁉︎

ということで、アーマラーを忘れてることには触れずに早速購入していきましょう!


FullSizeRender
404 Not Found
URLは存在しているのにページが見つからない、サイフォ=ディアス許すまじ。

Google先生は見つけたのに404が出るということは、ショップ側で削除が行われた、即ち「既に生産が終了し、オンラインストアの在庫も無くなった」ということに他なりません。


では、「矢がすり」という柄の名前でショップ内検索をかけてみるとどうなるでしょうか?

その結果がコチラです‼︎

FullSizeRender
色違いあるじゃん‼︎
まあ赤って「スター・ウォーズ」にとって色々と不吉な色ですし、むしろ好都合みたいなところありますよね?
ありませんか、そうですか。


ということで、

買いました‼︎

FullSizeRender
これが「ボバ・フェット」にてマンドーがグローグーに見立てた号泣手ぬぐい‼︎の色違い。
なんとなくこれで雰囲気を味わえますね。


…とはいえ、やっぱり劇中でも使われた「赤」が欲しいですよね?

という話を母親にしたんですよ。

私の母は嵐の相葉雅紀がドラマなどで使用した道具類を積極的に買い集めており、そういったものを探し出して手に入れることに手慣れているのです。
母も「マンダロリアン」と「ボバ・フェット」は観ているので、この事を知って調べてくれました。

その結果、「まめぐい グランスタ東京駅店」にまだ在庫が残っていることが判明‼︎
FullSizeRender

しかも、電話をすれば通信販売も可能‼︎


ということで、早速電話してみました。
お店側によりますと、
  • ドラマで使われたのはおそらくこの商品だと思う
  • 商品提供はしていない
  • 過去に国外で販売したことがある柄
  • 現地スタッフの私物が使用されたのではないか

とのことで、お店側も「ボバ・フェット」で使用されたらしいという事を把握しているようでした。



現在amazonを始めとする通販サイトでは軒並み在庫切れとなっている、というか「この2週間弱で在庫切れになった」ようです。

店舗側も事実を把握しているようですし、多くの問い合わせや店舗の売れ行き次第で再生産もあるかもしれませんね。


This is the ウエーイ!
さて、無事に例のブツが届きました。

IMG_5435
これが「まめぐい 矢がすり 小 赤」です。

劇中で使用されたモノと全く同じモノ、「本物」です。

アーマラーからマンドーへと手渡され、これがアソーカ、そしてルークの手に渡った…

そう、これ1つだけで歴代主人公3名を一度に感じることが出来るのである‼︎

「マンドー、アソーカ、ルークが一つの作品に揃う」という時点でよく分からないのですが、彼ら3人が実際に手に取ったモノと全く同じモノが日本で買えてしまう!

こんなことがあって良いのだろうか?

さあ、これを手にした以上は「アレ」をやってみたくなりますよね⁉︎

いや、やりましょう‼︎

IMG_5440
これが全世界のディン・ジャリンの涙を誘った…

IMG_5436
グローグー結び‼︎

中には丸めたティッシュペーパーが入っております。(中身が空だと上手く行かなかった)

映像を観ながら可能な限り寄せてみました。

いやー、最高!

ご購入はコチラ

FullSizeRender


電話口で通販希望の旨を伝えれば、代引きで送ってくれますし、店舗で直接購入することも可能。

在庫が無くなる前に手に入れてしまいましょう‼︎
「まめぐい 矢がすり 小 赤」です。

ちなみに
「矢がすり」という柄の由来は何なのでしょうか?

矢は一度放つと戻って来ない、嫁入りなどの際に「戻って来ないように」という意味が込められていたようです。

これが何かしらの意味を持っているのか否か、答えは水曜17時に?

IMG_4989

私は何を観ていたのでしょうか?

IMG_5403
先週は「ボバ・フェット」第5話を再生したら「マンダロリアン」シーズン3が始まるという珍事が発生し全世界が歓喜しましたが、今週は…

ということで、ネタバレ引き返しタイム!

正直なところ気持ちの整理があまりついておらず、レビューを書こうにもまとまらないんですよね…

↓以下ブラウザバックの猶予を作るためのテキトーな画像
「The Duel」と「九人目のジェダイ」が「VFX-JAPANアワード2022」のショートフィルム部門を受賞したそうです。どれほどの賞なのかは存じ上げませんがおめでとうございます。

IMG_5406
↑導入として完璧だったよね


IMG_5407
↑あの終わり方で続編の予定無しは鬼


IMG_5404
↑「ベスカーは武器じゃなくて装甲に…」とか言いながらベスカーの工具でトルーパーボコボコにするオバさん


IMG_5405
↑登場話数がグリーフ・カルガと並んでいる(5回)オバさん


IMG_5408
↑グローグー大好きなオジさん



ハイ、それではネタバレ全開で現実を直視していきましょう。

グローグー大好きオジサン、ジェダイ寺院へ
先週の終わり方からして分かっていたことではありましたが、マンドーがアーマーを持ってジェダイ寺院へ。

そしてもちろん…IMG_5385
ルーク・スカイウォーカー再び…

しかもCGの精度が大幅に向上し、「マンダロリアン」の時よりもより自然な顔立ちに!

程よく彼の成長を見せてくれるドラマシリーズ、最高ですね。

ジェダイ寺院は竹藪というこれまでのSWでは見られなかった風景。おそらく現地の方々にはエキゾチックなのでしょう。
まあ現実の竹藪はあんなに明るくないですし、我々アジア人から見ても「地球じゃん」とはならない丁度良い塩梅だと思います。景色も良いし。

ほんのちょっとだけ我慢を覚えたグローグー、なぜかカエルを根こそぎ浮かび上がらせるルーク、これこそが「ジェダイ」と思える風景を「ボバ・フェット」で観ることになるとは…

甦るグローグーの記憶
IMG_5410
ルークとグローグーのお散歩シーン、ルークがいちいちフォースで持ち上げるのが可愛すぎる問題が勃発。

しかもあの種族をリュックに入れて走り回るという…

ヨーダから受けた教え、それがコピペではなく、ルーク自身の言葉として弟子に伝えられる、それだけでもう既にお腹いっぱいですよね…
そしてグローグーの仕草がいちいち可愛い。カエルが大量に浮かび上がって過去一番に目見開いたり、ジャンプしようとして2ミリくらいしか上がらなかったり…

「ヨーダを赤ちゃんにしたら可愛いしウケるし売れる」って言った人、一体どんな頭をしているのだろうか?


「マンダロリアン」にて恐怖から記憶と能力が封じ込められていることが明らかになったグローグーですが、今回はその恐怖の一端が映像化。IMG_5411
まさかのオーダー66再映像化、しかもビジョン内のエフェクトは「シスの復讐」準拠という拘りっぷり…

おそらくルークは「恐怖の克服」を求めて記憶を呼び覚ましたのでしょうが、果たして彼に効果はあったのか?

かつてのジェダイ聖堂での訓練の成果を取り戻しつつあるグローグーですが、「学ぶ気が無い」と評されているのを見るに、やはり恐怖や執着を少しも取り除けてはいないのでしょうね…
(「学ぶ気が無い」に対して「あなたのお父さんみたい」は流石に笑う。しかも事実だし。)


とはいえ、ここに関しては完全に予想の範囲内なんですよ。ルークがいるならR2もほぼセットだろうし。


問題はね、ここからなんですよ。


ルークとアソーカ、共演…
IMG_5409
「ルークとアソーカ、共演」というのは、「ルークとアソーカが共演した」という意味の文章です。

詳しく説明しますと、ルーク・スカイウォーカーとアソーカ・タノが共演しました。

並び立ちました。

会話しました。

ちょっと何言ってるのか分からないと思いますが、私にも全く分かりません。

アソーカは前回登場した時よりも「アソーカ」らしくなっていた…


とにかくルークとアソーカが公式の正史作品の中で同じ画面に並び立って会話したんです。本当なんです。嘘じゃないんです。



…いやそんなことが起こるわけないか。きっと何かの見間違いだ。あれは一般トグルータおばさんなんだ。そうに違いない。

妄想の世界に浸ってないで先に進みましょう先に。


アソーカとR2がこの時代にも一緒にいるはずないもんな…


ヴァンス保安官VS…
IMG_5412
小説「アフターマス」から衝撃の実写デビューを果たした偽ボバ・フェットことコブ・ヴァンスがまさかの再登場。

「フリータウン」に名を改めたモス・ペルゴの発展のため尽力しているようですが、アーマー無しでもパイクぶっ飛ばせる程度の実力はあったんですね。

とはいえ見た目はどこか頼りない。まあ良い奴オーラは出てますが。

パイクに対して恨み持たれそうな言動をしてしまうのは、ぽっと出の保安官であるが故の失態としてなかなか説得力があります。

そしてその対戦相手となるのが…


IMG_5413
キャド・ベイン
まさかまさかですよ‼︎

「クローン・ウォーズ」「バッド・バッチ」と物語を引っ掻き回した最恐最悪の賞金稼ぎ、ついに実写デビュー!

しかも遠くから徐々に近づいて来てその姿が分かるという…(私は一般人の避難が終わる辺りまで誰だか分かりませんでした。)

目を帽子で隠しながら堂々と話すあの感じ、まさにベイン!

原語版ではわざわざ声だけアニメと揃えたようです。

「あの体型は実写で再現出来なくね?」と思っていたのですが、普通にアニメのイメージそのままで実写化してくれました。アソーカといいボ=カターンといい、このシリーズすげえよ。
なんならアニメよりカッコよかったのでは?

個人的に一点残念だったのは、爪楊枝がリストラされた事ですね。
キャド・ベイン=爪楊枝オジサンと言っても過言では無いのに…
やっぱりあの爪楊枝を咥えて現れて、自信過剰の新人君に突き付けて欲しかったですよね。

…というかあの新人君は何を意図して登場させられたんだ?ただ水差しただけじゃん。ヴァンスとベインの1対1の戦いを見せてくれよ!それがベインじゃん!(まあそれが出来なくてブチギレ死体撃ちしてましたが)

今週は歩いて来てザコ2名を撃って終了でしたが、来週はボバと飛び回りながら戦って欲しいですね。

IMG_5415
なにせボバとベインの対決は「クローン・ウォーズ」の未制作エピソードにおける重大イベントの1つ‼︎IMG_5414
ボバのヘルメットのヘコミの原因ということになっています。

この未制作エピソードの出来事の処遇については分かりませんが、彼らの「再戦」に期待したいですね!(ロバート・ロドリゲスが担当してノロノロ空中戦?あるかもね。)


ところで、ベインに撃たれてしまったヴァンスですが、やられたのは肩の辺りのように見えます。
大ダメージは受けたものの、死んではいないのではないでしょうか?ボスを半殺しにするのが長期的な制圧には一番便利でしょうしね。


今度はベインの解説記事でも書くか…


Which is the way?
デイブ・フィローニ、またやってくれました。
IMG_5416
(そもそも映画の時点でシディアスに吹き飛ばされたはずの)ヨーダのライトセーバーが登場しましたが、
IMG_5417
IMG_5418
あれって「シスの復讐」から程なくして焼却処分されたことがコミックで描かれてるんですよ。

↑日本語版もあります。


「バッド・バッチ」ではコミックシリーズ1作品を根本からぶっ壊したフィローニ、今回もしっかりとコミックを葬り去ってくれました。

フィローニは「理解が甘いが故のミス」ではなく「そもそも他媒体を全く気にしていない」ため、やる時は堂々とやってくれます。一周回って清々しいのでモヤモヤしない。(イラッとはする)


…というのは置いておいて、そもそもあのベスカーの服、サイズ合ってないように見えたのは私だけでしょうか?

…とにかく、ジェダイを目指す上で執着心との付き合いは重要な要素。それが全く出来ないのであれば、ジェダイになるのは不可能。

「執着に寛容じゃないルークなんて!」みたいな意見を見かけて正直驚きを隠せないのですが、銀河帝国を成立させて、20年以上殺戮を繰り返してから暗黒卿投げ落とすのは普通に手遅れですからね。
そもそもルークだってレイアへの執着のせいでベイダーに彼女の正体を知られた訳ですからね。彼の「執着」はアナキンのような独占欲ではありませんでしたが、それでもその優しさに付け込まれ、隙を晒し、彼を父への容赦無い攻撃へと駆り立てた。


それを観ていながら、なぜ「グローグーには執着も認めろよ」なんて言えるんでしょうか?

あらゆる執着を完全に捨て去るなんて不可能でしょうが、ジェダイに求められているのは「執着」ではなく「愛」だという点はもっと重視されるべきです。

マンドーとの思い出は心に秘めつつも、あくまで彼のことは他の人間と同じ「1つの命」と見なし、万人を救うために道を極める、それがグローグーが「ジェダイとなる」ために必要なこと。

界隈の風潮でずっと納得行かないのが、ジェダイ騎士団は「変な拘り持ってるから滅びた」みたいな言説なんですけど、これは全く逆で「拘りを中途半端にしたから滅びた」のではないでしょうか?
掟を貫くでも捨てるでもなく、自分達が道から外れることを拒みながら戦争に加担したり、政治屋になったり、暗殺企てたりと、「求道者」と「戦士」の役割をごちゃ混ぜにしてしまった、だからどちらにもなることが出来ずに滅びた。


フォースは強大な力。
強大な力は多くの誘惑を生み、人を腐らせる。権力が分かりやすい例でしょう。歴史上腐らない権力なんて存在していません。
その誘惑に負け、私利私欲のために力を使えば他人を、時には自分を傷つけることになる。
その誘惑は何から生まれるのか?執着でしょう。権力、人、富といったものへの執着から恐怖が生まれ、それを超越するために誘惑に屈する。その過程を我々は3本の映画を通して見て来たはず。
結局のところ、「ファントム・メナス」でヨーダが懸念した通りの結果になったことはもっと注目されるべきです。もちろんクワイ=ガンの見立ても誤りではありませんでしたが、ヨーダが彼に感じた危険性も正しかった。おそらくその後の結末を知っている状態でep1を観るからあまり気に留めないのだと思いますが、非常に重要な事実ではないでしょうか?


ジェダイの戒律がなぜ厳しいのか?答えは簡単です。
フォースを操る力、それがそれほど恐ろしい力だから。
某所のおじさんの言葉を借りれば、「大いなる力には大いなる責任が伴う」というヤツでしょう。

ヨーダやルークが執着を認めないのは鬼の所業でも何でもない。
大いなる力を持つのなら、その責任を持て、ただそれだけの単純な話です。


さて、グローグーが選ぶのはルークなのか、マンドーなのか…気になって今日は8時間くらいしか眠れなさそうです。

もう既に来週が楽しみ
おそらくアソーカの出番は今回限りでしょう。

今後に控える「アソーカ」単独ドラマの布石を兼ねての登場だったのではないかな?と思います。
ルークとアソーカの出会いについてはそっちの方でもっとしっかり見せて欲しいな…

ルークにとっては貴重な「本当の父」を知る存在、2人の関わりがお互いにどんな影響を及ぼすのか、もっと見せろ…


さて、本筋の大名様VSパイクの戦いもようやく動き始めてくれました。
大名様のお膝元にはフェネック、マンドー、クルルサンタン、チンピラ、ランコア。半分くらい敬意ではなく金で集めました。
パイクの側には大量の兵力、そしてあのキャド・ベイン。

ベイン1人なら全員で寄ってたかって何とかなりそうですが、パイクの兵力もいるとなると一筋縄では行かない。

ボバ・フェットVSキャド・ベイン、この対戦カードは間違いなくあるでしょう。「クローン・ウォーズ」でお蔵入りになっていたものですからね。

そして今回の終わり方からの予想ですが、途中でコブ・ヴァンスとその仲間たちも駆けつけてくれると思います。

そして、絶体絶命のピンチに現れるのが…
IMG_5419
マンドーを選んだグローグーを連れてきたルーク!

パイク相手だと面白くないので、キャド・ベインと派手にやり合って欲しい!

けどベインはボバともしっかり戦って欲しいよなぁ…

「ボバ・フェット」における最終的な敵はハットであってパイクではありませんから、シーズン2へと物語が持ち越されるのはほぼ100%確実でしょう。

そうなると今回はルークVSベイン、後々ボバVSベインの決戦でも良いかもしれません。

パイクたちの銃弾の中で緑の刃を振るい故郷の人々を救うルーク、逃げ惑う人々の中からその姿を見つめるフィクサーとケイミー。うん、良い。

スレーヴⅠとXウイングで共に敵の宇宙船を追い詰めるとかも良いな…(広がる妄想)(本筋の方にはあまり期待しない方が良い)


個人的に一点気になるのが、ボバの回想シーンの中に時々ジャンゴの場面が入ってくること。

もしかすると、ジェダイであるルークを見て再び悪の血が騒ぎ出してしまうかも?


ともかく、「ボバ以上の悪」としてボス敵とするのに説得力のあるベインを連れてきたのは上手い采配だと思います。


あー、来週も面白くあれ‼︎


これは現実
ルークとアソーカは並び立って会話したし、コブ・ヴァンスとキャド・ベインは対決した。

ルークとグローグーの訓練風景も見られたし、クローントルーパーも新規実写映像も拝めた。

来週はボバ、フェネック、マンドー、クルルサンタン、ベインという賞金稼ぎ界のスターたちが一堂に会するかもしれない。


これは、現実なんだ‼︎


「ボバ・フェット」は奇跡を我々に見せてくれた。

そしてそこにボバ・フェットはほぼ関係していなかった‼︎

感動の数々に打ち震えると同時に、ボバ大好きで単独作を楽しみにしていた人たちはトコトン気の毒だなぁ、とも思います…

IMG_4989

皆さん、今週の「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」はご覧になりましたか?

このブログでは第1話を単独でレビューしたものの、第2話以降に全くノレず、大学の方で忙しかったこともあってあまり触れずにいました。

正直「ボバ・フェット」に対して当日レビューをする熱意は微塵も無く、最終回が終わってからローテンションで全話分の文句を一気に書けば良いかな、くらいに思っていました。(一応ブラック・クルルサンタンのライト層向け紹介記事を今日更新予定で用意していたのですが、延期します。)

しかーし‼︎

今週のを観てしまったらもうレビュー書かざるを得ないでしょ!

ということで、あまりにも最高だった「ボバ・フェット」第5話のレビューをしていきたいと思います。

ネタバレ満載ですので、未見の方はブラウザバック‼︎


↓以下ブラウザバックの猶予を作るためにテキトーに貼り付けた画像


IMG_5372



IMG_5357




IMG_5373



IMG_5341


IMG_5386


はい、それでは「マンダロリアン」シーズン3第0話「マンダロリアンの帰還」のレビューをしていきたいと思います。

まさかの番組ジャック
IMG_5374
まさかのボバ・フェットの登場時間0分0秒00。

監督はブライス・ダラス・ハワード、脚本はジョン・ファブロー。完全に「マンダロリアン」

番組メインテーマにまでマンドーのメロディが浸食。

第4話で「これは来週マンドー出てくるんだろうなー」と思っていた人類に対する思いがけないプレゼントに戸惑いを隠せないのは、おそらく全視聴者の共感を得られる点であろう。


開幕精肉工場で繰り広げられるマンドー無双、訓練を積んでいないためにダークセーバーで自傷することで、これまでの設定をしっかり固辞しながらピンチを演出する手筈は流石!

殺したての首持ったオジサンが赤の他人と一緒にエレベーターに乗るという無駄シーン、あの絶妙なムダ具合がまさしく「スター・ウォーズ」!

「マンドーが第1話のセリフを言う」というのが「レジェンドキャラの客演」という感じがして良かったですね。実際は客演じゃなくて主役だったんですけど。

まあ私は面倒臭いオタクなので、「SW世界の精肉工場の仕切りがビニールな訳ないだろ。シールドとドアを使え」と言っておきます。あぁオタク面倒臭い。


ディン・ジャリン、「ボバ・フェット」で一族から追放
雇い主(イシ・ティブの登場も久々?)が「もっと仕事を〜」みたいな事を言っていたので、彼女がボバからの通信を見せて、そのままタトゥイーンへ向かうのかな?とばかり思っていたらそのまま地下へ去り、「地下に何があるの?」と思っていたら…
IMG_5376
IMG_5375
マンドーシーズン2にすら出て来なかったお2人の再登場。

パズ・ヴィズラに至っては生存報告も兼ねての登場。ジョン・ファブローは不死身。

モブに毛が生えた程度だったパズ・ヴィズラ、今回は誰もが記憶に残る活躍。というか多分今後も重要キャラ。今頃フィギュアメーカー各社は2人を早く商品化し過ぎたことを後悔しているのではないでしょうか?

流石に「ボバ・フェット」だし、アーマラーは「ここにいるよ」という事実だけ視聴者にお伝えして出番終了と思いきや、そのままダークセーバーとマンダロア壊滅の説明を始めてしまうという…

IMG_5377
しかも首都サンダーリが爆発四散する映像まで。「ボバ・フェット」だよね?

ダークセーバーの解説は公開済み情報を全く省く事なく、アニメ未視聴勢を置いて行かない優しい作りに。
IMG_5378
大量のタイボマーによる容赦ない爆撃、我らのKXシリーズが「悪」として活躍する姿、我々SWオタクたちの「こんな映像が観たい」を次々と実現。

パズ・ヴィズラもアニメでしか登場していなかった装備を駆使しての活躍、もうたまんねぇな。

一連のシーンの何が素晴らしいって、あまりSWの知識が無い人を「あれ何なの?」と混乱させる事なく、それでいてオタクの欲求を的確に満たしている。

やっぱ「マンダロリアン」は最高だ…(*「ボバ・フェット」です)

IMG_5379
それにしても、「一族からの追放」という大事件を「ボバ・フェット」の中でやるってどういうこと?
「あーボバのドラマつまんねー観るのやめよ」ってなった人がマンドーシーズン3を観たら明らかに話が飛んでおり、後からネットで検索して「ボバ・フェット」を観る、という事案は確実に発生すると思います。

マンドーの話の根幹に関わっちゃってますからね。

とはいえヘルメットを脱いだ事を正直に言うマンドー、それほど彼ら(3人だけ)にとって「教義」というのは重いものなんですね。黙っときゃバレないじゃん。

グローグーへの愛情表現としての「ヘルメットを脱ぐ」という行為が、彼が乗り気ではなかった「マンダロア奪還」への参加に結びつくという構成は非常に上手いと思います。
なぜそんな重要な話を「ボバ・フェット」でやってるのかという点については疑問ですが。


それにしても、「クローン・ウォーズ」以来ダークセーバーの掟を破り続けてきたボ=カターンの嫌われっぷりは予想以上なのかもしれませんね。まあアーマラーも少々怪しいですが…
「反乱者たち」で感じた「マンダロリアン、ゆるふわ仲良し集団になり過ぎじゃね?」というイメージ、もしかすると全て計画の内だったのか?


タトゥイーンに到着しても終わらない「マンダロリアン」
IMG_5221
まさかRXシリーズが旅客船で仕事をする姿を実写で観られる日が来るとは…

荷物検査で隠し持ってる武器まで全部預けるマンドー、隠しきれない根っこの良さ。
ワイヤーも武器扱いなのか…?

というかわざわざワイヤーとかホイッスリングバード引っ張り出さなくても、リストガントレットを外して預ければ終わりですよね。

旅客船のシーンで何気に感動したのは、緑のローディアンが本っっっっっっ当に久々に登場したことですね。最近は「ハン・ソロ」で作られた赤いマスクばかりでしたから。
まあ…映画のと比べると大雑把な作りだったような気がしますが、ドラマだからね…

IMG_5380
ちなみに私は面倒臭いオタクなので、「荷物検査はRXシリーズじゃなくてG2シリーズだろ‼︎」と難癖を付けておきます。あぁオタク面倒臭い。


IMG_5381
無事タトゥイーンに到着して「ボバ・フェット」が始まるのかと思いきや、今度はペリ登場。

しかも新顔まで。IMG_5382
まさかのBDユニット‼︎

「フォールン・オーダー」のプレイヤーなら誰もが愛する彼も大活躍。ゲームと同様にホログラムでマンドーをサポート。もうレギュラー化してしまえ。

KX、RX、ピットドロイド、R5-D4、ドレッドウェル、BD…

ここはドロイド天国ですか?

レイザークレストの代替品を用意したペリ、正直この時点で視聴者の大半は何かを察した。IMG_5383
また事実をリークされてるじゃねぇか

なぜドラマシリーズはこんなにもリークが多いのだろうか?

とはいえ、今回はその斜め上を行ってくれた。

「レイザークレストを失ったマンドーはナブースターファイターに乗る」と聞いた視聴者は、大半がこう思ったであろう。

なぜナブースターファイター?

この問いに対し、今週のマンドーは完璧な答えを用意してくれた。

「エピソード1」の批判されやすい点として、ピカピカのビークルが挙げられるだろう。
オリジナルトリロジーのビークルはボロボロに使い古されており、その「不完全さ」が多くの人を惹きつけたのは紛れも無い事実。

しかしプリクエルのビークルは全体的にキレイ。
もっとも、これは「平和な時代である」ということや、この時代やそれ以前のものがep4〜6の時代にお古になっているといった明確な意図による差異であり、実際にエピソード3 の頃には各種ビークルもだいぶ汚れている。

そんな中、最も活躍したのが「エピソード1」であるN1ファイターは誰にとってもピカピカのイメージ。

その「ピカピカ」のN1ファイターが、(劇中時間)40年の時を経て、オンボロビークルに生まれ変わった‼︎

不揃いなパーツ、エンジンには油汚れ、ナブー王室の優雅なファイターは長い時間によって「ボロボロの戦闘機」、誰もが認める「スター・ウォーズのメカニック」に変化を遂げた‼︎

プリクエル、オリジナル、「スター・ウォーズ」への深い理解と、柔軟なアイデアが生み出した奇跡の「変身」!

「いやいやナブースターファイターってwwwとりあえず過去作要素出しときゃオタク喜ぶと思ってんだろwww」と舐めていた視聴者を黙らせたばかりか、むしろ唸らせてしまった。

「マンダロリアン」、おそるべし…


IMG_5384
その後の飛行シーンもポッドレースを彷彿とさせつつ、お馴染みのオッサンまで登場。

しっかりとマンドーを見逃してくれましたね。約束守っててエライ。


来週の「マンダロリアン」も楽しみ
ボバ・フェットが出て来ない方が面白いという衝撃の事実が判明してしまった「ボバ・フェット」。

新たに登場したリング状の宇宙ステーション?は今までと全く異なる斬新なデザインで非常に良かったと思います。
かなり作り込まれていましたから、「アンドー」や「マンダロリアン」といった今後の作品でも使用する予定があるのではないかな?と予想しているのですが、果たして…

今週は先週までと打って変わって絶賛の嵐ですが、それは即ち「大半の視聴者はこのドラマの本筋に興味が無い」という事でもあります。これまでの4回は視聴者を惹きつけることが出来ず、惰性で視聴している人が大半だった、だからこそ今週の「マンダロリアン」が大盛り上がりになる。

来週はグローグーに会いに行くと思われ、おそらくまた「マンダロリアン」になるのでしょう。

「ボバ・フェット」は残り2話しかありませんが、その内1回が脱線の見込みであることを踏まえると、話がシーズン2に持ち越される可能性は非常に高いと言えるでしょう。(マンドーシーズン3という可能性もありますが…)

正直なところ、来週も「マンダロリアン」をやって、最終話でボバとマンドーがカッコ良くパイクを蹴散らして、とりあえず大爆発させてめでたしめでたしで「THE BOOK OF BOBA FETT 完」で全然良い、というかむしろその方が個人的には嬉しいです。あんなボバに何シーズンも付き合わされるのは御免蒙りたい。


さて、来週の「マンダロリアン」の予想ですが、グローグーに会いに行くとなると…
IMG_5385
ルーク再登場、あるかもしれませんね。

アーマラーに追放されてしまった事で、ダークセーバーの訓練が中途半端に終わってしまったマンドー。

もしかすると、ルークからライトセーバーの訓練を受ける…そんな展開があるのでは?

そして、今後のメインウェポンの1つになると思っていた槍を溶かして作った首飾り?は受け取ってもらえるのでしょうか?
ヨーダなら絶対許してくれないでしょうが、ルークなら大丈夫、かも?
あの包んでる布がちょっとグローグーに似た形なの、切ないなぁ…

次回はファブローとフィローニのW脚本回‼︎
「ボバ・フェット」にはあまり関与してなさそうだったフィローニが登場することを踏まえると、「マンダロリアン」の物語に大きく関わる話になりそうです。

案の定グローグー大好きオジサンを引退出来ないディン・ジャリン氏、来週もその活躍から目が離せません。


考えれば考えるほど幸せな気分になれる、やっぱり「マンダロリアン」は最高だ‼︎


IMG_4989

どうも、スター・ウォーズ大好き引きこもり大学生Mです。

皆さん、昨日の「99人の壁」は観ましたか?

問題の難易度は低かったですが、地上波で「スター・ウォーズ」を尺使って取り上げて貰えるのは嬉しいですね。

終盤の応酬を見るに、ナイツ土屋さんは相当手加減してたんでしょうね…コトブキヤの方のレベルが相当低かったので…(まあ造形の専門家でしょうから良いんですけどね)

私は「日用品」というワードを聞いた瞬間に「綿棒!」と即答し、親に怪訝な目で見られました。最高だよ!

そして夜明けの問題を全て落とし、「L3-37」を思い出せませんでした。夜明けは別に良いんですけど、流石にL3忘れてるのはヤバいですよね。(そもそも好きなキャラではないのですが)

ディズニーパーク特集の最後の問題の「黄色い紐」で「スター・ツアーズか?」って言ってるSWファンがTwitter上にそこそこいたのは笑ってしまいました。まあインディ・ジョーンズも(非正史とはいえ)SWコミックに出たことありますから、実質的SWということでOKですね。(OKじゃない)


あの「衝撃」から1年、「伝説」の帰還!
FullSizeRender
「マンダロリアン」シーズン2にて衝撃の登場を果たし、最終話のポストクレジットシーンにて制作が発表された「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」

ジャバ・デシリジク・ティウレの遺産で豪遊するビブ・フォーチュナを撃ち殺し、タトゥイーンの新たな「犯罪王」として君臨したボバ・フェットの物語がついに幕を開けました!

ついに明かされた「復活」
IMG_5210
「ロボット・チキン」にてボバがサルラックから吐き出されるパートは正史だと冗談で言い続けてきましたが、今回完全に否定されてしまいました。

結局のところ「力業」だった訳ですが、某赤鬼さんみたいに変な魔女が出てきて魔法かけて復活したと思ったらキャラ崩壊してたみたいなことにはならなくて良かったですね。

腹の中で爆弾ぶっ放すとか、喰われた者同士の協力プレイとか、思わぬ助けが現れるとか色々想像してたんですが、「火炎放射で突き破って帰還」はなかなか強引に行ったなぁ、と。


一点気になるのは、腹の中になぜかストームトルーパーがいたことですよね。

「ジェダイの帰還」において、カークーンの大穴でルークたちが倒したのはボバの取り巻き集団であり、帝国軍は無関係。

「新たなる希望」でR2を探してる時に間違えて落ちた?

それとも…何かの伏線?

あのストームトルーパーに何らかの意図があるのか否か、よく分かりませんね…


まさかとは思うが、ただのミスじゃないよね?ファブローとフィローニ関与してるから流石に無いとは思うけど…

ボバ、タスケンに捕まる
FullSizeRender
ジャワに身ぐるみを剥がされ、タスケンに捕まってしまったボバ・フェット。

今回登場したタスケンの集落は、「クローンの攻撃」のそれとは似ても似つかないもの。

しかしタスケンの装束も映画とは違った趣でしたし、今回登場したのは「遊牧民」のタスケンなのかもしれませんね。

映画に登場したのは定住式だからしっかり住居を作ってある、今回のは移動する前提のテント、そう考えると自然な気がします。

捕らえた人間の縛り方も「クローンの攻撃」と全く違いましたしね。

猟犬がいますから、「クローンの攻撃」のタスケンのシーンを失念しているわけではない…

と思うのですが、1点気になることが。

今回ボバとローディアンに水探しをさせたタスケン、他の面々より小さかったですし、なんとなく幼い雰囲気があったのですが…
IMG_5218
タスケンの装束は男、女、子供でそれぞれ異なるはずなんですよ。

「マンダロリアン」のタスケンが男ばかりだったのは予算の都合戦いの場だったからということで説明がつきますが、今回は少々不自然だったように思うんですよね。

「装束が丁度切り替わったくらいの年齢」と考えればあの少年?も説明がつきますが、集落全体が映っていながら全員男?というのは…

まあ先述の通り、普通のタスケンと今回のタスケンとはどこか違いますし、「遊牧タイプは全員一緒」ということで予算を誤魔化しながら差をつけている可能性はありますね。

もしくは…ただのミス?(トルーパーといい、絶妙に怪しいんだよなぁ…)


もし某キャスリーン○ケネディが「男女で違う?そんなのダメに決まってるじゃないですか」と言ったとかだったらビキニ着て鎖で首締めに行きます。


過去編、現代編の2部構成
FullSizeRender
某モール君は復活後も元気モリモリだったりしましたが、ボバはすっかり弱ってしまった…

アーマーを身につけていても肌まで染み込んでしまった酸、そのまま長期間医療処置を受けず、酷暑の中で身体を酷使させられたのですから、無理もないですね。某赤鬼さんは身体真っ二つのまま10年ゴミ溜め生活でしたが。

ちょっと傷を受けただけでもすぐにバクタが必要になってしまうボバ。今作はそんなバクタの中で見る「過去の悪夢」と、「現代の犯罪王」として君臨するボバの活躍、この2つの物語が同時進行で進んでいくようですね。


…失礼しました。「遠い昔のさらに昔」と「遠い昔」の2部構成ですね。


ボバ・フェット、あと200年早く生まれていたらバクタ治療を受けられませんでしたから、運が良かったですね。




↑自然にバクタ治療が未完成の時代の物語を宣伝するファンの鑑

FullSizeRender
ボバ・フェットのアーマー装着シーン、脚本が「アイアンマン」の監督なのでそのノリで入れたんでしょうけど、ただ地味に着るだけなので何とも言えない映像になってましたね…

まあボバに超ハイテク技術はあまり似合いませんが。
(ドロイドもハイテク?それはそうだかあれは良い。)


FullSizeRender
モス・アイズリーでもモス・エスパでもない、タトゥイーンの新たな街が登場。

建物の数がこれまでの比では無いですし、首都とかなんですかね?

FullSizeRender
最近出番が減っているトワイレック。時代の流れに適応しつつも、イメージを壊さないビジュアルは流石です。


FullSizeRender
謎の勢力に狙われる犯罪王。フェネックとのパルクール対決はなかなかの見もの。
せっかくなら襲撃者側の顔を塗るなりなんなりしてエイリアンにすれば、もっと雰囲気が出て良かったと思いますが…

それにしてもフェネック、無防備なせいで電撃メチャクチャ喰らってましたよね。ボバがアーマーで何とか凌いでいる中、後ろでひたすら痺れてる人がいるのは笑ってしまいました。

コンセプトアートでは青だったシールドが赤になっているのは、「ファントム・メナス」のイメージなんでしょうか?

IMG_5220
どこかで観た顔をまた拝めたのは嬉しかったですね。

アレはマックス・レボなのか?やはりロボット・チキンは正史?


IMG_5222
ボバ・フェットの手下になった8D8。エンドクレジットに名前があったので間違いなく同一個体。

元拷問担当が執事役って、犯罪王さんの人材不足は深刻。

わざわざ「プロトコルドロイドが必要だ」と言った辺り、今後手に入れるんでしょうか?

IMG_5221
そして「スター・ツアーズ」でお馴染みのRXシリーズが実写作品初登場!

それそろリニューアル後のキャラクターも出してくれて良いんですよ?

ならず者たちの思惑とは?
FullSizeRender
ボバ・フェットと友好関係を結ぶ気はさらさら無さそうな市長。

ドク・オンダーなのでは?との声もありますが、果たして…

現状ボバと協力関係にあるフェネック、しかし現時点で既に意見の相違が目立っている状態。

そもそも「マンダロリアン」初登場時にかなり凶悪な内面を見せたフェネックが、「命救われた」というだけでボバの忠臣やってるのも違和感があるんですよね。

2人の関係、いつかは崩れるのではないかと思います。

予告編ではボバが「マンダロリアン」初登場時の姿でジャバの宮殿を訪れる場面がある他、今回貢ぎ物を持ってきた面々もかなり挑戦的な態度を見せていたりと、タトゥイーン支配への道のりは長そう。

ボバ・フェットの「尊敬による支配」というのも、真意がどこにあるのかは気になるところ。フィローニが触れたことによるゆるキャラ化なのか、野望のために広い視野を持っているのか…

そもそもなぜボバが「支配者」になろうとしているのか?という点についても謎。

タスケンに連れられて目にした水泥棒も、壁に何かのマークを書いていた辺り現代編に大きく関わるのでしょう。


物語はまだ始まったばかり。全体的に細部への気配りが足りないような気がしないではないですが、まだまたこれからが楽しみです!

ボバの物語、実はほぼ初
IMG_5223
これまでボバ・フェットの物語が無かった、とまでは言いませんが、間違いなくジェレミー・ブロックが現場で言われた通り「小さな役」なんですよね。

ルーカスも「人気が出ると分かっていればもっとカッコ良く殺した」と言っている程度の出番しかないキャラクターで、人気者となって久しいプリクエルでも父さんの方がよっぽど目立つ活躍。

一応アニメで主役回は設けられましたが、あくまでオーラやボスクといった他の人気賞金稼ぎ達とのセット。

「The Legend is Back」という謳い文句の今作ですが、主演のテムエラ・モリソンがボバを(声以外で)演じたのは去年配信の「マンダロリアン」が初。

といった具合で、ハリソン・フォードたちがスクリーンに再臨した時のような「復活」という感動はありませんし、「過去作の物語をベースに…」というのもやりづらい。

せいぜい書籍くらいでしか活躍していないため、どこまでが「ボバ・フェット」というキャラクターのアイデンティティなのか、おそらく誰にも分からない。視聴者の中でもかなりのバラつきがある事でしょう。

ただ一点「確実」なのは、「クローンの攻撃」にて、ボバは「オビ=ワンを撃墜する」ということに対して満面の笑みを浮かべたということだ。

現状これが彼の「本性」なのではないだろうか?



…ところで、今回回想シーンとして「クローンの攻撃」のジャンゴのヘルメットを拾い上げるシーンが登場したが、映画と同じ映像ではなかった。
あの映像はいつ撮ったものなのだろうか?

映画の未使用カット?そっくりさんで新撮?


IMG_4989

↑このページのトップヘ