2週間前、突如視聴者たちのお通夜ムードを打ち破り話題の中心へと舞い戻った「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」
その最終話、チャプター7「名誉のために」が公開されました。
主役はボバ・フェットなんと今週の主役はボバ・フェット‼︎
いつの間にお前が主役になったんだ⁉︎
…というのは冗談として、この2週間何もしていなかった大名様が主役にカムバック!
チャプター5なんか出番0でしたが、無事に番組の看板をマンドーに奪われることなくシーズンを締めくくることが出来ました。
ストーリーは見え透いてた
てっきりタスケン全滅にはパイクが噛んでる前提でみんな動いてるものだと…
いや、あのタイミングで全滅させられてなぜ無関係だと思った?
「ニクトじゃなくて俺たちパイクがやりましたー」を「サプライズ」として持ってきたのはちょっと意味が分かりませんでした。
他のファミリーが裏切るのも当たり前、というか「なぜ裏切らない前提で動いてるんだ?」という感想しか…
大名様、ずっと嫌われてたじゃん…
スパイスあった方が金儲けには都合良いんだし…
やっぱり「ボバ・フェット」は本筋のストーリーがグダグダだなぁ、と思わざるを得ませんでした。
「帝国の逆襲」でもハンの手口を見抜くなど、頭悪いキャラではないはずなんですけどね…(オビ=ワンに一度してやられた経験があるというのはありますが…)
あと一点気になったのが、「タトゥイーンのコミュニティが種族ごとに分かれている」というのはちょっとどうなんだろうか?と思いました。
まあ現実に近いといえば近いのですが、様々ななエイリアンのゴッタ煮だからこそのタトゥイーンだと思うんですよね…
戦闘シーンは楽しめたストーリーは微妙、というかむしろ酷かったような気がしますが、今回の戦闘シーンは見応えがあったと思います。
↑ジェットパックやスピーダーは相変わらず速度制限かかってましたが…
やっぱりね、ボバは戦わないとね‼︎
しっかりと装備を活用しながらマンドーやクルルサンタンとの共闘‼︎
「マンダロリアン」のボバ回を見返した時、「なんでこの回と同じ監督が撮って第3話みたいなのが出来上がるんだ?」ってずっと疑問だった(今も疑問)んですよ。
各キャラクターのカッコ良さを最大限に引き出し、尚且つ敵を弱く見せない、これによってマンドーやボバの「強さ」が引き立つ。
「マンダロリアン」チャプター14が見せてくれたあの景色を、我々はもう一度見ることができたのでは無いでしょうか?
キングコン…ランコアを操って戦うボバ・フェットは「スター・ウォーズ」では珍しい画。
これまでもクリーチャーに乗ることは多々ありましたが、基本的に「乗れそうな形」の生き物ばかり。
映画で人を襲う様子が印象的で、どう見ても乗る前提のデザインではないランコアを乗り回す(まあそれ自体は前例ありますが)、猛獣を使いこなして大暴れする大名様はなかなか面白かったと思います。
ところで、一つ疑問なのですが…
今回のシールド持ちドロイドたちってドロイデカと同じ方法で突破出来なかったんですかね?
あのシールドがドロイデカと同じなら、超低速で爆弾を転がせばシールドをすり抜けて倒せるのですが…
手で触ってダメでしたし、全く別物なんでしょうか?
まあ…「クローン・ウォーズ」で説明された上記の理屈も「ツッコミ所を自ら曝け出してむしろ苦しさを露呈させている」好例な気はしますが…
「クローンの攻撃」の没ドロイドを使ったというのは、ボバの出自を意識したものなんでしょうかね?
ドロイデカも巨大化させただけであれほど絶望的な代物になるとはね…
キャド・ベイン、ついに決着…?
「『クローン・ウォーズ』未製作エピソードの内容を前提として話が進む」という「反乱者たち」と同じ現象が発生してしまいました。だったら「バッド・バッチ」作るのやめて全話やれ。
ボバの気の短さに漬け込み、タスケン殺害の真実をバラす(気付いてないのがそもそもアホなのですが)ことで判断を曇らせようとするベイン、流石に大人になったボバには通用せず。
勝てる自信があるが故の余裕の立ち振る舞い、それでこそベイン。
ガキの頃、ベインがボバに「レッスン」したことを示唆しまくるお二方。
そして繰り広げられる「再戦」。
ボバ・フェットという人間を変えた「タスケンとの絆」が勝利の鍵となった、というのは上手い展開でした。
しっかりとベインの胸をブッ刺したワケですが…
断言しますが、アレは死んでません。
ベインの人工心肺の光付いてましたから。
再登場して自らアツい展開を台無しにするんです。
グレガーしかり、アソーカしかり、エコーしかり、トレンチしかり、「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」で何度も経験したパターン。クローヴィスも結構ガッカリした。
フィローニが多少なりとも関わっている作品で、アニメキャラがキチンと退場することを望んではいけない。彼は自分のキャラクターを殺さない。存在そのものが死亡フラグのケイナンですら限界まで粘ったくらい、極度に「死」を嫌う。
「キレイな退場」、必ずしもそれが「死」である必要はありませんが、コレを自分のキャラクターに与えることが出来ない限りフィローニはいつまで経っても「『良くも悪くも』フィローニ」と言われ続けることでしょう。
これだけ言ったからには私は賭けますよ。
万が一、いや億が一ベインが本当に死んでいたら「最後のジェダイ」観ます‼︎
…ごめんなさい、やっぱり「スカイウォーカーの夜明け」にします。
結局ボバはボバ?ベインに最後の一撃を加えるボバ・フェット、その姿はまさに「殺し屋」
「力ではなく敬意で支配する」と宣言したボバだったが、結局どのファミリーからも敬意を得られず、全員始末して街を掌握するのがオチ。
「敬意で支配する」とか言ってた割には「約束したら命をかけて戦う」というマンダロリアンの掟を「あんな掟(まあその他の部分も含んでのことではあろうが)」と言い切ってしまう有様。
ベインが最後に彼にかけた言葉、これこそが視聴者がボバに抱いていた感情そのものであり、このドラマの「真実」でもある。
というのはオチとして悪く無いと思うのだが…
視聴者の不満が不信に変わってからその種明かしするんじゃ遅いですよ。
ヘンテコボバに耐えられる期間はとっくに終わってましたよ。マンドーがいなきゃ、月替わりに契約切られてた可能性だって大いにあるような状況でしたよ。
街をあれだけぶっ壊して戦って「街のみんなに尊敬されたぜ」というのも変な話だと思うんですけどね…
萎縮してるとかじゃなくて心から「尊敬」されてるようでしたし、単純に意味が分からない…
結局「尊敬」を勝ち取ったのも「力」を示したから。
ボバ・フェット、その根本は賞金稼ぎ時代と変わっていない。
ただし敵の罠に踊らされ、それに対する対応力も持たないバカにはなった。
おかえり、グローグー
↑シャツを包んでいた手拭い、日本で買えます。
結局このドラマは「マンダロリアン」のスピンオフなんですよ。
ルークはグローグーにジェダイの道を強いることなく、マンドーへの執着に則った生き方を認めてくれました。
生きていく上で執着を持ってはいけない訳ではありませんが、ジェダイであるならそれに囚われてはいけませんからね。
兄妹どちらかジェダイにする前提で引きこもってたお二方とは違います。(幸い兄がノリノリでしたが)
本人の意思を尊重し、押し付けない。これが旧ジェダイ騎士団とは違う、ルーク・スカイウォーカー。
ルークがタトゥイーンまで連れてやって来ることを勝手に期待していましたが、確かに送り届けるだけならR2で十分でしたね。
マンドーS3まで短くとも一年近くはあるでしょうから、それまでに道中でXウイングの計器をイジりまくるグローグーとそれにブチギレるR2の短編待ってます‼︎(叶わぬ願い)
グローグーと対面した瞬間の「パパ」の声の変わり方本当に好き。
タイソンに向かってる最中、「グローグー!」と名前を呼ばれた彼のリアクションに対する父親の笑い方が大好きだったんですけど、それに並んだ。
マンドーを見てピョン!って飛び上がって抱きつく姿に全世界が泣いた。
ちゃんとシャツも着てる、可愛すぎる。
爆発で吹っ飛んだ時も全力でグローグーキャッチ、それでこそマンドー。
シーズン2の最終回、全く非の打ち所がないその内容に感動し打ち震えるのと同時に、「グローグー無しのマンドーなんてどうするんだ?」という思いもありました。
「そもそもそれはマンドーなのか?」と。
結論は「グローグーがいないとマンドーではない」だった!
次のシーズンも、おそらくコレから先もずっとグローグーは一緒‼︎
ディングロは永遠‼︎
ディングロ万歳‼︎ディングロ万歳‼︎ディングロ万歳‼︎
しっかりとルークの訓練が活きていたのも良かったですよね。
一回フォースを使っただけじゃ寝なくなった、よく頑張ったね…
マンドーが生殺しにされていた日々は無駄じゃなかったんだ…
ランコアと添い寝するグローグーで全世界のディン・ジャリンが萌え死んでしまった、「ドラマシリーズはグローグーによって成り立っている」という事実はもはや否定のしようがない!
レイザークレストのレバーの球を肌身離さず持ち続けてたマンドー君、本当に好き。ジェダイだったらとっくに堕ちてる。
やっぱりね、この世界に必要なのは「マンダロリアン」なんですよ。
ダークセーバーも持ってアクションシーンも新たなフェーズに入りましたし、もうシーズン3が今から楽しみでしょうがない‼︎
全体としてやっぱりボバが「腑抜け」にしか見えなかったのが最大の問題ですよね。
この原因としては「敵の強さに説得力が無い」というのが大きいかと。
例えば第1話のパルクール集団、顔塗るだけでかつてボバとも戦ったケイジに出来ますから、それだけで「あぁ、コイツらは強いもんな」ってなると思うんですよ。「クローン・ウォーズ」を観ていなかったとしても、見た目がエイリアンであれば「人間より強いんだな」と思ってもらえるでしょうし。
敵の攻撃がワンパターンなのも痛かった。
第3話も、ただ逃げ回るだけの腰抜け執事にあそこまで時間をかけた。しかもノロイ。
4話も相手は何の変哲もない衛兵。そこからバイク集団掃討しただけ。
毎回毎回敵がショボ過ぎるんですよ。
最終回はドロイドたちやベインに「強敵」としての説得力があった。
ボバは実際のところそこまで強さを見せたわけではありませんでしたが、「巨大ドロイデカは強い」「キャド・ベインは強い」というのは誰が観ても明らか、だからベインに撃たれまくっても「弱いじゃん」とはならなかった。
もう一点この作品の問題点を挙げるとすれば、「登場人物全員バカ」ということでしょう。
3つのファミリーと結んだ協定を信じて疑わないボバとフェネック、兵の数と武器の強力さだけが取り柄で、戦略的な知性を微塵も見せないパイク。
パイク側の指揮官に「知将」がいない、ただ撃ち合うことしか出来ない。
唯一それらしいことをしたベインの策は失敗。
「マンドーにあの手この手でもう一仕事させようとしたイシ・ティブ」がこのドラマで一番賢い説まである。
「muscleは金で買える」って言ってた割にサイボーグチンピラ集団にまともな武器買い与えてないのは本当に意味不明。
サイボーグが生かされた場面もこれといってありませんでしたし、とにかく色んなものがお粗末。
なんというか…マンドーがいないと本当にヤバかったんじゃないかと思います。
詰めが甘いんじゃない、そもそも詰めようとした痕跡が無い。
「ジョン・ファブローが脚本やってコレか…」というのが正直な感想ですね。マンドー回はしっかりしてましたから、本当に片手間で書いたんだろうなぁ…
映画という形で発表されて以来、長年ファンが楽しみにしてきたボバ・フェットの単独主役作品。
いざ蓋を開けてみたら、「マンダロリアン」の踏み台だったというのはどうも…
シーズン2は…あるのか?
ボバ・フェットが最終的に敗らなければならない敵はハット。
一度タトゥイーンから離れたものの、それが「ボバとパイクを争わせて疲弊させるため」ということは劇中でも明言されていた事実。
ポストクレジットシーンではコブ・ヴァンスにサイバネティクス手術をすると思わしき意味深なシーンも。
先述の通りベインも死んでいない(死んでて欲しいというのが本心。キレイな退場もキャラへの愛だぞフィローニ)わけですし、まだまだ物語は続きそう。
…なのですが、シーズン2が報道すらありません。
もしかして…序盤が不評過ぎてポシャった?
まあ正直、このシリーズそのものを楽しめたかと聞かれると全くもってそんなことは無い、むしろこれ以上ヘンチクリンなボバ・フェットと付き合うのは御免被りたい(けどマンドーと関連するから観ないわけにはいかない)ので、没になったならなったで一向に構わないのですが…
仮にやるとしても「マンダロリアン」シーズン3のさらに一年後とかでしょうし、結論はもう少し待つということで…
「オビ=ワン」、そして「マンダロリアン」シーズン3に期待‼︎
「オビ=ワン・ケノービ」が5月にスタートするとかしないとか。
おそらく次の新作はコチラになるのでしょう。
ダース・ベイダーをどう扱うつもりなのか、かなり不安はあるのですが、「ユアン・マクレガーのオビ=ワン・ケノービが戻ってくる」という事実がとにかく喜ばしい‼︎
きっと面白い作品に仕上がっている、そう信じて待ちたいと思います!
そして「マンダロリアン」シーズン3‼︎
グローグーが戻り、万全の布陣で「我らの道」が名実ともに帰ってくる‼︎(万全の布陣なんや。誰が何と言おうと全員揃ってるんや。うぉぉん。)
個人的にはペリが徐々にメインヒロイン化しつつあるのが気になってしまいます。
今やグリーフ・カルガよりも登場話数が多く、あと1話でキャラ・デューンにも並んでしまう。
キャラ・デューンはこれ以上記録を伸ばしませんから、追い付き追い越す可能性はかなり高い!
グローグーの「ママ」としてかなりハマっていますし、なかなか濃いキャラと有能っぷりでマンドーにとっても欠かせない存在になっていますから、もうこのままメインヒロインってことで良いんじゃないでしょうか?
「キャラ・デューンに代わる新ヒロインはどんな人にするんだろうな?」と考えていましたが、もはや「ペリ・モットー」以外の答えが浮かびません。
「マンダロリアン」、これからもよろしくお願いします‼︎