ホロネットCh.327

スターウォーズに関して、最新情報や思ったことを気ままに書いていくブログです。

カテゴリ: ディズニープラス

みなさんこんにちは。

来週から社畜になる人です。(白目)

もうディズニープラス作品をリアタイ出来ません...

先週「アコライト」の予告が公開となりましたが、これを皮切りに当ブログのアクセス数も急増。


作品の注目度の高さが伺えます。

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そして本日、「バッド・バッチ」第9話が配信となった訳ですが、またもやアクセス数が異常な増え方をしております。

アサージ・ヴェントレス、ついに登場!
先週のラストシーンからして明らかではありましたが...
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予告編にてファンを騒然とさせたアサージ・ヴェントレスが、ついに本編に登場!


アニメシリーズにおいては、アソーカを手助けしたのが最後の出番となっているヴェントレスですが、実は小説にてクインラン・ヴォスと共にドゥークーに立ち向かい、殺されています。
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予告編公開と同時に、この小説を無かったことにはしない旨の公式声明が発せられていたのですが...




結局なんで生きてるんですかね?
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まあ...遺体はダソミアの「生命の水」の泉に葬られたので、復活の1回や2回くらい日常茶飯事なのかもしれませんが、流石になんか説明は欲しいんですけど...


ヴェントレスが悪に仕えていたのは過去の話。

既にシスとは明確に敵対する身で、ジェダイ騎士団からも恩赦を認められています。(小説情報)(不良分隊の皆さんにそんなことは無関係のようですが)


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今回も強いフォースを持つオメガを助けるために行動していましたが、おそらくクインランも参加している「パス」の活動を助けているのでしょうね。


あえてオメガのフォースの強さを認めないフリをしたヴェントレス。

「フォースが強いならあの子を手放さなきゃならないよ」
という言葉から察するに、
「大切な人から引き離したくない」
という想いがあるのでしょう。

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長くはない人生の中で、自らの依り代を失い続けたヴェントレス。

「兵士としての生き方」で良いと感じているオメガに、ハンターたちという「依り代」から引き離される悲しみを味合わせたくないというのは、クォーザイトでケイジの兄妹を助けた姿とも重なります。

間違いなく、「あの」ヴェントレスが帰ってきた訳ですね。


パブーに誰からも気付かれることなく忍び込めたのも、元々スパイとして各地で暗躍していたスキルが生かされているのでしょうね。やっぱりハンターの超感覚設定忘れられてるよね?

とはいえ、ヴェントレスにパブーを見つけることが可能だという事は、当然帝国にも可能なはず。

果たしてハンターたちはどのような決断を下すのでしょうか?

新天地を求めて旅立つのか、新たな惨劇の「前触れ=Harbinger」となってしまうのか...


ところで、ヴェントレスに過保護3人衆が襲いかかっていましたが、
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テクとエコーがそんなに過保護感無かった分、クロスヘアーの依存症っぷりが際立ってしまっていましたね...

なんかあの3人だと「過保護軍団」感が倍増してましたよね?

エコーは501大隊時代にヴェントレスに会っているのでブチギレたと思いますが、テクならもう少し冷静だったでしょう。

「俺の方が(ハンターより)心配症だ」と認めてしまう辺り、もう誰もクロスヘアーを止められませんよ...

ハンターたちをツンデレで追い回してただけの事はある...好きな子に意地悪しちゃうタイプの子ですよ...

もうコイツがメインヒロインだろ...


...しょうもない話はさておき、オメガは「自分のフォースは強くない」と信じているとなると、ヘムロックとその取り巻きさえ潰してしまえばオメガは「平穏な人生」を送れる可能性が高い。

彼らの戦いの終着点、見えて来ましたね。

「次世代の平穏を守るための戦い」です。

これが「ファイナルシーズン」ということか...


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ところで、今回の「The Harbinger」というタイトルが、コミックシリーズにて「タスクフォース99」とルーク達が激突した改造スターデストロイヤーの艦名と同じであることが話題に...なってなかったかもしれませんが、実際なんにも関係ありませんでしたね。

まあ...ケイナンのオーダー66を描いた前日譚コミックを完全に「無かったこと」にしたにも関わらず、別のコミックの「前日譚」をやり始めたらドン引きなんですけど...

「マンダロリアン」Blu-rayがついに発売!



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「マンダロリアン」シーズン1のBlu-rayがついに発売となりました!

いやぁ、待ってました!
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↑そんなに出番あった訳でもないのに死んじゃったの悲しいクイール。良い奴だったな...

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↑盤面のデザイン、てっきり仮デザインだから白抜きなのかと思ってたら本当に白抜き。
というか、どうして左右あるのに右に2枚とも入れたんですか...?2枚目取るのもしまうのもメチャクチャ大変なんですけど...

元々ディズニープラスのオリジナル作品は、顧客繋ぎ止めのためか「ソフト化しない」ということが早い段階で明言されていました。
(日本公式がその発言に準拠した宣伝をしたら「勝手に決めるな」「出せ」と炎上させられたのは流石に可哀想でしたね。まあ意図的かは不明だがちょっと煽ってる風の文章だったのも一因ではある)

ところがこの4年間の間に、ディズニーは赤字真っ赤っかのお先真っ暗状態へと転落。
社長交代劇も経て自社作品の取り扱いが抜本的に見直されることとなり、配信作品も人気の旧作は円盤化してくれることに‼︎


既にシーズン2のBlu-rayが来月発売と迫っているほか、

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海外などでは「オビ=ワン・ケノービ」「キャシアン・アンドー」のBlu-rayも発表済み!

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この2作品のイギリス盤にはなぜか日本語音声&字幕の収録が決定しているため、日本での発売も確定していると思って良いでしょう。
(アメリカ盤には入ってないのにイギリス盤には入っているみたいです。4KUHDにはリージョン制限も無いので本当に謎...)

なんでこんなご時世にわざわざ円盤を買うの?という話ですが、実は円盤の方が高品質な映像が観られるんですよ!

SWの円盤にはドルビービジョン収録が無いのは残念なのですが、配信は通信の都合上円盤よりもデータ圧縮されてしまっているんですよね...

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例えばコレ。秒間24フレームの場合、1080pSDR(Blu-ray画質)配信の場合は8Mbpsのデータ通信が標準的とされていますが、

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Blu-rayは20〜30が目安!

8Mbpsというと、手元の「ウルトラマンメビウス」のDVDと同程度なんですよね。

ワーナーから発売された「クローン・ウォーズ」のBlu-rayは、Blu-ray自体新しいメディアだったせいか低品質で8Mbps程度しか出ていない場合もあるのですが、ディズニー体制下の商品はバッチリ高い値を出してくれます。
(このせいで「クローン・ウォーズ」のBlu-rayはS1、2〜5、6で映像の綺麗さが全然違うんですよ。6は綺麗過ぎてトレンチ提督のテクスチャの甘さがバレバレ...)

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4KHDRの場合についても、配信は50前後が目安なのに対し、円盤はたまに「90以上」出します!

この差は肉眼で観て頂かないとなかなか伝わらないんですけど、思ってる以上に違うので騙されたと思って円盤観て欲しいんですよね...
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色々言われがちな「反乱者たち」の映像も、円盤で観るとメチャクチャ綺麗ですし、テクスチャに関してはむしろ「クローン・ウォーズ」の方が甘いことが分かると思います。

あまり知られていませんが、円盤のみ少し画角が広くなる箇所もあったりします。(おそらくBlu-ray制作時のミスですが)


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↑↓火花の粒とか壁のディティールとか、円盤の方がくっきり見えるの伝わりますかね?
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今回の円盤ですが、ディズニープラス特有の「字幕の文字化け」がしっかり取り除かれているほか、
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配信ではエイリアン語の英語字幕が映像に焼き込まれていましたが、円盤ではそれが無し。

最近は映画の円盤でも英語字幕が焼き込まれていたので、ちょっと嬉しいかも?

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↑配信
↓円盤
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今回の円盤は4KHDR(ドルビービジョン無し)での収録。音声は英語がドルビーTrueHD7.1ch(アトモス)、日本語がドルビーデジタル5.1ch。

配信からクロスフォーマットもアップグレードされ、フレーム数も24に対応しています。

今週から新しくなったディズニープラスのロゴ(ビックリしたよね)や膨大な吹替クレジットも無いため、連続再生もしやすいです。


改めてシーズン1を全話通して観てみましたが、2話ではマッドホーンの猛攻に完全に諦めムードだったマンドーが、最終回ではどんなに追い込まれても決して諦めずに帝国軍に立ち向かっていたのが、「守るべきモノ」を得た人間の力なのだなぁ...と感じました。

このシリーズは「キャラクターの格を落とさない」というのも上手いなぁ、とも思いました。

例えば6話のデヴァロニアン。あくまでマンドー優位で進んではいきますが、マンドーがしっかりとした「策略」で彼を絞め上げるものの、それをパワーだけで突破することにより、マンドーの頭の良さとデヴァロニアンの単純な強さの両方が引き立つ。

ギデオンもEウェブで無双するマンドーを冷静に止めたりと、「やられる側」を情けない形にすることなく負かすのがとても上手いのが良いですよね。でも2話のマンドーはただ単に情けない。そんな君が大好き。


特典映像は15分。過去のメイキングとそこまで大きな違いはありませんが、完全新規制作です。
小道具に関する話が配信よりも手厚くなっており、武器や模型、人形に関して面白い話が聞けます。
(以下ちょっと特典のネタバレ書きます。)






レイザークレストに関する話では「破壊した反響」にも触れられているのですが、制作陣の多くも視聴者と同じことを思っていたようで、ちょっと安心しました。
「でもファヴローには新しい構想が...」というダグ・チャンの言葉と共に、彼が「エピソード1」の現場で「あのデザイン」を仕上げている映像が流れるという構成は「アツい」編集でしたね。

「エピソード1」といえば...

「エピソード1」復活上映、日本でも25箇所で開催決定‼︎
待ってました‼︎
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米国などにて既に発表されていた「エピソード1」の復活上映が、日本でも開催されることが発表となりました‼︎

今年は「エピソード1」の公開から25周年!

コレに合わせてなのか、今回の復活上映は全国「25箇所」の劇場にて実施されます。

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昨年も「ジェダイの帰還」の復活上映が催されていましたが、日本では1箇所で1日1回×3日のみという狂気の日程が組まれ、ほとんどの人が行くことの出来ない超プラチナチケットと化してしまいました...

旧3部作なんてとんでもない需要なのは分かりきってるでしょう⁉︎

この時の盛況(というか阿鼻叫喚)を受けてか、今回は劇場数も大幅増!
4日間かけてたくさんのファンが劇場に詰め掛けられる環境が用意されたのではないでしょうか⁉︎

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米国において、この復活上映では「アコライト」の本編映像の一部も一緒に観られることが明らかになっており、おそらく日本でも同様になるのではないかと思われます。

↑一昨年の「ローグ・ワン」復活上映もしっかりと「アンドー」の本編映像付きでした。

↑上映劇場も北は北海道、南は沖縄までかなり広い範囲に設定されており、行きたい人は大体行けるようになっているのではないでしょうか?

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また「イオンシネマみなとみらい」では4DX上映も予定されているとのことで、コチラも要注目です。
1箇所なので争奪戦になる可能性も0ではないですが、余裕ありそうなら4Dでおかわり なんていうのもアリ?


いやぁ、やっと6部作を劇場で観られる日がやって来る‼︎

「シスの復讐」は抽選に外れ、「ジェダイの帰還」は争奪戦に敗れ、ようやく、ようやく「誰もが行ける」上映会がやって来てくれました‼︎


楽しみ過ぎるぜ...


いよいよ社畜になります
昨日大学の卒業式を無事に終え、来週から社会人となります。

果たして新作のレビューを毎週やれるのか...

おそらく即日レビューは厳しいと思いますが、出来れば週末には上げていきたいなぁ、と思っています。

ミッドナイト・ホライズン 上
ダニエル・ホセ・オールダー
2024-04-25

ミッドナイト・ホライズン 下
ダニエル・ホセ・オールダー
2024-04-25

直近で買わないといけない(義務)商品もありますし、

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セレブレーションにも初手14万ぶっ込みたいと思っています。


ドルビービジョン対応のテレビも買いたいですし、労働のモチベーションに困る事は無い。はず。多分。きっと。

頑張って生きていきます。


とりあえず最初に果たすべきタスクは、偉い人の靴を味でメーカー判別出来るくらい舐めまくって、セレブレーションに初日から参加するための休みを確保することですね...


オワコンになるしかないと思っていたスター・ウォーズも、いつの間にか元気を取り戻していたんです。

きっとなるようになるさ...


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「アコライト」6月5日10時から配信開始‼︎
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2020年の発表以来、その全貌が謎に包まれていたドラマシリーズ「アコライト」が、ついにそのベールを脱ぎました‼︎

「エピソード1」の100年前、共和国とジェダイの没落の始まりを描くとされている本作。

これまでの作品群とは全く異なる時代を描くということで、ファンとしても全く内容が読めない作品となっています。

米国公式サイトでは、全く新しいキャラクター達について少しだけ明らかに。

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ジェダイを殺そうと暗躍する謎の女、メイ

クレジットも最初、データバンクでも1番上に設定されているのを見るに、彼女が主人公ということになるのでしょうか?

人物紹介やあらすじなどにも「シス」という文言は見られず、その正体は全くの謎です。

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「葛藤を経験している」ジェダイマスター、ソル

「尊敬が厚い」とわざわざ明記されていますから、道を極めたマスターであることは間違い無いのでしょう。

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取り乱す一般人の心をスムーズに落ち着かせるなど、今回の予告だけでもそのスキルの高さが伺えます。

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予算を感じる見た目のソルのパダワン、ジェッキー

情報が無さすぎるので、多分そんなに活躍しないのでしょう。

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珍しい物品を集めている元密輸業者、キミア

一般人枠かな?

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「模範的なジェダイでありたい」という想いが時に自らを曇らせているテンプルガード、ヨード
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テンプルガードのくせに甲冑を着けていませんが、しっかりライトセーバーは黄色。

常にあの甲冑を着てる訳ではない、というだけなんでしょうね。

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謎の魔女、マザー・アニセヤ

ナイトシスターとは何もかもが異なっていますから、本当に「謎の存在」としか言いようがありません。

「善悪は関係無い。その力を使えるのは誰か?」
というセリフから察するに、少なくとも最初はジェダイからもシスからも離れた、中立の立場の存在なのでしょう。

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引きこもり生活をしているウーキーのジェダイ、ケルナーカ
彼も近年のチューバッカと同じく、ヨーナス・スオタモが演じているとのこと。

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力と精神を兼ね備えたジェダイマスター、インダラ

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ライトセーバー無しでメイの刃を受け止めてしまう、この風格が既に「強者」

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そして今作唯一のお馴染みの顔、ヴァーネストラ・ロウ





本作のおよそ100年前を描いた書籍シリーズ「ハイ・リパブリック」出身のキャラクターで、長命種族ゆえの登場を果たします。

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15歳という若さでジェダイナイトとなり、ムチ状に変化するライトセーバーを手にナイヒルの脅威に立ち向かっていましたが、惨劇の犠牲者のトラウマを引き摺るなど、精神的に弱い面も。
(若くしてナイトになってるのに精神面弱いの?というツッコミはハイ・リパブリック基準だと些細なこと過ぎるので禁止)

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共和国繁栄の象徴であったスターライトビーコン崩壊の惨劇に強いショックを受けて以来、騎士団の任務を離れているとのこと。

なんかスキンヘッドになっているのもそのせいでしょう。

書籍群や「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」と今回のドラマにはおよそ100年の開きがありますから、「書籍シリーズの続き」という程の繋がりになることは無いと思いますが、ある程度接点は持つことになっていくのでしょうね。










↑「ハイ・リパブリック」は日本でも若干展開中。
ストーリーは意味不明な部分が多いですが、ヴァーネストラ始め魅力的なキャラクターの宝庫ですし、「200年前」という時代故の新鮮な世界観も楽しめるシリーズです‼︎

ミッドナイト・ホライズン 上
ダニエル・ホセ・オールダー
2024-04-25

ミッドナイト・ホライズン 下
ダニエル・ホセ・オールダー
2024-04-25
↑丁度最新刊のリリースも迫っていますし、今こそドラマの予習にピッタリです‼︎

「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」も、この書籍群を読んでいるとより深く楽しめますよ‼︎



↑こちらなら1冊で邦訳されてないモノを含めた情報をまとめて接種出来ます。
情報の宝庫なので、全オタクにオススメです‼︎


今回の予告ですが、「ボリュームを使わずにセットを多用」と宣っているだけあって、美術面はかなり貧弱...

そもそも
「ドラマの予算と規模で十分なクオリティを確保する」ために生まれたのがボリュームなので、使わないなんて選択は自己満実写至上主義以外ではあり得ないんですよ。
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ジェダイの衣装は「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」のようなハイ・リパブリック式になるのかと勝手に思っていましたが、皆さんプリクエル式になるようです。

色はハイ・リパブリック期の黄色っぽいのも混ざっていますが。

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↑星のデザインは悪くないけど、映像のクオリティは...


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ジェダイ聖堂は「オビ=ワン」同様、スピーダーレーンをオミットすることでなんとか実現。

セットの出来は普通に良いと思います。

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このロケ地はどこかで見たことあるような気も...

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アクションはもうちょっとスピード感欲しいような気はしなくもないですが、まあドラマだし十分なのかな?と。

ライトセーバーはそこまで多用せず、格闘アクションが中心になりそうな感じがありますね。

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CGの実景への合成はしっかりしているようです。

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メインキャラクターが人型ばかりでドロイドすらいないのは気になりますが、酒場では異形エイリアンをアップで抜くなど、予算の範囲内で出来ることはやろうという意志は感じます。


少なくとも、「予告の時点で終わってる作品」ではないですね。

謎に包まれた部分が多いからこそ期待も湧きますし、アクションシーンも満載なことから
「スペクタクル要素とか要らないんでwwwウチ『大人向け』ですからwww」
みたいな勘違いドラマにはならなさそうなのも安心しました。

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ラストに現れたシス卿らしき何かについても、何も分からないからこそ楽しみ‼︎

メッチャ強そうだし!

手の形からしてプレイガスではないことは確か。
というか、手の大きさ的に女性っぽくない?

そもそもエピソード1の100年前だと、プレイガスはシスだったとしても「弟子」の可能性の方が高い時期。

死を覆す者を育て上げた「怪物」の姿が見られる可能性もかなり高い‼︎


そもそもこのセーバーの使い手が「シス」なのか否かすら謎ですからね。
ただ「暗黒面に堕ちた」というだけの可能性もあります。


なんだか万民受けはしなさそうな匂いがプンプンしますが、オタク達を唸らせる「濃いSW」が観られることに期待したいですね‼︎

上層部が絶賛してるの逆に不安だな、というのは気にしないことにしておきます。


「アコライト」の配信日時は、日本時間で6月5日10時‼︎
いつも通り、初回は2話同時です。

イギリス公式の情報から「朝7時なのでは?」という説が有力となっていましたが、コチラは既に訂正されています。

確実に、10時配信です。


お昼休みは「アコライト」タイムになりますよ...

「バッド・バッチ」第8話配信開始‼︎
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テク生存が確定した(断言)「バッド・バッチ」ですが、今週は箸休め回。

一応今後へ繋がる部分もありますが、まあそこまで重要な回ではないだろうな、と。

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今回はフェネック・シャンドが久々の登場。

オメガのことを気にかける、約束は絶対に守るなど、大名一味に加わる片鱗を既に見せていましたね。

大名がどう見てもクローンなことには触れないフェネックさん、一応フェットとクローンの関係性については知っていたということなのでしょうか?

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敵はまさかのカマキリ...ではなくヤムリ。

映画1作目にて、モス・アイズリーカンティーナのカットシーンで登場したエイリアンです。

「マンダロリアン」にもオマージュ的なエイリアンが登場していましたが、今回登場したのは正真正銘本物のヤムリ。渋いですね。

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約束は守るが厄介な仕事は全部押し付ける、ならず者の世界で育った故の彼女の独特な感性はなかなか面白かったと思います。

まともな環境に生まれてたら普通の人だったんだろうなぁ、と。

まあ、そろそろこのシリーズはクリーチャー封印して欲しいんですけど...(いくら何でも擦り過ぎ)


今回はパブーでもストーリーが進行
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クロスヘアー君、オメガお姉ちゃんに説得されるまで手の治療をしようとしなかった辺り、病院がイヤな子なのかもしれませんね。

この子、明らかにバッド・バッチのメンバーの中だと末っ子キャラですよね。
なんだか最近コイツの印象が「面倒くさい」から「かわいい」に変わりつつあります。

「心の問題かもしれない」というAZやオメガの見解にハッキリと「心の問題じゃない」と言っている辺り、彼の中では原因が明白なのでしょう。

やっぱりコイツ、何か隠してる...

クローンXについて必要に迫られるまで黙っていたのも見るに、テクがクローンX2になったことを知っていて、その時に能力の一部を抜き取られてしまったのかな?と予想していますが...

そもそも能力ってそんなモノではない気がしますが、まあフィローニ作品ってこんな感じかなぁ、と。


さて、フェネックがMカウント狩りについて探りを入れてくれているようですが、この感じだとアイツの襲来は近そうですよね。
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アサージ・ヴェントレス‼︎

シスに敵対する存在である以上、コイツがヘムロックに雇われている可能性は無いと思いますが、賞金稼ぎではある訳です。

彼女とクインラン・ヴォスの関係を踏まえると、フォースの強い子供を逃がす「パス」に協力している可能性も考えられます。

もしかするとフェネックは「パス」からの仕事を請け負ったことがあって、そのツテでヴェントレスに連絡を取り、云々カンヌン...

という流れになるのではないかな?と。

「ダーク・ディサイプル」でヴェントレスは100%味方になっていますから、ハンター達の敵として登場することはまず無いと思います。そもそもなんで生きてんだよ

来週も「祭り」
今日は「アコライト」予告に「バッド・バッチ」最新話と、日本の祝日に合わせたのかと言わんばかりの充実っぷりでしたが、


来週の水曜日は「マンダロリアン」の円盤が発売です‼︎

4K配信が一般的に「25Mbps」くらいのデータ量の中、4KUHD Blu-rayは「50〜100Mbps」という圧倒的なデータ量を誇っており、配信を上回る高画質で傑作を楽しめてしまうんです‼︎

4K配信の目安とされている「25Mbps」、コレって円盤基準だとHD画質のBlu-rayでも出せているデータ量なんですよ‼︎
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色々言われがちな「反乱者たち」なんかも、円盤で観たら汚しのディティールまでメチャクチャ美麗な映像ですからね‼︎

そりゃあ「マンダロリアン」だって円盤で観た方が映像のクオリティは高いに決まってる訳ですよ‼︎

まあ配信の映像で困ることは無いですし、円盤のコストパフォーマンスが悪いのは否定出来ませんが、一回円盤で観てみたらその素晴らしさは絶対に分かるんですよ...

「新たなる希望」や「帝国の逆襲」のUHDは2010年くらいに撮影したと言われても信じられるレベルの美麗映像になりますし、「ローグ・ワン」とかもう映像のレベル超えちゃうから...

就職して一人暮らしになったら、ドルビービジョン&アトモス付いたテレビ買うって決めてるんだ...(まあSWのドルビービジョンは配信しか対応してないんですけど)(アトモスって言ってもステレオのバーチャルですけど)(5.1ch環境は流石に無理)

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アメリカでサマータイムが開始となったことにより、今週から「バッド・バッチ」は16時配信スタートに。

リアタイ勢は少し早く観られるようになりました。

まあ、暇人大学生以外には無関係なのですが...(by3週間後には社畜の人)

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一度に複数話配信されることが珍しくない本シリーズですが、今週は2話まとめて配信開始。


大体こういう時はそれなりに力の入った二部作が配信されるため、結構楽しみだったりします。

テスの寺院、基地に
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「バッド・バッチ」はTCW時代のルーカスのポジションにフィローニが、フィローニのポジションにブラッド・ラウがいる訳ですが、おそらくラウはTCW末期オタクなんでしょうね。

チューチー議員を始めとした「クローン・ウォーズ」キャラの再登場だけでは飽き足らず、ついにテスの寺院を基地に改造までしてしまった...
ヤヴィン4のマサッシ寺院(神殿)が基地にされてるのと似たようなモノではありますが、普通ココを基地にしようとは思いませんからね...


断崖絶壁の上に建てられた寺院は、レックス達も攻め込むのに苦戦していましたから、秘密基地にするのは合理的な判断でしょう。

まあ...スパイダードロイドの砲撃が無いと直にシャトル着けられてお終いでしたが....


ハウザー、元気にやってた
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ライロスにてヘラたちを助けたクローントルーパー、ハウザーがまさかの再登場!

ハウザー「俺が死んだと思ってたろ⁉︎」
俺「はい。」

実はシーズン2でレックスに救出されていたハウザー。

フィローニ不殺シリーズというわけではなく、最初からレックスの仲間としての再登場が折り込み済みだったのかもしれません。

チャムの盟友として登場したハウザーですが、「クローン・ウォーズ」には1秒たりとも登場していない新キャラなのも味わい深い所です。


クロスヘアーに敵意剥き出しのハウザー。
自分の意思であれだけの悪行を重ねていた訳ですから、残念でも無いし当然。

オメガを心配する様子を見て味方とみなすようになるというのは、「父性」がジャンゴの本質的な部分ということなのでしょうか?
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町の連中は全員俺の子な人↑


最後の1人、コマンダー・ウォルフ
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レックス、グレガーに続くジューパ基地最後の1人、ウォルフがついに登場。

レックスたちと一緒にいるのかと思いましたが、今回はあくまで敵。

言われてみれば、「反乱者たち」でもエズラたちを匿うことに反対、アソーカからのメッセージを意図的にストップ、帝国軍と問題なく連絡を取れるなど、ガッツリ帝国軍寄りの人間でしたから、今後も「裏切り」展開は特に無いのかもしれません。

ただ単に退役して、仲良かったレックスの所に転がり込むだけなのかも。

下手をすれば、今シリーズにおける出番がコレで終わりという可能性もありそうです。


「同じクローン、つまり仲間」という全く意味の分からない理屈でレックスたちを逃がしましたが、部下も見ている中でどうやってアレを誤魔化す気なのでしょうか?

フィローニ作品らしいこの緩さ、「バッド・バッチ」本来の味がどんどん復活しているぞ...

クローンX、再び
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カミーノ滅亡の真相を探るチューチー議員を殺そうとした秘密工作員、クローンXが再び襲来。

今回の様子を見るに、チューチーも反乱者として雲隠れしているのでしょうか?

これまで反乱同盟軍として登場した作品は(多分)ありませんし、今作のどこかでお亡くなりになってしまうのかもしれませんね...


前回のクローンXは、尋問されそうになるとエレクトロカプセルで自害してしまいましたが、その辺をしっかり学習しているレックス達は流石!

「追跡装置」という未知の武器も隠し持たせることで、レックスとクローンX双方の株を上げる上手い采配だったのではないかと思います!


これまで全てが謎だったクローンXですが、今回クロスヘアーが「エコーの尋問」でなぜか喋らなかった情報をたっぷり披露。
  • ヘムロック直属
  • クローンからアイデンティティを抹消
  • 「別人」に生まれ変わる。失敗したら処分

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ヘムロック、相当格のある「悪」ですね。

本当に同情の余地が0な上、悪行のレベルも高い。

自ら武器持って戦ったりしないのも極悪ポイント高い。


...そういえば、「マンダロリアン」のパーシングもあんな感じの処置されてましたし、やはり彼は「忠実」にされてしまったということになりそうですね。


クロスヘアーの手の震えも、改造失敗の副作用ということで良いのでしょう。

レッカーにオーダー66が時間差で効いたように、彼にも時間差で効き始めないと良いのですが...

今回も彼の射撃は全然命中せず。
このままだとただ面倒くさくて構ってちゃんで過保護な不良になってしまう...


クロスヘアーを溺死寸前まで追い詰めるなど、相当な強豪であるクローンX3号機。

ハウザーが「自らの意思で生まれ変わった」クロスヘアーを救うため、「ヘムロックの意思で生まれ変わった」3号機を倒すという展開はなかなかアツい‼︎

コーディもそうですが、「過ちを認め、やり直す」ということを肯定するのも、この物語の大きなテーマの1つなのでしょう。

過去が決して許されなくても、未来を善いモノとすることは出来る、と。

ハウザーもハンターも、クロスヘアーの行いを許してはいません。
物語全体としてもそう。これは当然のこと。

それでも、「今のクロスヘアー」を信じる。
人は変われるし、変わるべきだという前向きなメッセージは、「希望」を届ける「スター・ウォーズ」に相応しいモノだと思います。

過ちを犯したが未来を正そうとする人間を、「手遅れ」だと物語そのもので断罪してしまう自称「硬派で大人向けなドラマ(シーズン2制作中)(円盤化決定)」も世の中には存在しますが、そういう思想の行き着く先は「別種の独裁」に他なりません。

あのドラマを支持する人に「そういう思想の方」が多いように見受けられるのが、この世界の負の真実なように思えます。(幸い人気低いですが)


話が脱線しましたが、ハウザーにスタンモードで撃たれ、滝壺に落ちた3号機。
ところがラストでヤツは、「なぜか」生存していることが明示。

ハウザーがスタンモードで撃ったのは、あわよくば捕えたかったのだろうということで納得です。

滝壺に落ちて生きているのも、身体真っ二つにされて底なしの穴に落ちたヤツが生きている世界なんだから当然。

しかし物語の展開上、数ある「クローンX」の1個体に過ぎない3号機を、わざわざ尺使ってまで生存させる必要なんて無い「はず」なんですよね。


さて、ここでクロスヘアーと3号機の戦いを振り返ってみましょう。

まずは自分たちを尾ける3号機を、超感覚のあるハンターではなくクロスヘアーが察知。(ハンターの超感覚もう誰も覚えてなくない?)

そこから2人の狙撃対決になりますが、本調子でないクロスヘアーでも3号機のライフルを弾き飛ばすことに成功。

その後3号機は「片手持ちのブラスター」に武器をチェンジ。接近戦ではクロスヘアーと3号機は全くの互角。

クロスヘアーは接近戦スキルが高い訳ではありませんから、特に不思議はありません。

そして最終的には3号機がクロスヘアーを沈める訳ですが...
  • 狙撃の腕は明確にクロスヘアーが上
  • 「片手持ちのブラスター」の番になったらそんなに不利を取ってない

そして大事なのが、
  • 物語の途中まで、肩の「機械を駆使」している

そうです。

クロスヘアーよりは狙撃が下手で、接近戦だと大差無くて、機械を駆使して任務をこなすんです。

そして物語の展開上死んでも良いのに、なぜか生きているんです。


ここから導き出される結論は、ただ1つ‼︎

クローンX3号機の正体は...
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テクで確定
いや、コレ確定でしょ?

シーズン2の最終回、ヘムロックがテクのメガネ回収して持ってきてましたからね?

メガネ回収して持ってきてるってことは、身体も回収されてるでしょうよ。
かけたまま落ちたんだから。

わざわざ必要無いのに「生きてます」と明示してるんですから、もう正体確定ですよ。


コントロールチップだって、レッカーとほか2人で効きに差があったんです。(頭打ったのもありますが)

クロスヘアーとテクで「アイデンティティ喪失」の改造の効きに差があったとしても、なんら不思議は無い‼︎

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予告編でもコイツと思わしきXが部隊を率いようとしている場面がありますし、今後も大活躍するのは間違い無し。

他のクローンとの違いを「アイデンティティ」とするのは、TCW最終章のエコーの描き方などからも一貫していますし、それを取り戻すための戦いを最後の山場とするのは自然な流れなのかもしれません。

クライマックスでテクが自らのアイデンティティを取り戻し、6人揃って完全体となった「バッド・バッチ」がタンティスを壊滅させる...

最終回、見えたな...


「お前は付くべき側を間違えたんだ!」というのは、クロスヘアーがテクたちに何度も訴えてきた言葉。

それが今回、テクの口からブーメランとなって帰ってきた。

この番組、クロスヘアーの精神を破壊して快感を得ているスタッフがいないか...?


「クロスヘアーが何か隠している」というのと、
彼が「クローンXについて必要に迫られるまで黙っていた」という事実。

先週「なんでテクが自分を助ける途中で死んだと知ったクロスヘアーが面倒くさい男になるシーンが無いんだよぉぉぉぉ⁉︎」と地団駄を踏んでいたのですが、こうなってくると

「クロスヘアーはテクがXになったことを隠している」

という可能性もある気がしてきました。ひえぇ...


ところで
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「クローン・ウォーズ」から一緒にいるゴンキーが今シーズンまで一貫して装備の一種みたいな扱いで、IMG_4919
今シーズンで初登場したバッチャーが「新メンバー」かのような顔をしている。

この差は何なんですかね?

私もドロイド差別に対抗するためにドロイド・ゴトラに入るべきなんでしょうか?


ドロイドのキャラクター性が好きな私にとっては結構許し難い事案だったりします。

「ミッドナイト・ホライズン」邦訳発売!
ミッドナイト・ホライズン 上
ダニエル・ホセ・オールダー
2024-04-25

ミッドナイト・ホライズン 下
ダニエル・ホセ・オールダー
2024-04-25

「イントゥ・ザ・ダーク」「アウト・オブ・シャドウズ」に続く「ハイ・リパブリック」YA小説の新刊が発売されるようです‼︎

「ハイ・リパブリック」は今年配信開始予定の最新ドラマ「アコライト」や、シーズン2が決定している「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」にも繋がる1大シリーズ‼︎


知らないとドラマが分からない、ということはないと思いますが、世界観の下地やキャラクターを予め知っておくことで、より深く楽しむことが出来ることは間違い無し‼︎


新ドラマの予習に、「ハイ・リパブリック」を是非‼︎

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皆さんこんにちは、4月から社畜になることが確定した人です。

毎週水曜日のお楽しみ、「バッド・バッチ」が今週も配信開始となりました。
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ここまで「バッド・バッチ」であるにも関わらず、序盤からガッツリ面白いという事件が起きていましたが...


これぞ「バッド・バッチ」
とりあえずクリーチャーと戦わせてお茶を濁す、バッド・バッチの伝統芸が久々に‼︎

しかも「ビーコンを使って侵入を防ぐ」というとっくの昔に見た展開...

ということで、本筋はまあお察しな感じでしたが、ただのクソ回かというとそういうわけではなく...

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今回の舞台となったのは、クロスヘアーが帝国を裏切った運命の場所。

クローン達が命をかけて守り抜いた基地は、TKトルーパーの装備の保管場所という役目を終え、完全に放棄。

彼らは結局、何一つ「守る」ことが出来なかったのですね。

クロスヘアーへの不信感を拭いきれないハンターでしたが、クローン達を彼なりに弔う姿が、彼を信じるに足ると思わせたのでしょうね。


先週から見受けられていたクロスヘアーの手の震え、その原因はストレスなのか、実験のせいなのか、よく分かりませんが、ハンターが「何か隠している」と見抜いているのはコレの事なのでしょう。
(私は震えが段々止まらなくなって最終的に指から電流放ち始める可能性に2円賭けます)


かつて仲間と共に生きて帰ることが出来なかった星で、ハンターと共に生き延び、レッカーと抱き合うことが出来たというのは、「銀河帝国」と「バッド・バッチ」の差を明白なモノにしているように感じます。


ところでクロスヘアーさん、震えのせいでご自慢の射撃精度が失われてしまいましたが、的を外すクロスヘアーってただのコミュ障なのでは...?
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まあでも、今回ハンターも好きな子の前で素直になれない系男子であることが判明したので、もうこの辺の面倒臭さは全部ジャンゴ・フェットのせいということにするしかないのかもしれません。

ただ一点、ハンター君はしっかり主張した方が良いと思うのは、クロスヘアー君のメッセージに気付いたからこそ、助けようと思って行動に出て、失敗してテクが死んで、避難先でオメガが捕まったということですね。

「俺の警告を無視したせいでオメガがあんな目に‼︎」というのは、一面の事実も含んでないので、抱き合いながらでも良いのでしっかり釘を刺しておいた方がいいと思います。まさか製作陣がS2の流れ忘れたわけじゃないよね?

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あと個人的に残念だったのは、テクが自分を助ける任務中に死んだと知ったツンデレ王のリアクションが観られなかったことですね。

今週ついに観られるぞ‼︎って楽しみにしてたのに...

やっぱり製作陣S2のストーリーの流れ忘れてるのでは?

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シーズン毎にキャラデザが可愛らしくなってきたオメガが、ゆっくり平穏を享受する様子が観られたのも良かったですね。

パブーに滞在中も寝泊まりは船なんだ、というのはありましたが、まあアレが彼らの「家」、ゴーストチームの原型にもなってるくらいですしね。

ところで、テクの死の直後、ハンター達は
「もうこんなこと辞めてパブーで暮らそう」みたいな方向性で一致していたと思うのですが、オメガを無事取り戻したにも関わらず、いつも通りにエコーとレックスの戦いに協力していたのはどういう事だったのでしょうか?

やっぱり製作陣シーズン2のストーリーの流れ忘れてるのでは?


「見所はあるんだけど、つまんないし色々とガバガバ」という「バッド・バッチ」伝統の味、ファイナルシーズンで本気出して消滅したのかと思っていましたが、しっかりと「健在」みたいですね。

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そうは言っても、まだこの作品はどデカい弾を残しています。

残り10話、まだまだ盛り上げていってくれる、はず‼︎

なお、来週から米国のサマータイム実施に伴い、配信開始時刻が16時に変更となります。

リアタイ勢は1時間早く待機です‼︎

「スター・ツアーズ」新ルート追加‼︎

以前より発表されていた「スター・ツアーズ」の新ルート追加ですが、ようやく米国&フランスでの展開について具体的な発表がありました‼︎


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新たなルートとして、「アソーカ」よりペリディアが追加‼︎

パーギルやジェダイシャトルなど、ドラマでお馴染みの世界にゲストたちが飛びこめてしまいます‼︎

さらに、追加されるのはコレだけではなく...
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アソーカ・タノ、

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キャシアン・アンドー、

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さらにはマンドー&グローグーが通信パートに登場‼︎

歴代のスピンオフ作品から、現在も活躍を続けるヒーローたちが「スター・ツアーズ」に集結‼︎

これは、3人に会えるまで乗り回さなければ...

東京ディズニーランドへの追加については未だに発表されていませんが、これまでの追加コースも東京は遅れて実装されていますから、待っていれば来るでしょう。

どのくらい待つ必要があるのかは分かりませんが...


ところで、今回の新ルートはオリジナル&プリクエルとシークエルのどちらに追加されるんでしょうか?

キャシアンは流石に前者に来ると思いますが、マンドーバースはどちらとも言い難い...

実装されているルート数を考えると、シークエルになる可能性の方が高いように思います。


どちらにせよ、追加が楽しみです‼︎

「オビ=ワン・ケノービ」&「アンドー」円盤化決定‼︎



「マンダロリアン」の円盤がまもなく発売‼︎

シーズン1はいよいよ今月発売ということで、首がカミーノアン並みの長さになっている方も少なくないでしょう。

そんな中、またもアメリカ向けにアツい発表がありました‼︎


なんと、「オビ=ワン・ケノービ」と「キャシアン・アンドー」の円盤化が発表されました‼︎

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「オビ=ワン」の特典には
  • 運命の闘い オビ=ワンVSベイダー
  • 暗黒の時代 ヴィランズ(ベイダーや尋問官について)
  • 銀河のデザイン(ローラや新惑星について)
  • 監督のオーディオコメンタリー(多分最終回)

が収録。

「マンダロリアン」の特典は、米国盤のレビューを読む限り既存のメイキングの編集版らしいですが、今回のは公式の説明を読む限り、新規の物も含まれているように思います。(少なくともコメンタリーは新規)

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「キャシアン・アンドー」についても、5つのメイキング映像が収録。

こちらに関してはメイキングの配信が行われていないため、おそらく全てが新規のモノとなります。


ドラマシリーズの円盤化が継続されることが明らかになったのはかなりアツいですね...‼︎

配信よりも円盤の方が、データ圧縮率が低い分高画質ですから。

「オビ=ワン」は絶対買います。

「アンドー」は...その時考えます。


願わくばアニメシリーズの円盤化もお願いしたい...

「バッド・バッチ」が完結してある程度経ったら、「クローン・ウォーズ」最終章と合わせてUHD BDボックスとか出ないかな...?

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↑ところでキミどうした?

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シーズン終盤で本気を出す8月31日系アニメ「バッド・バッチ」のファイナルシーズンは、いきなり最終回水準の本気ペース‼︎

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前回は急にデレ始めたクロスヘアーと共に、オメガがタンティスから脱出。

シャトルが砲撃でぶっ壊れた結果、案の定墜落してしまいました。


圧倒的光属性女子のオメガと、民間人を火炎放射で燃やしちゃう系男子のクロスヘアーの珍道中、一体どんなことになってしまうのか...

オメガ、闇を知ってしまう
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人類大体友達、犬も友達の光の化身オメガが...

絶対みんな助ける、タンティスのクローン達も助ける気満々の善の塊が...


賄賂をしようとか言い始めてしまった...

しかもギャンブル厨に...(まあ元からやってたけど...)


オメガって良くも悪くも道徳を忠実に守るキャラクターだったと思うんですけど(ギャンブルは向こうだと合法なはず)、それが「誰も傷付けたくない」からとはいえ、「賄賂」なんてことを進んでやり始めるなんて...

ハンター達がそういうことやろうとしたら止める良い子だって、オジサン信じてたのに...


カミーノに囚われてる間にすっかり心が闇に染まってしまったんだね...

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↑許さん


ところで、サバック?であっさり4万5000クレジット稼いでましたけど、あの世界って1万クレジットあれば宇宙船が買えて、1万7000あればハン・ソロの借金が返済出来るので、なんかケタ1つ分設定を間違えてるような気が...

第1話公式解説の「間違いなく、125日です‼︎」事件といい、この作品に関わってる人たちってもしかして数字をご存知無いのか...?

あんな片田舎の酒場にそんな大金集まらなくない?


そういえば、オメガがギャンブルで異様に強かったのも戦略立てるのが上手かったのではなく、未来を予知出来たからだったんですね。
イカサマじゃん。


オメガちゃん、君もう真っ黒だよ...


まあそうは言っても、「争わずにやり過ごそう」「バッチャーを助けよう」という芯の強さはこれまでのオメガと変わらず。

良くも悪くも、世の中渡り歩くのが上手になったというべきかもしれません。

前2シーズンは理想だけで動いて裏目に出ることも少なくありませんでしたから、「反乱者」として生きていく上で良いことだと思ってあげましょう。


争わない方針を撤回する時も、
「クロスヘアー、やっちゃえー‼︎」
と元気いっぱいな感じで言うのではなく、

「クロスヘアーのスキルを使う。」とクールに言うのも、彼女の変化を感じましたね。クロスヘアー君、完全に尻に敷かれてるじゃん

高校生くらいの年齢になって、落ち着きが出てきたかな?


罰金総督、そもそも自分がギャンブルしていながら後出しでギャンブルの罰金取ったりと、触手モンスターのご飯にされても全く同情出来ない、可愛げの無い悪役なのがなかなか良かったですね。

ユーモラスな部分も皆無の純然たるカス、「罰金」として徴収したものが「稼ぎ」=直接自分の懐に入る仕組みにしているという腐敗っぷり、相当ですよ。

彼はオメガ達に対して「ヘムロックの迎えが〜」と言ってましたが、ヘムロックってその存在自体が半ば機密じゃありませんでしたっけ?

いつの間に公開したんだ...?



再会
てっきり最初の3話で再会まで描くのかと思っていましたが、4話でようやくの再会となりました。

ハンターたちが助けに行くのではなく、オメガの方からハンターの下へと戻ってくる。

ずっと守られてきた彼女の「成長」が、この回では大きなテーマだったのでしょう。

クロスヘアーも、2シーズン越しについに合流。

これまでの外道行為を思うと両手広げて歓迎しようという気分にはなりませんが、まあ本人たちが喜んでいるのでヨシとしましょう。


オメガ、戦いの道へ?
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パブーを気に入り、本格的な移住も考えていた一同。

テクの死(私はその内サイボーグ化してなんか移植されたテクが指から電流放ち始めるに2万クレジット賭けます)を受けて兵士から完全に足を洗う方向で話が進んでいましたが、今回オメガは「タンティスに囚人を置いてきてしまった」「タンティスに戻る」などと発言。

そして、着実に世渡りも上手くなっている。

こうなってくると、「オメガのために安息の地へ移住」という選択は、オメガ自身が断固拒否するのではないでしょうか?


「子供に戦いの道を歩ませたくない」と考える大人たちの想いとは裏腹に、子供自らが「戦いたい」と感じてしまう、ある意味強制的に戦わされるよりも悲惨な世の中が、この銀河帝国の治世ということなのでしょう。


オメガの芯の強さ、尊い自己犠牲の精神と共に、そんな「自己犠牲」を必要とする世界と大人たちへの非難を描くような作品になっていくのかな?と思います。


まさにあの銀河の世界観を掘り下げる、オタク君大歓喜の内容ではあるのですが、今回のシーズン3は過去2シーズン以上にスペクタクル要素が少なく、もう完全に大衆ウケを捨てたように感じられます。

おそらく、大衆が過去2シーズンを観てくれなかったのでしょう。

じっくり付き合ってくれるオタクたちのために、じっくりゆっくりストーリーを紡いでいこう、そんな意図を感じます。


次回はおそらくクロスヘアーが「自分を助ける任務中にテクが死んだ」という事実を知り、またクソ面倒くさいモードになるのでしょう。

今からリアクションが楽しみだ...



なんやかんやで、まだ未回収のストーリーがタンティスの囚人救出とジロビーストしかありませんし、今後どんなストーリーになっていくのかは全く読めません。

ヴェントレスやウォルフも、どう話に絡んでくるのか...

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スローペースでありながら満足度はむしろ高い「バッド・バッチ」ファイナルシーズン、このパワーを保ったまま最後まで駆け抜けて欲しいものです。

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↑ダチョウさん再登場おめでとう

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「バッド・バッチ」ついにファイナルシーズン
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衝撃の幕引きとなったシーズン2から1年、ついに「不良分隊」最後の戦いの火蓋が切って落とされました‼︎

初回は3話同時配信という大ボリューム。

このシリーズは必ず初週のボリュームが多いんですよね...

2021年5月4日16時にスタートしたS1第1話がまさかの70分という長尺で、日本公式があらかじめ予定していた「17時4分一斉ツイート」が出鼻を挫かれてしまったこともありました。もはや懐かしい...

ファイナルシーズン、最初から本気
「バッド・バッチ」は全体的にシーズン最終章で本気を出す傾向にありましたが、今回は最終シーズンということで最初から本気‼︎

8月31日系アニメのファイナルシーズンの第1話は、囚われたオメガの物語。
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壁に過ごした日数を書き記すオメガ。序盤と終盤に天丼のような流れを組み込む構成でしたが、この壁の傷が終盤で激増しており、2話における「オメガを待たせ過ぎている」というハンターの台詞にも説得力が生まれます。

クロスヘアーからも「優し過ぎる」ことを指摘されるオメガ。

信じて良いのか分からないモノをなんでもかんでも信じてしまうオメガ。視聴者もそこについては「ガキだからって...」って思って目を瞑っていた部分が大きいと思いますが、これも3話で明かされた事実を踏まえると納得出来てしまう。

「解る」んだな、と。
皇帝の来訪
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「皇帝は私ほど寛大ではない」、多分帝国の上司の定番台詞なんでしょうね。

彼が電撃訪問するほどの「ネクロマンサー計画」、一体どんな内容なんだ...

と言いたいところですが、アレですね...


シークエルの話してるね...

帝国軍がクローン実験してるという時点でそうだろうとは思ってましたけどね...

ここまで明確な描写がありながらも、「マンダロリアン」「アソーカ」を観て「フィローニはシークエルを消そうとしてる!」という妄想をしている方には「謎」であり続けるのかな...


とはいえ、ギデオンのフォース感能力を持ったクローンが「マンダロリアン」の時期まで完成していなかったのを見るに、ヘムロックは研究を完成させられないのでしょう。


オメガのM値が良好=研究に進展が見られたことによって、かえって追い込まれた立場になってしまったヘムロック。市民の生活を犠牲にして注ぎ込まれた資金で何をしでかすのか...

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賞金稼ぎ、出番かな?


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↑お前の寿命も、あと3ヶ月で尽きる...

ナラ=セ、何の裏も無さそう
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「クローン・ウォーズ」シーズン1では医療ステーションの患者を心配する慈悲深き科学者、シーズン6ではタップとファイブスの始末に必死な科学者と、何をどうしたらそうなるのか分からないくらいにキャラがブレているナラ=セ。

やはりシーズン6の印象が強いため、オメガにフェネックを差し向けていたのも何か裏があるのかと思っていましたが...

本当に、ただオメガが好きなだけみたいですね。(まあそんな感じはしてたけど...)

シーズン1のキャラが素なんでしょうね。

ファイブスの時マジでなんだったの...?


ヘムロックからも「子煩悩」がバレバレですし、最近のフィローニは子煩悩ブームなんでしょうね...

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子煩悩というと、エメリーもなかなか妹馬鹿説が浮上。

ヘムロックの前に仕えていた「誰か」という謎も登場しましたが、オメガを「外の世界」から本気で守ろうとしていましたし、ナラ=セ同様本気で彼女を気遣っているのでしょう。

オメガのアメリカンデザインな人形も大事にしてましたしね...

まるで「外の世界」そのものを恐れているような口ぶりなのは、彼女が「外」を、「自由」を知らないということなのでしょうか?



↑子煩悩の円盤、もうすぐ発売

「M値」、まさかの2度目の登場
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「マンダロリアン」にて、アンチの多いミディ・クロリアンを誤魔化すために登場した「M値(Mカウント)」がまさかの再登場。

そして、その高い数値を持っていたのがオメガ。


これ、かなり納得感がありますよね。
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射撃能力に秀でている訳ではないはずなのになぜかブラスターの命中精度が高かったり、異様に他者に共感したりと、「普通の子供」ではないことは明らかだったオメガ。
「ご都合展開の多いガキ」に見えたオメガも、フォース感能力があるとなると、「直感」で色んな危機を乗り越えられたのも納得です。

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この事実を踏まえてグンジーと出会う場面を見返してみたんですが、一見すると騒音が気になってグンジーを見つけたような演出がされているものの、一緒にいたエコーはその「騒音」のようなモノが聞こえている気配が全く無く、実は「感じていた」のか?とも取れるような描写になっていたと思います。

...考え過ぎ説はある。

「Paths Unknown」、パスと関係無かった
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第2話のタイトルが「Paths Unknown」と発表された際、「オビ=ワン」や「サバイバー」に登場した「パス」が関わってくるのか?と言われていましたが、全くそんなことは無かった...

こうなってくると、「Harbinger」もコミックと繋がる内容では無く、ただ単に「前触れ」という意味なんでしょうね。IMG_4043
まあこのシリーズが平気な顔してコミックに繋がる話やったら怖いですけど...


第2話はネタが切れた時の定番、モンスターバトル。

とはいえ流石にただのモンスターバトルには飽きたのか、ツルが動いたり小さくなったりと変幻自在の怪生物に。
クライマックスにはいつもの口がデカいモンスターになり、爆弾で「お約束」をもたらしてくれるという展開もなかなか楽しかったですね。

子供クローンたちがハンターたちを助けに行く展開も、「この船なら助けに行けるよな...?」と考えるのも不自然ではない状況で、「都合良く心変わり」とはまた違った、リアリティのある「心変わり」だったと思います。


すれ違いにならない...?
自力で脱出してしまったオメガとクロスヘアー。

なんやかんやでオメガを気にかけているクロスヘアー、いくらなんでも面倒くさすぎますね。
みんなのこと好きなのか嫌いなのかハッキリしろ。ツンデレ王。


一方で、オメガの座標に近づきつつあるハンターたち。しかしもうそこに、彼女はいない。

これ、大丈夫なんですかね?

すれ違って立場逆転とかならない?

とりあえず、オメガのシャトルはキャノンの砲撃で傷付きましたから、どこかで航行不能になってしまう可能性は高いです。

その先でハンターたちに信号を発信出来れば...


とりあえず、全員合流する道筋は整いましたかね?

ところでクロスヘアー、テクが死んだの知りませんよね?

ツンデレ君はどんな反応をするんでしょうか?
キミを助ける任務中に死んじゃったよ?


オメガの優しさを考えると、バッド・バッチの誰かが囚われて、オメガが助けに戻ってしまう展開になりそう...


クロスヘアーが合流したバッド・バッチ、もう少しで見られそうですね。テクいないけど。


今回の3本を見て思ったのが、このシリーズは「どうせオタクしか観てないだろ」みたいな開き直りがあるような気がしますね。
「クローン・ウォーズ」からの再登場キャラがやたら多いのはもちろん、特にスペクタクル要素の無いオメガの獄中生活に丸ごと1話割いたりとか、「見る人が観てくれる」みたいな雰囲気を感じます。
1話と3話は両方の内容合わせて1本にしても良いですからね。

個人的には、バッチャーが生き延びてるのは1話で明かさない方が良かったと思うなぁ...

↑Dark Disciple解説書きました。ヴェントレス早く出てきてモヤモヤ解消してくれ...



「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」も観よう!
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丁度1週間前の2月14日、「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」シーズン1が完結しました‼︎

昨年の5月4日から4回に渡って配信されてきたこのシリーズも、ついに一区切り。

...なのですが、全然話題になっていない‼︎

確かに明確に児童向けな作風で、大人がイッキ見するには少々キツイものがありますが、「SW世界の日常物語」として真摯に作られていますし、1話完結で肩の力を抜いて200年前の銀河を楽しめます。

一方でエピソード間の緩やかな繋がりや、「ハイ・リパブリック」小説とのリンクなども盛り込まれており、最終回ではあっと驚く衝撃展開もアリと、オタクくん達も一緒に楽しめるような工夫も沢山凝らされている作品なので、未見の方は是非作業用BGMにでもしてみてください‼︎

とにかく最終回には度肝を抜かされましたね。

確かに思い返してみると繋がるんですよね。初対面でなぜかカイ達を通してくれたり、棒術出来たり。
歪んだ環境のせいで性格まで歪められてしまった、ということなんでしょうね。

いやぁ、それにしても予想外過ぎましたよ。

ちょいちょい他のSW映画のオマージュも盛り込みながら、この「優しい世界観」だからこそ成立する子供達の物語がしっかりと描かれていて、続きも本当に楽しみです!

カイとテイバーのラストバトル、「新たなる希望」オマージュのダストシュート→「帝国の逆襲」オマージュの機械室通路で終わったのは、まだ「最後」ではないということを暗示しているんでしょうね。

ヨーダもラストの口ぶりからすると、気付いているのかもしれません。





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スターライトビーコンの落成式は「ジェダイの光」と繋がる内容ですが、シーズン1に登場したジェダイたちが集結している中で、書籍との整合性の都合上ハブられるローデン・グレイトストームさんに涙が止まりませんでした。

この作品の明るいトーンに合わせた結果、ベル・ゼティファー君も「激闘の末マスターを拉致されたばかりで子供達や犬と笑顔で戯れるヤツ」になってしまったのは笑ってしまいました。

カイのビジョンにも登場したのを見るに、ベルは今後も定期的にこのシリーズに顔を出すんでしょうね。

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少し前のバトゥー編では、「街」とか略したりせず絶対に「ブラックスパイアアウトポスト」の正式名称を連呼する部分で笑ってしまいました。
ドロイドを追いかける時も「あっち」とか「こっち」とかではなく、「ミルクスタンド!」とかやたら場所の指示が具体的なのも面白かったです。ミルクスタンド、創業260年の老舗だったのか...

宣伝、大事。

意外にも、正史の映像作品にバトゥーが登場するのは初めてなんですね。

ドラマシリーズでバトゥーロケ回とかあっても面白そうですが、施設封鎖しないといけなくなってしまいますから、なかなかそういう訳にもいかないんでしょうね。

ちなみにセレスタ割と好みです。


「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」はマイナー作品のピックアップにもかなり力を入れているようで、
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11月に更新されたエピソードには「ホリデースペシャル」の「ライフ・デイ」をガチでリメイクするという狂気の回が。

「ホリデースペシャル」のラストに登場した謎のオーブに「文脈」を乗せてきたりと、なかなか怖い。

ヨーダとウーキーの付き合いを掘り下げるスピンオフ仕草や、リズとウーキーの交流など、まるで真っ当な回かのような顔をしているのもなかなかにクレイジー。

クライマックスでは「ホリデースペシャル」ラストシーンに登場する赤装束ウーキーも大量発生し、45年ぶりとなる「ライフ・デイ」映像化への本気度が伺えます。

なぜそこまで...?


この回は誰がどう観ても「ホリデースペシャル」なので、まあ良いんですよ。

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問題はこいつ。
原題は「The Prince and The Pirate」

こちら、「ドロイドの大冒険」の「The Pirate and The Prince」のオマージュだと思います。


狂気の「ホリデースペシャル」回を観た後だったので、このタイトルを観た時は「まさかジャンとか出てくるのか...?」と思い震え上がりました。流石にそんなことはなかった。

「ドロイドの大冒険」のDVDは、amazonで常識的な値段で普通に買えます。
ジョージ・ルーカスも制作に携わっているこのアニメーション、是非皆さんにも一度手に取ってみていただきたい‼︎

特に映画館やディズニープラスで「イウォークアドベンチャー」を観て「地の底を見た」かのような顔をしているそこのアナタ、最もこのアニメを見るべき人間です。

想像を絶する真の「地獄」、観る懲役3時間半がアナタを待っています。


「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」×「ドロイドの大冒険」、「誰も観てない」×「誰も観てない」の夢のコラボですね...


「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」、スルーするには勿体無い内容なので是非皆さんも観てみてください。

皆さんも最終回で腰を抜かしたり、「その配達ミスは流石に美談にしちゃダメでしょ⁉︎」とか「ライトセーバー盗られるのはダメでしょ⁉︎」とかツッコミを入れたりしましょう!

ジョン・ウィリアムズ東京公演、音源&円盤化決定‼︎

昨年9月5日、サントリーホールで開催されたジョン・ウィリアムズの東京公演が、順次音源化&円盤化されることが発表されました‼︎



5月3日、「スター・ウォーズの日」の前日(公式リリースでも言及されてる!)に、ジョン・ウィリアムズが指揮した12曲+ステファン・ドゥネーヴ指揮による小澤征爾に捧げるトリビュートを収録したアルバムが配信開始となります‼︎

「スター・ウォーズ」からは
  • 王女レイアのテーマ
  • 玉座の間とエンドタイトル
  • ヨーダのテーマ
  • 帝国のマーチ

などの生演奏音源が収録されます‼︎

後日、さらにCDやBlu-rayの発売も予定されているとのこと...‼︎

私、このコンサートに奇跡的に行けたんですよね...

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↑肉眼で捉えた
生きて動いているジョン・ウィリアムズの姿を目撃出来ただけでなく、サイトウキネンオーケストラの「完成された」演奏まで聴けてしまったんですよね...
最高のホールで、最高の楽団が、ジョン・ウィリアムズの指揮で「玉座の間とエンドタイトル」を演奏してくれたんですよ...
もうね、現実にしてはあまりにも出来過ぎていましたよ...
おかげで月末のシネマコンサートじゃ全然物足りなかった...(アレはアレで楽しい)

この奇跡のコンサートが、音源でまた楽しめる‼︎
そしてBlu-rayでも楽しめる‼︎
いやぁ、楽しみ‼︎

既に各種配信サイトにて、このコンサートで演奏された「スーパーマン・マーチ」が先行配信されています。




またドイツグラモフォンの公式Youtubeチャンネルでは、公演の様子の一部が公開されています‼︎
「帝国のマーチ」の演奏も一部入ってます‼︎
是非、この動画で現地の雰囲気だけでも感じてみてください‼︎

私は5月に出るアルバム、買います。
なんてったって、実際に行ったコンサートの音源ですからね‼︎
自宅でもあの演奏を楽しめてしまうなんて...
Blu-rayの発売も今から楽しみです‼︎




Blu-rayといえば、「マンダロリアン」の円盤発売も来月に迫ってきました。

配信よりも高画質で楽しめるBlu-ray、「マンダロリアン」のファンは是非とも手元に置いておきましょう‼︎


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シーズン1最終回が配信された「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」、観ましたか?

明確に子供向けな作風で、大人がイッキ見するには少々キツイものがありますが、「SW世界の日常物語」として真摯に作られていますし、1話完結で肩の力を抜いて200年前の銀河を楽しめます。

一方でエピソード間の緩やかな繋がりや、「ハイ・リパブリック」小説とのリンクなども盛り込まれており、最終回ではあっと驚く衝撃展開もアリと、オタクくん達も一緒に楽しめるような工夫も沢山凝らされている作品なので、未見の方は是非作業用BGMにでもしてみてください‼︎


さて、本題に入りますが、いよいよ「バッド・バッチ」シーズン3が配信開始となります。


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先月公開された予告編では、「アサージ・ヴェントレス再登場」という衝撃の内容に全世界が騒然。

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彼女の「死」を描いた小説、「Dark Disciple」を完全に否定するような内容になるのではないかとの懸念が広がりました。

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しかしこれに対し、監督のブラッド・ロウは「予め」ファンへの声明を用意。

「既存のストーリーを否定するものではない」という旨の声明が出され、ますます多くのファンを動揺させました。

これを受け私は、「Dark Disciple」を6年ぶりくらいに再読。

今回はこの未邦訳小説について、「クローン・ウォーズ」のお蔵入りエピソードを小説化した本作の内容を紹介しながら、これと「矛盾しない」とするブラッド・ロウの発言の真意について考えてみたいと思います。

ヴェントレスとヴォスの旅路
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ドゥークーに捨てられ、古巣のナイトシスターは皆殺しにされ、孤独な賞金稼ぎとなったヴェントレス。
たまに身の上話に共感した人を助けたりしながらも、バリス・オフィーにライトセーバーを奪われ、闇市場で新たに黄色のライトセーバーを調達します。FullSizeRender
一方クローン戦争に明け暮れているジェダイ評議会には、いつも通りドゥークーによる虐殺の報告が。

その惨状に堪忍袋の尾が切れたマスターウィンドゥから素晴らしいお言葉。

「ドゥークーを暗殺しちゃいましょう」

「いや、ダメでしょ」とオビ=ワン。
暗殺なんてジェダイの道じゃないですよ、と。
(殺人はNGで戦争はセーフというのがアメリカン倫理観ですね)

何言ってんだこのハゲと思っていたオビ=ワンですが、思いの外頭長いジジイを始めとした面々が結構ノリノリで困惑。

なぜか都合良くオビ=ワンの付き添いで会議に出ていたアナキンもウッキウキ。

「暗殺は良くないけど、戦争の犠牲デカ過ぎるし仕方ないよね」みたいな空気に。

縋るように我らが小さき緑の友を見てみると、他の面々と違いノリノリではないものの、特に反論する様子も無し。

普通に暗殺任務の遂行が決定し、我先にと手を挙げるアニー。
しかしアニー君は潜入任務に不向きなため、オビ=ワンがその道のプロフェッショナルを提案。(アナキンの不満ポイントに1点加算)
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丁度別の潜入任務を完遂して帰ってきた暴れ馬、クインラン・ヴォス。

流石のヴォスも暗殺任務にはビックリするものの、戦争を早期に終結させるため任務を快諾。

そしてオビ=ワンは、かつて自分をモールから助けてくれたヴェントレスの協力を得るように指示。(君反対してた割にノリノリじゃない?)

ドゥークーを知り尽くした元弟子の力を借りるため、彼はヴェントレスを捜索。
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なんやかんやでボバの一味から彼女がパントラにいることを聞き出し、彼女の賞金首確保に協力。

群れたくないと言っていたヴェントレスもなぜか(最後まで読んでも分からん。顔が好みだったのかな?)彼に心を許し、コンビで様々な仕事を共にすることに。

ブラックサンから助け出したパイクの子供が、親元に届けた後に報復攻撃を受けるといった悲しい出来事に見舞われながらも、なんか気付いたらメチャクチャ仲良くなっている2人。(本当に気付いたら仲良くなっていた)

ヴォスもついに彼女に正体を明かしたところ、一言
I know.
と。

暗殺への理解も得られた所で、共通の敵を倒す力を得るためダソミアへ。

ヴォスの慈悲深い(?)精神ではシス卿を倒すことは出来ないと考えたヴェントレスは、暗黒面の満ちるこの星で訓練を積ませることに。

彼女の厳しい訓練に心身共に疲弊するヴォス。しかしいつの間にか恋仲になっていた彼女とイチャつきながら、暗黒面と繋がり始めることに。

彼には暗黒面の原動力となるパワーが足りないと感じたヴェントレスは、

あなたのマスターを殺したのはドゥークーだよ

との情報を提供。無事打倒ドゥークーにヴォスを焚き付けることに成功。

そんなある日、ヴェントレスと繋がっている分離主義勢力の内通者から「ラクサスでの式典に潜入させてあげられるよ!」との連絡が。

まだ訓練が終わってない!と言うヴェントレスに、ヴォスは「最後の試練」を終えることで力を示すことに。
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とある暗黒面に満ちた洞窟に、ナイトシスターの洗礼でも使用される命の水の泉が。

その中に住むスリーパーと呼ばれる生物と対決するヴォス。見事水中で長時間息を止め、フォースの力でスリーパーを屈服させることに成功するも、「殺せ!」というヴェントレスの命令には反抗。最終的には渋々トドメを刺したものの、やはり闇に染まりきれてはいない様子。


ラクサスへ到着した一向は、式典に参加するための正装を確保。これからマスターの仇を討とうという時にヴェントレスのドレス姿に欲情するヴォス。
そして内通者を口封じに始末するという本場の暗黒面を見せつけるヴェントレス。
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無事ドゥークーの「人道主義褒賞(戦争に人じゃなくてドロイド使ってる!人道的!)」の授与式典に潜り込んだ2人。

屋敷に潜り込まれたり、呪いの人形でチクチクされたりしてビビっている伯爵は、式典にグリーバスを同伴。

ヴォスが別室に将軍を誘き出して閉じ込め、ドゥークーと2対1の対決に。

何度かドゥークーを追い詰めたものの、暗黒面の道を極めた彼に中途半端な2人が敵うはずもなく、しっかりフルボッコに。

挙げ句の果てにグリーバスが脱出し、バトルドロイド軍団を引き連れて再登場。

「暗殺」という仕事や、ダソミアでの訓練を通じて心に広がりつつある闇を感じ取られたヴォスは、ドゥークーに捕えられることに。

戦闘中に自らのライトセーバーを失い、敗北を悟ったヴェントレスは、生きて助け出すチャンスを作るべく、ヴォスのライトセーバーを回収して逃亡することに。



セレノーに連れ去られたヴォスを待っていたのは、ドゥークーの楽しい拷問遊び。その日の気分でドロイドやフォースで様々な拷問を浴びさられ、身体も心もズタズタ。

そんなある日のこと、突然拘束を外され、屋敷の広間へと連行。ヴォスの目の前で豪勢な料理をとても美味しそうに頬張る人道主義褒賞受賞者さんから、ヴェントレスとの関係について尋ねられることに。

話を進める中で、「お前が俺のマスターを殺した!」と告げると、大爆笑する伯爵。
そして一言。

いやアイツが殺したんだよ?

証拠映像を見せるも、「捏造だ!」と納得しないヴォス。
そんな様子を見て楽しいことを思い付いた伯爵は、戦場から回収されたライトセーバーを用意。

「ほら、触れて記憶読み取りなよwww」と。


一方、ヴェントレスはモスアイズリーのカンティーナへ。
かつてチームを組んだボバたちと再び接触し、賞金稼ぎとして貯めた全額を払って彼らを雇うことに成功。

ヴェントレスが屋敷に潜入。愛するクインラン・ヴォスの元へと辿り着くも、その眼は真っ黄色。

彼女こそがマスターの仇であり、自分をドゥークー殺害の道具にするためウソをついたと怒りに燃え、彼女に襲いかかるヴォス。

必死の説得も虚しく、愛する人から命からがら逃げ出したヴェントレス。待機させていた賞金稼ぎたちに協力してもらって捕まえようとするも、
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皆さんドゥークー伯爵との戦闘の真っ最中。(公開された制作途中の映像ではしっかりとした戦闘シーンがあるのですが、小説では「外に出たら戦ってた」という記載のみ。脚本に戦闘シーンの内容は書いてないんでしょうね。)

救出は失敗し、急いで逃亡せざるを得ない状況。賞金稼ぎ達は急いで船に乗り込み、諦めきれないヴェントレスも無理矢理ボバが押し込む形に。

チビ大名曰く、「俺はお前と違って置いていったりしないからな!(ガチギレ)」とのこと。

ヴォスを失った挙句ガキにマウントまで取られ、完全に心をへし折られたヴェントレスは、ヴォスとオビ=ワンが密会していた酒場へ。オビ=ワンにヴォスが堕ちたことを告げます。


その後銀河ではドゥークー伯爵の新たな右腕、「エニグマ提督」の存在が囁かれることに。

そんな中ヴォスの親友だったデッシュがヴェントレスの前に現れ、ジェダイと協力してヴォスを連れ戻して欲しいと懇願。オビ=ワンも彼の申し出を快諾し、ヴェントレスは聖堂へと連れて来られることに。

ウィンドゥらがバチクソキレ散らかす中、そもそも一連の出来事は評議会が暗殺なんか命じたせいだというオビ=ワンの訴えにヨーダらが納得し、任務が決行されることに。

アナキン、オビ=ワン、ヴェントレスは敵艦に潜入。するとヴォスはエニグマ提督として鎮座しているどころか、普通に監禁されて吊るされていることが判明。
「『エニグマ提督』は我々を撹乱させるためのデマだったんだ‼︎」と結論付けたオビ=ワン。無事にヨボヨボのヴォスの拘束を解くものの、ヴェントレスは「コイツは暗黒面を隠してる‼︎アンタ達も分かるだろ⁉︎」とライトセーバーを抜く。

そんなモノは全く感じられない2名。
「あの時襲ったのはドゥークーに監視されていたからだ」と弁明するヴォス。(?????)

結局ヴェントレスの訴えは受け入れられず、ヴォスは聖堂へと帰還。
ヴェントレスは彼を救ったことで恩赦を与えられることに。(ジェダイで勝手に決めて良いのか...)


しばらく経過した後、体調が回復したヴォスは任務に復帰。アナキン、オビ=ワン、デッシュの3名と2つの任務を共にするも、2つとも敵に先回りされたような結果に。

ここでオビ=ワンはヴェントレスの訴えを思い出し、ヨーダとウィンドゥにその懸念を報告。彼を注視することに。

そして次の段落でヨーダから「堕ちてる。感じる。」とのお言葉が。(作者途中で死んだ...?)


評議会は彼の処遇を検討することに。なんか急に死刑を主張し始めるウィンドゥ。(やっぱ作者死んだ?)
なんか同調する評議会の皆さん。(作者死んだでしょ?)

しかしオビ=ワンは、善意とはいえ道から逸れ、暗殺を命じた評議会が彼を堕とした原因だと訴え(さっきもこの下りあったな...)、皆さんも納得。ヨーダはなんだか嬉しそうな表情(お前もなんか言え)。

もう一度彼にドゥークー殺害の任務を与え、その様子を見ることに。(1分前の記憶が無い?)

ヴォスはヴェントレスに接触。愛する人の誠意に絆されたヴェントレスは、自分の懸念を取り越し苦労と判断し、既に関係を再構築していました。

そんな中で、彼からもう一度ドゥークーと戦うことを告げられ、2人でこの仕事をやり遂げよう、「全てを終わらせて」一緒になろうという話に。

またも敵艦に潜入することとなるも、ヴェントレスを失うリスクは犯せないとヴォスが説得し、彼女は逃亡のため待機することに。(?????)

一方、アナキンとオビ=ワンも彼を尾行し敵艦に潜入。2人が影から見守る中、ヴォスとドゥークーは一騎討ちに。内なる力を解放し、ドゥークーをボコボコにするヴォス。喉元に刃を突き付け、トドメを刺すのかと思いきや、
「お前のマスター紹介しろ」
「誰でも弟子に取ると思ってるのか?」
「だってお前負かしたし」
などとほざき始めたため、アナキンとオビ=ワンも飛び出し、ドゥークーとヴォスを逮捕。


ジェダイクルーザーへと連行された2人。アナキンとオビ=ワンは評議会と交信するためブリッジへ向かい、デッシュらジェダイ2名とコーディー達がドゥークーとヴォスを営巣へ連行することに。

案の定、アナキンとオビ=ワン抜きでこの2人を抑え込めるはずもなく、ドゥークーがコーディー以外のクローンを電撃で全滅させ、ヴォスと刺し違えようとしたデッシュも、ヴォスのフォースでもう1人と刺し違えさせられて殉職。

ヴォスから回収の要請を受けたヴェントレスは、不審に思いつつもジェダイクルーザーからヴォスを回収。するとドゥークーがついて来てビックリ仰天。

ヴォスを問い詰めようとするも、ジェダイクルーザーからの砲撃の嵐から逃げることを優先。

しかし全てを避け切ることは出来ず、クリストフシスの地表へと墜落。

墜落でドゥークーが大怪我をするも、ヴォスは「全てを終わらせる、限り無く近付いている」の一点張りでトドメを刺さない。
3人は要塞のようなタワーへと逃亡。ドゥークーがシディアスに連絡し助けを求め、ヴォスのことも紹介するが、その正体は分からずじまい。

共和国軍の攻撃も始まり、さらに焦るヴェントレス。ヴォスと話をしているその最中、彼女は突然フォースでヴォスを突き飛ばしてしまいます。

一瞬の出来事に驚くヴォス、目の前にはドゥークーの電撃を一身に受けるヴェントレスの姿が。

アナキンとオビ=ワンもその光景を目撃。

自ら身代わりとなったヴェントレスは倒れ、共和国の攻撃で建物の崩落が始まり、ドゥークーも救援が回収。

ヴォスとヴェントレスはオビ=ワンらに連れられ、帰路へ着くことに。

ヴェントレスはヴォスの腕の中で息を引き取り、ヴォスは自らの行いがもたらした結果をただひたすらに悔いるのでした。

ヴォスの目的はドゥークーに近付くことでシディアスに近付き、シスを討ち倒すこと。
しかし暗黒面に心を支配された彼は、そのための手段を選ばなくなっていたのでした。

クインラン・ヴォスは、善意とはいえ手段を選ばなかったジェダイ騎士団の生き写しのような存在であり、その被害者だったのです。(※この本の見解です)

ヴォスは自らの行いの償いのため、引き続きジェダイ騎士団のために働くこととなります。(????????????????????????)(まあ「シスの復讐」で健在なんだけどさ...)

そして彼らにはもう一つ、やるべきことがありました。

ヴォスとオビ=ワンはヴェントレスの亡骸を連れてダソミアへ。ナイトシスター達の聖なる「命の水」の泉へ。(わざわざ「本当に水なのかは知らん」みたいなことが書いてある)

亡骸を泉に浸すと緑の霧が立ち込め、ヴォス達の耳にシスターの囁き声が。

アサージ・ヴェントレスは、ダソミアへと還されたのでした。


前半は突飛な恋愛の進展を除けば純粋に面白いのですが、後半は結論ありきでそこへ至る道筋がメチャクチャな歪な内容となっていますね。
その場の勢いと熱量でなんとかする「クローン・ウォーズ」らしい内容だと思います。

これが傑作みたいな扱いをされているのは、敵が行いに苦悩して善行したら何でも傑作扱いする人が世の中に沢山いるからだと思います。ジェダイ批判もそう。

ヴェントレスは死んだが...
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やはりヴェントレスはクローン戦争中に死んでいるのですが、公式声明では

彼女の帰還は、キャラクターの明らかな死を含むこれまでの物語を尊重する

とわざわざ述べられています。

「バッド・バッチ」が以前ケイナンの前日譚コミックを葬り去った際、黙っていた方が良いレベルの支離滅裂な弁論しかしなかった公式が、今回は事前に矛盾していないことを強調。


この謎を紐解くカギとなりそうなのが、ヴェントレスの葬られた場所。
  • ダソミア
  • 「命の水」の泉
  • 浸したら緑の霧発生

そうです。

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復活しても何ら不思議の無い状況です。

モールを復活させ、タルジンを魂の状態で生きながらえさせ、数多のゾンビ軍団を生み出した魔法の力が、ナイトシスターであるヴェントレスを復活させられないはずがなかった...


ここまで状況証拠が揃ってしまうと、流石に再登場に納得せざるを得ません。

なんならこのストーリーが作られた時点で、彼女を復活させる可能性も考慮されていたような気さえしてくる。

「アソーカ」最終回でダソミアへ運び込まれたペリディアのナイトシスター達の棺が、全部この泉に浸されるのでは?といった説すら囁かれてしまっていますし、実際割とあり得る。


フィローニ、今回は「抹消」してないんだね...?


ところで、すっかり忘れ去られていますし、私も忘れていましたが、ヴェントレスは黄色のライトセーバーも失ったはずなんですよね。
まあ別のヤツってことになるんでしょうけど。

クローン・ウォーズ・レガシー


先述の通り、このストーリーは「クローン・ウォーズ」打ち切りの影響で没となった脚本を小説化したモノ。

このストーリーのために用意された様々なデザインは後の作品に転用され、
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ヴェントレスの宇宙船のデザインは、「反乱者たち」でシャドーキャスターとなったほか、パントラの市街地やセレノーの貨物区画が「バッド・バッチ」に登場するなど、その影響が随所に感じられます。

本作以外にも、制作されることの無かった「クローン・ウォーズ」の物語を楽しむ手段は存在しており、
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「クローン・ウォーズ」シーズン6のBlu-rayには、アナキンとオビ=ワンがウータパウで大暴れする四部作の未完成映像が収録。

アソーカの出番が増えた影響で、「クローン・ウォーズ」におけるこの2人の組み合わせは実は希少。師弟の独特な空気感をたっぷり味わえます。
全編アフレコ済&日本語字幕付きのため、アニメに近い感覚でストーリーを楽しめます。

つい癖でアソーカに連絡を取ろうとしてしまうアナキンと、彼をなだめようとするオビ=ワンの会話は必聴です。

ここでの巨大カイバークリスタルの演出は、「反乱者たち」でも踏襲されていると思います。


残念ながら日本語版が絶版になってしまいましたが、シーズン5でシディアスに連れ去られた後のモールの四部作もコミック化されています。

シーズン5と最終章の間の物語となっており、正直コレ読まないと話繋がらなくない?と思います。

タルジンの物語はここで決着したりと、かなり重要度が高いです。

ガル・サクソンの初登場作品でもある他、モールとエズラがホロクロンを合わせた基地も初登場、「フォース・オブ・デスティニー」や「バッド・バッチ」で多用されているオード・マンテルのデザインもここで作られていたりと、遺産もかなり多いです。


他にも「クローン・ウォーズ」お蔵入り回の影響を受けたと思わしき内容としては、
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「ボバがキャド・ベインから賞金稼ぎとしての訓練を受ける」という話があり、この時の出来事を指していると思われるセリフがベインの口から発せられています。
この回にはタスケンレイダーの子供を助ける展開があったことも明かされており、一部のストーリーがドラマに転用された可能性もあります。

「バッド・バッチ」におけるベインとハンターの早撃ち対決も、このエピソードのボバとベインの早撃ち対決の演出がほぼそのまま流用されています。

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他にもバッド・バッチがキャッシークへ行く回もあり、コチラも「過去の出来事」として少しだけ触れられていますね。
クリーチャーのデザインや、木とウーキーの繋がりといったストーリーも転用されています。


他にも「ジェダイ聖堂の真下にシス寺院の跡地がある」という設定が正史でも採用されているほか、「カタリスト」ではモン・カラで2度目の戦乱が発生していることが触れられるなど、未制作エピソードの内容は随所に盛り込まれています。


ヴェントレス復活の答えは、間もなく...

本当に「バッド・バッチ」と「Dark Disciple」は整合性が取れているのか、なぜヴェントレスは生きているのか、その答えが明らかになるまで残りわずか。

いつヴェントレスが登場するのかは分かりませんが、12年ぶりの彼女の勇姿に期待が高まりますね。

フィローニ、ケイナンの二の舞は、ダメだよ?

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事件発生?

シリーズ完結編となる「バッド・バッチ」シーズン3の予告編が公開されました。

シーズン2衝撃のラストから約1年、テクを失い、オメガを囚われたバッド・バッチの最後の戦いの火蓋が切って落とされます。

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ジューパ基地最後の1人であるウォルフを始め、フェネックやベインなど、とにかく様々なキャラクターの姿が。

シリーズ完結編として、まさに「集大成」のような予告編になっており、配信がとても楽しみになる内容なのですが、ラストに「衝撃映像」が...

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アサージ・ヴェントレス⁉︎

「クローン・ウォーズ」以来およそ12年ぶりにヴェントレスが登場‼︎

ということで、全世界のファンが...

ブチギレています。

とっくに死んでいる
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ヴェントレスのアニメシリーズにおける最後の出番は、事実上の最終回となったジェダイ聖堂爆破テロ4部作。

自らの無実を晴らそうとするアソーカの手助けをした後、真犯人のバリス・オフィーによってライトセーバーを含む装備一式を奪われてしまいました。


それがヴェントレスの物語の最後...というわけではありません。

ディズニープラスにて「最終章」が配信された「クローン・ウォーズ」ですが、一度打ち切られたことにより、そのエピソード数は大幅に削減。本来ヴェントレスの活躍回となるはずだった全8話のエピソードも、実際に製作されることはありませんでした。

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↑製作途中の映像が公開されたことはある。

しかし、ヴェントレスは宙ぶらりんにしておいて良いキャラクターではありませんし、それなりに人気もある。

Dark Disciple: Star Wars
Golden, Christie
2016-03-01



そのためヴェントレス関連の未製作エピソードは、アニメ用脚本を元に「小説」という形で世に出され、こちらがしっかりと「正史」扱いでタイムラインにも組み込まれている状態でした。

私も一応読みましたが、ザックリまとめるとクインラン・ヴォスが評議会からドゥークー暗殺の任務を与えられ(TCWあるある、とりあえずジェダイの闇)、ドゥークーをよく知るヴェントレスと共に任務遂行を目指す物語です。
元々はぐれモノであるヴォスは、ダソミアでの訓練やドゥークーの策略によって一度暗黒面に身を堕とすも、任務の中で恋仲となったヴェントレスによって引き戻され、最後にはドゥークーの電撃によってヴェントレスは最期の時を迎えてしまいます。
ヴェントレスの亡骸は、ヴォスとオビ=ワンの手で故郷のダソミアに還されたのでした...

そうです。

ヴェントレスは死にました。


「クローン・ウォーズの脚本を基にしている」ということは、「ルーカスがGOサインを出したストーリー」ということです。


「バッド・バッチ」へのヴェントレス登場、それは「クローン・ウォーズ」の、「ルーカス作品」の否定そのものではないか‼︎という話になって来るわけです。


スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ<ファイナル・シーズン/ザ・ロスト・ミッション>ブルーレイ コンプリート・セット [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2016-04-20
↑Blu-rayの特典やコミックでも未製作エピソードのストーリーを楽しめます



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そもそも、「バッド・バッチ」は以前にもコミック「Kanan」でガッツリと描かれた「ケイナンのオーダー66」を全く異なる内容に変えてしまうという「前科」も持っています。

惑星カラーでオーダー66が発令されたという点については共通していますが、ビラバの部隊のクローンアーマーは赤だったはずですし、ビラバのセーバーもコミックで緑だったのが青に。
さらには「ビラバのセーバーがケイナンのものとそっくり」という設定すらも無くなっています。

一応フィローニはケイナンの生みの親ですから、「ストーリーを変えたい」というのはまだ分からなくもないのですが、上記の点についてはストーリーに関係しない、「変える理由が存在しない」箇所ですから、微塵も書籍を尊重するつもりは無いということが分かります。

「赤アーマーはコルサントのショックトルーパーと被ってる」とかそれらしい言い訳がありましたが、緑もルミナーラと被ってるので...

そんでもって「アソーカ」では「エズラの新セーバーがケイナンのとそっくり!」ってやってますからね。舐めてんのか?と。

カット・ロクウェインについても、コブ・ヴァンスの出身作である「アフターマス」にてサルーカマイに暮らし続けていることが語られており、こちらも無視されている。まあその頃には戻っていたと強引に解釈することも可能ですが。


「テイルズ・オブ・ジェダイ」でもフィローニ自身が「監修」までした小説を丸ごと別の話に置き換えるなど、とにかく色々積み重なっている状況があり、そこに「ヴェントレス登場」が来たわけです。


ファンがブチギレ大炎上状態となる中、本作の監督であるブラッド・ロウ(フィローニは総指揮)がStarWars.comを通じてコメントを発表。

わざわざコメント部分のみ公式Twitterに切り取って発信するなど、かなり大きい声での公式見解がファンに向けて放たれました。
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私たちは何も台無しにしたくない、ファン達に「ダーク・ディサイプル」の出来事と合致するヴェントレスの新しい物語を知って欲しい
ほう。

またコメントが掲載されているページには
彼女の再登場はキャラクターの明らかな死を含むこれまでの物語を尊重する
とも書かれている。

これらの文章、ファンの炎上の火消しのために発表された訳ではなく、今回の予告編公開とほぼ同じタイミングで掲載されたものです。(Twitterに一部抜粋したのは火消しだと思いますが)

となってくると、「本当に整合性を取っている」という可能性が浮上してきました。


とはいえ、ヴェントレスは「死んでいる」ことに変わりはないので...


?????


ここで、先ほど超ザックリと説明した「ダーク・ディサイプル」の内容を振り返ってみましょう。

クインラン・ヴォスが評議会からドゥークー暗殺の任務を与えられ、ドゥークーをよく知るヴェントレスと共に任務遂行を目指す物語です。
元々はぐれモノであるヴォスは、拷問の末一度暗黒面に身を堕とすも、任務の中で恋仲となったヴェントレスによって引き戻され、最後にはドゥークーの電撃によってヴェントレスは最期の時を迎えてしまいます。
ヴェントレスの亡骸は、ヴォスとオビ=ワンの手で故郷のダソミアに還されたのでした...

あっ...

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亡骸ダソミアにあるわ

なんか急に整合性取れる気がしてきましたね。

もしかすると、ダソミアに埋葬された女が復活しないと思っていた我々の方に非があったのかもしれません。(そうか?)



まあ、実際の所どんな展開が待っているのかは分かりません。

今の所個人的な有力説は「ダソミアの魔術パワーでなんとかする」というクソ展開ですが、あの世界には「狭間の世界」というクソ要素もあります。
一応視点を広げてみると、死者の口が開いたというクソ展開もあります。

ただの回想という線も0ではありません。それならわざわざ予告に出さないような気はしますが...


公式がわざわざ「『ダーク・ディサイプル』尊重してますよ‼︎」とかなり強く発信している状態ですから、おそらく何かしらの手段は講じているのでしょう。

とりあえず今は、振り上げた拳を降ろしておくべきなのかな?と思います。


「尊重する」といってただ「尊重するだけ」という可能性も0ではないですが...

2月21日配信開始
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待望のシーズン3は2月21日配信開始です‼︎

...いやもうすぐじゃん‼︎

もう2月は「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」しか配信無い前提で予定組んじゃったんですけど⁉︎

初回は3話同時配信。「バッド・バッチ」の初週はいつもボリュームが多いな...

今回は今までより1話少ない全15話。4月3日には2話同時配信もあるため、5月1日に完結します。



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既に各エピソードのタイトルも発表済み。

第2話の「Paths Unknown」というタイトルからは、「オビ=ワン」や「サバイバー」に登場する「パス」が連想されます。IMG_4046
この「パス」にクインランが協力していることは既に明らか。その流れでヴェントレスが登場する?

今回の一件の真相、意外と早く明らかになるのかもしれません。

あとは第9話「The Harbinger」でしょうか?IMG_4047
日本で出版されたものでは「ナー・シャッダの決斗」「サンスポットの騒乱」に少し登場しただけですが、コミックシリーズに「タスクフォース99」という帝国の精鋭部隊が登場しており、そいつらと本格的に戦った場所が「ハービンジャー」という改造スター・デストロイヤーなんですよね...

なんか縁あるのかな...?


まあ、こんだけメチャクチャやっておいて「コミックに繋がるストーリー」をやり始めたらだいぶドン引きですけども...

単に「Harbinger=前触れ」という意味なだけの気もします。後半だし。


ヴェントレスに関しても整合性は取れてるらしい(?)ので、とにかく配信を静かに待っていましょう。
なお、前週の2月14日には「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」の配信もあります‼︎
2月14日から5月1日まで、毎週「スター・ウォーズ」の新作を観られるという訳ですね‼︎

終わる頃には社畜だぜ...


追記
ヴェントレスが死んだはずの小説の紹介記事を書きました。予習に是非!




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「マンダロリアン」映画化‼︎
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朝っぱらから驚きのニュースが飛び込んで来ました‼︎

我らの愛する「マンダロリアン」が、ジョン・ファヴロー自らの手によって劇場映画になることが発表されてしまいました‼︎

ドラマシリーズの映画化としては、デイヴ・フィローニがエピソード6後を舞台とするドラマ作品群、通称「マンドーバース」の集大成となる作品を手掛けることが発表されていましたが、それとは別に「マンダロリアン」の劇場版が単独で公開されることになってしまいました‼︎


既に発表されていた3本の劇場映画に先行して公開されるとのことで、直近の劇場作品がマンドーという嬉しい驚きとなりました‼︎


興行的に成功すれば3部作になるという噂もあり、「スター・ウォーズ」史における重要な転機になるのかもしれません。

「マンダロリアン&グローグー」
劇場版のタイトルは「マンダロリアン&グローグー」。

「マンダロリアン ザ・ムービー」や
「マンダロリアン ○○○○○(副題)」

といったものでも「マンダロリアン」の劇場版であることは伝わりますが、わざわざ「&グローグー」というタイトルになっています。

これ、結構朗報なんじゃないかと思うんですよね。

明らかに前2シーズンより評判が劣っている「マンダロリアン」シーズン3は、確かにマンダロリアンの物語ではありましたが、それまで物語の中核を担ってきたグローグーがほとんどいるだけ参戦のマスコットになってしまっていました。

別にマスコットが悪いわけではありませんが、シーズン2までや「ボバ・フェット」では2人の「親子愛」が物語の中心に据えられ、視聴者の心を掻き乱していました。

シーズン2第6話にて、タイソンへと向かう道中、グローグーにこれから進むべき道を言い聞かせているようでいて自分に言い聞かせているシーンは何度観ても切なくなってしまいますし、最終回はルーク登場の衝撃を感動が吹き飛ばしてしまう。それがこの2人の「親子愛」。

「愛情が生まれるエピソード」が特に無いのも良いんですよね。自然に生まれた愛情だからこそイイ。


シーズン3ではジョン・ファヴローの関与が薄くなったこともあってか、この側面がバッサリ切り落とされてしまい、ただのバトルモノのような形になってしまったことで、前2シーズンほどの熱狂が巻き起こらなかったのではないかと思います。(なんやかんやで面白かったとは思いますが)

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そんな中で、「親子のドラマ」を引っ張ってきたジョン・ファヴローによる「マンダロリアン『&グローグー』」ですよ。

これって即ち、「マンダロリアンとグローグー」の物語って事ですよね⁉︎

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初報ビジュアルで吹き飛んでいる船も帝国軍のモノではありませんし、これは単純に悪を滅するヒーローではない、「初期のマンドー」のノリが帰ってくると期待しても良いかもしれない⁉︎

と、勝手に妄想してしまっています。

単にグローグー人気にあやかってタイトルに入れただけという可能性は考慮しないものとします。

2026年公開?ということは...
「マンダロリアン&グローグー」は2024年に「制作開始」。

となってくると、今年準備して来年撮影し、再来年公開という流れになるのではないかと思います。

2026年に公開されるとなると...その少し前にとあるモノが控えています。

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スター・ウォーズセレブレーション2025
そう、幕張についにやってくるセレブレーションにとって、直近の劇場映画がこの「マンダロリアン&グローグー」になるんです‼︎

つまり...
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監督と主演、来るのでは⁉︎

なんなら、「幕張でキャスト発表」という可能性すらあり得ます。

もしそうなってしまった場合、IMG_3995
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お馴染みのキャスト集結の可能性も⁉︎


「マンダロリアン」シーズン4も今回の劇場版とは別途で製作されるという噂も出ていますから、2025年にマンドーS4配信→劇場版へ続く‼︎
という流れになるのかもしれません。そうなった場合にはシーズン4の予告を「日本の会場でのみ先行して」観られる可能性もあります‼︎


ただでさえ楽しみなSWセレブレーション、ますます楽しみになってしまいますね...

今回の映画化発表、色々と夢が膨らんでしまいますよ...

今後の新作の予定
今回新たに映画が発表されたということで、改めて今後の映像作品の予定をおさらいしていきたいと思います。

最近数が増えて把握しきれなくなってきましたからね...


ヤング・ジェダイ・アドベンチャー
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現在19話まで公開されている「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」ですが、今年も配信が継続されるようです。

ハイ・リパブリック時代を舞台とする児童向けシリーズの本作。

ほのぼのアニメみたいな雰囲気を醸し出していた本作ですが、最近はスピンオフ書籍とのクロスオーバーや、ホリデースペシャルのリメイクを勝手に始めるなど、徐々にその本性を現しつつあります。

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ホリデースペシャル回、本当に狂ってるのになぜあまり話題にならなかったのだろうか...


まあ...褒める所も貶す所も無いこのシリーズは他の作品と比べると話題になることが少ないですが、第2シーズン含めしばらく続くみたいですし、ハイ・リパブリックの一部でもありますから、皆さんもぜひ観てあげてください。







↑併せて読むともっと面白い!

バッド・バッチ
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シーズン2が何の希望も無いバッドエンドで幕を閉じてしまった「バッド・バッチ」ですが、完結編となるシーズン3が今年ようやく配信となります‼︎

オメガとクロスヘアーの運命は如何に?

テクは本当に死んだのか?

ジロ・ビーストはどうなる?

バッド・バッチはこの戦いを生き延びられるのか?


どのような展開になるのか全く予想が付きませんが、とにかく「あの最終回」の続きを早く見せてくれ‼︎

就職する前に全話観直すか...


テイルズ・オブ・ジェダイ


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「誰得だよ」と舐めていたら半端じゃない面白さだった「テイルズ・オブ・ジェダイ」のシーズン2も、今年中に配信される予定となっています‼︎

前シーズンは「ドゥークーのジェダイ時代」というあまりにもニッチ過ぎる題材でアニメシリーズ最高レベルの傑作を出してきたかと思えば、アソーカ編でスピンオフ書籍を完全に葬り去るなど、非常に振れ幅の広い作品となっていました。

シーズン2が何を題材とするのかは発表されていませんが、
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フィローニが関与するとなると、「アソーカ」絡みの内容になるのではないかな?と思います。

ベイランとシン、アソーカとサビーヌ、どちらの師弟も情報が無さ過ぎるので...

特にベイランとシンは、2人ともオレンジのライトセーバーを使っているとなると、シンも弟子入りした当初はジェダイだったことになります。
2人揃って堕ちる経緯、流石に気になりますよ...


「テイルズ・オブ・○○」を派生させていくという噂もありますし、今後が楽しみなシリーズです。

アコライト
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共和国の繁栄の終わり、ジェダイの没落の始まりを描くドラマシリーズ「アコライト」が、ついに今年配信となります。

発表から3年、ついにこの未知の作品がそのベールを脱ぎます。

エピソード1のおよそ100年前を舞台に、シスが共和国の内部に侵食する様を描くようです。

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「ハイ・リパブリック アウト・オブ・ザ・シャドウズ」の主人公であるヴァーネストラ・ロウも登場するとのこと。

「年齢と時代設定合わなくね?」と思っていたのですが、長寿種族なので問題無いようです。

おそらく「ボバ・フェット」のブラック・クルルサンタンや「マンダロリアン」のコヴ・ヴァンス同様、読んでないと内容が分からないということは無いと思います。
小説まで読んでるのは現地でも少数派ですから...





↑まあでもせっかくだし読んでおこうぜ


スケルトン・クルー
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2023年配信予定だった本作ですが、ストライキの影響で今年にズレ込みました。

「マンダロリアン」や「アソーカ」と同時期を舞台にした「マンドーバース」の一作で、ジョン・ファヴローとデイヴ・フィローニが製作に関与。

別銀河でジェダイと子供達が迷子になるとのことで、「アソーカ」とガッツリ繋がる内容になる可能性があります。

キャシアン・アンドー
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関連グッズが全く出ないことから、我々の想像以上に悲惨な視聴数だったと思われる「キャシアン・アンドー」ですが、完結編となるシーズン2が2025年に配信となります。

元々全5シーズンを予定していましたが、脚本家と主演が自ら2シーズンへの削減を打診したということで、当人たちも色々と上手くいっていない「自覚」はあったのだろうと思います。

シーズン2は「ローグ・ワン」に至るまでの4年間を描くとのことで、K-2SOも満を辞して登場するようです。絶対コミック死ぬじゃん。

シーズン1には全くハマれませんでしたが、しっかり制作陣が反省の色を見せていますから、シーズン2には期待しています‼︎


2025年配信、こちらもディエゴ・ルナやアラン・テュディックといったキャスト陣のセレブレーション参戦が期待出来ますよ...

「ローグ・ワン」大好きな私としては是非来てほしい...

シャルミーン・オベイド=チノイの劇場映画
最近インターネットを賑わせているパキスタン人女性監督が、「スカイウォーカーの夜明け」の続編を手掛けます。

「女性に監督させるのが最優先事項」というキャスリーン・ケネディ社長の切なる願いがついに実現する形です。

「シークエルの続編」っていう時点で既に終わってるんですから、いちいち噛み付かなくても良いじゃないですか...


ジェームズ・マンゴールドの劇場映画
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最近「インディ・ジョーンズ」もやっていたジェームズ・マンゴールドが、劇場作品としてジェダイの誕生を描きます。

そうなってくると、ミディ・クロリアンやモーティスの神々など、オタッキーな要素が半端じゃないことになるでしょうし、相当鑑賞ハードル上がりそうな気がしますが...


アソーカ
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今回の「マンダロリアン&グローグー」の発表の中で、しれっとデイヴ・フィローニが「アソーカ」シーズン2を製作予定であることが発表されました‼︎

まあ、あの終わり方で続きが無いと言われたら困りますが、「ボバ・フェット」は明らかに話完結してないのにシーズン2の噂が微塵も無いので...ベインあれで死んだことになっちゃうよ...

演者が急逝したベイランの今後の処遇も気になりますが、立場が逆転してしまったエズラとアソーカたちの今後は純粋に楽しみです。

アニメ未視聴勢の皆さん、是非この機会に「クローン・ウォーズ」と「反乱者たち」を観ておきましょう。おそらくシーズン2まではあと2年くらいあるでしょうから、1日1話とか観ていけば余裕で間に合います。

ボ=カターンのオリジンでもあるため、「マンダロリアン」もより楽しめますよ!

ディズニープラスで1日1話、観よう‼︎FullSizeRender
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↑この順番で観て下さい。最初のヤツだけ映画なので、まずはそちらの毒味だけでも...


そして、アニメは全部観たという方に朗報です。

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多分あまり知られていないと思うのですが、amazon prime会員の方は、prime readingにて「反乱者たち」の前日譚を描くコミック「Thrawn」が1冊丸ごと無料で読めます。

アニメやドラマだけでは分からないスローンの本性が描かれているため、会員の方は是非ご一読を。
プライス総督のオリジンストーリーも描かれています。

デイヴ・フィローニの劇場映画
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「マンダロリアン」「ボバ・フェット」「アソーカ」「スケルトン・クルー」といった作品群の集大成となる劇場映画を、デイヴ・フィローニ自らが手掛けます‼︎

...ということになっていたのですが、今回「マンダロリアン&グローグー」が発表されたことにより、あくまで「アソーカ」や「スケルトン・クルー」の劇場版へとシフトした可能性が出てきました。

「マンダロリアン」シーズン3にて、マンドーが帝国軍残党狩りの仕事に就くことを打診したのは、おそらくこの映画で描かれるであろうスローン大提督との決戦への布石だったと思うのですが、マンドーの物語をファヴローが主導するとなると、フィローニが主導するスローンや別銀河の物語とは距離を離すことになったのかもしれません。

先述の通り、マンドーが悪を滅するヒーローのようになり始めたことで、グローグーとの親子の物語や、賞金稼ぎとしての殺伐とした空気感が消えかかっていましたから、同じ時代の物語でも
  • マンドーとグローグーの冒険譚
  • アソーカたちの英雄譚

これらの2軸に分け、たまにお互いの要素が顔を覗かせたりするくらいに留めるのはアリなのではないかと思います。

実際問題、マンドーがスローンとの戦いに参加する理由はありませんし。


ファヴローとルーカスフィルムが対立し始めたという噂があった中での劇場映画の監督就任は、この方針転換により彼のやりたい事から離れつつあった状況が改善されたから、という可能性もあるように思います。

「ファヴローのスター・ウォーズ」と「フィローニのスター・ウォーズ」、両者のマリアージュが素晴らしかっただけに分かれてしまいそうなのは少し心配でもありますが、2人とも単体での実力は折り紙付きですし、どちらも楽しみに待っていたいと思います。

ランド
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もはや誰も覚えていないと思いますが、ランド・カルリジアン主役の作品が予定されています。

主演は「ハン・ソロ」でランドを演じたドナルド・グローヴァー。

ディズニープラスの配信シリーズ...のはずが、なぜか劇場作品へと変更されています‼︎

「ハン・ソロ」が赤字だったのに‼︎ランドの映画やろうと思ってるんですって⁉︎

...流石に頓挫すると思います。


ドロイド・ストーリー
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「アコライト」などと同時に発表されたアニメシリーズ、「ドロイド・ストーリー」

R2と3POを主役としたシリーズ...らしいのですが、続報が全くありません。

ポシャった...?

ローグ・スコードロン
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キャスリーン・ケネディが前回のセレブレーションで語った所によると、まだ企画消滅はしていないとのこと。
ドラマシリーズへの格下げの可能性はある、としています。

タイカ・ワイティティの劇場映画
一応まだ健在だそうです。

彼の手掛けた回の「マンダロリアン」は最高だったのである程度期待は出来ますが、果たして...


映画楽しみ
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マンドーとグローグーが劇場の大スクリーンで大活躍‼︎

そもそも大作映画の制作規模なのか、あくまで「TV作品の劇場版」としての中規模制作になるのかもよく分かりませんが、まあファヴローですからね。(「ボバ・フェット」から目を逸らしながら)
製作陣、演者共に気合いも入れてくるでしょうし、面白い作品に仕上がると期待しています‼︎

新たな段階へと入った「マンドーバース」。
ファヴロー、フィローニが広げていく新たな物語に期待です‼︎

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あけましておめでとうございます。(遅い)

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「クローン・ウォーズ」15周年の今年、満を辞して配信開始となった「アソーカ」も、ついに最終回を迎えました。

サビーヌ、ヘラ、チョッパー、ジェイセン、エズラといった「反乱者たち」の面々も実写化され、アニメシリーズのその後の物語が描かれるということで、オタクたちからかなりの注目を集めていたタイトルでした。

当初は視聴世帯数の伸び悩みが取り沙汰されていましたが、ヘイデン・クリステンセンの顔出し出演で話題を集めるなどした結果、ある程度盛り返してくれたようです。
実際このブログのアクセス数もヘイデンの出演と同時に急増しており、その人気の高さが伺えます。

アニメ視聴者の期待を一挙に背負った本作も、ついにシーズンフィナーレ。
試写会や盆踊り、声優登壇の上映会と、イベントも盛り沢山で話題の尽きない1ヶ月半でした。


エズラのライトセーバー
自らのライトセーバーをサビーヌに託し、フォースと素手だけで生き延びてきたエズラ。

今回はヒュイヤンの下で新たなライトセーバーを制作したのですが...
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ケイナンのライトセーバーにそっくり‼︎

これまでブラスター付きなど、独自のライトセーバーを作ってきたエズラですが、今回は日本刀を彷彿とさせる特徴的な柄を、師匠の柄を踏襲‼︎

アツイ、アツすぎるぞフィローニ‼︎

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「ケイナンが師匠の柄を踏襲している」というエモい書籍設定を「バッド・バッチ」で無かったことにしたのもお前だけどな、フィローニ‼︎


今回のエズラのセーバーの色は青。

カイバークリスタルはどこから持ってきたんですかね...
エズラが「反乱者たち」後半で用いたセーバーのクリスタルも出所不明ですが、その辺考えるの面倒臭くなったんでしょうか?

ジェダイのクリスタルは自ら探し出すものなはずなんですけど...


合成クリスタルの設定も現在は存在しませんし、本当にどうして...?

...きっとヒュイヤンとアソーカがこの10年の間にいくつか確保していて、その中からエズラと共鳴する物を使ったんでしょうね。そういうことにしておきましょう。


広がる被害
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「別銀河」という割に、その辺のエイリアンと大差無いノティの皆さん。IMG_3283
前回触れ忘れていましたが、彼らが唯一持っている武器がパチンコなのは、エズラが当初愛用していたスリングショットを彷彿とさせ、彼らの交流の深さを感じさせてくれますね。


せっかくの「別銀河」なんですから、そこに生きる生物たちも文化とか生態でもっと異質さを出して欲しいですよ...

盗賊たちなんて武器も見た目も元の銀河と何ら変わりありませんからね。流石にどうなの?


エズラなら「異質な存在」とでも通じ合えるだろうに...
「bridger」なんですから...


サビーヌが執着に負けた結果、帝国軍の攻撃に巻き込まれることとなってしまったノティたち。
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自慢の住居兼乗り物もかなりの損傷を受けてしまい、平和に暮らす彼らにとって大きな災難となってしまいました。

...が、そこら辺を悔いるサビーヌ、みたいな描写が無いし、作中で指摘も無いのはどうなんですかね?

サビーヌのあの選択は、彼女のこれまでを踏まえれば「理解出来る」モノではありますけど、「間違っている」のは確実ですし、そこに作中通してツッコミがあまり無いのはどうなんだろう...?

「サビーヌを悪者にしたくない!」という発想なのかもしれませんが、それならあのような展開にすること自体間違いですし、そもそもアナキンを「良い師匠」として出してる時点で無理があるでしょう。


アナキンとの「再会」の意味
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アナキンとの再会を経て、ようやくサビーヌとの再会を果たしたアソーカ。

「最後の訓練」を経てアソーカが辿り着いた答え、それは「常にサビーヌの味方でいる」こと。

例え誰もサビーヌを信じないとしても、自分だけは常にサビーヌを信じる。弟子の味方をし続ける。

アナキンが自分にしてくれたことを、サビーヌにしてあげようということですね。

...うん。

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じゃあその部分を回想しよう?
「レックス実写化エモエモ」とか言ってる場合じゃないんですよ。
いや別に実写化エモエモはあっても良いんですけど、今後の話との繋がりを優先して、それにプラスアルファでやるのが「エモ」の在り方でしょ?


「クローン・ウォーズ」の視聴者なら、何の話をしてるのかは分かりますけど、あの訓練の文脈からそこへ繋がるのは大分飛躍してるぞ...


...まあ好意的に受け止めるのであれば、アナキンの「最後の訓練」を終えたことで、「アナキンの弟子」という立場から完全に離れ、本当の意味で「サビーヌの師匠」になったということでしょう。


あとアソーカさん、「サビーヌの味方をする」というのと「しっかり咎めない」のは全然違うと思いますよ。


「ダソミアの為に」という言葉の真意とは...?
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初登場時からアソーカと互角の戦いを演じていたモーガン・エルズベス。

元よりダソミアの生き残りとして、所々で「魔術」を披露していましたが、どうやら正式な「魔女」ではなかったようですね。

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モーガンがナイトシスターとなる際に行った儀式は、ヴェントレスがドゥークーに捨てられ、ダソミアへ逃げ戻った際に行ったのと同じ口上でしたが、儀式の動作は予算削減のためか控えめに。緑の煙も大幅減量。

どうやら肌が白くなるのは儀式のパワーだったようですが、それならヴェントレスが元から白かったのは何故...?



そして、真のナイトシスターとして生まれ変わった彼女に与えられたのは...
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タルジンの剣
アニメで1回しか出てきてない、影が薄いシーズン6の、「ジャー・ジャーとメイスのコンビ2部作」とかいうネタ切れの極地みたいな回にしか出てきてない、あのタルジンの剣じゃないか‼︎

あんな超ドマイナー回にしか出てきてない剣を、「皆さんお馴染みの」みたいに出してくる、その根性なかなか凄いと思うぞ⁉︎

しかも予算抑えるために煙の特殊効果薄まってるから、余計に分かりづらい‼︎


そしてその剣を持ってしても、最後にはアソーカに敗れてしまう。

ただしモーガン、スローンに置いていかれることが決まった際、彼が去った直後に「ダソミアのために」と言ったのが気になるんですよね。

ずっとスローンの忠臣かのように見えた彼女ですが、もしかするとグレートマザー達の「呼びかけ」はグリーバスがダソミアを滅ぼしてから早い段階で既に行われており、いずれスローンがペリディアへ現れ、グレートマザー達をダソミアへと旅立たせる可能性があることを「知っていた」のかもしれないな?と...

グレートマザー達をペリディアから脱出させ、ダソミアを復活させるために、その「鍵」となるスローンに近付き、仕えていたのだとすれば、今回の一件の真の勝者はスローンではなくグレートマザーなのでは?

ゾンビ軍団
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スローンのナイトトルーパー達、一部では予想されていましたが、まさかのゾンビ軍団でした。

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ナイトシスターがゾンビを操るというのは、「クローン・ウォーズ」や「フォールン・オーダー」でも行われ、その度に観る者を困惑させてきました。
「アニメ観てなくても大丈夫」と言いながらアニメキャラの内面に寄り添ったストーリーを描き、ゲートウェイを出してくる本作の狂気は留まるところを知らず、この「ゾンビ軍団」を当たり前かの如く実写ドラマに出してしまった‼︎

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「ゾンビのストームトルーパー」というのは、レジェンズ時代の小説にも「デストルーパー」という名前で存在していたらしく、「ローグ・ワン」の公開前に少し話題となっていました。

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そして今回、現在の正史における「デストルーパー」もゾンビにされるという高度過ぎるギャグを披露。

アニメ観てても困惑するゾンビ、なぜコレを「アニメ観てなくても大丈夫」だと思ったのだろうか...?

どうせ困惑するのは一緒だからということか?


サビーヌ、覚醒
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サビーヌ、結局フォース使えましたね。

フォースを「信じる」ことが大切、ということなのでしょうか?

アソーカがもう一度自分と向き合ってくれたことで自信を取り戻し、もう一度フォースを本当に「信じる」事が出来た、ということなのでしょうか?

うん...全く分からん...

ただのご都合展開にしか思えん...

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覚醒したサビーヌ、エズラのジャンプをフォースで手助けしていましたが、コレってシーズン2で蜘蛛が嫌うセンサーマーカーを取りに行くためにサビーヌが飛ばされた時の逆バージョンですよね。

この作品、「ファンサービス」には抜かり無いんだよなぁ...

エズラがストームトルーパーの通信に勝手に応答したり、変装して紛れ込んだりするのも「『反乱者たち』あるある」ですしね。

結局のところ
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結局のところ本作は、「スローンが帰還して終了」という分かりきった展開で終了。

なぜか道程の記録をとっていなかったため、アソーカ達はペリディアに取り残されるというマヌケ極まりないオチ。

「アソーカ」というタイトルの割にアソーカの話はほぼ無く、スローンのジェダイに対する態度も二転三転して「キレ者」としての説得力が皆無になるなど、何とも尻窄まりな作品になってしまったなぁ...と感じます。

ベイランの意味深な言葉の数々も、どれ一つとして明らかにならず。IMG_3296
ラストではモーティスの神々の像が映し出されたため、今後もベイランの探求は続いていくのでしょうが、適切なテンポ感でお願いしたいところです。(俳優は変更して登場するでしょう。)
ベイランとシンは前半で視聴者の興味を引っ張ったにも関わらず、後半完全放置でしたからね...


前半の素晴らしい映像やテンポ良く描かれる戦闘、エズラへの想い、新共和国の政治状況などの描写がとても面白かっただけに、後半の「別銀河」とは名ばかりのただの荒地での茶番劇にはガッカリしました。

フィローニ作品の主要キャラは絶対に死なない、という緊張感の無さも、ここに来て段々マンネリ化してきたように感じます。
どうせ最終的に全員助かるんですよ...


最終的な満足度としては「オビ=ワン」くらいに落ち着いたかなぁ...という感じですね。

現時点での個人的な感覚ですが、
  • マンドーS2 100点
  • マンドーS1 90点
  • マンドーS3 75点(やや甘め)
  • オビ=ワン 65点
  • アソーカ 60点
  • ボバ 30点(マンドー部分除く)
  • アンドー 20点(ただし制作側も問題点に自覚的っぽいのでS2には期待してる)

といった感じですね。

最終回はもっとアツイ展開が待ってると思ってたんですが、特に緊迫感も無く起こるべきことが起こって終了、という流れ作業のような展開だったので...

後半は殺陣のクオリティも目に見えて低下していましたから(最終回のナイトトルーパー戦とか終わってましたし)、どうも予算と時間が途中で尽きたのではないかという気が...


詰めの甘さで尻窄まりになったのが「オビ=ワン」、詰める所間違えて尻窄まりになったのが「アソーカ」という印象ですね。

「アソーカ」、ファンサービスは完璧なんですよ。
第1話とか最高でしたけど、アレって話動かしながらも全編ファンサービスみたいなもんですから。

5話もファンサービス回ですが、結局あの最後の訓練が然程活きた様子はありません。
先述の通り、回想で出すべき場所もその後の展開とマッチしていません。

そして新たに描く「別銀河」やダークジェダイの皆さんについては、結局持て余す。


整合性を多少(?)無視してでも「その場の面白さ」を常に追求するフィローニのスタイルが、今回はかなり悪く出たなぁ...という感想です。
見所がファンサービスばっかり、それじゃあんまり「フォースの覚醒」にデカい態度取れなくないですか...?


まあ、元からフィローニは当たり外れが激しい監督ですから、次回作が面白い可能性に普通に期待が持てるのはある意味安心ですね。

何年後になるのか知りませんが...


やはりジョン・ファヴローの力って大きかったんだなぁ、とマンドーの「綺麗さ」と比べて強く感じます。


マンドーバースはまだまだ続く...
アソーカとサビーヌはどのように帰還するのか、シンは盗賊達と何をしでかすのか、ベイランの目指す先には何があるのか、エズラとスローンの戦いの行方は...

「アソーカ」シーズン2、あるいはフィローニが監督する劇場映画で描かれるであろうこれらの展開も気になりますが、まだマンドーバースには新たなる「始まり」が控えています。


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宇宙のどこかで子供たち、そしてジュード・ロウ演じるジェダイが迷子になってしまうというよく分からない作品「スケルトン・クルー」が、今年中に配信開始される予定‼︎

...となっているのですが、現時点で上記のよく分からない情報しか無いことから分かるように、ハリウッドのストライキでプロモーションに多大な影響が出ており、配信延期の見込みとなっています。

一応脚本家のストライキは終結したとのことですから、俳優陣の解決の目処が経ってから、再度プロモーションの予定を組むことになるのでしょう。

正直まだ目処が経っていない状態ではありますが、もう完成に近い状態になっているのは確実ですから、大人しく「その時」を待ちましょう。


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なお直近のディズニープラス配信作品としては、11月8日に「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」の新エピソードが控えています。

なんと、キャッシークで「ライフ・デイ」を過ごすとのこと‼︎

マンドーといいコレといい、どうしてSW関係者は「ホリデースペシャル」が好きなんですか...?

ハイ・リパブリックYA小説第2弾「アウト・オブ・シャドウズ」いよいよ発売‼︎




アウト・オブ・ザ・シャドウズ 上
ジャスティナ・アイルランド

アウト・オブ・ザ・シャドウズ 下
ジャスティナ・アイルランド


2月に発売された「イントゥ・ザ・ダーク」の続編、「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」の邦訳版が明日より発売となります‼︎

スター・ウォーズ アソーカ 上
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ アソーカ 下
E.K.ジョンストン
2023-06-15


「2023年に発売」と告知されながらも、小説「アソーカ」に続報が記載されていなかったため、ポシャってしまったのかと勝手に不安視していたのですが、しっかり発売されます‼︎

今回も5ヘルス氏がイラストを描き下ろしているようです。


来年中にディズニープラスで配信予定のドラマ「アコライト」と関連する要素もあるということで、これまでの「ハイ・リパブリック」書籍以上に注目すべき内容になることでしょう‼︎


「アソーカ」最終回直後の発売ということで、SWロスに効く良い薬になりそうですね‼︎


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久々のシネマコンサート‼︎

名作映画の映像・セリフ・効果音を丸ごと一本分流しながら、その「音楽」をオーケストラが生演奏するという圧巻のステージ、シネマコンサート‼︎

ディズニー体制下では2017年の「フォースの覚醒」を皮切りに、2018年には「新たなる希望」「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還」を全国ツアーで敢行、2019年には某赤いロゴの映画の「世界初公演」を行うなど、この日本では「スター・ウォーズ」のシネマコンサートが精力的に行われてきました。


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ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあってか、その流れがすっかり途絶えてしまっていたのですが、今回「新たなる希望」を引っ提げて堂々の復活‼︎

同作としては5年ぶりの再演でもあります‼︎

今回は大阪・東京の2ヶ所での公演。
東京公演はチケット売り上げが好調だったため、急遽昼夜の2回公演に増枠されるという盛況ぶり。これまでに引き続き東京フィルハーモニー交響楽団が演奏を務めます。

指揮を担当するのは2021年に同楽団の正指揮者に就任した原田慶太楼(変換難過ぎ)氏。今までとは異なる指揮者さんとなるのですが、コレが思った以上に重要でして...

いざ、東京国際フォーラムへ‼︎

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今回参加した東京公演の会場となったのは、2018年以降SWシネマコンサートの東京会場として定着している東京国際フォーラム ホールA。
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公演1時間前に開場となる訳ですが、早めに入るとロビーでミニコンサートが聴ける‼︎
しかも無料‼︎

2018年の全国ツアーでも開催されていたコチラのロビーコンサート。
その再演ということで、今回の公演では演奏されない「ジェダイの帰還」「帝国の逆襲」から「ルークとレイア」「帝国のマーチ」が聴ける‼︎
そして「新たなる希望」からは「玉座の間/エンド・タイトル」に加え、楽器構成の都合上シネマコンサートでは演奏されない「酒場のバンド」も聴ける‼︎


ということで、このロビーコンサートは絶対に行かないと勿体無いです。

まああくまでオマケということで、「ほぼ練習してないんだろうな...」という感じのぎこちなさもあったりしましたが、公演前の気分を盛り上げるには十分な内容でしょう‼︎


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ミニコンサートの後は、いよいよホールへ‼︎

個人的には5年ぶりとなる東京国際フォーラム。


...実を言うと私、元々はこのコンサートに行く予定無かったんですよ。

厳密に言えば「行くかどうか迷ってた」んですよね。

実はこのシネマコンサートが発表された時点で、既にジョン・ウィリアムズの来日公演が9月に開催されることが発表されていました。

そして、このシネマコンサートも9月。

そんなにコンサートばっか行くのもなぁ、と。

「新たなる希望」のシネマコンサートは一回行ってるし...

一応大スクリーンで「新たなる希望」が上映される機会ではあるのですが、ホールがかなり広いため、その辺のアドバンテージはほぼありません。

だったら別に良いかなぁ、コミコンもあるしなぁ...

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と思っていたのですが、ジョン・ウィリアムズの長野公演に落選。倍率は10倍越え。

東京公演はこれを上回る倍率になることが予想されますから、流石に厳しそうだな...ということで、「どうせジョン・ウィリアムズ行けない読み」で本公演のチケットを購入したのでした。

実際はサントリーホールでジョン・ウィリアムズとSKOの驚異的な演奏を聴くことが出来たため、わざわざ本公演のチケットを取る必要も無かったのですが、まあSWのコンサートはなんぼあっても良いですから。


...そんな訳で、チケットを取るのが遅かったワタクシ。

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その結果、なんと最後尾になってしまいました‼︎

「ほぼ最後尾」ではありません。正真正銘の「最後尾」です。

もはやコレ、テレビで観た方が視界の中の画面の割合デカいですよ‼︎

まあ今回は映像ではなく音楽を聴きに来ているため、特に問題は無いのですが...(まあ音も最後尾だとだいぶ遠いけどね...)


公演開始時刻になると、指揮者の原田氏が登場。
前説のようなコーナーが始まったのですが、そちらがかなり意外な内容でして...

要約すると、
シネマコンサートは拍手のタイミングに困るようなクラシックコンサートとは違う、とにかく楽しいものです。黙って座っている必要はありません。皆さんは好きなキャラクターが出てきた時や、好きなシーンで、いつでも拍手するなり歓声をあげるなりして下さい。そしてエンドロールで、ジョン・ウィリアムズの名前が出てきたら1番の拍手と歓声をお願いします!

...今までそんな話無かったよ?

先述の通り、原田氏がSWのシネマコンサートで指揮を務めるのは今回が初めて。
おそらく「海外のシネマコンサート」を意識してのことなのかな?とは思いますが、正直予想もしていなかった展開に驚きました。


何はともあれ、いよいよ公演がスタート。

シネマコンサートは映画の音声から音楽だけ抜き取ったものを専用で用意する必要があるため、おそらく前回と同じデジタル配信版の素材を使うんだろうなぁ、と思ったのですが...
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なんとFOXから始まった⁉︎

前回と違うじゃん⁉︎

最新リマスター版でやるってこと⁉︎

と思ったのですが、その後のルーカスフィルムのロゴ映像は古いバージョン。普通にBlu-rayで用いられていた2011年版の映像でした。
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マクランキー無しです。

最近は専ら4KUHDの最新リマスター版ばかり観ていた結果、最初のブロッケードランナーのシーンで「映像汚ねぇ‼︎」と思ってしまいました。
ちょっと前までは毎回アレで観てたんだぞ...

画面が全体的に明るいのももはや懐かしいですが、映画上映に特化していないホールで流すにはむしろ丁度良いようにも感じました。


さて、肝心の演奏ですが、やはり有名な楽団の生演奏というだけあって、音がとても綺麗‼︎
最後尾の席にまで綺麗に音を届けてくれますし、難しい音階の変化も卒なくこなすなど、レベルの高さを感じさせてくれます。


ということで大体満足ではあったのですが、一点とても気になったことがありまして...
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原田さん、全然映像と指揮合ってないじゃないですか...

「最後尾だから音が遅れてきたのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、そういう話ではなくて、全体通して明らかにペース配分間違ってるんですよ。

なんかですね、全体的に速いんですよ‼︎

本来よりも速いペースで曲が進行してしまうため、大体どのシーンでも最後の方で急にゆっくりになっちゃうんですよ。次のシーンの曲に行っちゃいかねないので。

最初からその傾向はあったのですが、ジャワとドロイド達の曲のペースが(明るい曲調なのもあってか)もうとにかく早くて、ルークの初登場に彼のテーマフレーズを合わせるため超ゆっくりになる時間が生じたんですよ。

流石に本人もこれはマズいと思ったのか、そこからちょっと演奏のペース落としたんですね。

その結果、今度はルークが双子の夕日を見つめるシーンに曲が追いつかず、フォースのテーマが超ハイペースで流れてしまったんですよ...

コチラは「おお...」って感じですよ。名シーンがそうなっちゃったか、と...

そこで「遅いよりは速い方がマシ」と判断したのか、その後は終始速かった...

東京フィルの指揮者が下手なはずが無いことは分かっています。
シネマコンサートという特殊な形態ゆえに生じた問題なのも分かるんですが...

その...A席でも7800円払ってるので、もう少し練習していただきたかったですね...

「そういう部分があった」くらいならコチラも何も言いませんが、ほぼ全部速いは流石に...ねぇ...

過去の公演でそんなにズレた記憶ないですからね...


なお、今回奨励されていた「拍手&声出し」ですが、結局声は誰も出してなかったですね。
拍手は各キャラクターの登場シーンや「嫌な予感」、大爆発など、要所要所で起こっており、これはこれで面白いと感じました。
応援上映の簡易版、みたいな感じでしょうか?

まあでも、せっかく生演奏が聴ける機会なので、観客は静かな方が好きかなぁ...


地味に嬉しかった変更点としては、「映画の音」がこれまでの公演と比べて大幅に小さくなったということです。

シネマコンサートは映像を上映する都合上、ステージに音響反射板を設置することが出来ません。

それ故に大きなホールでは音響が損なわれてしまい、ホールの隅々まで音を届ける精度が落ちるという問題があります。

シネマコンサートに来る人間は、ほぼ間違いなくその映画のファンです。
内容は知ってます。

ということで、セリフや効果音のボリュームを控えめにし、「生演奏」が聞こえやすいように配慮してくれたのはとても嬉しかったですね。
是非、次回以降も継続して欲しいです‼︎


今回の公演で感じたのは、「オタクではない観客」が多いなぁ、ということですね。

名楽団によるメジャー映画のオーケストラコンサートということで、公開当時を懐かしんでいるおばさま方や、ホッカイロレンをSWファンの代表格と認識しているカップルなど、「明らかにライト層だな」と感じる方がとにかく多かった‼︎
ジョン・ウィリアムズ来日公演のような「ガチの観客」しかいない空間は間違い無く代え難い魅力がありますが、今回のような「オタク以外も楽しんでくれる空間」がしっかりある、それが為せるだけの土壌があるというのは純粋に嬉しいです。

シネマコンサート自体初めてっぽい人の方がむしろ多かったかも?

オタク達は「マンダロリアン」や「アソーカ」などのおかげで、むしろ映画が公開されていた時期よりも元気に活動しているような節がありますが、やはり配信サービス主体の展開は「閉じた物」になりがち。

そんな中でも、カップルや夫婦、友だち同士で「スター・ウォーズ」を気軽に楽しんでくれる機会があるというのは、1人のファンとしてとても嬉しいです。

S席ならもう少しオタク率も高かったのだろうと思いますが、A席はそういったライト層の方々の純粋な空気感をたくさん感じることが出来、なかなか楽しかったです。

A席、多分私以外誰も音楽ズレまくってたことに気付いてませんでしたよ。演奏上手けりゃ割と誤魔化せるんですね。



「スター・ウォーズ」という最高の映画を、最高の生演奏と共に体感することの出来るシネマコンサート。
開催数が圧倒的に少ない「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還」の再演なんかも、いずれは期待したい所です‼︎

「アソーカ」7話極短小レビュー
「アソーカ」7話について書くことが無さすぎるので、ここでササっと済ませようと思います。

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3POがレイアに代わって登場した軍事監査委員会。

ジオノ議員がクソウザいのは間違いありませんが、ヘラも感情に訴えかけるばかりでイマイチ理屈に欠けているのがねぇ...
レイアも割とそういうタイプでしたから、共和国を納得されられないのも当然のような...

なぜレイアが出て来なかったのかということですが、おそらくCG制作の都合でしょう。
ゼブですら「新兵訓練」という理由で登場を渋っているくらいですから、実在の人間を再現する予算など残っていないでしょう。

また、昨今アメリカではAIによる人間の再現にとても厳しいそうなので、キャリー・フィッシャー本人の同意を得られない以上、社会問題にされるリスクを避ける必要があったのかもしれません。(「マンダロリアン」のルークや「オビ=ワン」のベイダーのAI声は、役者本人の許諾を得て行なっています。)

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IMG_32237話はあくまで「繋ぎ」の回。

ヤドカリの皆さんにシンやナイトトルーパーがちょっかいを出しつつ、「アソーカの合流」以外ほぼ話は動いていません。

「サビーヌが余計なの連れてきたせいでヤドカリさん全滅、エズラ絶望」みたいな流れになるかと思いましたが、流石にそこまでやるとサビーヌを脚本で庇う余地が無くなってしまいますから、「万能ヤドカリハウスのおかげでセーフ」というフィローニ流ゆるふわ展開になりましたね。
まるでいつものSWアニメを観ているかのようだ。

「別銀河」と言いながらヤドカリさんの仕草が人間と似通っているのには正直ガッカリしました。

「別銀河」の「別銀河」感、マジで0。

シンがスローンに見捨てられてしまったのは気になりますが、彼女は「権力」しか目に入っていない、ベイランは「その先」を見据えているというのは明らかなようです。
それが何なのかは全く分かりませんが...

シンは正直善に至る道筋が見えませんが、ベイランはやはり利害の一致で共闘する展開もありそう...?

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身体を鍛えている設定を元の銀河に置いてきた大提督。

アソーカの情報全てに目を通し、「マスターはアナキン・スカイウォーカー将軍」ということを把握した結果、「敵は予想外の手を使って来る。我々はそれに備える」という「いつものヤツ」‼︎

「反乱者たち」の頃からお馴染み、賢いのかアホなのか分からんやつ‼︎

いやぁ、やっぱコレ「反乱者たち」の続編ですね...
単純なワクワク感に加えて、視聴者の頭を「?」で満たしてくるこの感覚、マンドーでは薄められていた純粋フィローニ成分だ...



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エズラとサビーヌの再会を魅せ場にするなど、とにかくアニメ視聴前提の構成となっている本作ですが、なぜかナイトシスターの「黒魔術」は超控えめな描写に。

緑の煙すら出さず、まるでアニメ未視聴勢に配慮した作品かのように振る舞います。

流石に「黒魔術」というくらいなら、純粋フィローニ成分特濃のヤケクソ追尾ビームでも撃ってくれるかと思いましたが、ただ位置を探り当てただけとは驚きです...

製作陣はこのドラマの視聴者層についてどういう想定だったんでしょうか...?


...特に映像的な面白さも無ければ話も進んでいないため、これくらいしか書けませんね。

次回はいよいよ最終回。
「次作へ続く!」なのはもはや確実ですが、「反乱者たち」の続きを5年待たされた我々にとっては、それくらい屁でもありませんね。

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「アソーカ」、どうやら視聴者数が少し盛り返しているらしいですね。

とても万民受けが狙える作品ではありませんが、流石に「最低視聴数」の烙印を押されてしまうには惜しい作品ですからね...素直に嬉しいです。

さて、当ブログでは毎週配信されたその日に「アソーカ」の感想をアップしていましたが、先週はアップしておりませんでした。

先週はとても忙しかったんですよ...もうそれはそれは大変で時間が無くて...

決して感想書くのサボってポケモンのDLCやってたわけではありません。
言いがかりやめてください‼︎


...ということで、今回2話分まとめて書いていきます。


実写版「クローン・ウォーズ」

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第4話にて、まさかのゲートウェイから登場を果たしたアナキン。

「シスの復讐」に近い時代のアナキンが時間を超えてアソーカを助けたのだとばかり思っていましたが、「ジェダイの帰還」の後でなければあり得ない言動をしていますから、あくまでアレは「霊体」のようです。

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「ジェダイの帰還」のヘイデン版霊体とは衣装が異なっていますが、「身体が傷付けられる直前の姿が霊体になる」というルーカスの説明を鑑みるに、ムスタファーの戦いと同じである今回のドラマの衣装が正しいのでしょう。義手はノーカウント

「ジェダイの帰還」の霊体が差し替えられた時点では、「シスの復讐」は完成していませんでしたからね。


「テイルズ・オブ・ジェダイ」でもアナキンの超スパルタ訓練が描かれていましたが、この男は死してなお弟子にスパルタ教育を施す。流石はベイダー卿。
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アナキン本人もイマイチよく分かっていない過去再現訓練。

「ヘイデン・クリステンセンが『クローン・ウォーズ』の衣装を着る」という謎の映像が登場。
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アニメと比べて明らかにガタイが良いヘイデンアナキン、何ともアンバランスなビジュアルです。

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「アソーカ」は「クローン・ウォーズ」「テイルズ・オブ・ジェダイ」のどちらとも異なるオリジナル衣装で登場。
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「クローン・ウォーズ」シーズン3〜5の衣装の胸元だけ塞いだようにも見えますが、トワイレックの兵士たちも見受けられることから、シーズン1のライロスの戦いのようにも見える...
そもそも二刀流になってないし...

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まあ「反乱者たち」最終回の司祭みたいな格好は完全に無かったことになりましたし、衣装についてはあまり気にしない方が良いのでしょう。
多分シーズン1のライロス戦です。

ジェダイ追放ばかり取り沙汰されてあまり取り上げられませんが、ライロスは「お調子者」のアソーカが初めて指揮を執り、大きな挫折を味わった場所。
自分の行い1つで犠牲が出るという「指揮官」としての立場の重みを、「戦争」というものの恐ろしさを、身に沁みて実感した場所です。

クリストフシスではなくコチラが最初に現れたというのは、決して偶然ではないでしょう。

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続いて現れたのはマンダロア包囲戦。
マンダロアの街並みを描写するとCG班が死ぬので、煙が立ち込めていますね。

戦いを通じて強くなったアソーカ、その実力を遺憾無く発揮。

レックスもCGとはいえ、さりげなく実写初登場。フェーズ1と2両方登場というのはなかな贅沢。
(レジェンズでニック・サントに該当するキャラがレックスであるとの見解が現在ほぼ確実ですが、アニメの姿の実写化という点ではこちらが最初ということで...)


マンダロアでの「この戦いは知らない」という言葉を鑑みるに、おそらく描写されていないだけで、この間にも様々な戦いを追体験していたのでしょう。


ジェダイが兵士へと変わっていく、その最中でアナキンの弟子となったアソーカ。

マスターと共に戦い続け、ついには彼無しで、1人で戦う。ジェダイ騎士団を抜けてもなお戦う。

ベイランの言う通り、「戦いしか知らない」存在に、アソーカはなった。

それは自らが、ずっと付き従ってきたマスターと同じ存在になったことを意味すると、彼女は感じていた。
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アナキンの全てを受け継いだ自分の中には、危険な力も宿っている。

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彼女は執着に身を滅ぼしかねないサビーヌを救おうとした。
しかし彼女はアナキンから受け継いだモノしか渡せない、執着によって身を滅ぼした者から受け継いだモノしか渡せない。

だからこそ、サビーヌから離れることを選んだ。
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グローグーを鍛えることを拒否したのも、自らの中に眠るモノ、アナキンから受け継がれたモノが、マンドーへの執着を持つグローグーへ受け継がれることを恐れたということなのでしょう。
ルークが訓練することには反対しないのも、あくまで自らの中にあるものを恐れているのだとすれば合点が行きます。


自らの中のアナキンを恐れながら、それと戦うことも同時に恐れていたアソーカ。
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今回アナキン自らが戦うきっかけを、アソーカがアナキンに打ち勝つチャンスを与えた。

そしてアソーカは、それに応えた。

アナキンがアソーカを弟子に採ると決意した際、ヨーダは言った。
「弟子を教えるのは問題無い。それより教え子を手放すことの方が冒険じゃ。」

アナキンはこれまで、アソーカを「手放す」ことが出来ていなかった。

アナキンはこの「最後の訓練」を通して、アソーカにアナキンを「克服」させた。

アナキンへの後ろめたさを抱え、アナキンの全てを受け継いだ自らを恐れたアソーカを、ついに「独り立ち」させた。


「全部は教えてない」とアナキンは言ったが、そもそもルークに救われる前のアナキンに、これを教えられるはずは無い。
自らの過ちを認めたアナキンだからこそ、アソーカを「手放す」ことが出来る。


そしてアソーカは自らの内に眠るアナキンを克服したことで、再び正義のため「生きる」覚悟を決めた。

正義を為すため生きて戦い続けることが、今の時代の「ジェダイ」に課せられた使命なのだ。

アナキン・スカイウォーカーはダース・ベイダーの手で「死んだ」が、アソーカ・タノは「生きる」ことを選んだ。



...と私は捉えたんですけど、他の方の感想とか観てるとそういう見方はされてないみたいですね。
アナキンがわざわざ黄色い目やベイダーの姿になってたのは、「アソーカの中のアナキン」が影響していないとおかしくない?と思うんですよ。霊体なんですから。
で、それに勝った訳ですから...こういうことだと思うんですよね...

なにせわざわざ「最後の訓練」っていうワードを使ってますから、「アナキンがアソーカを手放す」っていう要素をフィローニが盛り込んでないはずは無いと思うんですよね...


結局ゲートウェイとは?
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どうも第5話の描写を観るに、アソーカがゲートウェイに来たのはアナキンが引っ張り出したからではなく、シートスの海面と繋がっていたということになるようですね。
ナイトシスターと繋がりが深い星であれば、特段不思議はありません。(ナイトシスター自体不思議だという点は置いておく)
そしてゲートウェイって、「狭間の世界」な訳です。

もしかするとココ、純粋なジェダイやシスには入れないのではないか?と。

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実際「反乱者たち」では、パルパティーンはゲートウェイと繋がることこそ出来ていましたが、なぜか入れないようでした。

アソーカは既にジェダイではなく、エズラはシスホロクロンを開けられる身。
アナキンは言わずもがな。

こうして見てみると、ゲートウェイに入れた人って全員「狭間の存在」なんですよね。



「狭間の世界」とは生死の狭間、時間の狭間であると同時に、光と影の狭間でもあるのかもしれないなぁ...なんて思ったりしています。


「『アニメ未視聴でも楽しめる!』って言いながらゲートウェイ出すヤツがあるか⁉︎」と第4話のラストを観て思っていましたが、「時を超えて救出」という話では無かったため、「なんかフォースの幻影とかの類」ということで片付けられる程度の描写に留まっていたのは、未視聴勢への配慮なのかもしれません。

そもそもサビーヌやアソーカの内面に迫った話をしている時点で、「アニメ未視聴でも大丈夫」は無理がありますが...


遠い昔、遥か彼方の銀河系で...
ヒュイヤンの「それ言いたかっただけだろ」感満載のセリフで幕を開けた第6話。

「この銀河の歴史を聞けるのか?」とちょっと期待しましたが、視聴者には教えてもらえないようです。
メッチャ気になるんですけど...
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フィローニらしさ満載のクソデカハイパースペースリング、ついにペリディアに到着。

「別銀河」というくらいなのでどんな変な所が出てくるのかと思いきや、ただの荒地...

そこはもうちょっと捻ろうぜ...



それはそうとして、「ナイトシスターの総本山」が目的地だというのは意外でした。IMG_3174
ナイトシスターと言いつつ白塗りじゃなければ赤装束でも無い、緑の煙も出さないし、流石にアニメ未視聴勢に配慮してるのかな...
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なんて思っていたのですが、普通に白塗り赤装束の「本物」が出てきて笑ってしまいました。

「真打登場」とはこの事か...


しかもダソミアの「マザー」よりさらに上の「グレートマザー」とかいうインフレまで起きてるし...

別銀河と言いつつなぜか言語通じるし...
実はテレパシー的な奴なのかな?

しっかりナイトシスターの声にはエコーもかかっていたりと、アニメでお馴染み、真のトンチキ魔女が実写世界にやってきてしまいました。

「フォールン・オーダー」のプレイ感想で「ダソミアはSWっぽくなかった」とアニメ未視聴勢に言われてしまっているアレが、純度100%でドラマにやって来てしまった‼︎

ゲートウェイはだいぶ薄めたのに、ナイトシスターはなんとそのまま‼︎

やっぱこのドラマ狂ってるぞ...

スローン、太る
エズラとスローン、船も無く見知らぬ星で2人きり...
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みたいな感じを想像していたのですが、普通にキメラは無事だし、乗っていたトルーパーも一緒に生き延びていた...

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そうは言っても10年間で装備はボロボロ。もはや何なのかもよく分からない格好の方も。


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そしてお待ちかねのスローン大提督‼︎

予告では気付きませんでしたが、明らかにアニメより太ってましたよね...

ネット上では「Twitterの青い鳥の亡霊に呪われたイーロン・マスク」とか言われていた大提督ですが、まあ青く塗っときゃ最低限それっぽくはなってるか...

とは言ったものの、スローンはあの痩せこけた感じが不気味さを醸し出していたと思うので、顔付き含めちょっとふくよかだとただのジジイに見えてしまう...


常に自信満々だった大提督も、少年とクジラにボコボコにされ、10年間サバイバル生活を強いられた結果、「やっとここから出られる」と頼りないセリフを言うオジサンになってしまいました。

今のところはまだ知将としての才を発揮していませんが、次回はアソーカの全てを踏まえた戦略を披露してくれる事でしょう。

何気にこのドラマの大きな問題点だと思うのですが、アソーカとスローンって全く絡んだこと無いので...


頼りにしてる
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ケイナンとエズラを立て続けに失った挙句、ようやく取り戻した本当の家族まで失ってしまったサビーヌ。

エルズベスの軍門に下ってもなお、口を開けば「エズラ」。

アソーカが心配したのも納得の子供っぽさ。これで30近い歳ですよ...


こんだけ自分勝手に振る舞っている味方キャラに「納得」出来るというのは、これまでの物語の積み重ねがあってこそ。彼女の孤独を知っていてこそです。

だから「アニメ未視聴でも〜」なんてのは無責任なんですよ。ここに至るまでの経緯を分かってないとただのカスとしか思えないでしょ?(まあ一面の真実ではあるが...)


エズラとスローンは同じデストロイヤーに乗って消えたはずですが、なぜかスローンとエズラは離れ離れ。

エズラは一生懸命逃げたってことなのか...?

そもそもなぜ窓全部割れた状態でハイパースペースに突っ込んで無事なのか...何も分からん...


正直この辺については「何も考えていない」だけだと思います。

ルーク達が戦っている間、アソーカが何をしていたのかも考えてなさそうですしね。


意外と茶目っ気のある乗り物クンとの珍道中を経て、この星の小さな住民達と出会うサビーヌ。そして彼らが身に付けているスターバード。
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ゴーストチームのシンボルが、2人を再び結び付ける。
サビーヌの肩アーマーが反乱同盟軍のシンボルに変わっている中で、エズラが仲間達にプレゼントしたのは懐かしのスターバードのまま。

この時間の流れが、久々の「再会」をより際立たせてくれます。


そしてエズラの第一声、「やっぱり君は頼りになる」‼︎
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エズラがサビーヌに遺した言葉、
「君のことはいつも頼りにしてる」から繋がっているッッッ‼︎

それは反則だろ⁉︎

視聴者を殺す気か⁉︎

再会の瞬間のセリフとして、これ以上のモノあるか⁉︎ねぇよ‼︎

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そしてエズラのビジュアル、お父さんそっくりだ‼︎

確かにアレから10年経っている訳ですから、大人びてお父さんに近いビジュアルになるのは納得‼︎

実写版ホログラムの坊主頭が似合ってなさ過ぎて心配でしたが、お父さんに寄せたらもうどう見てもエズラにしか見えない‼︎

しかも笑い方の感じも、なんだか物凄くそれっぽかったですよね⁉︎

初めて観るにも関わらず、「あぁ、エズラだ...」と一目で分かってしまう笑顔。これは大当たりのキャスティングだわ。


最初は言葉が通じなかったはずの原住民達と仲良くなっているのも、これまで様々な生き物達と心を通わせて来たエズラならでは。
しっかりこれまでの「積み重ね」があり、その延長線上に今回のエズラがいる。

流石はフィローニだぜ...


ただし、ペリディアも気に入ったとかではなく、あくまで「時間かかったね」「早く帰りたいよ」と、「助けが来たことを喜んでいる」様子のエズラ。
なぜここにやって来ることが出来たのかをはぐらかすサビーヌ。

彼女なら分かっていることでしょう。
「エズラはこんなこと望んでない」と。

アソーカを失い、ケイナンを失明させてしまったことで自分を責め、「もう2度と友達が傷付かないように」と暗黒面の力に手を伸ばしてしまう、利他の心を軸として生きているエズラ。
サビーヌが自分のために銀河を危険に晒したと知って、尚も喜んでいられるような人ではありません。

人の為に自分を犠牲にする決断をした、
「ジェダイでなければ出来ない決断」をしたエズラ。

サビーヌは決して、ジェダイにはなれないのですね。


ベイランとシンの脅威も迫る。
間違いなく、小さな原住民達の命も危険に晒している。

欲望から浅はかな行動に走った彼女を待つ運命とは...


ベイランの目的は?
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ベイラン、結局何がしたいんでしょうね?

権力について「そんなモノは儚い」と言うくらいですから、やはりフィローニ的スーパーパワーを欲しているのでしょうか?

ナイトシスターの力の本当の源を取り込んでどうにかこうにか...みたいな感じ?

パーギルの旅の終着点となると、ハイパースペース絡みの力かもしれない。


「新しく造るには破壊せねば」と言うセリフ、てっきり比喩なのかと思っていましたが、まさかスーパーパワーで物理的に銀河ぶっ壊そうとしてたりしませんよね...?

フィローニならワンチャンありそうなんだよな...

もうコレ「サビーヌ」だろ
このドラマ、「アソーカ」というタイトルの割にはサビーヌの話ばかりしてますよね。

もうこれサビーヌの話でしょ。

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主人公補正もかかってるし。


そもそもスローンとアソーカに一切接点がありませんから、サビーヌやヘラが話を動かすことになるのは必然と言えば必然なんですけど、もはや話を進める上でアソーカが本当に必要なのかも怪しい。

その気になればいなくても作れそう。

そもそも「反乱者たち」最終回から繋がる話ですからね。正直アレ観てみんな「次回作はサビーヌ主役なのかな?」って思ったでしょ?

で、実際ほぼそうなってる。

アソーカを無理矢理この時代まで生かした結果、案の定取り扱いに困っているような...



ハイ・リパブリックYA小説第2弾「アウト・オブ・シャドウズ」10月5日発売‼︎




アウト・オブ・ザ・シャドウズ 上
ジャスティナ・アイルランド

アウト・オブ・ザ・シャドウズ 下
ジャスティナ・アイルランド


2月に発売された「イントゥ・ザ・ダーク」の続編、「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」の邦訳版が10月に発売されることが発表されました‼︎

スター・ウォーズ アソーカ 上
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ アソーカ 下
E.K.ジョンストン
2023-06-15


「2023年に発売」と告知されながらも、小説「アソーカ」に続報が記載されていなかったため、ポシャってしまったのかと勝手に不安視していたのですが、しっかり発売されるようで安心しました‼︎

未だ書影等は発表されていませんが、今回も5ヘルス氏がイラストを描き下ろすようです。


来年中にディズニープラスで配信予定のドラマ「アコライト」と関連する要素もあるということで、これまでの「ハイ・リパブリック」書籍以上に注目すべき内容になることでしょう‼︎


ドラマ「アソーカ」の最終回直後の発売ということで、SWロスに効く良い薬になりそうですね‼︎

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↑マジでゼブ出てこなそうなの、なかなか酷いと思う。エズラが見つかりそうでサビーヌがピンチなのに、なんでテヴァと一緒に来ないの...

先週行われた舞台挨拶や...

昨日行われたジョン・ウィリアムズ東京公演の興奮も冷めやらぬ中、午前10時という日本人に厳しいスケジュールで「アソーカ」第4話が配信開始されました‼︎

まあ私は大学生なので、リアルタイムで観られるんですが‼︎

戦うヒュイヤン
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ヒュイヤン教授、「クローン・ウォーズ」では海賊を格闘戦でボコボコにしていたのですが、今作でもしっかり戦闘シーンを披露‼︎

...したのですが、なんか弱いぞ⁉︎

ヒュイヤンが弱いというより、暗殺ドロイドが強いということなのでしょうか?


「あえて電源を壊すことで危機を伝える」という機転は、流石1000年に渡りジェダイに仕えてきたドロイド。
空気も読めるし、賢いし、そこそこ戦えるし...

お前、万能過ぎないか?


ところで、ヒュイヤンが「ジェダイのプロトコルが〜」と言っているのを「フィローニのジェダイ批判」と捉えている人がいるようですが、アレは単にドロイドのプログラムが融通効かないというだけの話ではないかと...

空気読みはプログラム済みなんでしょう。ジェダイは外交とかもする訳ですし...

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↑ヒュイヤンより900年くらい遅く作られたのに空気が読めない外交ドロイドさん


マロック、煙吐いた
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予告の段階で「これマロック斬られる流れだろ」と思っていたら、本当にそのまま斬られた...

と思ったら、煙吐いた‼︎

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死ぬ時に緑の煙が吹き出すというのは、ナイトシスターの魔術によって身体を強化されていた証。
だから背高かったんですね。

長年モーガンに仕え続けていたナイトブラザーだったのでしょうか?

一方で、服装も装備も尋問官のそれですから、倒されかけた尋問官をモーガンが助けた、ということなのかもしれません。


まあ、大したことない奴だったのは確かです。

執着

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サビーヌは久々にアーマー姿で戦闘。

ライトセーバーを使うようになり、2丁のブラスターはもう観られないのか?と思いましたが、今回しっかり披露してくれて嬉しかったですね。

サビーヌと言えばアレだもん。

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ところで、サビーヌのケーブルランチャーってアニメだとビームケーブルだったはずなんですが、今回物質ケーブルに変わってましたね。

まあ合成の都合10年の間に取り替えたということで...


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シンとはライトセーバーで対決。

ケイナンはダークセーバーの訓練を施す際、「ジェダイと戦うのは無理」と言っていた通り、やはり真っ向からセーバーで戦うことは不可能。

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先週の訓練の様子から「サビーヌのフォースが覚醒する?」などと言われていましたが、エアフォースで油断させてリストガントレットで不意を突く、というのはなかなか面白い展開でしたね。

予告で観せない方が良い場面だったような気はしますが...

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逃げ戻って来たシンを見たアソーカは随分と取り乱していましたが、彼女がそういう姿を見せるのはなかなか珍しいように思います。

ベイダーの正体に気付いた時、くらいでしょうか?

やはり親しい人に対しては、誰しも少なからず執着してしまうんですよね...

前回彼女がサビーヌに伝えた「怒りや苛立ちは力を生むが、同時に己を惑わす」という言葉が、そっくりそのまま返って来てしまい、ベイラン相手に敗北を喫してしまいました。

アソーカを倒したベイランに、こちらも取り乱してブラスターを撃ちまくるサビーヌ。

そしてベイランの口から語られる、サビーヌとアソーカの確執。
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察しはついていましたが、ウルサも、トリスタンも、アルリックも、みんな死んでしまった...

おそらくフェン・ラウも含め、千の涙の夜にやられたんでしょうね。

ベイランの口ぶりを見るに、サビーヌはアソーカにマンダロアの危機を伝えるも、まともに取り合ってもらえなかったのでしょう。

自分に居場所を与えてくれた2人の家族を失い、再び絆を取り戻した本当の家族をも失ってしまった。

そんな彼女に「エズラとまた会える」と誘惑をかける。
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ただの力押しだけではなく、相手の心に寄り添うベイラン。
うーん、確かにこういう戦意を奪ってくるタイプが1番怖いかもしれない。

ベイラン・スコール、アソーカに対しても自らの戦いの意義を語り、アソーカがセーバーを取った際には「避けられないか」と口にするなど、出来る限り戦いを避けようとする、「ジェダイの精神」が残っているんですね。

クローン戦争中にパダワンとなり戦いに明け暮れた、ジェダイ本来のあり方を失ったオーダーしか知らないアソーカとの対比が為されているのでしょう。

そしてそのアソーカは、今や「ジェダイではない」。


オレンジのライトセーバーを使う、シスとは異なる存在。
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「新たに作るためには壊すしかない」
「昔は信じられた」
クローン戦争の惨禍が、この「ジェダイ」を如何に歪めてしまったのか...
まるで「クローン・ウォーズ」の続編みたいですね。

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こんな奴が相手では、メンタル弱々のサビーヌはひとたまりもない...

彼女、「反乱者たち」の頃から全く精神的に成長してませんからね。

アソーカが彼女を訓練しようと思ったのは、こういう部分を直してあげたい、助けてあげたいと思ったからなのでしょう。

当然その脳裏には、執着によって身を滅ぼした師の姿があったはず。

...そういえばアソーカ、彼の暗黒面堕ちの決定打がパドメだって知ってるんですかね?IMG_3104
「反乱者たち」では「お前は僕を見捨てた!おかげでどうなったと思う?」と罵るアナキン(ベイダー)のビジョンを観ているので、自分を失ったショックで堕ちたと思ってる可能性あるんですよね。(まあジェダイ不信の一因ではあるんですけど)


パドメへの執着から闇に呑まれたアナキン
サビーヌへの執着から隙を作り敗北したアソーカ
エズラへの執着から銀河を売ってしまったサビーヌ

...おいこの一門大丈夫か⁉︎

クワイ=ガンさんなんちゅうモン連れて来たんですか⁉︎


ていうかベイラン、なんでベイダーの事とかアソーカとサビーヌの師弟関係とか知ってるんですかね...?

アソーカはベイランのことを知らない=アナキンとベイランはそれほど近しい間柄では無かったにも関わらず、ベイランが「アナキンはアソーカを褒めていた」と認識している辺り、あの師匠は行く先々で弟子の自慢をして回っていたという事になりますね。勝手にしろ。

先週の紹介文、やっぱり間違っていた
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微妙に内容と合っていなかった先週の説明文ですが、やはり今週のモノが誤って掲載されていたようです。

しかも直ってない。

コレ、場合によってはとんでもないネタバレが発生する可能性も0ではありませんし、以後無いように気を付けて欲しいですよね。

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それにしてもヘラさん、普通に戦地に息子連れて行くんですね。
まだ10歳でしょ?


「将軍になれば命令を破れる」、まさか彼女も「支離滅裂な思考・発言」の使い手だったとは...

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帝国軍残党警戒仲間のキャプテン・テヴァも同行。
コイツどこにでも出るな...

彼も登場作品数を積み重ねた結果、フィローニの主要キャラ不死身バフの適用要件を満たし、無事シオンの目のハイパージャンプを生き延びることができました。

まあアレでヘラたちを殺すのはなんか違う気がしますけど、「サビーヌの過ち」を際立たせるためにも航行不能くらいはしても良かったんじゃないかな?と思ったり...
それだと地上の皆さんを拾えないから仕方ないんですかね?


今回はゴースト登場と同時にシオンの目がジャンプしてしまったため、ヘラの大活躍はもう少しお預け。
ジャンプまでもう少し時間があれば、ヘラならぶっ壊せそうですけどね...


でさ、テヴァとその仲間たちが出て来た訳なんですけどさ、
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この流れでゼブ出ないことある?
いやだって、テヴァとゼブは同じ基地でパイロットしてるんでしょ⁉︎

ここで出さないならなんで「マンダロリアン」でゼブ出したの⁉︎

もしかしてこのドラマ、「CG作らなきゃいけないから予告にはゼブ出してない」とかじゃなくて、本当にゼブ出ないんですか⁉︎

「反乱者たち」の続編と言っても過言では無いのに⁉︎

エズラが帰って来てゴーストチーム再集結、やらないんですか⁉︎


予想外のぶっ飛び展開

予め出演が発表されていたヘイデン・クリステンセン。

「モーティスやゲートウェイのような類の超常空間ならスムーズに出せそう」という予想をしていましたが、案の定超常空間での出演となりました。

が!私が予想していたのは「エズラとスローンの飛んだ先が超常空間」というのであって、「アナキンがゲートウェイから時を超えてアソーカ救出」なんてトンチキ展開は微塵も考えてないんですよ‼︎
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フィローニさん、あなた「『アソーカ』はアニメ観てなくても楽しめるよ!」って言ってましたよね?

予告観た時に「んな訳ねぇだろ」と思い、1話&2話観た時も「んな訳ねぇだろ」と思い、3話観た時も「んな訳ねぇだろ」と思いましたが、今回も改めて思いました。

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んな訳ねぇだろォォォォ‼︎

んな訳ねぇだろ。

「アニメ観てなくて大丈夫です!」って言いながらゲートウェイ出す奴があるか‼︎

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ナイトシスターの魔術の描写がだいぶマイルドになっていたため、「一応アニメ未視聴勢に配慮してるのかな?」と思っていましたが、SW史上最も壊れている時間越え空間出したら何も意味ないですよ‼︎

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今回のアナキンは、どう見てもエピソード3近辺のアナキン。

「こんなに早く会えるとはな」というセリフから察するに、アソーカがオーダーを去って間も無い時期のアナキンなのでしょう。

彼がゲートウェイを通じ、未来のアソーカを助け出した...

ということになるのでしょうが、この人なんでゲートウェイに入ってるんですかね...?


確かにパルパティーンもコルサントからゲートウェイに干渉してましたが、ジェダイ聖堂真下にあるシス寺院からも繋がってたりするんですかね?

だからってなんでアナキンが入れるんですかね?パルパティーンもちょっかい出せるだけで「入る」ことは出来てなかったよ⁉︎

ここでアソーカを死から救ってるとなると、「人を死から救う力」を求めて暗黒面堕ちするのもちょっと変になりますし...

エンドクレジット直前のメロディがなぜか「帝国のマーチ」だったのも気がかり。


うーん、分からん。


「未来を変えないためにアナキンに何も教えられず助けられないアソーカ」を観て情緒を乱せと言いたいんですかね?

ヘイデン・クリステンセンがアソーカと話すのは初めてなのであんまりそういう気分にはなりませんし、そもそも彼がアナキンを再演するのは「オビ=ワン」で去年観たばかりなので、感動は全くありませんが...



...そもそもの話なんですけど、遠い宇宙の歴史を描くこの「スター・ウォーズ」という作品において、時間超えるの本当にやめて欲しい。
「歴史物語」としての前提が壊れてますからね。

それにコレ、「時を超えて人を死から救う力」ですよね?
なんでジェダイ寺院からそれが通じてるんですか?おかしいでしょ?


今後もこの設定を多用していくつもりなら、その内「スター・ウォーズ」の新作を追うこと自体限界を迎えるかもしれないです。


まあ「アソーカ」は視聴世帯数で苦戦しているみたいですから、「ハン・ソロ」の失敗と合わせ「アニメ要素を前面に押し出しちゃダメ」という結論に至ると思いますが。


帝国の後継者、帰還
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このドラマ、「帝国の後継者」って何回も言いますよね。絶対言いたいだけでしょ。

シオンの目がハイパージャンプを果たし、ついに「時空を超えて助けをお求め」のスローン大提督の下へ。

ついにレジェンズが生み出した隠れた古株が、実写ドラマの世界へとやって来ます。


「クローン・ウォーズ」最大のトンチキ要素であるナイトシスター、「反乱者たち」最大のトンチキ要素であるゲートウェイと、既にフィローニ作品のあらゆるトンチキが集結を果たしていますが、ここに「時空を超える」さらなるトンチキが加わってしまうのでしょうか?

「アニメ観てなくて大丈夫」というのが、「アニメ観てても分からない」という意味になってしまう可能性すら感じますよ...

フィローニさん、宣伝文句じゃなく本気で「アニメ観てなくても楽しめる!」って思ってるなら、一回原子レベルのブレインスキャンした方が良いですよ。
視聴者との感覚の乖離が酷すぎます。

フィローニが色々変なことしている様子は基本的に笑って見ていましたが、流石にコレをアニメ未視聴勢に向けて出すのは笑えませんよ。


「アソーカ」、1話の時点ではこれまでと一線を画するような気迫を感じましたが、いつの間にか「いつものフィローニ」になっているような気が...



ハイ・リパブリックYA小説第2弾「アウト・オブ・シャドウズ」10月5日発売‼︎




アウト・オブ・ザ・シャドウズ 上
ジャスティナ・アイルランド

アウト・オブ・ザ・シャドウズ 下
ジャスティナ・アイルランド


2月に発売された「イントゥ・ザ・ダーク」の続編、「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」の邦訳版が10月に発売されることが発表されました‼︎

スター・ウォーズ アソーカ 上
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ アソーカ 下
E.K.ジョンストン
2023-06-15


「2023年に発売」と告知されながらも、小説「アソーカ」に続報が記載されていなかったため、ポシャってしまったのかと勝手に不安視していたのですが、しっかり発売されるようで安心しました‼︎

未だ書影等は発表されていませんが、今回も5ヘルス氏がイラストを描き下ろすようです。


来年中にディズニープラスで配信予定のドラマ「アコライト」と関連する要素もあるということで、これまでの「ハイ・リパブリック」書籍以上に注目すべき内容になることでしょう‼︎


ドラマ「アソーカ」の最終回直後の発売ということで、SWロスに効く良い薬になりそうですね‼︎

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「アソーカ」人気無いらしい...

このブログのアクセス数の推移からもなんとなく察しはついていたのですが、どうやら「アソーカ」の視聴者数は少ないらしいですね...

いくらマンドーが流行ろうが、あくまで「スター・ウォーズ」は実写映画。
実写映画に出ていないキャラクターの名前では、オタクにしか届かないということなんですかね...

シーズン2はシーズン1の結果次第とのこと(多分「アンドー」S2を配信前から見切り発車で決定して大惨事を見た教訓でしょう)でしたが、これじゃ厳しいかな...


謎の神秘謎解きにやたら時間かけたり、主要キャラに不死身バフかかってたり、宇宙回遊クジラやクソデカハイパースペースリングといったぶっ飛び具合は、間違いなくSW映画とは異なるそれですし、やっぱり一般層にはフィローニ濃度が高過ぎるのかなぁ...

「マンダロリアン」はファブローの「調整」が大事だったんだなぁ、とますます強く感じてしまいます...


何はともあれ、当ブログはフィローニの「本気」の結晶である「アソーカ」を応援しています‼︎


さて、午前10時配信開始という日本人に優しくない配信スケジュールの「アソーカ」。

私は移動時間を有効活用して昼に観ましたが、そうやって一刻も早く観る‼︎みたいなことをしている方は意外と少ないのかも...?

今週はバトル回

前回「反乱者たち」の最終回を再現し(白ローブと杖なんて無かった)、エズラを家へ帰すための旅に出たサビーヌとヘラ。


追跡装置の示すデナブ星系へと向かい待っていたのはシンら傭兵のファイターたち。

彼らも帝国軍残党の一部。ギデオン一味のようにタイファイターはいないのか?というのが気になりますが、おそらくシャドー評議会は自らの力を隠すため、「秘密の計画には帝国軍の装備を使わない」ということにしているのではないでしょうか?

今回新登場したファイターのデザインですが、ポッドレーサーのエンジンに翼をつけたかのような不格好なものとなっており、「軍」ではなく「傭兵」の持ち物としてとても説得力のあるモノだったと思います。

「マンダロリアン」シーズン3でも地上でのファイター戦は何度かありましたが、宇宙で本格的に行われるのは(ほぼ)ドラマ初。


そもそもアソーカ達が乗っている船は戦闘機ではないため、傭兵が束になってかかればどうとでもなりそうですが、それが出来ないのがファイターの質の低さ、そしてアソーカとサビーヌの実力ということなのでしょう。

「名コンビ復活‼︎」みたいなノリで視聴者の誰も知らない「アソーカ&サビーヌ師弟」の活躍見せてくるの、なかなかに頭フィローニ。
早く2人に何があったのか教えて...

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パーギルも思ったより早く登場。

自由気ままに旅してるのかと思ってましたが、一応順路あるんですね。


ヘラVS共和国軍
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ヘラの強さとは?

卓越したパイロットスキル、人を導くリーダーとしての才...

色々とありますが、最も大きいのはその「意志の強さ」でしょう。

反乱組織の体制に適応しながらも、「必ず反乱を成功させる」という強い意志を持ち、タイディフェンダーやデス・スターの脅威を止めるため、時にモスマ達にも楯を突く。

自分の信じる正義のためなら、例え相手が誰であろうと屈しない。それが悪の銀河帝国でも、頭の固い味方であっても。

これこそがヘラ・シンドゥーラの真の強さ、ゴーストチームのリーダーとしての姿でしょう。


今回も「新たな戦争」を止めるため、元老院の皆さんにケンカを吹っ掛けるシンドゥーラ将軍。

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対するは近所のオバちゃんみたいなノリになったモスマ議長、「レジスタンス」にも出てたらしいジオノ議員。

予告の段階で「新たな危機を警告するヘラに耳を貸さない元老院」という展開が容易に想像が付いたため、「キャシアン・アンドー」のモン・モスマとだいぶ乖離してしまうのではないか?との懸念の声が一部で見られましたが、実際にはヘラの言っていることが割とぶっ飛んでいる。


「10年前に消息不明になったそこそこ偉いオッサンが生きていて、早く止めないとまた戦争になるので、私に部隊使わせて下さい」

そりゃあ...モスマも反応に困りますよ。

これでモスマを「腑抜けの無能」呼ばわりするのは酷というモノ。「アンドー」からそこまで変わってないでしょう。(なんなら「アンドー」のモスマだいぶ無能だしね...帝国に包囲網作られちゃってるし...)


ジオノ議員が「また私的に共和国の資産を使おうとしているのか」と言っているのを見るに、ヘラは以前から帝国軍残党を蹴散らす為に予算をジャブジャブ消費していたのでしょう。

実際にヘラの勘は当たっている訳ですが、軍事費というのは国家財政を逼迫させる要因として結構定番。

ましてや新共和国はまだ樹立から5年。体制確立のためにやらねばならないこと、金をかけねばならないことが山程ある。

その為にも何とか軍事費を削減したい、というのは当然の発想ではあるんですよね。結果的には失敗でしたが...


とは言っても、ヘラの怒りはごもっとも。
モスマやパムロのように反乱軍として命をかけていた議員もいる中で、ジオノらは(内心どう思っていたかは別として)帝国の支配を黙って呑み、形勢が逆転した途端に自分達の側に就いた、「痛み無しで恵みを受けた」人たちなんですよね。
いくら人々の自由のために戦っていたとはいえ、そのような人から命懸けで戦うことを馬鹿にされているのですから、感情的になるのも仕方ないでしょう。
「ヘラは本気でキレると相手をフルネームで呼ぶ」という5本の指で数え切れるくらいしか使われていない設定を拾ってくれるかと期待しましたが、そんなことはありませんでした。


結論としては
「お互い言ってることに一理ある、ジオノはカス」
といった所でしょうか?

左側にいたモブ議員2人は一応話通じてましたからね。


まあでも...とりあえず調査隊派遣くらいはしても良かったんじゃないですかね?少なくともコレリアで逮捕した連中と関係してるのは確実なんですから...


あと娘を金の為に売っておきながら、人の息子のこと気にかけてるのヤバすぎますよ、モスマさん。
(あそこまで行くともうソウ・ゲレラと一緒じゃん...って思うんですけど、「アンドー」好きな人たちはあの展開褒めてますよね...分からん...)

パダワンサビーヌ
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「見えないのにどうやって戦うの?」

サビーヌさん、それケイナンに同じこと言えんの?

まあケイナン、いくら「感じている」とはいえ不自由無く動け過ぎでしたから、盲目なのつい忘れそうになりますよね。
ベンドゥに「視える」ようにしてもらってから盲目設定が活かされたの、サビーヌがロケットトルーパーを吹き飛ばす光景に皆んなが興奮している中「何が起きてるんだ?」って言った時だけですからね。
適宜ベイズに助けてもらってたチアルートさんを見習え。


ダークセーバーの訓練した時のような木の棒を使って訓練していましたが、やっぱりアレって定番だったみたいですね。

虚空の座標を覚えて正確に斬る訓練、何だか「極めし者」って感じでカッコ良かった。


その後行われた訓練、目隠しして攻撃を防ぐ訓練は「ザトーチ」という名前らしい。
これ「座頭市」かな?

アソーカが自ら棒持って訓練してましたが、訓練用リモートの持ち合わせが無いんですかね?

実際に目が見えない人って、視覚以外の感覚が我々のそれよりも多くの情報を得られるらしいですから、フォース感応力が無くとも訓練を積めば達成出来るものではあるのでしょう。
にしてもチアルートはどうかしてますが...あの人マジで何...?



「アソーカはなぜフォース感応力の無いサビーヌを弟子に取った?」というのは視聴者全員の疑問でしたが、どうやら実際にジェダイにする気は無いようですね。
精神的に何とかしてあげよう、ということなら納得。正直アナキンはその辺あんま気にしてなさそうですし...

彼がアソーカの脱退を悲しんだ理由、「僕の元から去った」ですからね。たまたま2人の波長が合っていたから良かったものの、アナキンにとって重要なのは彼女が「『僕の』優秀で可愛い弟子」であることですから。
ラックスとのこともあんまり気にかけて無かったですし...まあアイツにとやかく言う資格は無いのですが...


アソーカは「もうジェダイじゃない」。

だからこそジェダイとは違う、ジェダイとは違ったやり方で人を助けたい。

サビーヌと共にいるのがアソーカである意味が、しっかりあるようですね。

「マンダロリアン」や「ボバ・フェット」ではまるでジェダイそのものであるかのような扱いだったので、今作ではどうなるのかが心配でしたが、しっかり「ジェダイではない」ことを反映した内容になっていて安心しました。

ジェイセン・シンドゥーラの髪、緑だった
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玩具のパッケージ画像から、ケイナンと同じ茶髪に変更されたと思われていたジェイセン。

今週登場を果たしましたが、普通に緑じゃねぇか‼︎

まあ色は濃くなりましたが、やっぱりヘラの肌の色ベース...

流石に髪の色と肌の色の遺伝子は違うでしょ...金髪の白人全員3POになっちゃうから...

いつレックスして出来た子供なのか分からない、髪の色がおかしい、謎が多過ぎる子供ジェイセン。

「僕もジェダイになりたい!」というのは、子供が単にカッコイイ職業を指しているだけのヤツだと思いますが、ジェダイの家族2人の顛末を知るヘラは内心穏やかでは無さそうのがなんというか...切ないですよね。


クッソ気が強いヘラ、オーダー66以降ヘラと出会うまで超プレイボーイだったケイナンの2人の間に生まれた子供、絶対クソ生意気ですよ。しかも遊び相手チョッパーでしょ?
絶対「危ない所行くから付いてきちゃダメよ?」って言って共和国に無断で出動するヘラに隠れてゴースト乗ってくるでしょ。ママのブチギレフルネーム呼びチャンスまだあるね‼︎

ジェイセンとチョッパー、どっちが精神年齢上なのかな...?


次回はライトセーバーバトル回?
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来週はマロックやシン、ベイランと森で対決するとのこと。

シンとベイランには色々とストーリーがあるのでしょうが、マロックは下手したら次回で死にそう...

尋問官は基本的に「ヤラレ役」ですからね。

ライトセーバーとフォースでガンガン戦う、何気に最近珍しくなっているシチュエーションです。

「これぞスター・ウォーズ‼︎」と言いたくなるような白熱のバトルに期待したいです‼︎


ところで
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コレって本当に第3話の説明で合ってるんですか?

「ヘラは友人たちを助けるためにキャリアを危険にさらす」とありますが、防衛評議会に無茶な許可を求めただけで「キャリアを危険にさらす」は言い過ぎでしょう。

アソーカとサビーヌも「敵に立ち向かう」というよりは「襲われる」といった方が正しいですし...

「見つかるのは時間の問題」と言っていますから、来週は森で意識的に迎え撃つのでしょうが、今週のを「立ち向かう」とは言えないような気が...


これ来週の説明文と入れ替わってる説ありませんか?

サビーヌとの交信が妨害された事に気付き、防衛評議会に無断でゴーストを飛ばすヘラ。

森でシンやマロックとの対決に臨むアソーカとヘラ。

ほぼ間違いなく来週はこういう展開ですよね?

まさしく「ヘラは友人たちを助けるためキャリアを危険にさらし、アソーカとサビーヌは敵に立ち向かう。」では?

明日辺りに差し替わるかな?


「アソーカ」舞台挨拶付き上映会に行ってきた‼︎
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「アソーカ」の舞台挨拶付き上映会に当選したため、TOHOシネマズ六本木へと行ってきました‼︎

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TFA復習上映、ハン・ソロ試写、オビ=ワン上映会と、「スター・ウォーズ」のイベント上映は大体この六本木。

オシャレな街を年に1回くらいのペースでオタクが侵略しています。
今回のイベントはコスプレが推奨されていたこともあり、道行く人たちがストームトルーパーに腰を抜かす光景が多数。ちょっとした撮影会みたいな感じも。

「アソーカ」という作品の特殊性ゆえか、コスプレの種類もコミコンなどとは大分異なっており、エズラやサビーヌ、バリス・オフィー、クロスヘアー、コスカといった珍しいコスプレも。

首から下をそれっぽい服で揃え、ヘラの自作お面を被るという新し過ぎるコスプレも。意外とそれっぽいのが余計に面白かったですね。

「地下駐車場で某高級車(色もメーカーも聞こえましたが流石に伏せておく)から出てくる森川さん(めっちゃニヤニヤしてる)に遭遇した」という噂話に、良いなぁ...なんて思っていたら‼︎

劇場入りする森川さんに遭遇しましたよ‼︎
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森川さんに遭遇しましたよ⁉︎
劇場前のオタクたち騒然ですよ⁉︎

どんなテンションでこの後のイベント行けば良いの⁉︎

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今回のイベント、「アソーカ」の初回3話を劇場の大スクリーン、大音響で観られるというだけでもヤバいのですが、なんと超豪華な吹替声優陣が一挙に集結するという奇跡‼︎

アソーカ役の伊藤静さん、ベイラン役の大塚明夫さん、キャド・ベインや近年のヨーダ役の多田野曜平さん、

SW関係無しに超豪華メンバーですよ⁉︎


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特に伊藤静さんは、吹替でアニメを観ている人間にとっては「ご本人」ですからね⁉︎


森川さん、多田野さんは各種イベントや配信でも持参しているライトセーバーや帽子を今回も持参。

特に多田野さんは初めてお目にかかれたので、あの配信で面白いおじさんがそのまま目の前にいてなかなか興奮しましたね。

ヨーダの声も結構出していただけました。


大塚さんも結構面白おじさんなんだなぁ、と...

なんかネタバレみたいなこと言ってましたけど、本当にアレ大丈夫だったのかな...


伊藤さんはフォトセッションの時にライトセーバーを自ら逆手持ちしていたのが嬉しかったですね。
本当にしっかりアソーカを見てくれているんだなぁ、と。

何ならドラマだとあんまり逆手持ちしてませんからね。


今回のイベント、何気に意外だったのが、「第3話観た方⁉︎」と言われて手を挙げたのが10人もいなかった事ですね。

劇場のロビーで駄弁ってた時間で観れるじゃん...

「どうせすぐスクリーンで観るからスマホで観なくていいや」ってことですかね?

まあ、分からなくはないですが、どうせ何回も観るんだからスマホでも良いと思うんですよねぇ...

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「オビ=ワン」の上映会でも感じましたが、やはりドラマも劇場で観ると面白さは格別ですよ。

特に今作は宇宙船が登場する場面がたくさんありますから、劇場の大画面や音響でとにかく映える‼︎

ライトセーバーをぶつけ合う音も、しっかり響く‼︎

エンドロールを初めとした最高の音楽も、劇場のクオリティだとこれまた格別...

アソーカやサビーヌ、ヘラの活躍を映画館で拝める機会というのもそうそう無いですし、とにかく最高のひとときでしたね。

ハイ・リパブリックYA小説第2弾「アウト・オブ・シャドウズ」10月5日発売‼︎




アウト・オブ・ザ・シャドウズ 上
ジャスティナ・アイルランド

アウト・オブ・ザ・シャドウズ 下
ジャスティナ・アイルランド


2月に発売された「イントゥ・ザ・ダーク」の続編、「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」の邦訳版が10月に発売されることが発表されました‼︎

スター・ウォーズ アソーカ 上
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ アソーカ 下
E.K.ジョンストン
2023-06-15


「2023年に発売」と告知されながらも、小説「アソーカ」に続報が記載されていなかったため、ポシャってしまったのかと勝手に不安視していたのですが、しっかり発売されるようで安心しました‼︎

未だ書影等は発表されていませんが、今回も5ヘルス氏がイラストを描き下ろすようです。


来年中にディズニープラスで配信予定のドラマ「アコライト」と関連する要素もあるということで、これまでの「ハイ・リパブリック」書籍以上に注目すべき内容になることでしょう‼︎


ドラマ「アソーカ」の最終回直後の発売ということで、SWロスに効く良い薬になりそうですね‼︎


「祭り」は、終わらない
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なんとワタクシ、9月5日にサントリーホールで開催されるジョン・ウィリアムズの来日公演に行けるんですよ‼︎
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生でジョン・ウィリアムズ拝めるんですよ。


私、死ぬのか?


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デイブ・フィローニ最新作、マンドーバース最新作、そして「反乱者たち」5年越しの続編‼︎

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ついに「アソーカ」が、ディズニープラスで配信開始となりました‼︎

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「アナキン・スカイウォーカーのパダワン」という衝撃の登場から15年。

「エピソード3までには死ぬだろ」と全視聴者が思っていた彼女。

実際そうなる可能性もあったようですが、フィローニの「殺したくない!」という強い想いがルーカスに通じ、「クローン・ウォーズ」を生きたまま終了。

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その後もフィローニの「主要キャラ殺せない病」が治ることは無く、ついに時間を超えてまでベイダー卿の刃を逃れるという意味不明展開を使って「反乱者たち」を生存。

そしてついに...
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アソーカ・タノ(45歳)、「マンダロリアン」で実写進出‼︎
ロザリオ・ドーソンという完璧な俳優を獲得し、遂に主役の「実写ドラマ」がスタートしました‼︎

↑一応「マンダロリアン」登場時に書いたアソーカ解説貼っときます。流石に今回のドラマ観てる方はご存知だと思いますが...




「反乱者たち」の世界が実写ドラマへ‼︎
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予告の時点で明らかではありましたが、本作は「反乱者たち」の「続編」。

最終話でエズラがスローン大提督を道連れに宇宙の彼方へと消え、10年後の物語です。

そんな内容ですから、アソーカに引き続いて「反乱者たち」からお馴染みのメンバーも揃って実写化‼︎IMG_2936
とりあえず塗っとけばある程度それっぽいヘラ。将軍やりながらシングルマザーという過重労働っぷり。IMG_2951
息子くんはオモチャ情報から登場が確定済み。視聴者からずっと「おかしい」と言われていた緑髪は、ケイナンと同じ茶髪へと変更されたようです。(なぜ指摘されるまで気付かなかったんだ?)
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再現度100%のチョッパー
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なんかガタイが良くなったエズラ
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...誰?(サビーヌです)

まあ...全体的に見た目はあんまり似ていませんが、実際に観てみるとアニメ版の所作や雰囲気がかなり高い精度で再現されており、早い段階で「サビーヌだな」と飲み込むことが出来ました。

特にエズラが自分の頭を右腕で掻く仕草は「本物」にしか見えなかったですし、暗殺ドロイドとの格闘シーンも、足をジタバタさせるのがなかなかそれっぽいなぁと感じたり、スカイストライクでの肉弾戦がどこか頭をよぎるなど、しっかり「彼ら」を観ているという実感が持てたのは本当に良かったですね‼︎

正直実写版ゴーストチームの出来にはかなり不安があったのですが、納得出来る完成度に仕上がっていて安心‼︎


意外な面々も今回実写化を果たすことになりました。
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いかにもアメリカンヒーローみたいな見た目のこのオジサン、覚えていますか?

ロザルの反乱分子をまとめ上げていた元ロザル総督、ライダー・アザディ。
ロザル解放後、再び総督として活躍するであろうことはセリフからも伺い知れましたが、今回その晴れ姿を拝めることに。

まあ...見た目だけじゃ誰も分かんない感じの実写化でしたが、そんなに出番も無いだろうしね...

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もう1人がジャイ・ケル。
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尋問官の手でアーカニスのアカデミーへと連れ去られそうになっていた所をエズラ達に助けられ、終盤では反乱者の一員として大きくなって再登場。

エズラと同年代ということで、今回のドラマでは無事に成長した姿を拝むことが出来ました。

それにしても元老院議員って...キミそんなインテリキャラだったんだ...


ライダーは結構出番ありましたし、お偉いさんなので登場も納得ですが、ジャイは渋過ぎだろ...

↑先日投稿した復習クイズに2人とも入れていましたが、全くの偶然...



地味に目立っていたのがロスキャット。
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アニメではキモイに片足突っ込んでいるような気すらしましたが、今回のは結構可愛い。
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サビーヌがペットにしているようですが、気の短い彼女がよくネコ飼えましたね。

ロザルの動物は以前から「フォースの意思」に忠実な描写がなされており、その辺のネコが帝国に睨みを利かせていたり、オオカミが反乱軍の味方をしたりと、常に相手の「内面」を見抜いているようにも思える存在でした。

もしかするとこのロスキャットも、ケイナンに続いてエズラまで失い、傷付いたサビーヌを気遣ってくれた存在なのかもしれません。


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↑マンドーに出てきた時は可愛くなかったのに...

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懐かしの道路がしっかり再現されていているのもなかなか好印象。
一方で街の中心部は発展して見違えていることで、反乱者たちが戦い続けた意味、勝ち取った「平和」と「繁栄」を感じられるのもヨシ!

街の風景はアニメをそのまま再現しても「ちゃんと再現してます!」と言って評価を得られますが、あえて「その先」の姿を見せてくれたという所に、製作陣の「こだわり」を感じましたね。

空白の10年間
先述の通り、今作は「反乱者たち」の最終回から10年後の物語。

我々にとっては、「反乱者たち」完結から5年ぶりの続編。

これらの時間経過をしっかりと活かし、我々が「再会」するキャラクターは劇中でも「再会」という形をとることにより、視聴者と登場人物の気持ちを上手く重ねることが出来ていたのではないかな?と思います。

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コチラはなぜか「クローン・ウォーズ」から実写化されたヒュイヤン教授。

ジェダイ候補生にライトセーバー作りを指導する仕事を1000年に渡って続けてきた超古株ですが、オーダー66の後、帝国軍はジェダイの記録を調べ上げ、その遺産を支配下に置いていたはず。

なぜ彼が無事にアソーカと一緒にいる?

サビーヌといつ知り合った?

全くの謎です。

なんとなく再登場させるにはちょっと渋過ぎるキャラクターですから、おそらく何らかの背景がこの後語られるのでしょう。

アニメさながらのアクロバティック戦闘シーンは観られるのか...?

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そして問題のこの方。サビーヌ・レン。

予告編の時点で視聴者の多くが腰を抜かしたのが、「サビーヌがアソーカのパダワン」という事実。

「反乱者たち」において、アソーカとサビーヌは特にこれといった接点が無い。

そして何より、サビーヌにフォース感能力があるなんて話は全く聞いたことが無い‼︎

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ただし予告編では、サビーヌがフォースを使おうとしている?場面にシンの「You have no power.」というセリフが重ねられており、フォース感能力があるわけではないのでは?との見方も。

第2話ではヒュイヤンから「今までのどのパタワンよりもフォースを操る力が弱い」と語られ、やはり「サビーヌにもフォース感能力がある」という話では無いようです。
流石にケイナンが気付くはずですからね...


ではなぜサビーヌが「パダワン」なのでしょうか?
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言われてみるとサビーヌって、ジェダイの訓練受けたことあるんですよね。
ダークセーバーを使いこなすための訓練の際、ケイナンはただセーバーの扱いを教えるのではなく、そのための心構えから教え込もうとしていました。

それが上手くいったのか?というのは疑問が残りますが...

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それ以前にも、ヘラに重傷を負わせたプロテクターの扱いを巡ってケイナンと対立し、「ジェダイのやり方」と「マンダロリアンのやり方」が明確に対比されていたんですよ。

実際にこの時の経験はサビーヌの中で活きているようで、フェン・ラウと辛抱強く仲良くなろうとしたり、ガル・サクソンに勝利した際も命までは奪わなかったりと、「ジェダイのやり方」に少しずつ影響されている節がありました。

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そしてロザル解放後、サビーヌはエズラが残した「頼りにしている」というメッセージを「ロザルを頼む」という意味だと捉え、ずっとロザルに留まり続けていたものの、「ある日それだけじゃ無いと気付いた」と。

てっきり「エズラを探しに行くこと」だとばかり思っていましたが、もしかすると「ジェダイの道を絶やさないこと」だったのではないか?と思ったり...

フォースではなくもっと本質的な部分、「人には出来ない選択をする」という精神的な部分で「ジェダイ」になろうとしたのではないか?と。
サビーヌ・レン、イギリスの18万人説

まあ...色々とありますがサビーヌさん...
10年経ってるのに内面ほとんど成長してないのは色々と心配になりますよ...そりゃアソーカにも「変わってて欲しかった」って言われるって...



アソーカも実は大概謎。

「マンダロリアン」の影響で忘れがちですが、彼女はマラコアでベイダーと戦って以降の動向が一切謎です。

ルークたちが戦っている間何をしていたのか、全く分かりません。

ヒュイヤンがサビーヌに対して「(サビーヌは)自分も連れて行けと頼まなかった」という表現をしていたのを見るに、アソーカはしばらくロザルでサビーヌを訓練していたであろうことが分かりますが、そもそもいつ、なぜサビーヌ達と再会したのかもよく分からない。

ホームワンから「フルクラム」のコールサインで呼ばれていますから、引き続き反乱軍(新共和国軍)のエージェントをやっていたことは分かりますが、そう言われると余計に「あなたはあの時何をしていたんですか?」という話になってくる。
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↑あなたはあの時何をしていたんですか?

納得の行く答え、あるんだよな...?

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ところでアソーカ、エルズベスの口を割らせた方法について「ジェダイのプロトコルに従わなかった」とだけ述べていましたが、師匠もアソーカを助けるために拷問やってましたし、やっぱり名コンビなんですね。

あくまで「アソーカ」
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「反乱者たち」要素満載、そしてサビーヌが前面に押し出されている予告編から、「『アソーカ』と言いつつ結局『反乱者たちシーズン5』なのでは?」という懸念がされていましたが、あくまで「アソーカ・タノの物語」として成り立っていたのは良かったと思います。


「反乱者たち」はゴーストチームという「家族」の物語ですが、本作は「その後の世界」ではあっても「家族」の物語ではありません。


サビーヌはアソーカの弟子、ヘラはアソーカの旧友、エルズベスはアソーカの宿敵。

全てはアソーカ・タノから始まる物語。

何気に今回良かったと思うのが、
「サビーヌとの関係に思い悩むアソーカにアドバイスをするヘラ」という構図。

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コレって「エズラのことで悩むケイナンにアドバイスするヘラ」の延長線上ですよね?

ケイナンに限らず、人を導くことに悩んでいる誰かがいたら手を貸す、なんとも「ヘラらしさ」詰まったシーンであり、案外脆い部分のある「アソーカらしさ」もある、それぞれのキャラクターの「らしさ」が詰まった最高のシーンだったと思うんですよ。

何ならケイナンとアソーカって、「訓練を終えていないが弟子を持った」という点でも立場が似通っていますから、ヘラの言葉は「先輩を側で見てきた者からのアドバイス」でもあるんですよね。
出来過ぎだろ。

流石、フィローニが自ら手掛けているだけのことはあります。


もちろんサビーヌやヘラの今後の活躍も楽しみですが(ゴーストまだ出てきてないしね!)、それ以上にアソーカの歩みを観たい、そう思わせてくれる幕開けだったのではないかな?と思います。

謎のスローン信仰
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「10年前にそこそこ偉かった人が戻ってくれば帝国軍残党は息を吹き返す」という意味不明な前提に基づいてここ最近のSWドラマは進んでいますが、まあ製作陣がスローン好き過ぎる世代なのでしょう。

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敵キャラAくらいのノリかと思いきや、ガッツリボス敵だったモーガン・エルズベス。
まあナイトシスターであることは以前から明かされていましたし、必然と言えば必然ですね。
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実写ドラマだとナイトシスターの魔術のエフェクトがかなり控えめになっているのが少し面白かったですね。
ココとかアニメなら緑の煙が飛び交ってるでしょ。
「マンダロリアン」ではアソーカ相手に翻弄され続けるという残念な役回りだったエルズベス、そこそこ強そうなベイラン達を従えられる立場だったとは...

ところで、もしかするとお気付きでない方もいらっしゃるかもしれませんが...

エルズベスの下にはベイラン、シン、マーロックの3名のライトセーバー使いが集っていますが、そのライトセーバーをよく見比べてみると...IMG_2962
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↑今回こそタケコプター式飛行やって欲しい。

お分かりでしょうか?
尋問官であるマーロックのはいつも通りの「赤」ですが、ベイランとシンの物は「オレンジ」なんですよね。

Star Wars ジェダイ:サバイバー™ - PS5
エレクトロニック・アーツ
2023-04-28


この色のライトセーバーは既にゲーム作品に登場しており、ジェダイが自らの黄色いライトセーバーを暗黒面の力で染め上げたモノとなっています。

ベイランは元ジェダイなので特に不思議はありませんが、若いシンもこのオレンジ色の刃を出しているとなると、ベイランはオーダー66の後しばらくは「ジェダイ」を続けており、シンはその時期からの弟子ということになります。


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言われてみると、シンってジェダイのパタワンの三つ編み付けてるんですよね。
暗黒面の使い手には本来必要無いはずのモノです。

マーロックは他の尋問官同様「やられ役」かと思いますが、ベイランとシンには何やら複雑な事情がありそうです。(間違いなく悪い奴ではありますけどね)(ベイランは役者さん急逝しましたけど、このシーズンで片付くんでしょうか?)

スローンを見つけた先で手に入る「力」というのも、どういった類のモノなのかが気になります。

「権力」のことなのか、フィローニ的スーパーパワーの事なのか...


エルズベスは「大提督が時空を超えて助けをお求め」と口にしていましたから、地図が示す先は遠い未開の惑星といった類のモノではなく、モーティスやゲートウェイのようなフィローニ的超常空間の可能性もありそうです。
5年も引っ張って「遠くの星にいました!」じゃ展開として弱過ぎますし...(だからといってあんまり変な空間出されても困りますが)
既に明らかになっているヘイデン・クリステンセンの出演も、超常空間の中ならスムーズに行えるでしょう。


フィローニの「本気」
「マンダロリアン」の実写デビュー以降、その名を少しずつ広めつつあるフィローニ。
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予告では地味目な映像が多いように感じましたが、実際に完成した作品を観てみると「拘って作ってて完成してないからあんまり予告に出せない!」という感じだったのではないかな?というように感じられる、非常に気合の入った映像の連続‼︎

アニメシリーズから続投しているケビン・カイナーの音楽も、実写ドラマのテイストに上手くアニメ作品の楽曲を落とし込んでおり、とても満足度の高い仕上がりになっていたと思います。


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ビークルも結構しっかり作ってありましたし、「マンダロリアン」シーズン3に近い規模感で制作が行われているのではないかな?と感じます。
「反乱者たち」って現地だと超大ヒット作みたいですからね。

正直ライトセーバー戦は結構地味でしたが、やはりドラマの予算だと常時光ってる棒を出すのはシンドイんですかね?
「オビ=ワン」同様に場所も平地だし。

アソーカ・タノなんだから、もっとアクロバティックでカッコいいライトセーバー戦が観たいよ...

宇宙戦も今回の2話ではあって無いようなモノでしたが、流石に今後ゴーストが派手にやってくれるでしょう。

何よりも気合を感じたのは、ただ人気キャラを出して終わりでは無く、その「内面」にしっかり寄り添った作品だったということですね。
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元々人に心を開かないタイプのサビーヌの孤独やアソーカの悩み、常に周囲に気を配るヘラなど、まさにコレまでアニメシリーズで観てきた彼女たちの「心」がそこにある。

見た目はちょっとアレですが、「心」がそのままの形でこの作品の中に現れているんですよ。


正直この作品の物語、特別出来が良いわけではないと思います。
やたら尺を食う謎神秘要素、単調なセーバー戦(シンは結構カッコいいので、役者の運動能力の問題なんでしょうか?でもスタントくらい使ってるよな...)、謎のスローン信仰、色々ツッコミどころが満載です。

しかしこの作品には、「スター・ウォーズ」の世界を、アソーカたちが必死に日々を過ごしている世界を、「実写ドラマ」というフォーマットの中に落とし込みたい、落とし込んでみせるという「覚悟」がある。

そしてアソーカが、サビーヌが、ヘラが、間違いなくそこに「いる」。


なんというか...「フィローニらしい作品」だなぁ、と思います。
その気になれば無限にツッコめますが、その気を起こさせない魅力がある。


改めて「マンダロリアン」はジョン・ファブローの影響が強いんだなぁ、と感じますよ。
フィローニ作品としては綺麗過ぎる。(良い事です)
ところで
他人が作ったスピンオフを次々と葬り去ってきたフィローニですが、遂に自分の作品すら変えてしまいましたね。
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「反乱者たち」のエピローグと同様の場面。
「反乱者たち」ではエズラ初登場シーンのオマージュをサビーヌがやるというエモシーンだったにも関わらず、今回のドラマではその要素が全廃に。


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アソーカの司祭みたいな謎の格好はそもそも無くなってしまい、永遠の謎になってしまいました。

その杖、何...?
吹替オススメです

吹替版はアニメシリーズの声優陣が続投‼︎
ライダーなんかもしっかり同じ人が招集されています。
「アニメは吹替、実写は字幕」という方々、今回は「吹替」をオススメしたいですね。
「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」の雰囲気をそのまま味わう事が出来、より「続編」としての楽しみが深まるのではないかな?と思います。声が同じであれば、見た目の違和感もだいぶ緩和されますしね。

舞台挨拶行ってきます‼︎

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なんとなんと‼︎8月30日に開催される「アソーカ」の舞台挨拶&特別上映イベントに当選してしまいました‼︎

コチラのイベント、「アソーカ」の第1話〜第3話を劇場の大スクリーン&音響で楽しむことが出来るというだけでも最高なのですが、
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登壇者ヤバ過ぎ
「クローン・ウォーズ」から15年間、アソーカ・タノを演じ続けている伊藤静さん、オビ=ワンの森川智之さん、キャド・ベインや2015年以降のヨーダを担当している多田野曜平さん、ベイラン・スコールの大塚明夫さんがまとめて登壇‼︎
(戸松遥さんは舞台挨拶後のニコ生特番のみの参加とのこと)

SWとか関係無しに超豪華声優陣ですよ⁉︎


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私はアニメシリーズを吹替で観ている人間なので、
アソーカ=伊藤静なんですよ‼︎

つまりですよ、私にとってはこれ、コミコンに近いイベントになっちゃうわけですね‼︎
しかも無料‼︎(私は昨年の東京コミコンで10万円吹っ飛ばしたアホです。)

超豪華声優陣を拝める上に劇場で「アソーカ」観れちゃう。

もうね、感動しかありませんよ。

「オビ=ワン・ケノービ」も劇場の音響で観るのは最高でしたからね‼︎

ドラマ作品も、やっぱり映画館の良い設備で観るとより面白くなるんですよ‼︎


あらゆる要素が最高な神イベント、じっくりと楽しんできます‼︎

もちろん、イベントの模様はこのブログでもお伝えしますよ‼︎

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昨晩、衝撃のニュースが飛び込んできました‼︎

マンダロリアン円盤化‼︎
ディズニープラスオリジナル作品は「円盤化しない」ということがローンチ時より明言されており、オタク達が絶対にディズニープラスから離れることが出来ない一因となっていました。

ディズニープラス、ひいてはディズニーの大赤字が連日取り沙汰される中、突如として「マンダロリアン」のBlu-rayがアメリカで発売されることが発表されたのです‼︎

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今回アメリカでの発売が発表されたのは、シーズン1とシーズン2。

同時に発売が発表された「ロキ」「ワンダヴィジョン」と合わせ、ディズニープラス初期の大型タイトルが円盤化されることとなりました。

なぜ突然?

実際のところの理由は分かりませんが、ここ最近ディズニーは慢性的な赤字状態となっており、ローンチ当初こそ好調だったディズニープラスもすっかり失速。


それに追い打ちをかけるかの如く、人口がぶっ飛んでいるインドで大好評だったクリケット配信との抱き合わせも無くなってしまい、会員数の大幅な減少が発生。
最大の目玉であった独占配信作品に関しても低評価や不人気が相次ぎ、もはや「映画オタク必携サブスク」としての地位すらも危うい状況へとなりつつあります。

実際「スター・ウォーズ」に限っても、「アンドー」や「マンダロリアン」シーズン3はあまり話題になりませんでしたし、ぶっちゃけ完成度も初期のドラマと比べて明らかに落ちていましたから、「人気低迷している」と言われても頷かざるを得ない部分があります。

日本における人気ランキングも、韓国ドラマや日本アニメの占める割合が徐々に増えているように感じられ、ディズニー産コンテンツ全体の訴求力低下も見受けられます。(映画の興収は他国と比べるとマシなようですが)

そんな中で社長に返り咲いたボブ・アイガーも、ディズニープラスオリジナル作品をもっと柔軟に利用していくことを検討していたようで、その一環として、オタクに向けて人気作の円盤を販売し、少しでも費用を回収したいと考えているのでしょう。


ところで、Twitterでは「ディズニーは円盤廃止するって発表してたじゃん‼︎」などといった反応を見せる自称映画オタクがそれなりに見受けられましたが、それはオーストラリアとニュージーランドの話です。
自称オタク君、ロクに情報集めてないのがバレちゃったね。


他のSW作品はどうなる?
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まずは「クローン・ウォーズ」「バッド・バッチ」「ビジョンズ」「テイルズ・オブ・ジェダイ」といったアニメシリーズ。

コレらに関しては正直望みは薄いのではないかなぁ...と思います。

というのも、「レジスタンス」「フリーメーカーの冒険(シーズン2)」「フォース・オブ・デスティニー」といったアニメタイトルは、ディズニープラス開始以前から円盤化の動きがかなり渋く、いずれもDVDのみでの展開となっていました。(日本未発売)

「クローン・ウォーズ」も権利がワーナーからディズニーへと移行しましたが、同じくFOXから権利が移った劇場作品群が(買収前から)アメリカでは再リリースされていたのに対して、TCWは全くそのような動きがありません。

また「テレビシリーズ」という括りでみると、マーベルタイトルなんかもほとんどが円盤化されておらず、「エージェント・オブ・シールド」なんかは「日本でのみ円盤化」という捩れ状態となっていたのです。

実際日本は他国と比べると「円盤文化」が強く残っていますから、せめて「クローン・ウォーズ」だけでも円盤化に漕ぎ着けて欲しいですが...
全話揃えたいじゃん?

「マンダロリアン」の円盤がたくさん売れれば、そういった動きもしやすくなるかもしれません。

とりあえず、日本版が発表されたら確実に買うしかないですね‼︎

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↑「ビジョンズ」は権利関係も色んな会社に散らばってるので尚更キツそう






ドラマシリーズは待てば絶対に来る...と言いたいところですが、意外とそうとも言い切れません。

というのも、マンドーと同時に発売が発表された「ロキ」ですが、コレってマーベルドラマとしては「3作目」なんですよね。
2作目の「ファルコン&ウィンターソルジャー」がすっ飛ばされています。

私が世間の反応を観ている限り、「ロキ」は「ファルコン&ウィンターソルジャー」よりも人気が高いように感じられます。(どこをどう観ても後者の方が面白いと思うんですけどね...)



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「ボバ・フェット」は半分「マンダロリアン」みたいなモノですから、待っていれば(もちろんS1とS2の売り上げに貢献した上で)発売してくれる可能性は高いでしょう。
(もちろん買いますが、マンドー部分のためだけに「ボバ・フェット」に1万とか払うの、なんか腹立ちますね。)
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「オビ=ワン・ケノービ」は一部に熱烈なアンチを抱えていますが、世間的には大人気作(当ブログのアクセス数の推移もそのことを如実に示している)。
円盤化を継続するのであれば、その内順番が巡ってくるでしょう。
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問題は「キャシアン・アンドー」。
一部に熱心なファンを抱えていますが、実際の所人気がありません。(当ブログのアクセス数の推移もそのことを如実に示している)

そもそもイマドキ円盤買うヤツなんて熱心なファンしかいませんから、なんやかんやで発売してくれる可能性は無くはないですが、現に「ファルコン&ウィンターソルジャー」が飛ばされているのが少々気がかり...

気になるお値段
映画が4KUHDで発売されるのはもはや当たり前になってきましたが、ドラマが4KUHDで発売されるというのはなかなかレアケース。

そもそもTV放送はHD制作が基本ですし、配信作品は必ずしも円盤化されませんからね。

今回の「マンダロリアン」も、各シーズンディスク2枚ずつになるということで、少々お値段が気になります。


なんかUHDで出てるドラマねぇかなぁ...と思ったのですが、そういえば知ってるのがありました。

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↑おそらく男性の皆さんはご存知であろう、「ウルトラセブン」です。

こちらの価格、8万8000円です。

...
88000円⁉︎
いや、マジで9万弱するんですよ。

ヘイデン・クリステンセンの撮影会とサイン会両方行ってもまだ8000円残ってますからね。

↑筆者のトラウマ



発表された時「せっかく4Kプレーヤーあるし買っても良いかなぁ」と思って値段見たらひっくり返りましたよ。

ただしこのUHD BOX、「MovieNEX」方式を取っており、HDBlu-rayとデジタルコピーも付いています。

ディスク11枚中6枚がBlu-rayという殿様商売っぷり。正直ディズニーより遥かに酷いです。

UHDの方が単価は高いですから、全体の半分くらいがUHD代だと考えると...

5枚で4万円強...?



...流石に「マンダロリアン」でここまでふざけた価格設定をしたら誰も買わないと思いますが、「反乱者たち」シーズン2や3がHD Blu-rayディスク3枚で定価15000円なことを考えると、1シーズン2ディスク税抜15000円ずつ辺りになってくるのかなぁ、と思います。

この時代に円盤を買う意義
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サブスクで手軽に映画やドラマを観られる今、なぜ円盤を買うのか?

「モノの方が温かみがある」とか言うつもりはありません。こんな無機質なディスクに温かみなんて無いですよ。

「集めたい」、これは無くはないですが、集めたところで特に良いことはありません。


あまり知られていないように感じますが、実は「配信」と「円盤」では映像や音声のクオリティが異なるんですよ‼︎

1080p画質のBlu-rayが記録している情報量、50GBあります。

皆さんがスマホで観ている1080pの動画、2時間で50GBもありませんよね?

私のスマホ、現在6.9GBの空き容量があります。
この容量でディズニープラスのコンテンツをどれくらいの時間ダウンロード出来るのでしょうか?FullSizeRender
2.57時間。少し長い映画でも問題無くダウンロード出来る時間です。

...アレ?

そう、配信で観られる映像は、データが円盤と比べて「圧縮」されているんです‼︎

ディスクの中身と、配信の電波で届く映像は、「同じではない」のですよ‼︎

特に4K画質の場合はこの差がより際立ち、「ローグ・ワン」のスカリフの戦いなんかは配信とほとんど「別物」と言っても過言ではない映像美になってしまうんですよ‼︎
(実際に観ないと伝わらないのが残念...)


マンドーもクレイトドラゴンとの戦闘シーンとか、絶対円盤で観たらヤベェよ...

もう今から国内版の発売が楽しみで仕方ないですよ...



仮にもオタクを自覚しているのなら、本当に好きな作品は良質な状態で観るべきじゃないかな?と思うんですよ。

TVとか、プロジェクターとか、スピーカーとか、その辺まで拘り出したらキリが無いですが、「円盤」に関してはそれだけで完結する、「キリが有る」んですよ。

この「キリが有る」部分くらいは拘る、そういう姿勢は、結果的に公式を支えることにも繋がっていく、オタクとして大切なモノなんじゃないかなぁ、と思います。

アニメ好きの方々の間では、日本アニメがディズニープラス独占になるのをバカにするのがトレンドのようですが、そもそも採算が取れるのであれば独占配信権を売り渡す必要なんて無いわけですからね。
月額990円すらケチる人は、多分客だと思われてないんですよ。









スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ [Blu-ray]
ジェームズ・アーノルド・テイラー
2008-12-17





スター・ウォーズ 反乱者たち シーズン2 BDコンプリート・セット [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2017-04-05

スター・ウォーズ 反乱者たち シーズン3 BDコンプリート・セット [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2018-04-04




サブスク全盛の今、確かに円盤のコスパは悪いです。

が、本当に好きな作品の「質」にすらコスパを気にしているようでは、コンテンツが縮小していく結果を招くだけでしょう。


...まあ、こんな偉そうなこと言いながら、私ウルトラシリーズの円盤ほぼ持ってないんですけどね‼︎

いくらなんでも88000円はコスパとかいう次元に存在してないよ‼︎

お金、欲しい‼︎

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皆さん、こんにちは。

大学の定期試験準備をしていたらコロナに感染し、その後バイトに明け暮れブログ更新をサボっていた人です。

「アソーカ」配信まで1週間‼︎

アニメシリーズファン待望の新作、「アソーカ」がいよいよ来週から配信スタートとなります‼︎

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今作はディズニープラス作品としては日本で初めて、一般向けの試写会を開催。
当選した60名は、配信より2日も早く「アソーカ」を拝めるとのこと。

そして私は無事「落選」。

これはもう爆破テロでもするしかないですね...


「反乱者たち」、覚えていますか?

今回のドラマの主役はアニメシリーズの大スター、アソーカ・タノ。

アニメ視聴済みのファン以外は門前払いという、未だかつてないドラマ作品となります。

彼女の初登場作品である「クローン・ウォーズ」とのリンクも予告編では確認出来ますが、それ以上に深い繋がりを持つこととなりそうなのが...
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「反乱者たち」‼︎


ディズニー傘下で制作された作品ということで、比較的最近のように思える本作ですが、なんと来年で10周年。

そうなんです。

「反乱者たち」は、来年で、10周年なんです‼︎


嘘だろ...


まあ言われてみれば私も中学1年だったのが大学4年になっていますから、当然といえば当然ではあるんですね...


さて、「反乱者たち」の続編ともいうべき「アソーカ」が間もなく始まるわけですが、先述の通り「反乱者たち」は結構前の作品。

最終回が日本で初めて放送されたのは、「ハン・ソロ」の日本公開日である2018年6月30日。ギリギリ平成。

こう書いてみると、時間の流れを実感出来るような気がします。


実は筆者、中高時代は暇があればディズニーXDで録画した「反乱者たち」をリピートし、シーズン2の最終回は感動のあまり初回放送日に3回観てしまったほどの反乱者キッズ...
だったのですが、そのシーズン2最終回の感動をぶち壊した上でSWの「歴史モノ」としての根幹すらぶっ壊す「時間越えアソーカ救出」に大変なショックを受け、その後も理解しがたい展開が続いたことから、「反乱者たち」が軽いトラウマになってしまっていたんですよ...

特に当時は「最後のジェダイ」公開から日が浅く、「『反乱者たち』は絶対に裏切らない!」という「信頼」が傷付いた心の支えになっていたこともあって、あの回の日本初回放送を観てからしばらくは茫然自失になってしまいました。
結局アナキン置いてってんじゃねぇか、というね...
(追い討ちをかけるかの如く「ハン・ソロ」にも全くハマれず、リアルでも色々と発生した結果、実は当時冗談抜きで危険な精神状態になっていました。今となってはアホらしいですが...)

そんなこんなで時間も経過し、「アソーカ」が「反乱者たち」の続編としての色が相当濃いことも明らかとなっていたタイミングで、amazonプライムセールがBlu-rayを4割引で販売‼︎IMG_2812
そりゃ買うよね、と。

超久々に観直してみると、中高時代には気付けていなかったエズラとケイナンの関係性の魅力や、ゼブの大人としての側面など、結構楽しい。
新展開へと心が躍るシーズン2第1話の高揚感、反乱軍の広がりが様々なキャラクターとの縁を生んでいくシーズン3のワクワク感は、当時と変わらず燃える‼︎

やっぱり「反撃はありませんでしためでたしめでたし」というラストのオチは全く理解出来ません(マンダロアが後に粛清されたことを踏まえると尚更)し、ジェダイとシスの話がなんかよく分かんない終わり方をしたのもガッカリですが、「フィローニ作品ってこんなもんか」という気もする。

色々と言いたいことはあるが、まあ総じて楽しいかな?と思えました。


そして、このBlu-rayボックスを見返して感じたのが、
マジで全然覚えてねぇ
ということ。

流石に話の大枠は覚えていますが、1エピソード毎の展開なんかは、当時鬼リピしていたにも関わらず、5年の月日が完全に忘れさせていた‼︎


ということで、今回は皆さんにも「『反乱者たち』記憶チェック」をしていただきたいと思います。


とはいっても、そこまで難しいクイズではありません。

各エピソードから1人、キャラクターの写真をご覧いただきます。

その名前を当てていただくことを通して、皆さんの「反乱者たち」の記憶を呼び覚ましていくことができれば良いな、と思います。


クイズは全30問‼︎記憶を辿っていきましょう‼︎


レベル1 流石に覚えていて欲しい方々
忘れてたら今すぐに「反乱者たち」を見直しましょう

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Q3
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Q9
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Q10
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レベル2 割と印象的な方々
放送当時は誰もが覚えていたと思いますが、もう忘れてしまったかも?

Q1
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Q9
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レベル3 覚えてたらバッチリ👌‼︎
この辺が分かれば、復習は一切必要無し‼︎

Q1
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Q10
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皆さんの記憶、どの程度でしたか?

↓早速答え合わせをしていきましょう‼︎
続きを読む

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タカラトミーアーツより、「マンダロリアン」ファン待望のガチャ「スター・ウォーズ グローグーいっぱいコレクション」が発売‼︎


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「マンダロリアン」での初登場以来、わずか数年で「スター・ウォーズ」を代表するキャラクターの1人にまで登り詰めた50歳児が、ついに「400円」というお手頃価格のガチャとして登場‼︎

グローグー3種+ポッド1種の4つのアソートからなる本商品は、グローグーはそれぞれ頭・腕・手に可動機構を搭載‼︎

さらにさらに‼︎各パーツを分離、組み合わせて理想のグローグーを作り出すことが可能な他、豊富な付属品を用いて劇中再現まで実現‼︎

集めれば集めるほど、自分にとって「理想のグローグー」へと近づけることが出来る、全国に隠れ住むディン・ジャリン待望のガチャなのです‼︎

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タカラトミーアーツ公式サイトでも「注目度ランキング1位」に輝くなど、ファンからも高い期待を寄せられていた本商品。

6月26日(月)から順次販売開始ということで、筆者も翌火曜日、大学の講義終了後に秋葉原へと直行させていただきました‼︎

元々手元に4000円ほど現金を所持していた筆者。「万が一に備えて」コンビニのATMで1000円をおろし、万全の態勢で我が家を後にします。

いざ、アキヴァへ

・秋葉原の略称は「アキバ」
・帝国軍残党のシャドー評議会が集結した惑星は「アキヴァ」
・「マンダロリアン」にもシャドー評議会が登場

つまり秋葉原は、実質マンドーなんですよね。(支離滅裂な思考・発言)

スター・ウォーズ アフターマス
チャック・ウェンディグ
2016-07-30


↑アキヴァ本


通販ばかり使っているため、オタクでありながら秋葉原にはほぼ来たことがない筆者。

事前にTwitterで入荷情報、目撃情報を集め、スマホのマップアプリを頼りに歩き回ることに。

大学の教材を入れたリュックを背負っていたことも合間って、どうやら「東京を知らない田舎者」に見えたらしく、やたらお姉さんから声をかけられるという秋葉原名物を満喫。


時代は50歳の緑肌、多分同年代の黄色人種には目もくれず、真っ直ぐに「ガチャポン会館」へ。

入荷報告のツイートを投稿していた他、「秋葉原のガチャガチャ専門店」なら数もたくさんあるだろうと踏んで直行。

その結果、

無い

洋画コーナーのどこにも無い。他のコーナーを覗いても発見出来ない。

ところがどっこい、同時に入荷報告が挙げられているワイルドスピードのガチャガチャは普通に置いてある。

ここで私は悟った。

昨日で全滅したな…と。

次に向かったのが、全国でお馴染みの駿河屋。

コチラも筐体の目撃情報が。

流石はオタクの聖地秋葉原のホビーショップ、なんと扱う商材ごとに複数の「駿河屋」が散らばっており、ガチャガチャを探して何店か回るハメに。

結果的には1番大きな「本館」にガチャガチャ筐体の山が。

そしてついに…
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発見‼︎
ついに見つけたぞ…

勝者のみが報酬を手にするのだ…

さあ私の獲物よ、何回ほど回すチャンスがあるのかな?

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A.0回
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↑俺


なぜだ…なぜなんだ…

上げて落とされるこの苦しみが分かるか…?

怒り、絶望、悲しみ、そういった感情はジェダイにあってはならないものだ。

しかし私は、ジェダイではない。


筆者の暗黒面転落は、もうすぐそこまで近付いていた。


道中で見かけたガチャガチャ筐体をもれなく確認するも、獲物の姿はどこにも無い。

しかし、秋葉原には獲物の目撃情報がもう一件挙げられていた。


ガチャガチャの専門店でも、ホビーショップでも無い。

「ガチャガチャ目当てで来ない」ドラッグストアに、目撃情報が存在していたのです。

道端にポンと置かれている筐体なら、希望はまだある。

希望があるから戦える、反乱軍を勝利へと導いたその言葉が、私の脚を突き動かす。

そしてついに…
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Yes!YesYesYesYes!
横から見てもしっかりとカプセルが‼︎

これでもうモフ・ギデオンのご機嫌を損ねる心配もありません。

筐体の発見に歓喜するオタクムーブも、秋葉原なら全く場違いでは無い。はず。

さて、早速成果物を見ていきましょう!
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まずは赤いカプセルのグローグーA。

笑顔のグローグーです。

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第4話で印象的なスープの器が付属。

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そしてお馴染みの一つ目カエルも‼︎

ご飯を目の前にしてご満悦のグローグーが、この1カプセルのみで再現可能となっています‼︎


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続いては青いカプセル、グローグーB。

胴体パーツはAと同じですが、表情が平時のモノになっています。
最もグローグーのイメージに近い表情ではないでしょうか?
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そして!全視聴者歓喜の操縦桿ボールも付属‼︎

操縦桿にはめるための穴までしっかり造形されています。

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Aの表情パーツと組み合わせれば、ボールを手にご満悦のグローグーに‼︎

このグローグーB、みんなが「欲しい!」と思うパーツがてんこ盛りなんですよね。




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黄色いカプセルのグローグーC。目を瞑ってフォースを使っている姿です。

ABとは胴体パーツも異なっており、地面に座っている状態となっています。

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ABの胴体と組み合わせてもかなり良い感じ!

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仰向けにすればお眠りグローグーにも出来る、ABの胴体と合わせて真価を発揮するパーツです。

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緑のカプセル、グローグー用ポッド。

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色も最初から塗られており、塗装ハゲまでしっかり付いています。

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モールドまで完璧。台座付きです。

そしてもちろん…
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グローグーが乗る‼︎

グローグーCの胴体パーツをセットすることが可能となっており、お馴染みのポッド姿までしっかりと再現することが出来ます‼︎

悲劇
筐体を見つけ、意気揚々と400円を投入した筆者。
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まず最初に現れたのは緑色のカプセル。中にはポッドが。

ここでAかBのグローグーが出ていれば、お財布のために即時撤退もあり得ましたが、流石にもうちょっと回していきます。

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次に出てきたのは黄色のカプセル。目を瞑り、フォースを使うグローグーC。

流石に目を開いているヤツが欲しいので。もう少し続行することに。Cのパーツはグローグーをポッドに乗せるために必要になるため、マンドーの横にポッドinグローグーを並べられるなぁ、と満足。

あとはAとB、どちらか1つが出てくれれば目標達成なのです。

4種類の中から、2種類のどちらかが出てくれれば良いのです。

これはもうすぐに撤退できるだろう、と。

意気揚々と400円を投入。

ポッド再び。まあそういうこともあります。ガチャガチャですから。

400円を投入。

グローグーC。まあコレくらいはありでしょう。

400円。

グローグーC。


始まったな…

改めて筐体の中を横から見てみると、明らかに黄色のカプセルが多い。

ガチャガチャとはランダム性が一つのウリ。

コンプリートのために何度も回してもらうというのも、売り上げを出すための大切な要素である。

一方で、1回だけ回して去っていく人が多いのも事実。

そんな人たちが、何度回してもポッドしか出ないようなガチャガチャをやらされたなら、「アレはやめた方が良い」という悪評が立ってしまう可能性がある。

しかし、「目を瞑っているグローグー」ならどうだろうか?

普通に考えて、目がパッチリ開いている顔の方が良い。
しかしグローグーはグローグー。

「グローグーが欲しい」と思って回したガチャから、しっかり「グローグーが出てくる」。

誰も文句は言わないであろう。


コンプ勢にとっても、このグローグーCはポッドに乗せるために胴体パーツが必要となる。

事実上のハズレとはいえ、明確な用途が存在する。

「要らない子」にはならないのだ。


この時私は、タカラトミーの「プロの商売」の恐ろしさを知った。

コンプ勢を苦しめるためだけに理不尽さで一般客を振り落とすことを避けながら、ハズレに対するコンプ勢の苛立ちも軽減する。

私はタカラトミーアーツの張り巡らせたトラップにまんまとハマったのだ。


その後400円を投じると、再びポッドが登場。

さらに400円を投じ…
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グローグーA、登場‼︎
赤のカプセル、スープとカエルが付属のお食事グローグーがついに来た‼︎

求めていたお目目パッチリグローグーである。


今回の目的は達した、速やかに撤退しよう。

平常時の私ならそう判断するであろう。


しかし私は、秋葉原を駆け回り、「コイン投入→回す→何かが出てくる」という一連の流れを経て、気分が昂っていた。

おそらく、アドレナリンが脳を刺激していたのであろう。
ギャンブル中毒の超軽いヤツである。


そして何より、

操縦桿ボール持ったグローグーが1番欲しくないですか⁉︎

多分「マンダロリアン」の視聴者満場一致でそうだと思いますよ⁉︎

絶対「1番人気高そうなヤツ」をレア枠にしたでしょ⁉︎


もう既に2800円も使ってるんだ‼︎

横から見る限り、残るカプセルは6個‼︎

まだ見ぬ青のカプセルも1つある‼︎

所持している現金であと5回回せる‼︎

6分の5の確率で確実にフルコンプ達成だ‼︎


アドレナリンが私から正常な判断能力を奪っていた。

身体が闘争を求めていた。

初夏の暑さとグローグーの瞳が私を狂わせていた。

自分の立場が銀河に無くなると分かっていながら、1人の赤ん坊を救うために走った男もこんな気分だったのだろうか?

気がつけば私は、野口英世2人を両替機に挿入していた。


あとはもう無心である。

既に獲物の姿は捉えている。

もはや「祈り」など無い。

ただコイン4枚を入れ、回す。この時の私にとって、100円玉は「お金」では無かった。

黄色のカプセルが2つ、緑のカプセルと赤のカプセルが1つ。

さあ、残るカプセルは2つ。現金は残り400円。

しかし、もう既に勝負は決している。穴の手前の溝に、青のカプセルの姿を捉えている‼︎

コイン投入!回す!ガコン!
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フルコンプ達成
重要な獲物なのでね、何としても確保したかった。

「Very healthy」というパーシングの声が聞こえるようである。


今になって、もの凄く無駄な出費をした気がする。

そうは言っても、しっかりコンプリートを成し遂げた。

「マンダロリアン」へのお布施だ、2000円くらいは甘んじて受け入れよう。


4800円というとかなり割高に聞こえるが、このレベルの造形、ちゃんと可愛い顔、もろもろの付属品に加え、カスタム機能まで付いている。

これはブラックシリーズ等の輸入品グローグーグッズと比べても、決して割高とは言えないように思える。

輸入品玩具が全体的に高いというのもあるが、グローグーグッズは全体的にあんまり可愛くない。「なんか欲しいなぁ」と思いつつ一向に買っていなかった理由の1つでもある。

もう一つの理由としては、「反乱者たち」が突然時間を越え始めた時のような急激なクソ化が「マンダロリアン」にも訪れないと言い切れなかったというのがある。

まあシーズン3でだいぶ盛り下がった感はあるものの、最終回はとても良かったし、全体のストーリーもひと段落した。
正直シーズン4以降が面白くなるビジョンが見えないが、3シーズンの「一区切り」のストーリーをしっかり楽しませてもらった。
ここから先でクソ化したとしても「シークエル時代だし」ということで割り切れる、そう感じている。

だからこそ、このちゃんと見た目が良さげなグローグーのガチャガチャを回そうと思った。

自分の中での「マンダロリアン」の1つの総決算として、このグローグーガチャはとても楽しいイベントだった。

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↑4800円の成果。グローグー欲張りセット。

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↑マンドーのプラモデルと並べても結構良い感じ。

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↑2人が並ぶだけでディスプレイコーナーの満足感相当上がったぜ…



設置店は検索出来ます

タカラトミーアーツの公式サイトにて、設置店の検索を行うことが可能です。

が、サイト内にも明記されている通り、すべての設置店が網羅されているわけではありません。

今回私が訪ねた3ヶ所は、いずれも公式サイトに記載されていない店舗でした。

基本的にはSNSや仲間内の情報を探しつつ、「確実にある場所」としてこのサイト内の店舗を考えれば良いと思います。(サイトに載ってたらそれこそ品切れしてそうですが…)


どうでも良い話ですが、「ガシャポン」はバンダイの登録商標。タカラトミーは「ガチャ」なのでお間違えの無いように。


設置店は日に日に増加しているようですから、Twitterはこまめにチェックしていきましょう‼︎

メイキングも配信開始
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「マンダロリアン」シーズン3のメイキングが配信開始となりました‼︎

過去2シーズンのメイキングは映像面に関する話題が多かった印象ですが、今回はストーリーに関する話が多かったような印象ですね。

思ったよりボリューム撮影の比率大きかったんだなぁ、というのも意外でした。ボリュームの精度も向上しているんですね。

モフ・ギデオン役のジャンカルロ・エスポジートが「残酷な死の瞬間は映っていない。彼が灰の中から這い上がる可能性は否定出来ない」みたいなことを言っていて、あまりのスター・ウォーズ理解度の高さに笑ってしまいました。(フィローニ作品なので普通にあり得るんだよなぁ…)

コミカライズ版も発売中




グローグーの可愛い所満載のコミカライズ版も発売中です。

しばらくはマンドーの活躍を拝める機会も無いでしょうから、漫画でマンドーとグローグーを補給するのも良いのではないでしょうか?



まあシーズン3の終わり方を見るに、「アソーカ」で普通にまた出てくる可能性は高そうですが。

「アソーカ」は8月23日から配信開始。新作供給が止まる気配は無いですね。

スター・ウォーズ アソーカ 上
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ アソーカ 下
E.K.ジョンストン
2023-06-15



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追記
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なんと母がレジン工作で「卵」を作ってしまいました。

皆さんこんにちは。

就活が終わったのにブログを放ったらかしにしていたswgmです。ちなみにゼルダ姫は見つけました。おかげさまでセルダが出てくる度にチラつきました。

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↑怪獣酒場新橋蒸留所でフィローニのサイン川崎版を拝んだりはしました。(画像右下)
川崎本店にも描かれているレッドキングとグローグーに加え、アソーカまで直筆で描かれている圧巻の一枚!
新橋蒸留所はランチタイム営業も行なっているため、サインを見るためにフラッと立ち寄ってみるのも良いと思います。川崎本店とは違い、店内の怪獣たちもメジャー級ばかり。男の子ならご存知の顔ぶればかりだと思います。(というか川崎がマニアック過ぎる)

↑ただし川崎にはフィローニになりきれるというアドバンテージがある



邦訳スピンオフ完全復活?
スター・ウォーズ アソーカ 上
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ アソーカ 下
E.K.ジョンストン
2023-06-15


ヴィレッジブックスが廃業し、講談社も永らく音沙汰無し。
完全にこの世界から消え去ったかのように思えた「スター・ウォーズ」邦訳スピンオフ書籍。

そんな中、突如Gakkenが「ハイ・リパブリック イントゥ・ザ・ダーク」の邦訳を発表。

そのまま「アソーカ」「ハイ・リパブリック アウト・オブ・ザ・シャドウズ」の発売を続けざまに発表し、これまで日本国内においてほぼ発売されていなかった「YA(ヤングアダルト向け)小説」が続々と邦訳発売される時代がやって来たのです‼︎


今回は新たに発売された「アソーカ」、そして当ブログでは扱っていなかった「ハイ・リパブリック イントゥ・ザ・ダーク」をまとめて紹介していきたいと思います!

アソーカ
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8月23日のドラマシリーズ配信開始を前に、「クローン・ウォーズ」と「反乱者たち」を繋ぐ知られざるアソーカの物語が邦訳出版となりました‼︎

オーダー66を生き延び、「アシュラ」の名で辺境の星に隠れ住んでいたアソーカ・タノが、改めて自らの心や力と向き合い、再び人々を救うため「反乱者」となるまでを描いた物語です。

…この説明を読んだ方の中には、以下のように思った方もいることでしょう。
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「それって『テイルズ・オブ・ジェダイ』でやってなかったっけ?」

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その疑問に、本作を原書でとっくの昔に読んでいた私がお答えいたしましょう。

その通りです。
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「テイルズ・オブ・ジェダイ」第6話は、アナキン探しを諦めたアソーカが、「アシュラ」の名で農業地帯に隠れ住んでいる所から始まります。

今回の小説でもアソーカは農業衛星に隠れ家を構え、自らの力が村に尋問官を招き入れる事態へと繋がることに。

村人たちの顛末や、アソーカがベイルの誘いを受け容れて幕を閉じるという部分に至るまで、「テイルズ」と今回の小説はあまりにも内容が似通っているのです。

それもそのはず、この小説と「テイルズ」は、いずれもフィローニ本人が「反乱者たち」制作当時に記していた全く同じプロットをベースにして製作されているのです。

また著者のE.K.ジョンストン曰く、フィローニはこの小説についてしっかり目を通して「監修している」とのこと。
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つまりフィローニ大先生は、自らの書いたプロットに基づく小説を「監修」までしておきながら、その存在を全否定していると言っても過言ではないアニメをお作りになられたんですね。


もちろんE.K.ジョンストンご本人も、フィローニの目を通したはずの著作が「ノンカノン」のように扱われていることに大変お怒りになっています。


さらに、アメリカで本作が出版されたのは2016年。
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「クローン・ウォーズ」の復活が発表されたのは2018年。

本作の出版時点では、「マンダロア包囲戦」は「反乱者たち」のセリフにしか登場しない幻の戦いでした。

  • 最高議長を助けに行くアナキンからライトセーバーを受け取る
  • 501大隊の半分を率いてモールを捕獲
  • レックスを助けることを優先した結果モールが逃亡

といった大まかなプロットは出版時点で既にフィローニの口から語られており、小説でもこれに基づいた描写がされています。
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墓場にライトセーバーを捨て死を偽る、というのも後年のアニメの展開と近いモノになっていますね。

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実際にはアニメにおけるモールとの対決は、この小説に描かれているモノとは全くの別物に。

モールがダブルブレードを扱っているような記載は無い他、アソーカのライトセーバーも「緑」と明記されていました。

ただしアソーカのセーバーの色に関しては、アメリカにおいて重版を重ねていく中で突然「青」へと記載が変更になっていたとのこと。
実際のアニメの内容に合わせた変更ですが、どうやら日本の出版サイドに渡された原稿は変更前のモノだったようで、「グリーン」と書かれてしまっています。

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またイラムに関する記載も、2019年発売の「フォールン・オーダー」とは大きく異なるモノに。

最も、この小説が発売された頃はスターキラー基地が本当にイラムなのか否かが公式媒体においても定まっておらず、どっちとも取れるような曖昧な状態が続いている時期だったため、仕方ない部分もあると言えます。
そんな大事なことも決めずに製作されているシークエルってホントさ…(隙あらばシークエルdis)

マンダロア包囲戦のアニメ化が決定していたこともあり、この頃には読者から冗談半分で「アソーカの小説ほぼノンカノンだろ!」と言われたりしていました。
まさか「テイルズ」が本筋まで侵してくるとは思っていませんでしたが…

Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー - PS4
Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー - PS4
エレクトロニック・アーツ
2019-11-15



Star Wars ジェダイ:サバイバー™ - PS5
エレクトロニック・アーツ
2023-04-28



以上のように、ここ数年で内容がほぼ全てひっくり返されてしまっている小説「アソーカ」IMG_2219
邦訳出版を手掛けるGakkenもこのことをしっかりと把握しており、わざわざ「本書は後に映像化された作品とは、一部内容に差異がございます」との注意書きが‼︎

過去にはレジェンズ小説がなんの注意書き(現在は正史ではない旨)もされずに発売されるようなケースもありましたが、今作の担当者は「スター・ウォーズ」に対して本当に真摯に向き合って下さっていると感じます。


内容が「正史」かどうか怪しくなっているとはいえ、決してそれは本作の完成度に影響を与えるモノではありません。

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「反乱者たち」でもフィーチャーされていた「逃げることへの負い目」を物語の軸とし、決してアソーカはアソーカ以外になることは出来ないこと、自らの「過去」と「今」に向き合う物語は、「反乱者たち」がアツイ時期だからこその独特な熱を帯びており、自らを再びジェダイと位置付ける「テイルズ」とはまた違った趣があります。

「反乱者たち」の暗いモノを抱えたアソーカ像に近いのが本作、「マンダロリアン」の英雄然としたアソーカ像に近いのが「テイルズ」といったところでしょうか?

…こうして考えてみると、やっぱりフィローニの中でアソーカのキャラ付けブレてますよね?
周囲のスタッフにアソーカのファンが増え、彼女を持ち上げる空気が現場に流れてるとかあるのでしょうか?


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ほぼ全編がアソーカの視点から進行する本作ですが、幕間には回想や別のキャラクターの物語も。

原書で読んだのが何年も前だったためすっかり忘れていましたが、クリストフシスでアソーカと出会う直前のアナキンの回想は超濃厚な「アナオビ」を摂取出来ます。
弟子を取りたくないアナキン、オビ=ワンの新たなパダワンが戦場へやって来ることに不満げなアナキン、その「真の理由」が「フィローニ監修済み」で明記されています。

そりゃ再会したらとりあえず燃やし返すよね、と…
(まあオビ=ワン視点の幕間はドラマと矛盾してるような気もするんですけど)

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余談ですが、今回の邦訳版はChapter番号のフォントや幕間の背景が原書に寄せて作られています。

近年の作品との矛盾を明記する担当者さんの拘りは、このような誰も気にしないであろう細部にまで現れているんですね!

じゃあアナキンの一人称も「僕」にして欲しかったな‼︎

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↑5ヘルス氏のカバーアートもメチャクチャカッコイイ。裏表紙が表紙のイラストを背面から見た画になってるの最高ですね。ファンアートを投稿していたら公式のカバーアートを手掛けることになる、というのも夢のある話ですよね。

ハイ・リパブリック イントゥ・ザ・ダーク




エピソード1のおよそ200年前を描く一大シリーズ「ハイ・リパブリック」より、YA小説「イントゥ・ザ・ダーク」が登場です‼︎
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↑5ヘルス氏によるイラストは背景まで超クオリティ。「アソーカ」にも同梱されているチラシには各キャラクターのカラーイラストも。





本作で描かれているのは、講談社から発売されている小説「ジェダイの光」と並行して起こった事件。

一生コルサントにいたい系パダワンのリース・サイラス君は、兄弟子と学者と離反予定者とお嬢さんとスパイス中毒と石と共に宇宙へ駆り出されるも、「ジェダイの光」にて発生したハイパースペースの大災害に巻き込まれ、宇宙ステーションでの立ち往生を余儀なくされることに。
その後なんやかんやあって可愛い女の子を助けたり、シスの結界を破ったり、宇宙に放り出されたり、植物と戯れたりします。

未読の方にとってはよく分からない文章になっていることかと思いますが、以上で頭から尻尾まで大体説明出来ています‼︎


テンペストランナーやスターライトビーコン、アバー・クリスや驕れる共和国など、「ジェダイの光」を読んでいると「お!」となる箇所も多数。

本作で重要な役割を果たすジョラ・マリも、確認してみたところ「ジェダイの光」に登場していました。


この深く繋がっている2作はいずれも稲村広香氏が訳を担当しており、統一感のある訳で両作を楽しむことが出来るのも嬉しいポイントですね。


肝心のストーリーですが、だいぶぶっ飛んでいます。

とはいっても理屈が通っていない、支離滅裂な内容というわけでは決してなく、「クローン・ウォーズ」のトンチキ回のようなノリが大真面目に繰り広げられるといった具合。

よって、「書籍にまで手を出しているオタク」なら大体が呑み込める内容だと思います。

優しさと勇気の王道現代っ子主人公リース、実力社会を生き抜いてきた強さの中に年相応の脆さが見え隠れするアフィー、人間の感情とジェダイの道の狭間で揺れるコーマックとオーラ、イカれポンチかと思いきや意外と頼りになるレオックス、最後まで読んでも何一つ分からないジオード…

キャラクター1人1人に、人間として共感出来る強さと弱さ、カッコよさや愛らしさがたっぷり詰まっている、「もっと彼らの冒険が見たい!」と思わせてくれる作品です。
いやジオードについては何も分からなかったけど。

本筋のストーリーはとにかくぶっ飛んでいますが、キャラクターを好きになれれば結構楽しめるものです。アソーカ・タノだってそれで受け入れられた存在ですしね。



STAR WARS/レイア -王女の試練- 1巻 (LINEコミックス)
Claudia Gray
2019-12-13


本作を手掛けているのは「ロスト・スターズ」など人物描写の優れた作品を次々と世に送り出してきたクラウディア・グレイ。そりゃ本作だって魅力的なキャラクターで溢れかえるに決まってますよね。

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↑「サバイバー」でタナローが放棄されたのも同じタイミングだったりします。


Gakken、頼むぞ…




スター・ウォーズ アソーカ 上
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ アソーカ 下
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ邦訳スピンオフ最後の希望、Gakken。

高貴さん亡き後ではもう無理みたいな論調もあった中で、この2作のような「スター・ウォーズ」に対してとても真摯に向き合ってくださる方々による邦訳出版が行われるようになったことには純粋に喜びを感じています。
装丁その他諸々からそういったモノって伝わりますからね。


「イントゥ・ザ・ダーク」の訳者あとがきでは、2023年中に続編の「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」も発売予定とされています。

「アソーカ」にあとがき や新刊のお知らせが何も無かったのが少々気がかりではありますが、今年中にまた邦訳スピンオフを読める日が来ると信じて、私たちは待ち続けます‼︎

そのために‼︎





スター・ウォーズ アソーカ 上
E.K.ジョンストン
2023-06-15


スター・ウォーズ アソーカ 下
E.K.ジョンストン
2023-06-15







全員買え‼︎

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2026年〜2027年に映画3本公開するの、「ハン・ソロ」を始めとする失敗を何も学んでないんですね…

「マンダロリアン」シーズン3の話題もすっかり見かけなくなった今日この頃。

6月28日からはシーズン3のメイキングドキュメンタリーが配信。8月の「アソーカ」までしばらく新作の配信もありませんし、コチラを楽しみに待ちましょう。


マンガ版単行本2巻が登場‼︎
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マンガ雑誌「月刊ビッグガンガン」にて連載中のマンガ版「マンダロリアン」より、単行本第2巻が発売されました‼︎



発売日である5月25日は連載開始1周年、そして「スター・ウォーズ」1作目の米公開記念日でもあります。(掲載誌の発売ルールに従っているだけなので、狙ったわけではないと思いますが)
第1巻には原作ドラマ第1話の内容が収録されていましたが、今回は第2話と第3話の内容がまとめて収録。
ビッグガンガン2022vol.11〜2023vol.4(vol.3は休載)の全5話を収録と、1巻よりも1話分増えています。
お値段据え置きでページ数増、連載版でカラー掲載だった箇所も全てカラー(1巻のおよそ2倍の量)。
このご時世としては珍しいお得感ですね。

題字がシルバーのメタリック仕様となっているのも1巻から続投しており、しっかり1巻売れたのかなぁ、と感じさせてくれます。

当ブログでは前回の1巻も取り扱っており、そちらにて単行本と連載版の比較を敢行するなどして紹介。



するとなんと、作者の大沢祐輔先生ご本人からお褒めの言葉を賜るという名誉を預かるという、当ブログ始まって以来の大事件が発生してしまったのでした。(この漫画の話題になる度に擦ってる)


作者ご本人様にここまで言っていただけたのですから、今回も第2巻を「詳細に」紹介するのがファンの務めというもの‼︎

連載版と徹底比較
今回もやってまいりました、「連載版との違いチェック」のお時間です。

前回の1巻は大沢先生からの正解発表があったものの、自力で見つけられたのはたったの3点。

今回は1巻の変更内容から「傾向」を掴み、慎重に比較を行った結果…

18箇所発見‼︎
自らの成長に感動を禁じ得ない…

これから大沢先生による正解発表があるのかもしれませんが、とりあえず私の「研究成果」を皆さんと共有させていただきます‼︎

まず前提として…

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↑左が単行本
誌面端まで至るコマについては、単行本だと全体通して端っこが切れています。
コレは連載誌と単行本で誌面の縦横比が異なることが原因であり、調整の過程でマンガ単行本共通で発生する現象とのことです。
逆に上下は単行本の方が広いことが多くなっています。
ただし見開きページに関しては左右に関しても単行本の方が広かったりと、かなりケースバイケース。

そのためここについては「違い」として含めていません。

連載版を買い揃えておくと、単行本では切れてしまっている計器のディティールなども見る事が出来て面白かったりします。

以下に記載のページ数は全て単行本のものとなっています。
01〜04.グローグーの目

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↑右が単行本
グローグーの目が複数箇所で描き直されています。。(8,9,11,63ページ)
ハイライトや見開き方が変更に。同時に口元が変わっていることもあり、かなり手が加えられている事が分かります。

05.賞金稼ぎ

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11ページ。賞金稼ぎを撃退後、トラッキングフォブを見て酒場の賞金稼ぎを思い出しているようなカットが変更。ただマンドーが黙っているだけの謎のコマに。
実際ドラマでそういう場面だったか?というと怪しいですし、おそらく監修で弾かれたのでしょう。

06.クイールの顔

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↑上が単行本
34ページのクイールが完全に描き直し。バランスが整えられた印象です。

07.ジャワ語の改行位置

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↑下が単行本
47ページ、ジャワの台詞の改行位置が変更。

連載版では「!」のみ別の行になってしまっていましたから、妥当な修正でしょう。

08〜09.グローグーのオリジナルコマが削除

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53ページ、連載版で全読者を発狂させた神の1コマ、「『スーガァ〜!』のマネをするグローグー」が削除‼︎
こんなに可愛いグローグーが削除⁉︎

単行本勢の皆さんはこのグローグーを手に入れることが出来ないんですか⁉︎

そんな事が許されると思っているんですか⁉︎

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…まあ理由を推察すると、グローグーはシーズン3において周囲の「言葉」を理解出来るように「なった」ような描かれ方をされていますから、この時点でジャワの言葉を真似るのはおかしい、ということになってしまったのではないでしょうか?

連載版の時点では、まだシーズン3始まってなかったので…

だからってこんな事…


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さらにあろうことか、59ページではマッドホーンの咆哮に怯えるグローグーもカット‼︎

「反乱者たち」のマンガは割とオリジナル描写が許されていた印象ですが、今作は容赦無くカットされるんですね…

どうして…別にコレは良くない?

せっかく可愛いのに…
(でもこの後のコマで怯えて縮こまるグローグーは残ってるんだよなぁ…位置関係がおかしいみたいな理由なのか?)

↑連載版、電子なら現在も購入可能です。

↑マンガUPの「Episode.06-2」でも連載版が読めます。


やっぱり連載版も買わないとな…

10.グローグーの表情
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↑下が単行本
61ページ、グローグーの口の開き方が変更に。
単行本の方が「状況のマズさ」への理解が少し薄いように感じられますし、シーズン3を踏まえてこの段階での「グローグーの知性」が全体的に調整されている印象ですね。

11.プシィィッ
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↑下が単行本
99ページ、ドアが開く擬音の位置が変更。なぜ?

12.カチャ
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↑下が単行本
117ページ、「カチャ」の縁取りが修正。
おそらく連載版はミスで透過されていたのでしょう。

13〜14.ストームトルーパーのディティール
144ページ、地面のディティールやストームトルーパーのアーマーの汚れが加筆。

149ページ、ストームトルーパーのアーマーの汚れが加筆。

1巻と同様の加筆ですね。

15.グローグーの表情
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↑下が単行本
152ページ、グローグーの顔が完全に描き直されている。(口元が顕著)

16.ここまでか!
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181ページ、連載版に挿入されていた「・・・ここまでか・・・・・・!」というセリフが削除。グローグーを撫でる?様子に変更。
「別に諦めたシーンではない」という監修が入ったのでしょう。

17.パズのセリフの改行位置
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↑下が単行本
186ページ、セリフの改行位置が変更。
確かに単行本の方が読みやすいですね。

18.カルガのベスカー
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↑下が単行本195ページ、カルガがベスカーに救われたことが示されるシーンが大幅に変更。

「まさかベスカーに、命を救われるとはな!」というセリフはドラマには無いとはいえ、漫画版の解説セリフとしては悪くないように思えますが、削除されているのを見るに「胸に入れていたのは元から護身を兼ねていた」ということなんですかね?


全体的にドラマに無かったセリフが消されていたり、グローグー関係の変更がやたらと多かった印象ですね。
やはりグローグーが要なんだな…

今回も描き下ろし多数
ドラマの内容をゆっくり、忠実にマンガ化しているのはもちろんのこと、FullSizeRender
静止画ならではの「キメ」の絵を多用した戦闘シーンや、
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しっかり可愛いグローグーの数々など、ドラマと変わらない魅力、漫画だからこその魅力がたっぷり詰まった作品に仕上がっています。

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↑表情豊かなジャワ族もマンガならでは

第1巻と同様、今回も巻末から、言われないと絶対分からないカバー下に至るまで描き下ろしイラストがビッシリ‼︎
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↑↓しかも袖のイラストは1巻で寝ていたグローグーが起きている‼︎繋がってるぞ‼︎
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3巻では歩くのかな…?

劇中に登場するクリーチャーやガジェットの解説コーナーもアリと、とにかく盛り沢山な内容となっています。

大沢先生や担当編集者さんの「マンドー愛」がたっぷり詰まっている、珠玉の1冊です‼︎




↑マンドー好き、グローグー好きは必携です。

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連載版は現在第4話の内容が掲載中。キャラ・デューンも普通に登場しています。
月刊ビッグガンガン 2023 Vol.05 [雑誌]
一般社団法人 阿寒アイヌコンサルン
2023-04-25




↑2号読めば最新展開に追いつけてしまいます。単行本ではどんなコマが無くなってしまうか分かりませんから、連載版もしっかり追っていくのがオススメです。




今作を手掛けている大沢祐輔先生は、マンガ版「ビジョンズ」でも「九人目のジェダイ」の執筆に参加しています。シーズン2の興奮醒めやらぬ内に是非‼︎


「マンドーバース」は終わらない

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6月28日にはシーズン3のメイキングが配信開始‼︎

マンドーとボ=カターンのマンダロア奪還劇の裏側、特に今シーズンは映像面のクオリティがドラマのレベルを超えていましたから、舞台裏も見応えがあるものになっているのではないでしょうか?



そして8月、「マンダロリアン」「ボバ・フェット」の系譜に連なる新たなドラマシリーズ、「アソーカ」がスタート‼︎

「マンダロリアン」と同時期の銀河を舞台に、アニメシリーズ「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」でお馴染みのアソーカ・タノが、帝国の後継者スローン大提督との戦いに挑みます‼︎





このドラマの配信開始を前に、「テイルズ・オブ・ジェダイ」の原型とも言うべきYA小説「アソーカ」の邦訳版が発売決定‼︎

アニメシリーズを見返すも良し、小説でまだ見ぬアソーカに触れるも良し、ドラマへの復習・予習に勤しむ時間はまだまだあります‼︎

↑超絶インスタント予習がしたい方向けの記事も以前書いていたりします。出来ることならディズニープラスで「クローン・ウォーズ」観て欲しいですが…


マンドーの世界は、まだまだ止まらない‼︎

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皆さん、5月4日は何の日だかご存知ですか?


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そう、「しらすの日」です。(本当です)


ということはさておき、今年もこの日がやって来ました‼︎
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スター・ウォーズの日

このブログに辿り着いているような方には説明不要かと思いますが、5月4日は「スター・ウォーズの日」‼︎

劇中でお馴染みのセリフである
「May the force be with you.」と、5月4日(May 4th)をかけたアメリカ発の抱腹絶倒のギャグが次第に世界中で定着し、現在は日本記念日協会からも正式に認定を受けている特別な日となっています。

当ブログは教育的な内容を志向している高尚なブログなので(初出し情報)、他に5月4日で認定を受けている記念日についても調べてみました。

日本記念日協会の公式サイト曰く、5月4日は「みどりの日」「スター・ウォーズの日」「しらすの日」以外にも
  • とろけるハンバーグの日
  • 口臭ケアの日
  • ゴーシェ病の日
  • 糸魚川・ヒスイの日
  • うすいえんどうの日
が登録されているそうです。


話をスター・ウォーズに戻しますと、コロナ禍のゴタゴタもほぼ終焉に近付き、今年はリアルイベントも大々的に開催。

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銀座で開催中のポップアップストア内でイベントが行われている他、
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TOHOシネマズ日比谷では「ジェダイの帰還」の復活上映も3日間限定で行われています。

1日1回‼︎

3日間限定‼︎

老若男女から大人気の旧3部作‼︎

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チケット取れるわけねぇだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎
チケット争奪戦には全力で挑みましたが、恐ろしいスピードで座席が消えていきましたからね。
大体1分で3日分全て完売でしたよ…(誇張抜き)

「エピソード6 ジェダイの帰還」を劇場で観られる、日本においては「特別篇」以来のチャンス、まさかこんな形で逃すことになるとは…

去年の「シスの復讐」上映会の抽選もハズレましたし、私は永遠にエピソード1〜6を映画館で観られないんですかね?

次にリバイバルの機会があれば、もう少し大規模にお願いします…

何なら満員御礼で日を改めて追加開催していただいても…

配信は誰でも観られます
イベントとは縁が無かった我々でも、手軽に5月4日を満喫する方法があります。


新作アニメ17本同時配信‼︎

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世界中のアニメクリエイターそれぞれが思い描く「スター・ウォーズ」のビジョンを具現化する非正史企画、「ビジョンズ」の第2シリーズが全9話。

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エピソード1の遥か以前の時代を舞台に、若きジェダイ達の大冒険を描く幼児向けシリーズ、「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」が全7話。

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さらにさらに!「シンプソンズ」と「スター・ウォーズ」のコラボアニメ第2弾も登場。

計「17本」がまとめて配信開始となっているのです‼︎


しかもこれらの作品、ディズニープラスは16時更新が基本であるにも関わらず、5月4日を盛り上げるためなのか、アメリカに先駆けて「日付が変わった瞬間」から配信されているのです!

夕方にテレビの前に陣取り、配信開始と同時に再生を始めているオタク大学生の私も、流石に夜中に17本全てを観る体力は無いわけでして…

まあ「ビジョンズ」は観たんですけど…(おかげで2時半就寝)

シス
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作品の「顔」ともいえる第1話を飾るのは、スペインのEl Guiri Studiosが手掛けた「シス」。

筆で描いたかのような独特なタッチが特徴的なアニメーションで、シネスコ画角とTV画角の使い分けといった視聴環境まで活かした画作りはとても印象的。

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レジェンズ時代を彷彿とさせるシス卿のデザインも、人によっては刺さるポイントなのではないでしょうか?
物語は自由を求めシスの道を離反した1人の女性が、「絵」を通して世界や自分自身と向き合っていくというモノ。

「人間は光と影を併せ持つ」という最近流行りのヤツですが、元々フォースの2面性を扱って来たスター・ウォーズとは相性の良い題材です。

結局この「絵」というのが本当に描いているものなのか、あくまでフォースを通じたイメージなのかはよく分かりませんが、正直その点は重要では無いのでしょう。

やりたいことはかなり分かりやすい作品で、テーマ性に沿った内容になっていたと思います。

まあ、「テーマ性」は面白さを増すことはあっても、生み出すことは決して無いのですが…

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Volume1は第1話の掴みがとても良かっただけに、こんな現代アートみたいな作品が1話で大丈夫なのか?と心配になってしまいました。


スクリーチャーズ・リーチ
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アイルランドのCartoon Saloonが担当。どうやら海外アニメ通の方々の間では大人気のスタジオだそうです。

工場で流れ作業をこなすだけの毎日を送る1人の少女が、「外から来た存在」に導かれ、「新たな世界」へと旅立つまでを描いた友情と葛藤の物語。

「新しい暮らしはもっと悪いかもしれない」という可能性の話をしながらも、決して彼女の往く道を止めようとはしない「理解者」である友人たち。

人を殺め、もはやかつての自分を振り返ることは出来ない少女。

そして彼女を誘惑し、新たな世界へと連れ出すためやって来たのは、「黄色い目」の女。

自由を求め旅立った彼女を待つのがどんな悲惨な運命なのか、その全ては視聴者の想像に委ねられます。


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自由を求めて旅立ち、新たな不自由に苦しみ身を滅ぼすというのは、アナキン・スカイウォーカーの人生そのものでもあります。

そういった意味で、この作品も「スター・ウォーズ」の1つの本質に向き合った内容であり、テーマ性もハッキリしていると言えます。

まあ、「テーマ性」は面白さを増すことはあっても、生み出すことは決して無いのですが…(2回目)


まあでも、「通」の人たちってこういう作品好きそうなイメージありますね。

星の中で
「今回全然面白くないし、このエピソードがダメならもう寝ようかな…」と思っていた筆者の前に現れた第3話は、チリのPunkrobotが担当。

3Dアニメーションの分野ではオスカーも勝ち取っているなど、それなりに名の知れた会社だそうです。

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まるでミニチュア撮影の人形劇かのようなリアルな質感が一際目を惹きつける本作ですが、この超ハイクオリティの風景が次々と移り変わり、行く先々で「スター・ウォーズ」らしいシンプルなドタバタ劇が繰り広げられる様は観ていて全く飽きません。

終始お姉ちゃんの言うことを聞かない生意気なクソガキちゃんの行動も、星を救おうとするフォースの、お母さんの導きだったのかもしれませんね。まあただ単にクソガキだった可能性もありますが。
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帝国軍基地の内装もかなり細かく作り込まれており、製作陣の並々ならぬ拘り、そしてスター・ウォーズへの深い愛を感じました。

星の中でたった2人の姉妹が起こした奇跡、数多の星の中から2人を見守るお母さん、「星の中で」という極めてシンプルなタイトルも、観終わった後だとなんだか味わい深いものに感じられます。

分かりやすいドンパチドタバタ、目を離せない超クオリティの映像、ちょっと心が温まるストーリー、わずか17分中に様々な魅力が詰めこんだ珠玉の1本に仕上がっていたのではないかと思います!


だってママだもの
原題は「I Am Your Mother」。
絶対このタイトルありきで話考えたでしょ?

せっかくなら邦題ももっとそれっぽく出来なかったのか?と考えてみましたが、こればっかりは文脈的にどうしようも無かったようにも思えます。
いっそのことカタカナで「アイ・アム・ユア・マザー」にしてしまうのもアリだったかもしれないですね。

「ひつじのショーン」で知られるイギリスのAardmanが手掛ける本作は、終始画面が暗かった前3作とは打って変わってコミカルで可愛らしい作品。
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それぞれの特徴を的確に捉えつつ、可愛らしくデフォルメされています。

しかもコレ、「ストップモーションアニメ」だそうです‼︎この規模感で⁉︎
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海外アニメの金字塔的作品を扱う会社なだけあり、あの手の作品が持つシュールさと「スター・ウォーズ」らしさを上手く融合させ、終始笑いの絶えない作品に仕上がっていたと思います。

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コチラの可愛い生き物は本作オリジナルかと思っていたのですが、どうやら「夜明け」に出ていたとのこと。

その可愛すぎるビジュアルがコチラです。
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↑夢が壊れました。シークエルはクソ。(反射行動)

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今回の「Volume2」唯一の映画出身キャラクター、ウェッジも公式グッズ宣伝おじさんとして登場。英語版では無駄にご本人が声を担当。

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肝心のお母さん、貧しさにも負けない娘想いの優しい人なのはよく分かりましたが、流石にあの立ち振る舞いは普通に恥ずかしいので反省していただきたいですね。
まあでも、今回のレースを通じて2人とも仲良くなったみたいなのは良かったですね。

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お互いがお互いを自慢するための道具でしかない親子よりよっぽど良いのは間違いありません。
流石に盛っているとはいえ、ああいう母親って私立中高だと本当にいますからね…
イギリスだと余計に多そう。(偏見)


重たい作品の合間に挟まれる本作の「楽しさ」は、単体での完成度の高さはもちろんのこと、全体の中でもかなり良いスパイスになっていたのではないでしょうか?

ダークヘッドへの旅
個人的に1番「『ビジョンズ』観てるな」と強く感じた作品。同じ感想を持っている方も多いのではないでしょうか?
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日本アニメのスタイルに近い本作は、韓国のStudio Mirが担当。ご近所でした。

勝気な女の子&クールだけどどこか抜けてる男の子という組み合わせ、明らかに我々と同じテリトリーで生きている人間のやる事ですからね。
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ド直球のカッコ良さ!

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気合いの入りまくった激アツのバトルシーン!

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主人公たちの葛藤も、「人間は光と闇を併せ持つ」というさっきも聞いた気がするテーマを軸としながら、それを個人レベルと世界レベルの双方のアプローチで描くというかなり高度な芸当をやってのけており、映像面のみならず内容面でも味わい深い逸品だったのではないでしょうか?

ジェダイとは別にフォースと繋がっている(と思わしき)人々や、「闇側の像の首を斬れば光が有利になるのでは?」というSWスピンオフ特有のヘンテコな理屈が当たり前のように描かれている辺り、製作陣は相当なマニアなんでしょうね。
骨の髄までSWが浸透した結果、変なモノも変と感じなくなっている人間の手つきですよ、アレは。

スパイ・ダンサー
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だいぶクセの強い絵柄の本作は、フランスのStudio La Cachetteが担当。

表の顔は優雅に宙を舞う美しきダンサー、その本性は復讐の時を待ち続ける一流のスパイ。

「スター・ウォーズ」ってスパイが設計図手に入れた所から始まっている割に、あんまりスパイらしいスパイの話ってありませんでしたよね。
たまにアニメや書籍などでやったとしても、ドタバタアクション劇の1バリエーションに過ぎませんでしたし。
「キャシアン・アンドー」でゴリゴリのヤツを観られるのかと思いきや、逃亡とゲリラ攻撃と理不尽逮捕しかありませんでしたし…シーズン2は頼むぞ…

マヌケそうな人間から前の座席に座らせ、ダンスに紛れて発信機を仕掛け、その後はただその時を「待つ」だけ。
隠密さばかり取り沙汰されるスパイですが、この「辛抱」も彼女らを際立たせる大きな個性ですよね。

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そして20年間待ち続けた彼女が、最愛の息子を奪った仇敵と同じ影を見た途端、一気に爆発してしまうというのも恐ろしい。

20年もの間の辛抱を可能にしていた復讐心が、20年もの間の辛抱を打ち壊す。彼女の中では全てが一貫して「復讐」へと収束している。

ここまでの筋書きだけでも既にメチャクチャ面白いのですが、この後の流れがとにかく凄かった‼︎


一見仇敵を「討ち損じた」かのように見えつつも、視聴者は「あのままちょっと刺し込めば良かったじゃん?」と少し違和感を抱く。ただし「少しの違和感」以上のものではない。

その後は本シリーズ唯一の「イヤな予感がする」からの、演奏をバックとした無双バトル。IMG_1581
個人的にはトルーパーが動き始める時の「ハイハイ、やりますやります」と言いながらヘルメットと武器を取る下りが好きですね。
やる気を持って仕事しているわけではないが、今が「やるべき時」であることは理解して動き始めるの、ストームトルーパーとしてなかなかにリアルな描かれ方だったのではないかと思います。
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ドレスで敵が吹き飛んでいくのに違和感を覚えた方がいらっしゃるかもしれませんが、おそらくアレは「クローン・ウォーズ」に登場するグラップリングボアという武器が仕込まれているんだと思います。


エティスもやる気満々ではありながら、ブラスターの照準を合わせるのに苦労していたりと、母親との格の違いを感じさせつつ、しっかり存在感と魅せ場が用意されていて良かったですね。

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そして「仇敵」がエティスの弾に撃たれることをわざわざ防いだロイ。「息子の居場所を聞きたいのか?」とは思えるものの、どこか違和感が残る。

そして「仇敵」が「父」の話を始めた時、その眼帯が視聴者に全ての「答え」を伝える。

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妙に強調されていた2色の「眼」こそ、この物語の答えだった!

視聴者に適度に「違和感」を抱かせ、それを映像の力で忘れさせておきながら、クライマックスで全てを「解消」する。

この気持ち良さといったら無いですよ!


個人的にこのエピソードで好きなキャラクター達は、「全力で紐を支える男たち」です。
地味に彼らがタイミング良く支えてないと詰んでますし、エティスが咄嗟に飛び降りる際も「アンタたちお願い!」などといった一言すらなく、無言で完璧に通じ合っている、信頼関係の出来上がった「チーム」なのが伝わってきて最高でしたね。

ゴラクの盗賊
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インドの88Picturesが担当。IMG_1587
砂漠の中を走る列車や、

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パージトルーパーなど、
「最近のドラマ観た勢いそのままで作ってるじゃん」となる箇所もありましたね。
状況を理解出来ていない無垢な妹ちゃんと、別れが来ることを知りながら懸命に彼女を守ろうとするお兄ちゃん、その微笑ましさと物悲しさが、2人の「笑顔」という形で伝わってくるのがね…

これからもお兄ちゃんはお菓子を見る度に、妹を思い出すんだろうなぁ…

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それにしても、このお婆ちゃんの「強キャラ感」凄かったですよね。画面に映った時点で「絶対強いじゃんこの人」っていう…

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尋問官も軽いノリで村を焼き払い、幼気な子供をヘラヘラしながらツケ狙うなど、ぶっ飛ばされる「悪」として申し分無い憎たらしさがとても良かったと思います。

フォースや戦闘シーンの映像も迫力満点で大満足!

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全体的にCGのクオリティも凄まじく、本家アメリカのCGアニメもこの人たちに作って欲しいなぁ、と感じてしまいました。(単純に制作期間の違いもあると思いますが)
今回のVolume2はあまり「お国柄」を前面には押し出していない印象がありますが、今作は主要キャラがしっかりインド系っぽかったですね。


雪だるまつくーろー

我らが日本代表D’art Shtajioが担当(といってもアメリカ人の方の会社ですが)。なんとルーカスフィルムとの共作です。
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「光に従え」という人の心を信じることにスポットを当てたエピソード。

SASUKEを制覇した青年が何の救いもなく投げ落とされてしまったのは驚きましたが、小動物の助けがあったりしたのは、やはりフォースの導きとやらなんでしょうかね?
子供まで強制労働させられて、終わった途端に捨てられて、助けの手を差し伸べる良心、「光」を信じるというなんだか教訓めいたお話。テーマ性はかなり分かりやすい内容でしたね。

まあ、「テーマ性」は面白さを増すことはあっても、生み出すことは決して無いのですが…(3回目)


この作品、結論先行の内容とふわっとした理屈で進行する空気感にそこはかとないフィローニを感じたのですが、案の定「SPECIAL THANKS」でクレジットされていて笑ってしまいました。

アーウの歌
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南アフリカ共和国のTriggerfishが担当。

人形劇のような質感がとても可愛らしい1作。

好奇心旺盛なアーウが、その純粋な心で星を救う物語。

まあ「なんか知らんけど何とかなった」感が強いですが…

しかも赤いカイバークリスタル浄化して白じゃなくて青くなってるし…

まあ非正史ですし、そこは大らかな心で受け止めてあげましょう。

まあ可愛かったんじゃないですかね?(面白かったとは言ってない)

Volume1とは別物

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良くも悪くも「スター・ウォーズ×日本アニメ」という言葉が全てを表していたVolume1からはガラッと変わり、今回のVolume2は世界各国からトップレベルの才能を集めることで「個性豊かな作品群」を実現していた印象です。

前回が侍や刀、黒澤やアトムといった「お国柄」を全面に押し出していたのに対し、今回はそれほど各国のお国柄が色濃く表れるようなことはなく、あくまで「世界各国の才能が手掛けたスター・ウォーズ」であることに徹していたのも好印象でしたね。

正史では絶対に出来ないことをやる、という「ビジョンズ」の醍醐味はそのままに、2時間半で様々な味を食べ比べ出来る、とても満足度の高い内容になっていたのではないかと思います‼︎


歴史に縛られない自由な作品の数々を観られるまたと無いチャンス、これからも「ビジョンズ」が続いていって欲しいなぁ、と思います。



↑Volume1のコミカライズ版発売中。


ヤング・ジェダイ・アドベンチャー

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ディズニーチャンネル&ディズニージュニアで放送スタートとなる新番組「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」が、ディズニープラスにて先行配信スタート‼︎

あくまでTV用作品ということで、4KHDRには非対応となっています。

エピソード1の遥か以前、「ハイ・リパブリック」と呼ばれる時代を舞台に、若きジェダイたちの冒険を描く幼児向けアニメシリーズです!

「反乱者たち」などと比較しても明確に低年齢層をターゲットとしており、各エピソードが前半・後半に分かれ、1度に2つのお話を楽しめます。(「ドラえもん」みたいな形式。小さい子供を飽きさせないためでしょう。)

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主人公のカイ・ブライトスター。
せっかちで先走りやすい性格は災いの種。しかし優しさと正義感はまさしくジェダイそのもの!
「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」が作画の都合でジェダイのローブやマントの着用を最小限にしていた中、今作はほぼ全編マント付き‼︎時代の進歩に大きなお友達は大喜びだ‼︎

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ヒロインのリス。
ライトセーバーは女の子ウケが良いとされる紫。赤使えないしね。
とにかく生き物が大好き‼︎人の生死はもちろん自分の生死がかかっていようが平気で生き物に見惚れるヤベェ奴‼︎
生き物が絡まなければ誰にでも優しい良い子だぞ‼︎


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マスコット枠のナブス‼︎
アメリカンな可愛い系キャラで怪力自慢。
朝も昼も晩もしっかり食べる食いしん坊、ヨーダに届ける品も食べようとするぞ!
見た目はもちろん、立ち振る舞いや周囲からの扱いが完全にペット。リスからも可愛い子扱い。結局世の中見た目だということを教えてくれる教育的な番組だね‼︎


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パイロットのナッシュ。ジェダイじゃない一般人。
相棒のRJ-83と共にどんな星へもひとっ飛び‼︎必要な時はなぜか必ず寺院にいるぞ‼︎
某ウインドライダー君とは無関係。
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今作の準レギュラーであるライバル枠、自称海賊のテイバー少年。
事前に公開されていた短編シリーズにも2度に渡って登場。子分とあちこちで盗みを働く困った奴‼︎
たかが少年のくせにエレクトロスタッフでライトセーバーに対抗可能。
毎週出てきてはやられるロケット団的なヤツかと思いきや別にそんなことは無いぞ‼︎(半分出てきたかどうかくらい)

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マスターヨーダも時々登場。
若きジェダイたちにありがたい教えを説いてくれる小さい緑の人だ‼︎
なんか過去作と言ってること違う気がするのは触れちゃいけないぞ‼︎

さて、本作全7話を観た感想ですが、可愛いキャラクター達によるユル〜いお話です。

なにかトラブルが起きて、あたふたして、何やかんやで解決して、なんか良い感じにまとまって終わる。
これの繰り返しです。

殺傷0、小難しいお話も0。
メインターゲットである幼児層に対しては「安心して見せられる作品」だと思います。

幼児向け作品として徹頭徹尾一貫した内容になっているため、ツッコミどころは多々あれど普通に楽しく観られます。

まあ、流石に一気に7話分(前半・後半で14エピソード)を観るのは飽きますが…

それでも新作が公開されたら一刻も早く履修しようとしてしまうのが、オタクの哀しき定めなんですよね…











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ハイ・リパブリック時代を舞台とした初の映像作品というだけあり、これまで書籍のみの登場だったジェダイベクターが映像の中で飛び回る姿を拝むことが出来たり、


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公式Web動画「Galaxy of Creatures」の2人が大々的にゲスト登場するなど、オタク君大歓喜展開もしっかり用意されています。

エピソード1の遥か以前ということで、この可愛い子達が某アニー君に斬り殺されるという心配も無し。

何も考えず、気楽に楽しめるシリーズですね。

第7話は特に「最終回」感はなく終わりましたし、TV放送シリーズとして7話は少なすぎますから、いずれシーズン後半戦が配信されるのではないかな?と思います。

多分またまとめて大量配信なんだろうなぁ…
ローグ・ワン?
しれっと「シンプソンズ」と「スター・ウォーズ」のコラボ第2弾が登場。


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前作は2021年公開。
「マギー・シンプソンのフォースが覚醒する」という何かが分かりそうだが何も分からない触れ込みで配信が開始され、案の定SWシリーズ全体をネタによく分からない映像が誕生しました。

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今回は「フォースの覚醒の次だからローグ・ワン」という分かるような気がするし分からないような気もする理屈でタイトルが決定。

人気が高まった「マンダロリアン」もネタの中核として加えられ、なんかやたらと多機能になったグローグーのゆりかごを奪って宇宙を大冒険。

なんと「ローグ・ワン」からのネタは0という衝撃の内容に、我々視聴者は困惑せざるを得ません。

人類の進化は、まだこの作品を理解出来る段階にまで至っていないということです。
May the 4th be with you.

配信が多過ぎて、新作を観ているだけでお腹いっぱいの「スター・ウォーズの日」となりました。

「反乱軍のクズ」と訳すべきところを「帝国のクズ」と訳す謎のミスがあったり、「カムを奪われてアリーまで」と訳すべきところを「アリーを奪われてアリーまで」と訳す意味不明を超えたミスがあったりと、日本語版制作班はせめて確認作業くらいしていただきたいとは思いましたが…

まあでもたくさんの「スター・ウォーズ」を観られたのは純粋に楽しかったですね。


それはそうとして映画館で「ジェダイの帰還」は観たかったです。


とりあえずこの記事を読んでくださった方は、今日がとろけるハンバーグの日だということだけでも覚えて帰ってください。

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[追記]
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ホロネットCh.327、「スター・ウォーズの日」に総訪問者数30万人達成‼︎
スター・ウォーズを愛し、私の拙い文章から想いを汲み取って下さった皆さん、本当にありがとうございます‼︎

まさか5月4日ドンピシャで、この記念すべき記録を打ち立てることが出来るとは思ってもみませんでした‼︎

私の書く文章が、1人でも多くの方の「スター・ウォーズ」の楽しみを深めることが出来ているのなら、これほど嬉しいことはありません。

これまでこのブログを読んでくださったすべての皆さんに、重ねて御礼申し上げます。

これからもスター・ウォーズ専門ブログ、ホロネットCh.327をよろしくお願いいたします‼︎


待ちに待った「マンダロリアン」シーズン3も、あっという間に終わってしまいました。
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ルーク・スカイウォーカーの帰還からは2年、「ボバ・フェット」からは1年、再び銀河に降り立った最強親子の姿に、多くの視聴者が期待を膨らませていたことでしょう。

第1話については配信当日にレビューしましたが、残りのエピソードは毎週取り扱う時間が無かったため、それぞれ少しずつ触れていきたいと思います。

第2話 マンダロアの鉱山
ちょっと風向き怪しくなってきたか?と感じた方が少なくないであろう第2話。
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なんだかんだ最強のオバさん、ペリと協力してIG-11の回路を手に入れるのかと思いきや、R5-D4を押しつけられた代わりに貰って終わり。

人気キャラであるペリの登場ノルマの機械的な達成、予告編から期待されていた「あのR5-D4が仲間に!」といういくらでも盛り上げようのある展開を一瞬で片付けてしまうなど、色々なものが雑に進行してしまい怪しい空気に。

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何かしらの大きな力を感じる、とって付けたようなグローグー活躍パートIMG_1312
ボ=カターンもなぜか優しいお姉さんに。

この人って自分の目的が常に第一で、共闘こそすれど約束破りとかも平気でやるキャラだったはずなんですけどね…

単に暇だったらからか…?


なんというか…全部がご都合主義だけで進んでいったなぁ、と思いました。

一方で、CGのクオリティは凄まじく、前2シーズンから正統に進化した贅沢な映像には胸が高鳴りましたね‼︎
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全面ガラス張りで美しかった街並みは見る影も無く、帝国による支配の虚しさが強く感じられます。

第3話 改心
ミソソーを巡って一悶着あるのかと思いきや、その件は保留のまま贖罪完了。

今シーズンのテーマだと思っていたものが3話で完全に片付いてしまいました。マンダロア奪還に参加する理由無くなったじゃん…
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タイインターセプターとのドラマのレベルを超えたドッグファイトは見応え抜群!

やはりシーズン3は「映像面」での満足感がとにかく高かったと感じます。

映画の中に混ぜても全く違和感無いですからね。

そんな感じで、今回もマンドーとボ=カターンの2人が大冒険を繰り広げるのかと思いきや…
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まさかのドクターパーシング主役回‼︎

どこに需要あると思った⁉︎

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「ボバ・フェット」でボバの話をやらなくて良いなら、「マンダロリアン」でマンドーの話をやらなくて良いって事ですか⁉︎

いや、どっちも普通じゃないからね⁉︎


とはいえ、内容自体は決して悪いものでは無く、新共和国における帝国軍の戦犯の取り扱いが描かれるというオタク大歓喜の重要回‼︎
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言われてみればシーズン2最終回でいつの間にか消えていたモフ・ギデオンの右腕、イライア・ケインが再登場。

「コイツが反省して恩赦住宅に?女性でディズニーだと何でも許されるのか⁉︎」と少しだけ思いましたが、ビスケットが置いてあった所で歓喜の拍手をしてしまいました。最高過ぎて。

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コミュニケーション能力も女性免疫も無さそうなパーシングさん、「帝国保安局(普段からスパイとかやってる部署)所属のモフ・ギデオンの右腕」という怪しさしか無い女の懐柔策全てにお手本のような引っ掛かり方をしている様子はとても面白かったですね。

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パーシングさん、所属先こそブラック組織でしたが、本人はグローグーの殺処分に逆らったりと一貫して善良でしたからね。
悪い人の気持ちが分からない、素直な人なんでしょうね。

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一見すると からかっているように見えた山頂を触らせる一連の流れも、パーシングがどこまで騙されやすいのかを見極めるための心理テストだったのでしょうね。
イライアの計算高い恐ろしさを「ギャグシーン」としてカモフラージュする、パーシングのみならず視聴者をも騙す「本物」のトリックというわけですね。

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↑ホリデースペシャルならココでセクシーなお姉さんの歌唱シーン挟まってる

結局パーシングの出番はこの回のみでしたが、今後彼の顛末が明かされる日は来るのでしょうか?

イライアがあのまま野放しにされているのも気持ちが悪いですし、どこかで再登場して欲しいですが…

記憶を破壊されたのか、帝国に忠実にされたのか、どっちなんでしょうね?


そしてもう一つの注目ポイントは…
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ドラマの予算で実現してしまったコルサントの夜景‼︎

「オビ=ワン・ケノービ」や「キャシアン・アンドー」ではカメラに映っている範囲を限界まで狭め、なんとか予算内に収めようという努力が感じられましたが、今回は「エピソード3」のオマージュも交えながらガンガン景色を映すという大盤振る舞い‼︎

そのデータ、「キャシアン・アンドー」シーズン2とも共有してあげてね⁉︎


第4話 孤児
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泉に入ったせいでチルドレン・オブ・ザ・ウォッチに強制加入させられてしまったボ=カターンさん。


「ボバ・フェット」ではマンドー含め3人しかいなかったはずの一団ですが、いつの間にこんなに増えたんでしょうね?

影も形も無かったパズ・ヴィズラの息子が生えてきたのを見るに、細胞分裂でもしてるんですかね?(おそらく孤児拾ってきたんでしょう。タイトルも「孤児」ですし。まあヘルメット付けたままキャプテン・○ックスしてるならそれはそれで面白いですが。)


第4話はいつもの箸休め回。可も無く不可も無くといった具合ですが、シーズン3がここまで薄味だった事も相まって、不満が続出してしまった印象です。
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この子達が飼い慣らされてマンダロア奪還に大活躍‼︎みたいな展開を期待していたのですが、以降の回では存在しているのかすら不明。
一応箸休め回仲間のカエル先輩はボ=カターンとの出会いに欠かせない活躍をしていた訳ですし、いずれはこの子達のその後も見せて欲しいと思うのですが…


グローグーを完全に持て余しているシーズン3ですが、この第4話では「孤児」繋がりで過去の回想シーンが。
(ベスカーの叩く音で過去を思い出す謎システム、あれ全員に適用されるんですね。)

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ジャー・ジャー・ビンクス役アーメド・ベスト演じるジェダイ、カレラン・ベクがまさかの登場‼︎

「グローグーを助けたのは誰?」という議論、本当に心の底から「誰だって良いだろ」と思っていたのですが、流石にコレは予想のしようがないですね。

アメリカ公式の子供向けweb番組「JEDI TEMPLE CHALLENGE」で進行役を務めていたカレラン・ベク、彼のドラマ進出を望む声はどこにあったのでしょうか?
もはやマニアック通り越して「謎」ですよね。
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さらに謎なのは、なぜナブーの親衛隊が聖堂襲撃のタイミングでジェダイに協力しているのかということ。

「ジェダイの反乱」は帝国樹立を宣言した緊急会議まで(直接現場に乗り込んだベイルを除き)政治家の皆さんにすら知らされておらず、パドメもアナキンから話を聞いて完全に寝耳に水だった様子。

パドメがジェダイ救出を指示するタイミング、ましてやジェダイがナブー親衛隊に協力を要請出来るタイミングなど全く無かったはずなんですよね。

この一連の流れ、クローンパイロットのデザインも誤って地上兵のモノになっていますし、ただのミスではないかという気がしてなりません。IMG_1333
↑本来ならこのデザインのはずなのですが、なぜか通常のフェーズⅡクローントルーパーが操縦席に座っていました。


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↑Twitterでは「エピソード3のタイミングならこのデザインのはず」という声もありましたが、同時進行の「クローン・ウォーズ」最終章でもガンシップのパイロットは顔が隠れているため、アニメ版のデザインが正解です。多分作画の都合
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↑視聴者の9割はコレ忘れてる説。プレドリアンガードの攻撃から守ってくれる展開とかあっても良かったのでは?

第5話 海賊
1000年続いた銀河共和国、その流れを汲んだ銀河帝国が支配出来なかった銀河外縁部、アウターリム。

そんな「魔境」を銀河統治歴5年の新共和国が支配出来るはずもなく…
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スパイにもアッサリと入り込まれ、帝国軍の安全地帯構築をみすみす許してしまう惨状はなかなか辛いモノがあります。

まあそもそもの話、「共和国の役人にへつらってられるか!」といって加盟を拒んだのはカルガ上級監督官ですし、都合の良い時だけ頼ろうというのも無理はあります。

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ものすごく ふわっとした理由でネヴァロ奪還を支持するパズ・ヴィズラには、伝統的なフィローニの味を感じました。
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第5話はとても気持ちの良いバトル回。

ここまで欠けていたカタルシスを一気に発散してくれる、最高のドンパチバトルだっのではないかと思います‼︎

土地の話がココに繋がってきたのも上手かったですね。

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↑避難民が少ないの、大半は海賊の街に取り残されたということなのか、本当にコレしかいないのか、どっちなんですかね?

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学校にたくさんいた子供たち、どこ?

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↑このタイミングでゼブ実写化、絶対「アソーカ」に出てくるじゃん。


第6話 傭兵
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シーズン1第3話でマンドーが引き受けようとしていた「貴族の息子」の捕獲任務。

シーズン1から「ボバ・フェット」でそれなりの時間が経過し、シーズン3はさらに期間が空いているらしいですが、ずっと未解決のままだったと…

結構ボコられるシーンが多いマンドーですが、一応は誰も成功できなかったグローグーの確保を成し遂げた腕前の持ち主。

彼に回ってくるような仕事は、並大抵の賞金稼ぎではこなせないということなのでしょうね。

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「東京コミコン2022」の会場で本作出演の噂について尋ねられ、うっかり「楽しい撮影でした」と大問題発言を放ってしまったクリストファー・ロイドもようやく登場。

クローン戦争時代からの反権力活動家という完全にオタク向けの役回りでしたが、正直キャストが1人だけ大者過ぎて犯人なのバレバレでしたよね。
2時間サスペンスの犯人が出演者欄見ただけで分かっちゃうみたいな…

正直この回は今までのマンドーで1番つまらなかったな…と思います。
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風景の作り込みはかなりのモノで、視覚的には楽しかったですが、サスペンスなのに視聴者が謎解きに介入する余地が一切無いので…

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ダークセーバーの継承がテキトーな理屈で行われるのは「むしろ順当」とすら言えるのですが、アニメシリーズに馴染みが無い方々からは「ご都合展開」として受け止められてしまっていましたね。

まあ間違ってはいないんですが、そもそも権威がモノの有無で決まるような事案なんて現実でもそんなモンではないかと。

天皇の三種の神器だって一個は沈んでそれっきりなのになぜか代用品で許されてますし、なぜか3つとも誰も見る事が許されていませんからね。

第7話 スパイ

この「スパイ」というのは味方の中にスパイが紛れているという意味ではなく、ユダヤ社会において「安息地へ最初に遣わされる者」というような意味合いがあるらしく、マンダロリアンにとっての聖地マンダロアへの先遣隊である一同を指す表現だそうです。

いや誰が分かるか‼︎


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書籍ではお馴染み、帝国軍残党を束ねるシャドー評議会がまさかの実写で登場‼︎

ハックス将軍の父であるブレンドル・ハックス(演じているのは実の兄弟)や、スローン大提督の右腕パレオンもまさかの実写ドラマ進出。

予め基地内の壁画を映しておくことで伏線張りも欠かさないなど、数十分後や今後のドラマシリーズへの種まきを一気に行う衝撃映像でした。

保安局のギデオンが10年以上スローンの動向を掴めていないにも関わらず、なぜか帰ってくる前提で話を進めるパレオン。

彼だけが知る何かがあるのか、ただ単にスローン大好きなのか、どっちなんですかね?

いくら皇帝にベイダーといった中心人物をまとめて失ったとはいえ、10年以上行方不明のヤツが戻ってきて指導者になる想定で動いている残党って全く意味が分かりません…

単にフィローニがスローン大提督好き過ぎるだけでしょ…
そういう世代なのは分かりますが、もうちょっと考えましょうよ、と。

映画とドラマしか知りません!みたいな人たちには意味不明な会話ですし…

まあでも今後の展開の鍵になることは間違いありませんから、「アソーカ」を楽しみに待つしかないですね。


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持て余されていたグローグーも、ようやく戦闘とコミュニケーションの手段を獲得。

コレで相思相愛のマンドー以外とも意思疎通を図れるようになり、殺伐とした戦闘集団の紅一点(ではないが)としてしっかりとした役割を持てるようになりました。

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分裂ばっかりしてるせいで常に負け続けてきたマンダロリアンの皆さん、「ミソソー出た!新時代だ!」っていうだけで団結出来るなら普段から仲良くしましょう。
私はボードゲームのローカルルールの違いで殴り合いを始める皆さんを応援しています。(アレ地味にリアリティあって好き)

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仲良くなったのか、なってないのかよく分からない皆さんを待ち伏せしていたのは、シャドー評議会に助け出されていたモフ・ギデオンと新型ダークトルーパー。

ベスカーで防御力を高めた…ということなのでしょうが、どっからどう見ても前回のドロイドバージョンの方が強いんですよね。まあ空中での機敏な動きは今回の方が上ですが。

なぜわざわざ人間が身に付けるベスカーアーマーに拘ったのか?ということですが、ギデオンがブレンドルにプレドリアンガードを要求し「何にビビっている?」と煽られていたのを鑑みるに…

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おそらくルークがトラウマになっているのでしょう。

あの時のギデオンは普段の自信満々の振る舞いが嘘のように震え上がり、自害すら試みていたのですから、ライトセーバーの防御に気を取られ、総合的な戦闘能力が疎かになっていても不思議はありません。

護衛を欲しがったのも同じ理由でしょう。

ただし新型ダークトルーパーのアーマーは、キャプテン・テヴァのスキャンによると「ベスカー『合金』」。
ライトセーバーに対する防御力を備えているのは「『純粋』なベスカー」ですから、結局ジェダイには勝てません。(実際に最終回ではダークセーバーで刺せてましたし。)

恐らく帝国にはアーマラーのようなベスカーの鋳造技術を開発する事が出来ず、純粋なベスカーアーマーを作る事が出来なかったのでしょう。

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「あらゆる文化を利用する」と豪語するギデオンのアーマーに付いているツノも、モールを崇める為に付けられた「邪道」であり、マンダロリアン本来の文化ではありません。

結局彼は鍛錬や忠義などといった「文化の本質」を学ぶようなことはしておらず、フォースやアーマーのような分かりやすい、表面的な「力」しか見ていないということが、このツノ付き合金アーマーに現れているのでしょう。

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そして彼らの上に立つスローン大提督は、文化の「本質」を見定め、その弱点を的確に狙い撃ってくる人物。

この2人の「差」には、どこか示唆的なものを感じます。

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気付いたらモブの親玉からお馴染みの顔になっていたパズ・ヴィズラも、強大な敵を前にして遂に敗北。

ダークトルーパーを全員葬ってしまった時は「『ココは俺に任せて逃げろ!』って言って死なないヤツいるんだ…」と思いましたが、あえて一度視聴者を安心させることにより、その後のプレトリアンガード登場の絶望感が増すという高度な二段構えには脱帽しました。

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パズが敵の足止め役を買って出た際、ボ=カターンが激しく嫌がったのは、かつて崇拝し自らを導いていたプレ・ヴィズラの親類である事も無関係ではないでしょう。声も一緒だし。

そういえば話変わりますが、パズ・ヴィズラの声と「マンダロリアン」の製作総指揮を兼任しているジョン・ファブローさん、キャスリーン・ケネディ社長と対立しているという噂がありますね。

話戻りますが、パズ・ヴィズラ死にましたね。


第8話 帰還
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捕えられて絶対絶命かと思いきや、グローグーと協力して何とかなったマンドーさん。

久々に2人の「連携」、見れましたね。

R5-D4とも協力し、ダークトルーパーを着実に葬っていくシークエンスも最高‼︎

シーズンファイナルで、ようやく「マンダロリアン」本来の味が帰ってきた‼︎

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IG-11を真似てバクタスプレーを頭にかけるグローグーも面白かったですが、よく考えてみるとグローグーはあの光景見てないよね?


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大人数のマンダロリアンとダークトルーパーの空中戦もありそうで無かった‼︎

相変わらずハンマーを振り回すオバさん、なんか絵面で笑ってしまうのは私だけでしょうか?

個人的にはコスカが空中で脚からミサイル撃って敵を吹き飛ばすシーンが結構好きです。

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そして「マンダロリアン」、本当に「絶望感」を煽るのが上手いですよね。

グローグーが追い込まれているのが見えるのに、そこへ向かう事が出来ない。

一度脚を奪われて終わりではなく、何度止められても立ち上がるマンドーの「必死な姿」を見せる事で、グローグーが受け身の姿勢を取ったまま視界から消えていく絶望感が際立つ。

我々視聴者も、

「待って!グローグー‼︎ダメーー‼︎」

とマンドーと同じ気持ちで見入ってしまいます。

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ルークから教わった「身を守る力」を存分に発揮するグローグー。2人が離れていた時間は決して無駄では無かった‼︎

そして、クライマックスを飾るカタルシス解放タイム‼︎

これまでアニメシリーズでも分裂を繰り返してきたマンダロリアンが、ついに「団結」して帝国軍に打ち勝つ‼︎
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ギデオンの相手を引き受け、マンドーをグローグーの元へと向かわせるボ=カターン。

外ではアーマラーやコスカがダークトルーパーを足止め。

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マンドーとグローグーの2人が力を合わせ、1人また1人とプレトリアンガードを撃退‼︎

この戦いもグローグーがいなければ、1人で戦ったパズと同じ末路をマンドーも辿っていたでしょう。

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そしてボ=カターン、マンドー、グローグーの連携攻撃‼︎

この「連携」、後ろからの不意打ちを契機にタコ殴りにして勝利みたいな展開ではなく、それぞれが持つ武器や能力を次々とぶつけ、着実にギデオンの力を剥ぎ取って行く一連の流れが最高なんですよ‼︎

本当の意味で3人が「連携」してるんですよ‼︎

そこにアックスが決死の覚悟で狙い落としたクルーザーの大爆発‼︎

いやぁ、たまんねぇ‼︎


(なお、フィローニ作品は死んだように見えたキャラが「実は生きている」のが日常茶飯事のため、シーズン4でサイボーグ化したギデオンが「私は身体という弱点を克服した!」と高笑いしながら腕からビーム砲を撃っている可能性は大いにあります。)

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そして最後にはお約束のグローグー大活躍‼︎

自分たちも危ないんですけど、2人とも身を挺してグローグーに覆い被さってるのがとても良い。

でも実際にはグローグーのおかげで助かるのが最高に良い。

「大人が赤ちゃんを守る」のではなく、「お互いに守りあっている」んですよ‼︎

「弱いから守る」のではなく、「大切だから守る」というお互いの関係性、コレこそ俺たちの大好きな「マンダロリアン」なんだよね…


ぶっちゃけ、今シーズンは今までと比べて明らかに面白く無かったですよ。

でもね、最後の最後で、「マンダロリアン」の「真髄」を、濃度100%の原液を、コレでもかと俺たちに浴びせてくれた。

「終わり良ければ全てヨシ‼︎」っていう言葉はね、こういう時のためにあるんですよね。


丸ごと1話を最終決戦に費やしたこの最終回に、俺たちがこの2年間欲していたモノが、「マンダロリアン」という作品の良さが、もう全部詰まってるんですよ‼︎


「マンダロリアンの団結」という長年の課題もついに果たされ、ダークセーバーという「物」に頼らない、「信頼」を軸としたマンダロアの新時代が、ミソソーとの出会いによってもたらされたんですよ‼︎IMG_1366


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2人も晴れて正式な「親子」に。

「養子にする」という言葉を聞いた瞬間のディン・グローグーの笑顔最高でしたね。この50歳児、「養子」って言葉の意味知ってるぞ。

というか彼の名字って「ジャリン」じゃなくて「ディン」の方だったんですね。
他のマンダロリアンの皆さんは「ヴィズラ」「クライズ」「レン」と下の名前を引き継いでいますが…

地域差かな?

約束通り新居(一等地っていう割に狭くない?)も譲り受け、全視聴者待望の2人きりの水要らずの新生活がスタート。

これでマンドーとグローグーの日常コメディ短編集だっていつでも配信出来ます。というかしろ。
小麦粉をグローグーが全部ぶちまけるお料理回が、2人がはぐれちゃってパパの方が涙目になるお出かけ回が、もう俺の目にはもう見えてるんだ。



こういうのんびりとした暮らし、マンドーも憧れてたし、まだ名前も知らなかったグローグーにもそういう生活させてあげたいって思ってましたもんね。
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↑シーズン1第4話、正直面白くないですけど、マンドーを語る上で絶対に欠かせない…
その後の重みが全然違う…

自宅でダラけているマンドーの姿が、村でダラけていたキャラ・デューンともどこか重なるのがまた最高なんですよ。

望んでいた生活、やっと手に入ったね、と。


これからも生活費は賞金稼ぎとして工面していくようですが、これからは帝国軍退治というクリーンな(?)お仕事。
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パーギルやゼブがネヴァロ周辺にいること、アソーカやサビーヌ、ヘラも帝国軍残党と戦っているであろうことを考えるに、マンドー達もこの戦いに参加し、またもや番組を乗っ取るのは確実でしょう。

地に脚をつけた親子の新たな旅路、これからも見守っていきたいですね‼︎

物語は終わらない
「マンダロリアン」の物語はコレにてひと段落。

以前からシーズン3が1つの区切りであることは明言されていましたから、大まかには予定通りの展開でしょう。

「ジェダイの帰還」のその後を描いたドラマ展開は、マンドーとグローグーの「親子の物語」から離れ、「帝国の後継者」との新たな戦いへと移行します。

その先陣を切ることとなるのが…


デイブ・フィローニが生み出した性癖盛り合わせボックス、「アソーカ」‼︎

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「クローン・ウォーズ」15周年となる今年8月、数多の戦いと絶望を経て成長を遂げた彼女が、3DCGの世界を飛び出し、「実写ドラマ」の主人公として新たなる旅立ちを果たします‼︎

↑以前書いた解説記事。マンドー人気故か読まれ続けています。


まるで最初から演じていたかのような完璧な再現度を誇るロザリオ・ドーソン演じるアソーカ・タノ、彼女の活躍にワクワクが止まりません‼︎
配信日は「2023年8月」としか発表されていませんが、8月15日が「クローン・ウォーズ」15周年の記念日にあたるため、おそらくこの日程での配信になるのではないかと思います。
アニメシリーズ未見の皆さんも、これからの「マンダロリアン」の展開を最大限楽しんでいくためにも、是非ディズニープラスでアニメシリーズを楽しんでみませんか⁉︎
アニメシリーズの観る順番
「エピソード1〜6」は当然観ているという前提で話を進めさせていただきますが、「アソーカ」へ向けて観ていただきたい順番としましては、

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まずは「クローン・ウォーズ」という2008年公開の劇場映画があります。

コチラがTVシリーズの第0話ともいうべき内容となっており、アソーカ・タノの物語の原点でもあります。

「エピソード2」の戦いから数ヶ月後、ジャバ・ザ・ハットの息子の誘拐事件を発端とした戦いに、アナキン、オビ=ワン、アソーカが立ち向かう、シンプルイズベストの大傑作です‼︎

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劇場映画を観た後は、同名のTVシリーズへ‼︎

「エピソード2」と「エピソード3」の間を、全7シーズンの壮大な物語が繋ぎます。

アソーカ・タノの物語が本格的に動き出すのはもちろん、「マンダロリアン」でも大活躍のボ=カターン、「ローグ・ワン」のソウ・ゲレラ、「ハン・ソロ」になぜか登場したダース・モールなどなどなど、あらゆる「スター・ウォーズ」作品がもっと楽しくなる要素が満載‼︎

もちろん、「クローン・ウォーズ」自体もバリエーション豊かな物語の数々に夢中になれること間違いありません‼︎

ちなみに「クローン・ウォーズ」はジョージ・ルーカス本人も製作に参加、正真正銘の「正史」です。(とてもそうとは思えないぶっ飛んだ話が多いのは内緒)
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そして「クローン・ウォーズ」を完走した後は、「エピソード4」直前の5年間を舞台とした戦いを描く「反乱者たち」‼︎

反乱同盟軍誕生の物語はもちろん、「アソーカ」にも登場するキャラクターの数々、ベイダーやレイアといったお馴染みの面々、さらには「オビ=ワン・ケノービ」のキャラクターの初登場でもある(時代設定はコチラの方が後ですが)など、コチラも「スター・ウォーズ」の世界を語る上で欠かせない作品となっています。

コチラの作品はルーカスこそ参加していないものの、「マンダロリアン」の製作総指揮、脚本、監督として参加しているデイブ・フィローニが直接手掛けており、ドラマシリーズとも密に連携が取られています‼︎


他にもアニメシリーズは存在しますが、「アソーカ」を観るために押さえておいて欲しいのは「クローン・ウォーズ」と「反乱者たち」。
両作ともにディズニープラスで配信中です‼︎


毎日ちょっとずつで構いませんから、まずは劇場版「クローン・ウォーズ」だけでも観て欲しいなぁ、と思います‼︎


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また2023年には、同じく「ジェダイの帰還」以降の時代を舞台とした「スケルトン・クルー」が配信開始となります。

コチラも「マンダロリアン」に連なる物語として要チェックです‼︎


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↑明らかに完結してないのにシーズン2の気配が全く無い大名様


「マンダロリアン」シーズン4については、シーズン2配信以前から存在が明言されているため、ジョン・ファブローとキャスリーン・ケネディの衝突の噂は気になるものの、おそらく製作されると思います。最悪フィローニいるし。

先日の「スター・ウォーズ セレブレーション2023」では、デイブ・フィローニが「マンダロリアン」「ボバ・フェット」「アソーカ」「スケルトン・クルー」の物語を総括する劇場映画を製作することも発表されており、まだまだドラマシリーズからは目が離せません‼︎

↓コミカライズ版第2巻は5月25日発売





↑当ブログはコミカライズ版作者の大沢祐輔先生よりお墨付きを頂いています。(自慢)


5月4日を待て‼︎

5月4日「スター・ウォーズ」の日より、「スター・ウォーズ ビジョンズ」の第2弾が配信開始となります‼︎

今回はアニメ会社を日本に限定せず、異なる文化を持つ9カ国のアニメスタジオによるバリエーション豊かな「スター・ウォーズ」が集結‼︎

「正史」の流れに縛られない、自由な銀河の「ビジョン」の数々がやって来ます‼︎

↓第1弾のコミカライズ版発売中








さらに同じく5月4日より、「エピソード1」のおよそ200年前を舞台とした児童向けアニメーションシリーズ「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」がディズニープラスで配信&ディズニージュニアで放送開始‼︎

現在公式Youtubeにて短編集が公開中です‼︎(4月26日よりディズニープラスでも配信となります)


「スター・ウォーズ」の新作供給は、まだまだまだまだ止まりません‼︎

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スター・ウォーズファンの皆さん、デイブ・フィローニになりたいと思ったことはありませんか?

もちろん、ありますよね。(*筆者は正常です)

今回私は就活や大学の合間を抜い、デイブ・フィローニとなるべく川崎へと行って来ました。

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怪獣酒場
コチラは「ウルトラマン」シリーズに登場する怪獣たちが、ウルトラマンや地球防衛軍から隠れてお忍びでやって来る憩いの場をコンセプトとした飲食店となっています。
「ウルトラマン」に登場する「怪獣墓場」を文字ったギャグですね。


「それとフィローニになんの関係が?」と思ったフィローニにわか の皆さん、コチラをご覧下さい。

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ジブリパークのオープンに際し来日したフィローニが、ポリゴンピクチュアズの方に連れられてやって来た場所こそ、この「怪獣酒場」なのです‼︎

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↑フィローニは怪獣特撮が大好き。「反乱者たち」ではベンドゥの日本語版声優として「ゴジラ」に出演の宝田明さんを指名したのは有名な話ですね。

「スター・ウォーズ」「ウルトラマン」の両作品にどっぷり浸かっている私としましては、以前からずっと来てみたかったコチラのお店に、中途半端な隙間時間を利用して来訪して来ました‼︎

注意事項
私の他にも「フィローニになる」ために怪獣酒場にやって来る方はいらっしゃると思います。

その際の気を付けて欲しいことなのですが、入口にて
  • ヒーローに変身できる能力がある
  • 地球防衛隊員である

このいずれかを満たす者の皮膚を溶かすアルコール消毒液を吹きかけられるため、該当する方はお気を付けください。
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↑肝心のウルトラマンには効いていない模様。ダイナには理屈なんて関係無い。

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↑元々はジャミラの口が判断を行っていたものの、このコロナ禍で消毒液を導入したとのこと。人間なのでフェイスシールドで感染から身を守っています。

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↑ちゃんと光ってます。

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↑迷子らしい

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↑店内には様々な怪獣たちの姿が。電灯が一部バルタン星人の円盤の形をしていたり、壁からキングサウルス3世のツノが飛び出ていたりと、昭和ウルトラシリーズを彩った怪獣たちの世界が広がっています。

フィローニに、なる
それでは、念願のフィローニになっていきましょう。

まずは怪獣酒場には川崎の本店、新橋蒸留所の2店舗があるのですが、写真がアップされているのは川崎店のモノ。メニューがそれぞれの店舗で異なるため、ちょっと調べれば分かります。

そしてフィローニがこの時に食していたメニューが…
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・グドンのオススメ!ツインテールフライ
・チブル星人のオススメ 薫製ポテトサラダ(店員さんに写真見せて確認したので間違い無い)

この2品です。

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↑「帰ってきたウルトラマン」に登場、エビのような味がするという設定のツインテールを再現したエビフライ。顔はカボチャとグリーンピースのサラダで再現されており、パセリで側面のモジャモジャも表現されているなど、ツインテール本来の可愛らしさを上手く落とし込んだ1皿です。
なお皿の中の8割はキャベツ。

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チブル星人とポテトサラダの繋がりがよく分かりませんが、「玩具屋のおじさん(チブル星人の化けた姿)が集めて来た豊富な品揃え」みたいな事が書いてあったので、多分こじつけです。

さて、フィローニが食した2品を注文したところで、私もフィローニに…なる‼︎
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フィローニの写真が付き添いの方が撮影したものなのに対し、私は自撮りなため再現には限度がありました。一応箸を小皿に離して置いてみたりと、構図を寄せようと意識はしたのですが、フォーク、ナイフ、スプーンの向きを調整出来ていませんでしたね…(今気付いた)
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肝心の味ですが、キャラクター人気などを盾に残念な物を提供して来るような事は全く無く、結構美味しかったです。

エビフライはツインテールの2本の触手を再現するため、2尾のエビをまとめてフライしており、1本だけでもかなりの食べ応えがありました。

ソースも美味しかったので、なかなかの満足感です。

まあでも…このエビフライ1本とキャベツの山で1700円するんですよね。

そして私が注文したメニュー、「エビフライ」と「ポテトサラダ」という組み合わせ。

そう、主食が無い。

が、ツインテールだけで1700円するので、これ以上ご飯ものとか頼むと予算オーバー。完全に意味不明な晩ご飯となりました。

あくまで世界観トータルで楽しむ物ということで…


席まで再現したい場合は予約が必要。「宇宙人エリア」のマグマ星人コーナーを選びましょう。IMG_1180
↑誰もいなかったので撮らせてもらえました。


フィローニのサインも
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物販レジには、フィローニが書き残していった直筆サイン色紙が展示されています‼︎

私は中途半端な時間に訪ねていたため、他の客がほとんどいない状態。
おかげでこの色紙について店員さんが教えてくださいました。多分本ブログ独占情報です‼︎

店員さん曰く、
  • 付き添いの日本人(多分ポリゴンピクチュアズの人)が「超VIP」だと教えてくれた
  • ネットで検索したレッドキングの画像を観ながら書いてた
  • レッドキングは「フィローニが1番好きなウルトラ怪獣」
  • 川崎に来た翌日に新橋蒸留所にも行った。そっちのサインにはアソーカも一緒に描いてある


とのこと。

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それにしても上手ですよね。

凛々しさとアホさの混ざったレッドキングの表情を完璧に捉えた1枚。流石はプロのアニメーター。IMG_1208
小さな英雄グローグーが風船持ってるのが素晴らし過ぎる…
レッドキングと仲良くしようとしてるのかな?
ちなみにその風船、爆弾だよ。


店内には「ウルトラマン」や「SSSS.GRIDMAN(同じ会社の作品のため)」のキャストやスタッフのサインが大量に飾られているのですが、本当に全く何の関係も無い人のサインはフィローニだけでしたね。

流石は「超VIP」。ここまでの扱いも「マンダロリアン」の賜物でしょうね。

一応「SSSS.GRIDMAN」のキャストの中に吹替版や「ビジョンズ」の声優が混ざってないか、中村悠一さんや内田雄馬さん辺りのSW出演済みのウルトラマン声優が無いかも確認したのですが、私の見落としでなければそういうのは無かったですね。

なお私は「SSSS.GRIDMANはいいぞオジサン」なので、「SSSS.GRIDMANはいいぞ」と書いておきます。
↑劇場版絶賛公開中。「SSSS.DYNAZENON」もいいぞ。

楽しかったです
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↑「禁煙」の表示がメトロンなの好き

元から行ってみたいと思っていたお店だったので、かなりの満足感でした。

「スター・ウォーズ」と「ウルトラマン」、両方のファン活動を同時に出来る機会なんてそうそう無いですからね。

「怪獣酒場」は毎週日曜日のみ怪獣とのグリーティング日になっており、特別に完全予約制となります。
その他の曜日は16時〜23時まで営業中です。



今週のマンドー
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「マンダロリアン」シーズン3第7話、急にギア上げてきましたね。

相変わらずオタク向けになってしまった感は否めませんが、ギデオンの悪役としての格はシーズン1から一向に落ちる気配が無い…

戦う力を手に入れたグローグー、捕まったマンドー、まさかのドラマ進出を果たしたシャドウカウンシル、スローン大提督に先んじて実写化されたパレオン艦長とブレンドル・ハックス。

映像面も大人数&高品質なCGで見応え抜群でしたし、来週でまたシーズンフィナーレを迎えてしまうのが惜しい…

ボ=カターンがプレ・ヴィズラの親類に執着を見せていたのも、立場が変わっても変わらぬ感情を感じさせて素晴らしかったですね。


これで「シーズン4に続く!」みたいなラストだったらどうしよう…

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「マンダロリアン」シーズン3、今までと比べるとあまり話題になっていませんね。

今シーズンも十分な完成度ではありますが、過去2シーズンのような突き抜けた面白さは無いかなぁ…と感じます。

万人向けの作風が、徐々にオタク用の内輪向けへと変化しているような印象も受けますね。

まあ、面白ければ何でも良いですが。


新作のレビューを可能な限り早くお届けする方針の当ブログですが、現在筆者は就活中につき、毎週のレビューを行っている時間は残念ながらありません…


が、ずっとこのブログを放ったらかしにする訳にも行きません。


今回は「マンダロリアン」ではなく…

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「バッド・バッチ」シーズン2のお話です‼︎


前半の8話に関しては過去にレビューしているため、後半のエピソードについて軽く触れていきたいと思います。

第9話「別れ道」&第10話「奪回」
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レース回に引き続き、今シーズンだけで2度目の主役回を貰ったテク。
シーズン1で影薄くなりがちだったこともあってか、シーズン2では出番がかなり多かったですよね。

まあ、実際の理由は他の部分にあったのかもしれませんが…

常に冷静沈着なテクと感情豊かなオメガ、仲間を想う気持ちは同じでも、その発現の仕方が違うことによるすれ違い。

第9話は戦闘こそ無かったものの、2人のキャラクター性を存分に活かし、シンプルかつリアルな人間ドラマとしてまとまっていたのではないかと思います。


頭脳派のテクですが、狙撃をバッチリ決めるなど「特殊部隊」としての実力も垣間見ることが出来ました。

バッド・バッチとして作られた4人は「得意分野」が異なるに過ぎず、あくまでジャンゴのクローンとして戦闘、頭脳、精神、あらゆる面において平均を大きく超えていることがよく分かります。

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↑例外


第10話は内容がガラッと変わり、辺境の労働搾取に立ち向かうお話。
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個人的にツボだったのは、「ギャグマンガか?」ってくらいの豪快な食いっぷりを披露するモッコさんです。
ずっと食ってるし。

誰も彼の ふくよかさ に疑問を抱かなかったのだろうか?
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結局はヤツの死によって搾取から免れた労働者御一行ですが、モッコが死んだ直後の「戸惑い」の中に、彼らの決して楽とは言えない未来が感じられます。

彼らには労働の全体を管理する能力はない。

資源で商売をする知識も無い。

暴君を倒し「平等」を得たのは「終わり」では無く、これから彼らは新たな生活基盤の形成のため、汗を流し続けることになるのでしょう。

独裁が終わった後は、新たな統治者である労働者たちが試されるのです。

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またこの2部作は、自分の立場を振りかざしバッド・バッチを ぞんざいに扱ってきたシドが見限られる回でもあります。

労働者に見限られるモッコと状況自体は同じですが、そうは感じられないのが「辺境の鉱山主」と「一流の情報屋」の違いなのでしょう。

第11話 メタモルフォーゼ
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「クローン・ウォーズ」で仄めかされて以来、15年近く放置されていた「ジロビーストのクローンに関する研究」。

そこまで人気の高い話でもなく、もはやどんなタイミングで回収しても「古参媚び」と言われてしまいそうなネタでしたが、「変異クローン」たちを主人公にした本シリーズであれば、物語の本筋と絡めながら綺麗に回収出来てしまう‼︎
(まあそれでもあの特徴的な形の口が見えた瞬間爆笑してしまいましたが)

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本作を手掛けるデイブ・フィローニ曰く、「クローン・ウォーズ」の時点で「ジロビーストのクローン」の今後についてはノープランだったとのこと。

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あくまで私の想像ですが、ゴジラやウルトラマンを愛してやまないフィローニが、「昔の特撮っぽい不穏な終わり方」にしたかっただけなのではないかと思います。(「シン・ゴジラ」のラストみたいなノリ、と言えば少しはお分かりいただけるでしょうか?)

「反乱者たち」制作時にも「登場する理由が無い」として完全スルーを宣言していたのですが、今回最高の形での再登場となりました‼︎


目撃者を容赦無く攻撃、逮捕するなど、徹底した秘匿を行う銀河帝国。

かつてコルサントを襲った大災害を蘇らせて育てているのですから、政治家諸氏を始めとする皆さんの耳に絶対入れられならないのは当然と言えますね。

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そしてこのクローン研究プロジェクトのため、ランパートに次ぐ新たなヴィラン、ヘムロックが登場。

オメガをナラ=セの人質にするため、シーズン1ラストシーンの「続き」の物語がようやく始まります。(遅くない?)


第12話 前哨基地
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「スター・ウォーズ」面倒臭い奴ランキング堂々の第1位、クロスヘアー。

バッド・バッチ大好きで「戻って来い」とまで言ってもらえたにも関わらず、なぜか拒否。残された数少ないお友達のコーディーにも逃げられ絶賛孤立中。

再登場まで2ヶ月もかかるとは思っていませんでしたが、今回は仲良くなったお友達の無駄死に にしっかりとブチギレ。

そもそもキミに友達がいないのはレギュラークローンをバカにし続けてきたせいでもあるはずなんですが、クローンが一様に立場を失いつつある状況下では、みんな仲良く出来るんですね。

人は追い詰められると仲良くなれる…


あれだけ面倒臭いヤツムーブをかまし、「優秀な兵士」であることに固執していたクロスヘアーですが、意外とあっさり裏切ったのはビックリしました。

君シーズン1だとお友達まとめて丸焼きにしようとしてたじゃん?沸点どこにあるの?


ここでクロスヘアーが捕まったことにより、「シーズン2のラストはクロスヘアー救出劇になるんだな」と視聴者全員が確信したわけですね。

違いましたが。


第13話 パブー
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バブー













ハイ、座布団を全て持っていかれる不祥事が発生しましたが、この13話は物語進行上でかなり重要なエピソード。

それと同時に、日本人としては少々肝が冷える内容でもありました。

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何のために出てきたのかよく分からなかったフィーに連れられ、難民が集う惑星パブーの島へ。

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美しい海と文化が栄えるこの島を襲ったのは、未曾有の大地震と津波。


この津波が結構しっかりした津波だったため、津波大国日本で暮らす我々にとっては思わず真顔になってしまう内容でした。

まあアメリカの作品ですからね。

「3月15日」に配信されたことから、一部で「日本に向けたメッセージなのでは?」との声が聞かれましたが、本作の配信は4ヶ月遅延しているため、単なる偶然です。

そもそも3月11日に合わせるなら前週の方が近いですし、実際に災害があった日を狙ってそれをネタにしたディザスターパニックムービー配信したのだとすれば、そんなのは「メッセージ」でも何でも無く、ただの悪質なサイコパスでしょう。

まあ食卓に並んでいたのが「SUSHI(アメリカンスタイル)」だったり、みんなで逃げ込んだ広場に1本松?が聳え立っていたりと、日本をモデルにしている部分はあるのでしょうが、特にそれ以上の意味は無いと思います。というか無いです。元々11月か12月に配信予定だったので。

第一、地元でもない国で惨事が起きたのが何月何日かなんて、いちいちアメリカ人が把握してるはずがないでしょう。
日本に限ったって、中越地震や熊本の大地震について知ってはいても、具体的な日付言える人は地元に限られるでしょう?
私は実生活で中学生と関わる機会が多いのですが、日本で暮らす彼ら彼女らですら、東日本大震災の事は存在しか知りません。それが12年という時間です。


自意識過剰というか、製作陣を救いをもたらす教祖か何かのように扱うのは、Twitterを観ていて本当に気持ちが悪かったです。

ただのディザスターパニックのネタとして使われて終わり、そもそもありがたくもねぇだろ。果たしてそんな事言ってる人たちの中に「メッセージ(存在しない)」に背中を押されている被災当事者はいるんですかね?
自分たちがいかに不謹慎なことを言っているのか、自覚した方がいいですよ。


オメガが楽しく遊ぶ姿を見て父性が爆発するハンター、良かったですよね。製作陣も持て余していそうな超感覚の設定も久々に登場、物語が山場に差し掛かっていることを感じさせてくれます。
私もオメガにはあそこで元気に楽しく暮らしていて欲しいです。(あれ、目から水が…)


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ところで、テクとフィーのフラグをこの回以前から認識出来てた人います?
ただ堅物をからかってただけとしか思えなかったんですけど…

まあ、今思えば別の「フラグ」だったのかもしれませんが…

第14話 転換点
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クロスヘアーの尋問を担当する科学者は、「なぜか」彼に対して甘め。

口先通り「死なれたら困る」からなのかと思っていましたが、今思うと別の感情があったのかも?

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友達に「仲間に入れてくれるチャンスくれなかったじゃん‼︎」とブチギレて狙撃したり丸焼きにしようとした挙句、いざ手を差し伸べられたら拒絶し、別の友達には逃げられ、この間初めて会った友達が殺されたらブチギレ背信する沸点の分からない男、クロスヘアー。

多分上記全部の「蓄積」が原因なんだ。そういうことにしておこう。

オメガとバッド・バッチが狙われていると知ったら自分の逃亡より警告を優先しちゃうクロスヘアー、面倒臭いヤツポイント稼ぎに余念が無さ過ぎる。

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一方のヘムロックは、素性不明で毒ガスもヘッチャラの本当に「ヤバい奴」と判明。

ただのクソ野郎だったランパートの次に相応しい、「強敵」であることが一目で分かってしまう…

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テクとのキャラ被り問題が存在したエコーも合流し、シーズンファイナルでの「バッド・バッチ」再集結が確定…したと思ったんですけどね!

第15話「サミット」&第16話「プラン99」
「予想外の展開」

この言葉がここまで似合う作品もなかなか無いですよ。

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実は映像作品には初登場となるターキンの地元、エリアドゥ。

「暮らしやすい」とはとても言えない環境で、「力」の大切さを学んだターキン。
その歪んだ心さえ無ければ、普通の優秀な将校だったのでしょうが…

ヘムロックのシャトルに発信機を仕掛け、クロスヘアーの居場所を突き止めるという「王道」の作戦を展開するバッド・バッチ。その障害となったのは帝国軍ではなく…
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まさかのソウ・ゲレラ‼︎

攻撃が及ぼす戦略的影響など微塵も考えず、ただ帝国軍人を殺すことだけに全力を注ぐ「テロリスト」。

帝国を憎んではいても、倒そうとはしていない、あるいは「倒す」の意味を知らない。

「テロの助長」を懸念し、彼らの訓練に消極的だったオビ=ワンも、見方によっては正しかったのかもしれません。

おかげさまで計画は全ておジャン、隠密任務で終わるはずが激戦に。


そして、誰も予想だにしなかったシーズンファイナルへ…
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てっきり生きていること自体意味不明展開のエコーから死ぬのかと思っていましたが、まさかテクとは…

しかも「死ぬ空気」は無かったですし…

ただ落っこちて死ぬのではなく、限界まで彼自身が足掻き続けたのが余計に悲壮感を増すんですよね。

作戦立案や状況把握のプロフェッショナルである彼が、ワイヤーを切ることが全滅を避ける唯一の手段だと「判断」したその時、初めて自らの死を「選択」する。

最後の瞬間まで、彼は創造主から授かった力を、「個性」を活かして戦い続けた。「不良」としての個性が、命令を無視した。

テクは最後の1秒まで、「クローンフォース99のテク」であり続けたんですね。

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99、それは英雄の名。

自らの犠牲すらも厭わないその意志は兄弟たちによって受け継がれ、また1人が「兄弟」のために散った。


たまにフィローニ作品が繰り出す高度な文芸、久々に心をグチャグチャにしてくれましたね…

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↑数週間前のバカっぷりとの温度差よ…


これだけでも「ソウ・ゲレラ死ね!」と言うのには十分なのですが、本気を出した「バッド・バッチ」の精神攻撃はまだ終わらない‼︎

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どうしてオメガ誘拐まで付いてくるんですか?

オード・マンテルに行った時点で不安ではありましたが、「助かったな…」と気持ちが落ち着いた矢先にコレは酷くない⁉︎

人の心とかお持ちでない⁉︎


ただ捕まるのではなく、「ハンターたちを救おうとして」捕まるのがまたね…

一応ハンターたちは自分を犠牲にしてでもオメガを逃がそうとしていたわけですが、その意すらも叶わない、とにかくバッド・バッチ全員の目論み全てが外れていく。

完全な「敗北」です。

  • クロスヘアーの居場所は分からない
  • テクはもういない
  • オメガは敵の手中に
  • ハンターとレッカーは大怪我


フィローニ作品ってこんな完全敗北するものでしたっけ⁉︎

こういう敗北展開って、引き換えに何かしら小さなモノを得ていて、そこから逆転に繋がるのが定石だと思うのですが、今回は本当に何も得てませんからね⁉︎

オンダロンの脳筋ゴミクソパルメザンチーズが余計なことしたせいで‼︎

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しかも高官誰も死んでないじゃねぇか‼︎
パルチザン的にも成果0だぞ⁉︎
クレニックもココで殺してあげてれば自分の作ったレーザーで狙い撃ちされずに済んだんだよ⁉︎

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↑こんなジャスト直撃ある?

シャッター閉めて「ハイ、これで安全」と言い出すターキンもなかなか凄かったですね。
奴の「強さ」と「ヤバさ」の両方が伝わる最高の演出でした。



全くソウ・ゲレラの野郎、大局を見ずにその場のノリで暴れ回って、その成果すらも得られず、味方にもただ偉そうに威張り散らす。

同盟軍から追い出されるのも当然ですし、コイツは死んで良かったですね。

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↑全人類歓喜の瞬間
(よく考えたらココもクレニック殺し損ねたのが響いてるな。まあいなくてもいずれは完成したでしょうけど)

でもコイツいないとジンは助からなかったんだよね。もう何なんだよ⁉︎
(ゲレラと一緒にいた女性兵士がジンではないかという予想をしている方がいましたが、彼女はまだ幼児なので絶対に違います。)


シドのババアもね、悔いるんだったら売るなって話ですよ。
そもそもの話、彼女のコレまでのキャラ付けから考えると、
「先に契約違反したのはアンタらだろ?あたしゃ当然のことをしたまでだよ」
みたいな感じで良かったと思うんですけどね。

「それはそれとして可哀想だから治療はするし酒も奢る」というのも、一枚岩ではない、我々の常識からかけ離れた倫理観を持つシドならアリではないかなぁ、と。

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なんか急に仲良くなっていたハンター達とオメガについても、ジャンゴの遺伝子が持つ「父性」から繋がっていることが示され、シリーズ全体の「納得感」も一気に増したように思います。

ところで、成長促進を施されていないオメガはハンター達よりも歳上。
つまり、お姉ちゃん。
要するに、第1話からやたらとバッド・バッチを気にかけていたのは…
レッカーのお世話をしていたのは…
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母性、ってことか…

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↑性癖盛らないと死ぬ病気なのかもしれない


「バッド・バッチ」シーズンフィナーレ、とにかく衝撃の連続でありながら、その全てに「納得感」があり、しまいには「オメガの姉」が湧いてきて脳がパンクするという、とにかく心臓に悪い作品でした。


もう何も分からん。(褒めてる)


シーズン3早くしろ
「バッド・バッチ」シーズン2、前半はどうなることかと思いましたが、後半はアニメシリーズ全体で見てもかなり上位の面白さだったのではないでしょうか?


ディズニープラスは予算削減を進めているようですが、流石にシーズン3はやってくれるでしょう。多分。


クロスヘアーやオメガの行方について、一切の手がかりを持たないバッド・バッチ。

帝国に対し本格的に探りを入れ、命懸けで妹…いや姉か?
とにかくオメガを助けようとすることでしょう。

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帝国と戦うのであれば、エコーと共にレックス達に合流し、ウォルフやグレガー、場合によってはコーディ達とも協力し、共に戦う姿が見られるかもしれません‼︎

新たなクローン軍の誕生か⁉︎


クローン達には「実験台にされる」という新たな危機が迫る中、バッド・バッチの「本当の戦い」が始まるのでしょう。


ランパートは可哀想なことになってしまいましたが、更なる危険人物であるヘムロックはボッコボコにシバいていただきたいものです。



ところで…
率直な疑問なのですが、テクは本当に死んだんですかね?

いや、普通に考えたら死んでますし、アレで生きてたら醒めるんですけど…

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フィローニ作品において、「どう考えても死んでるキャラ」が生きているのは日常茶飯事なので…


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なんなら主人公の1人がその類なので…


今回はヘムロックがメガネを回収していましたから、なおさら生きていても不思議は無いように感じるんですよね…


正直な所、クロスヘアーを仲間に加えたバッド・バッチの前に、サイボーグ化され腕からビーム砲を放てるようになったテクが現れても、「あぁフィローニだね」と受け流してしまう自信があります。IMG_1027
↑画像はイメージです
(髪型とヘルメットの出っ張りがちょうど良かったのでクソコラ画像を作ろうかと思いましたが、面倒くさいので辞めました。)

↓髪型参考用画像。ちょっと前に出っ張ってる部分
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「オビ=ワン」では尋問官の皆さんが腹刺されてもピンピンしていましたが、アレも実は「原典」であるフィローニ作品へのリスペクトだったんですよね。(遠い目)


「スター・ウォーズ」は止まらない‼︎
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現地時間4月7日〜10日にかけて、スター・ウォーズセレブレーション2023が開催‼︎

「スター・ウォーズ」シリーズの最新情報がジャンジャン発表されることは間違いありません‼︎

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「マンダロリアン」シーズン3は、早くも残り3話‼︎

消えたモフ・ギデオン、新共和国が敵に回ったかもしれないマンダロリアンたち…

ようやく次回が楽しみな展開になってきた‼︎


洗脳されてしまったパーシング君も心配です。



「マンダロリアン」シーズン3は、4月19日が最終回‼︎

果たしてグローグーは今シーズンの存在意義を見出すことが出来るのか⁉︎(今のところただのマスコットだぞ⁉︎)




さらに翌週の4月26日より、新シリーズ「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」の短編6本が配信スタート‼︎

既に最初の3本は米国公式YouTubeで公開されていますが、日本語を含む他言語版はおそらくディズニープラス限定となるでしょう。

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そして5月4日からは、「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」本編がスタート‼︎
初回は2話同時公開です。

それ以降の配信スケジュールや、全体の話数については一切不明。

ディズニージュニアでのテレビ放送も行われるため、1話ごとの尺は固定になると思われます。何分番組なのかもまだ分かってないんですけど…

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さらにさらに!同じく5月4日より「ビジョンズ」シーズン2も配信スタート。

今回はスペイン、アイルランド、チリ、アメリカ、韓国、フランス、インド、南アフリカ、そして日本の9カ国のアニメスタジオが、それぞれの「ビジョン」を映像化!

日本代表のデ・アートシタジオには、ルーカスフィルムの全面バックアップも付くとのこと。今回も日本アニメは目玉扱いとなるようです。(スタジオの社長はアフリカ系アメリカ人ですが)

前回の「ビジョンズ」とは少々毛色の違ったものになりそうですが、「正史」の縛りの無い新たな「スター・ウォーズ」の躍動に期待がかかります‼︎




さらにさらにさらに‼︎5月25日にはマンガ版「マンダロリアン」の第2巻が発売‼︎

ドラマシリーズの第2話と第3話の内容が収録される、と思います。

↑当ブログは作者の大沢祐輔先生よりお墨付きを頂いています。(自慢)


マンダロリアン、ヤング・ジェダイ・アドベンチャー、ビジョンズ、アソーカ、スケルトン・クルー…


2023年はノンストップで「スター・ウォーズ」の新作が供給される1年になりかもしれませんね。

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This is the way.

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「マンダロリアン」シーズン3がついに配信開始となりました‼︎

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シーズン2からは2年、「ボバ・フェット」の番組乗っ取りからは1年‼︎

「キャシアン・アンドー」の配信延期に伴うドミノ倒しを経て、ついに「マンダロリアン」の新作がやってきた‼︎


↑このブログに辿り着くような方は既に観ていると思いますが、「ボバ・フェット」は事実上の「マンダロリアン シーズン2.5」。シーズン3の前に必ず観ておきましょう。(時間が無い方、あまりの つまらなさに心が折れた方は序盤をすっ飛ばして第5話から観てください。それで十分です)


気付きましたか?
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毎週冒頭に表示されていた
「Previously on MANDALORIAN」
というテロップ。

過去の配信回の中から、視聴者に思い出して欲しい映像をピックアップしてくれるコーナーで、「ああ、またリーク情報当たってるな」という答え合わせをする時間でもあります。
(今回もIG-11が出てきて「またリーク当たってる…」となりました。)


ところが今回、いつもの「あらすじ」コーナーこそあれど、そのテロップは
Previously

​としか表示されず。

「on MANDALORIAN」の部分がカットされていました。

その理由は簡単。

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なぜか別のドラマの映像が「混入」していたからですね。


「これまでの『マンダロリアン』って言ってるのに異物混入してるぞ‼︎」とツッコミを入れようと思っていたのですが、予め対策されていました。


「マンダロリアン」シーズン2最終回を観ていることはもちろん、「ボバ・フェット」も完走していないと話が繋がらない。

現在我々はリアルタイムで追っているので困りませんが、これから「マンダロリアン」が気になってディズニープラスデビューをしてくれる人たちが現れた時、多くの混乱を生んでしまいそうだなぁ…と。


そうは言ったものの、あの乗っ取りが無ければ、「ボバ・フェット」は本当に観る価値の無い作品になってしまう…

繁栄のネヴァロ
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ドロイドソケットからコクピットって通り道あったのか…

まさかグローグーと一緒にいたいから作った訳じゃなかろうな⁉︎


予告にR5-D4がソケットに入っている映像があったことから、「ドロイドソケットを復活させたのでグローグーが膝に移動する」のかと思っていましたが、普通に膝に乗っかってくるとは…

製作陣、「解ってる」な。


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「ボバ・フェット」からそれなりの年月が経過しているとのことで、ネヴァロの街も様変わり。
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ならず者の巣窟だったシーズン1から一転、賞金稼ぎの仲介をしていた悪党も今やカタギの「上級監督官」‼︎

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↑ただし友達に一等地を勝手にプレゼントしようとはする。
この「良い人」だけど「善い人」では無いカルガの描き方、優れたバランス感覚で大好きです。(こういう人、絶対いる)


かつて悪党を束ねてきたカルガの手腕はなんだかんだ優れているらしく、ネヴァロの街は見違えるほどに繁栄。
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本当の繁栄は文化的な街に訪れる、示唆的でありながら、それを伝えることに気持ち良くなっていない。あくまで世界観表現の一部として溶け込んでいるのが本当に素晴らしいです。

ネヴァロでの一連のシーン、個人的な激アツポイントは、グリーフ・カルガが連れている「裾が地面に引きずらないように常に支えているドロイド」‼︎

「そう来たかぁぁぁ‼︎」、と。


どれだけ日頃の風景を注視していたらそんな天才的なアイデアが浮かんでくるんですか⁉︎

現実に「無い」けど「有りそう」と納得出来てしまう存在感、まさしく「スター・ウォーズ」だ…


保安官不在、話の一部に

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グローグーPTA最強の兵士として、シーズン2まで圧倒的な存在感を放っていたキャラ・デューン役のジーナ・カラーノですが、陰謀論にどっぷり浸かり、変な思想を積極的に発信した結果、「スター・ウォーズ」シリーズをクビになってしまいました。(政治的理由でクビを斬ることには絶対賛成しませんが、ちょっと彼女はヤバかったので…)

ギリギリいなくても何とかなるポジションというこもあり、代役は置かないということで騒動は決着。

冒頭の「あらすじ」でも彼女が映らないように画角が調整されており、このまま何事も無かったかのようにフェードアウトするのだろうな…

と思っていました。


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まさか「保安官の不在」をストーリーに絡めてくるとは‼︎

デューンの名前にも触れ、しっかりキャラ・デューンの処遇に蹴りを付けてくれました。


保安官がいないせいで海賊を抑えきれない…
彼女1人でそんなに治安って変わるものなんですか?
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…うん、変わるね。


今回マンドーとの決着に至らなかった海賊団の皆さんですが、予告編を観てみると…

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パズ・ヴィズラ達が戦ってる相手、海賊団じゃん⁉︎

今回取り逃がした連中が大軍を率いてネヴァロにやってくる…というのは予想出来ますが、なぜ彼らがネヴァロのために戦っているんだ?

もはやマンドーも仲間ではないのに…

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予告にはR5を乗せたマンドーが海賊船と戦っているカットもあり、シーズンを通してのヴィランとなるようですね。

映画クオリティのドッグファイト
ドラマの予算故、ドッグファイトが描かれる機会はなかなか少なかった「マンダロリアン」
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そんな本作も、宇宙戦に最適なN-1ファイターを手にし、海賊団と大掛かりなドッグファイトを描けるまでに成長しました‼︎

一応タイファイターと撃ち合うシーンは過去に何度かありましたが、小惑星帯や採掘施設の背景付きで、何機も入り乱れての戦いが実現するとは…

海賊船も窓の面積が広く、宇宙のCGを合成する範囲が帝国クルーザーなどと比較しても広くなっています。


もうここまで来たら映画と遜色無いじゃないですか⁉︎

月額990円でコレが見放題で良いんですか⁉︎

毎週新作が追加されるんですか⁉︎


これまで通りコスパの良いボリューム撮影を用いつつも、グリーンバックのフル合成を使える場面も増えてきているようですね。

両方を使い分けられるなら無敵じゃん‼︎

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ドッグファイトが始まるタイミングでマンドーの肩掛けベルトをシートベルトにするグローグー、100点。

マンダロアへの道
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「カラフルなヘルメットはボ=カターンの勢力かな?」と思っていたのですが、普通にチルドレン・オブ・ザ・ウォッチでした。

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大型獣に対してもいつものハンマーで立ち向かうアーマラーさん。

「ボバ・フェット」のせいで皆さんお忘れかと思いますが、「マンダロリアン」に登場するのはシーズン1最終回以来3年ぶりです。
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パズ・ヴィズラに至ってはシーズン1第3話以来の登場。

シーズン2に1秒も登場しなかったキャラクターを普通に再登場させて重要な話をさせる「ボバ・フェット」、何なの?


マンドーに対する一言目が「あなたはヘルメットを脱いだ」のアーマラーさん、まさかツンデレキャラだとでも言うのか?

さっき助けてもらったばかりなんですから、背教者でもしっかりお礼は言いましょう。

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N-1ファイターで颯爽とアーマラー達のピンチを救ったマンドーですが、やはりまだ活躍の少ない機体ということもあり、シーズン2第4話でレイザークレストが駆け付けた時のような盛り上がりには至らなかったなぁ…と。
これから活躍を重ね、新たな名機としてその名を轟かせてほしいですね。


さて、今回のシーズン3で重要な役割を果たすと思われるボ=カターンですが…IMG_0387
まさか仲間がいなくなっていたとは…

「マンダロリアンの結束が〜」とか言いながら、王の資格が無いならどうでも良いんですね。

ディン・ジャリンを打ち倒そうとは思わなかったのでしょうか?
別に今からでも戦えますし…

「ディン・ジャリン」と呼ぶ彼女の声には、自らの権威を失墜させたマンドーへの恨みがこもっていたように感じられます。

結局は自分が玉座に座っていたかっただけなのか?

罪の無い村の人々を焼き殺し、自作自演のテロリスト撃退劇で姉を罠に嵌めた過去を持つボ=カターン、早く本性を見せなさい…

↑ボ=カターンのアニメシリーズでの活躍をまとめています。
ディズニープラスでも視聴可能な「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」を是非‼︎

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不正に剣を受け継いだボ=カターンの失策がマンダロアを滅ぼしたとするアーマラー。

マンダロアが滅びた時、チルドレン・オブ・ザ・ウォッチはどこかへ消えていたというボ=カターン。


うーん、怪しい人しかいない…


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緑の結晶となったマンダロアの大地、「汚染された」というマンダロリアン達が信じている情報との違いには、何か帝国の意図が関わっているのでしょうか?

来週は回路探し?
IG-11の登場、リーク通り。

なぜドラマの内容はこんなにも漏れるのか…
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クイールが作った「ナースドロイド」としてのプログラムだけが完全に死に、「暗殺ドロイド」としての部分だけが残ってしまった。

グローグーの ゆりかご がクオレンにオジャンにされた件といい、どうして製作陣はそんなにクイールの手仕事を破壊したがるんですか?

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↑合掌

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↑今回ゆりかご新調されてますね。買ってあげたのかな?
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それにしてもカルガさん、溶岩に浸かった上で木っ端微塵になったヤツの残骸なんてよく回収できましたね。


マンドー達を救った「あの」IG-11が戻ってくることはありませんが、マンダロア奪還のために戦う「第3の」IG-11の活躍、今から楽しみです‼︎

…ところで、回路手に入れるのってそんなに難しいんですか?


まあIGユニット自体が普通に生きていればまず使わないドロイドですし、適合する回路は少ないのかもしれません。

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機械関係はグローグーPTAの幹部、本作メインヒロインのペリがどうにかしてくれるでしょう。

ギャングだらけの戦場に飛び込んで来て生還している最強のヒロイン、彼女がいる限りグローグーPTAが滅びることは無いでしょう。


確かプレミアでマンドーとペリの役者さんの絡みが可愛らしい映像がどこかに上がってたんですけど、見つけられなくて紹介出来ない…


ところで

ハイパースペースを航行中、グローグーだけが謎の影の存在に気付いていましたが、その正体は宇宙を回遊する謎の生物、パーギル。
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彼らはハイパースペースを泳ぐ力も持っており、宇宙船のハイパージャンプの技術はこれを真似たものであるであるとされています。

なぜグローグーだけがパーギルに気が付いたのか…

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特に深い意味は無いのかもしれませんが、パーギルはジェダイの騎士、エズラ・ブリッジャーと共に宇宙の彼方へと姿を消しているんですよね…

もしかするとグローグーは、パーギルを通してフォースの繋がりを感じ取ったのかもしれません。


そんなエズラ、そして帝国軍幹部のスローン大提督を探すために動いているのが…
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アソーカ・タノ。

今年中に配信されるドラマシリーズ「アソーカ」は、彼女がエズラを探すことがストーリーの大きな軸となることが予想されており、その布石となっているのかもしれません。


第1話からかなり濃密な「マンダロリアン」シーズン3、やはり安心して楽しめますね。

IG-11の復活や、グローグーの可愛いシーンの連発など、少々「狙っている」感があるのは気になりますが、シーズン1&2と同じスタッフが手掛けているのです。きっと良い物になると信じて、この2ヶ月間を過ごしましょう‼︎



3月は変則スケジュール

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3月は「マンダロリアン」「バッド・バッチ」の2作品が同時配信‼︎

毎週水曜日、2つの「スター・ウォーズ」が同時にやってきます‼︎

「マンダロリアン」が始まったら「バッド・バッチ」は消化試合になる…と思っていましたが、コチラも物語のボルテージが急激に上昇しており、前半の退屈さが嘘のような盛り上がりを見せています!

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ここ最近は時間が無いため、毎回レビューすることが出来ないのが残念なのですが、まさか長年放ったらかしだった「ジロビーストのクローン」が14年越しに回収されるとは‼︎

あの幼体の顔が出てきた瞬間笑っちゃいましたよ!

あくまで古参ホイホイの1発ネタかと思いきや、トルーパーと同じ「クローン技術」で生み出された存在であることを利用し、バッド・バッチの物語の本筋を動かしてくるとは…


「クローン・ウォーズ」指折りのトンチキ回が、14年経って1つのシリーズの中核を担う。
「バッド・バッチ」の本気、楽しみになってきましたよ‼︎


変則的な配信スケジュールとなっていた「バッド・バッチ」ですが、「マンダロリアン」配信と共に空気となることを防ぐため、一気に面白くなるタイミングが3月1日になるよう調整した結果だったのかもしれませんね。


さて、そんな素晴らしい作品が2本も観られる水曜日ですが、今月からアメリカでサマータイムがスタートします。

コレに伴い、ディズニープラス作品の配信時間がズレ込みます。

  • 3月8日

16:50〜「マンダロリアン」S3第2話
17:00〜「バッド・バッチ」S2第12話

  • 3月15日
1​5​:50〜「マンダロリアン」S3第3話
1​6​:00〜「バッド・バッチ」S2第13話
  • 3月22日

15:50〜「マンダロリアン」S3第4話
16:00〜「バッド・バッチ」S2第14話

  • 3月29日
15:50〜「マンダロリアン」S3第5話
16:00〜「バッド・バッチ」S2​第15話&16話



といった具合でとにかく変則的です。

再来週からサマータイム適用で全て1時間前倒しになり、月末の29日は「バッド・バッチ」のラスト2話が同時配信となります。

「マンダロリアン」の正式な配信時間は「バッド・バッチ」と同様にサマータイム前が17時、サマータイム後が16時となっていますが、ドラマシリーズはアクセス集中を回避するため、正規の配信時間の10分前から視聴可能となっています。リアタイしたい方はお忘れ無く。

本でもスター・ウォーズ
「マンダロリアン」のコミカライズ版が発売中です‼︎



素晴らしきドラマシリーズが、素晴らしき日本マンガの技術で完全コミカライズ化‼︎

大沢祐輔先生の「スター・ウォーズ」愛が、単行本の全ての紙に記されている最高の1冊です‼︎

連載を継続し、日本の「スター・ウォーズ」書籍を活性化させるためにも、「もう一つのマンダロリアン」を体感していきましょう‼︎


↑当ブログは作者の大沢祐輔先生よりお墨付きを頂いています。(自慢)


さらにGakkenより、映画の200年前を描いた最新シリーズの第1巻「ハイ・リパブリック イントゥ・ザ・ダーク」が新たに発売となりました‼︎



第2巻「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」の発売も決定しており、これからの日本の「スター・ウォーズ」界で話題を席巻すること間違い無しの作品です‼︎

(そうは言ってみたものの、筆者はここの所時間が無いので読めていないのですが…
「クラウディア・グレイ著」っていう時点で1回読み始めたら止まらなくなるの目に見えてるし…)



↑同じ時代を舞台に、全く異なる物語が展開される「ジェダイの光」とも随所に繋がりが隠されており、併せて読むと更に面白い‼︎(と読破済みの方々が仰っています)



書籍やアニメの盛り上がりを経て、ついにやって来た大本命「マンダロリアン」。

「スター・ウォーズ」は、まだまだアツイ‼︎

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「バッド・バッチ」全く面白くないし、最近時間も無いし、もうレビュー書くの辞めようかなぁ…

なんて思っていたところで神回がやってくる、これだから毎週熱心に追わざるを得ないんですよねぇ…


これが1話で良くね?
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カミーノ壊滅という衝撃のラストを迎えたシーズン1。

今週配信された2部作は、このエピソードの決着編のような内容となっていました。

あくまで疑問を抱くのは「異端」
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クローンが帝国に疑問を持つことが当たり前かのようになりつつあった昨今、あくまでクローンの大半は「反乱分子と戦いたい」、命令に従う優秀な兵士でありたいのだということを示してくれたのは良かったと思います。

そうでなければクローントルーパーである意味が無いですから。


今回新たに登場した「信じる者」なる謎の存在。

「認識番号が消されている」というのはおそらく、腕の中に仕込まれている識別情報のことだと思います。(「クローン・ウォーズ」シーズン5で1回だけ登場しました。グレガーの素性を明らかにするのに使われていましたね。)
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「指揮系統も秘密」だったクローン戦争時代のバッド・バッチを彷彿とさせますね。
(製作陣、多分この設定忘れてる。)

共和国の後を継いだ新帝国に仕えることが自分たちの存在意義、そう「信じている」。
クロスヘアーのような存在が、秘密のエージェントとして暗躍しているのでしょうね。

なぜ特殊部隊のクロスヘアーが選出されていないのかは謎ですが…



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シーロスに引き篭もるのが嘘のように働いているレックスも久々の登場。

離反クローンの支援をしているかのような発言を鑑みるに、コーディやグレガーも彼と共にいるのでしょう。

あれ、シーロスにコーディいなかったよな…(察し)

これだけ精力的に反帝国活動に勤しむ、スカイウォーカー将軍譲りのアグレッシブファイターが引き篭もりになってしまう…

(視聴者的に)面白い未来が待ってそうですね。


将来の反乱を見越して控えめなベイル、離反クローンを守っているレックス。

ミッドリムやアウターリムで盛んだという反乱は、コルサントの内部でも始まりつつあるようです。

元老院の攻防

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今回およそ10年ぶりの登場となったのは、フィローニ性癖シリーズの一翼を担うパントラ代表元老院議員、リヨ・チューチー。

「クローン・ウォーズ」シーズン3を最後に触れられていないので忘れている方も多そうですが、実は正義の社会主義者というなかなか珍しいキャラクターです。

今回クローントルーパーの年金政策に率先して取り組もうとしていたのも、社会主義の理想に基づいているのでしょう。

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チューチーに力を貸しているのは、お馴染みベイル・オーガナ議員。

クローン戦争中も軍拡に徹底的に抵抗し、「自ら先頭に立って」親パルパティーン政策と戦い続けてきました。

そんな彼ですが、今週は「物陰で」チューチー議員に助言を与えるという役回りに。


軍拡法案否決のために若い議員たちを主導し、演説にも力を注いでいた彼が、クローン保護の先鋒をチューチー議員に任せている。

この点に違和感を感じた方がいるかもしれませんが、これは彼の立場の変化によるものでしょう。IMG_0077
彼はパルパティーンの正体、クローン戦争の裏に隠された真実を知る数少ない人物。

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シスを滅ぼす「新たなる希望」を守るという役目を背負い、反乱の機が熟すその日を粛々と待ち続けている。

秘密裏に反乱の準備を進める中で、自ら先頭に立って皇帝の政策への反抗を行えばどうなるか?

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「アンドー」のモン・モスマのように、帝国の手の者による包囲網が形成されるのは明白。


今回のベイルはあくまで「反対派」として議論に参加はしつつも、あくまで「参加者の1人」であることに徹する。

モスマやチューチーとは違い、「新帝国に順応」したかのように振る舞う。

オルデラン破壊のその日まで、帝国の粛清を免れていたベイル・オーガナ。
その立ち回りの上手さの現れであり、彼が「名政治家」たる所以であると言えるでしょう。


パルパティーンは「存在」するだけで良い
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冤罪かけられたり散々だったオバサン、カミーノ代表のバトーニ議員が「クローン・ウォーズ」シーズン3以来の登場。

昔はもっと猫背だったと思うのですが、ちょっと姿勢良くなってましたね。

チューチー議員、ラファとトレースのガレージ、クローン軍基地、バトーニ議員…
「クローン・ウォーズ」同窓会(メジャー要素0)が求めてもいないのに開催されている…

これ、「昔一通り観た」くらいの人は着いて来られるのか?


自らの欲のためだけに動いていたバトーニですが、クローン軍が帝国に不要であることを理解していたということで、無能キャラへの格下げを回避することが出来ました。

実際彼女は「戦争を推し進める」ことに力を入れていましたし、「戦争が無いとクローンは必要とされない」ことを前提とした立ち回りを一貫していましたね。

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「忠誠心」を重んじると言いながら、自らの保身のために部下を撃ち殺してしまうランパート総督。
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食事中のクロスヘアーを呼び出すというネタが定番化するのかと期待されていましたが、今週でまさかの「逮捕」‼︎

ハンターたちに討ち取られる方がまだ幸せだったのではないか、そんな可能性すらあります。

楽しい楽しい拷問盛り合わせからの公開処刑が待ってるぞ‼︎

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そして、遂に登場を果たしたパルパティーン皇帝。

常に相手の一歩先を往く究極の策士は、「真実を暴かれる」という不測の事態すらも自らに有利な形に変えてしまった。

「忠誠心が無い」ためにランパートの命令に従ったクローンたちの危険性を訴え、ストームトルーパーへの転換を実現させる。

どんな命令にも躊躇無く従うというプログラムが、彼らを捨て去るためにすら応用が効くものであった。

また「普段は議会に姿を見せない」ということも、元老院議員たちへの影響力をかえって強めている。

おそらく彼は、ジェダイの襲撃によって心身が弱り、かつてのような精力的な活動が叶わないかのように振る舞っているのでしょう。

そんな彼が政治の重大局面においてわざわざ姿を現し、自らの言葉で政策を訴える。

人々の「心」を動かすには十分な策でしょう。


今回の皇帝は稲妻を放ったわけでも、赤い刃を振るった訳でもない。

ただ現れ、言葉を発しただけ。

それでも彼が姿を現した瞬間、多くの視聴者が「恐怖」を感じたのではないだろうか?


ジェダイを撃ち倒した彼にとって、もはや稲妻も、ライトセーバーも必要無い。

ただ存在するだけで、誰もが彼の掌の上で踊るのだ。


さらばエコー
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機械担当としてテクとキャラが被っていたエコー、まさかの離脱です。

帝国への反乱に積極的な事や、レックスが引き篭もりと化す絶望イベントが待っていることなどから「エコー死亡説」が囁かれていましたが、レックスと一緒に反乱活動に本腰を入れることとなりました。


うん、ますます死にそうだな…

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エコーは生きていること自体がかなりの超展開ですし、今作でしっかり退場していただくのもアリかなぁ、と思います。

レギュラークローンから外れ、不良分隊に加わった彼ですが、やはりスカイウォーカー将軍直伝の反骨精神は抜けなかったようですね…

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肝心の将軍は師匠焼いて楽しんでるんですけど。


ところで今週、バッド・バッチの皆さんは戦闘と雑用以外のみで話にはほとんど絡まなかったのですが、彼らが話を動かしている回よりも面白かったのはどういう事なのでしょうか?


戦闘シーンも、彼らが「特殊部隊」であることを活かしたものには出来ないのかなぁ?と思ったり…



ところで、今週はモン・モスマが登場しませんでした。
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今回のような権利問題には積極的に取り組みそうな彼女ですが、おそらく「キャシアン・アンドー」との整合性破綻を回避するため、あえて登場させなかったのではないかと思います。

フィローニもギルロイもかなり好き勝手やっていますから、2人同時に同じキャラクターを扱うと事故を起こしかねません。

特にモスマは「アンドー」の主役級ですから、完結するまで他作品では大人しくすることになるのでしょう。

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↑モスマを出せないからパムロ議員を代理に置いた説、あると思います。

クロスヘアー不在
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  • コルサントの基地を拠点に活動
  • 帝国の狙撃手が登場

この内容でハブられるクロスヘアーさん、本当に主人公の1人なんですかね?

彼が登場するとどうしても話に絡めざるを得ませんから、政治劇が重要な今週のエピソードには入れてもらえなかったのでしょうね。

きっとアウターリムで反乱者を葬っているのだと思います。

彼がハンターたちと対決する日はいつやって来るのでしょうか?

流石に最終回には出ると思いますが、毎シーズンラストで対決、というのも面白みが無いですし、どこかで捻ってくるんですかね?


ランパートに代わる敵キャラクターの顔見せも必要でしょうし、来週はクロスヘアーを中心とした帝国軍のエピソードかもしれませんね。


また来週からよく分かんないエピソードの連続になるのかもしれませんが、今週のような「神回」が来ることを信じてこれからも視聴していきたいと思います。

よく分かんないエピソードを削って1シーズン10話くらいのシリーズにすれば、もっと評判良くなると思うんですけどね…

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「バッド・バッチ」シーズン2のレビューを完走出来るか怪しくなってきたswgmです。

面白くないっていうのもそうなんですが、それ以上に時間が無い…

視聴者参加不可の謎解き
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第5話は「その辺に落ちていた」古代の秘宝の手掛かりを手に大冒険。

第2話で貰った万華鏡に実は秘密があった、とかじゃダメだったんですかね…


コチラの大冒険、何といっても特徴的なのは「視聴者に参加する余地を一切与えない」ということ。

こういうお話ってフラグを強めに立ててみたり、トラップがある箇所には「トラップありそう感」を演出して視聴者に「そこはダメー‼︎」とか「そこだー‼︎」とか思わせる、あるいはトラップに引っかかってからキャラクターたちをドタバタさせることで緊張感が演出されると思うのですが、今回はトラップ作動から特にこれといったピンチもなくオメガが全てを解決。

全てがオメガとフィーだけで進行し、我々が何かを思う隙を与えてはくれません。

穴に落ちる担当のハンターはまだしも、他のメンバーは何のためにいるのか分からない、なんならオメガと意味も無く引き離されて出番削減という…

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最終的には「フォールン・オーダー」みたいな謎の装置が暴れただけで収穫無し。

せめてフィーが
「超古代パワースゲ〜‼︎最高の旅だったぜ‼︎」

みたいな方向性のキャラクターなら「本人は満足したみたいだし良いか…」となりますが、あくまで彼女が求めているのは「お宝で儲ける」ことですし、いくらバックアップ済みのドロイドとはいえ相方が消し飛ばされて全く悪びれる様子無しは…


主人公サイドの善玉として今後も登場するのであれば、

「『アイツには悪いことしちゃったけど』、バックアップは取ってあるから!」

くらいは言って欲しかったですね。
流石にあの言動と態度はフィクションといえどもイラっとしました。


ドゥークーについてよく分かっていなかったオメガが、古代文明について知っているのもガバガバですし…


申し訳ないですがこの第5話、「スター・ウォーズ」作品全体で見ても最悪に近い内容だったと思います。

せめてオメガとレッカーのキッズコンビがアトラクション感覚で大喜び、みたいな空気感ならまだ「無駄」では無かったと思うのですが…(「破壊したから無駄じゃなかった」と言われましても、そもそも行かなきゃあの兵器動いてないんですよ。)


まさかのキャッシーク回
第6話の舞台となったのはキャッシーク。

レッカー曰く、

キャッシークに行くのは久しぶり

お前、さては「クローン・ウォーズ」未完成エピソードの話をしているな⁉︎


年月の経過で忘れられつつありますが、「クローン・ウォーズ」はルーカスフィルムによるディズニー買収に伴い、多くの未完成エピソードを残して打ち切りに。

実はこの未完成エピソードの中に、バッド・バッチがキャッシークへと赴く回があったことが明らかになっているのです。

↑昔まとめたヤツ


デイブ・フィローニの熱心な働きかけに加え、復活を求めるファンの声も届き、ディズニープラスにて全12話の最終章が配信された訳ですが、永遠に完成することは無くなってしまったエピソードは分かっているモノだけでも31話存在。


Dark Disciple: Star Wars
Golden, Christie
2016-03-01


Blu-rayの特典映像として4話、コミック化されたのが4話、小説化されたのが8話と、何らかの形でストーリーが明らかになっているエピソードはあるものの、完全に謎に包まれているエピソードも15話以上存在している訳です。


そんな未完成エピソードのストーリーを公開すらせず、我々にその「続編」をお出ししてくる訳ですね。

「反乱者たち」でも同様の事例は多くあったのですが、コチラはしっかり最終章で描いてくれたんですよ。

ところがどっこい、バッド・バッチのキャッシーク編は完全ノータッチ。
シリーズスタート時に書籍化も出来たはずですが、そういった動きは未だに無い。

何なら公式サイトやインタビューで内容だけ教えてくれたった良い訳です。これすら出来ない「大人の事情」など存在しようがありません。

こういったフォローは絶対にしない、でも「続編」は作る。

舐めてんのか?
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クリーチャーのデザインや、蜘蛛の巣(?)だらけの森など、「クローン・ウォーズ」で日の目を見ることが無かったデザインが救われたのは嬉しいですね。
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↑「ボバ・フェット」最終回も、「クローン・ウォーズ」未完成エピソードの出来事を「前提」として進行しています。じゃあストーリー教えろよ!



さて、そんなキャッシーク回の主役となったのは…
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予告編にも登場していたウーキー族のジェダイ候補生、グンジー‼︎

「クローン・ウォーズ」以来、(幻影としての登場を除き)ちょうど10年ぶりの復活です‼︎

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CGアニメのクオリティが向上したこともあり、毛が以前と比較して「毛」に近付いたように感じます。

特徴的な木製ヒルトのライトセーバーも携え、激動の世を生き延びる力強い姿を見せてくれました。
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バリス・オフィーとアナキンの対決が候補生の近くに迫った際、素早く剣を構え子供たちを守ろうとしてくれたのがテラ・シヌーベ。

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彼は帝国に殺されてしまった訳ですが、アナキンやクローンに聖堂が襲われた際も、きっと子供たちを守ろうとしてくれたのでしょう。
実際にグンジーはコルサントから逃げ延び、命を繋ぐことが出来たのですから。


ジェダイ聖堂という家を失ったジェダイが故郷を目指す、というのは現実的な話でしょう。

特にウーキー族の場合、人間よりは絞り込むの簡単でしょうし…

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帝国軍に占拠されたキャッシーク、ジェダイが隠れる場所としては明らかに適していませんし、普通にシドの所に連れ帰った方が安全だと思うのですが、「バッド・バッチ」に理屈を求めるのは酷というモノ。

グンジーはこれからもライトセーバーを振るい、迫り来るトランドーシャンの脅威と戦い続けるのでしょう。

この先の時代、ウーキーと帝国軍の戦いは激しさを増し、そこそこ偉かったチューバッカが奴隷になるほどの惨状となる訳ですから、グージーの行く末も察するしかありません。

「バッド・バッチ」、リアリティラインはどこ?
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「クローン・ウォーズ」は開幕から「アナキンのパダワン」というぶっ飛んだ要素を盛り込み、バトルドロイドとの激戦こそあれど、「ジャバの息子の救出」という戦争からは少しブレたミッションからスタート。

その後のTVシリーズでも、バトルドロイドとの激戦は多くのエピソードで盛り込まれるものの、戦争からは少しブレたエピソードが多く、映画と同じ世界観とは思えないぶっ飛んだ内容も多数。

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「反乱者たち」の第1話は、1人の少年による緩めのコソ泥劇からスタート。

帝国軍と激しく争うエピソードも随所に盛り込みつつも、シリーズ全体としては緩めのエピソードが多数を占める。


このように、シリーズ作品にはある程度統一された「空気感」というものが存在する。

この「空気感」は基本的に第1話、少なくともシリーズの序盤で示されるべきであろう。


ここで「バッド・バッチ」がどのような幕開けだったかを振り返ってみる。
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主人公となるのは歴戦の特殊部隊。
戦争が終わり、変貌する銀河、自分たちが戦った先に待つ未来を知る。
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ついには共に生き抜いてきた戦友との決別。

命令に従うためだけに生み出された自らの存在意義に悩み、悪魔の意思と向き合わざるを得なくなった5人の男たちによる70分の長編だ。


そう、「バッド・バッチ」はかなり硬派な作品として始まったのだ。

実際、クロスヘアーが登場する回ではこれが引き継がれている。

しかし彼がいなくなると、突然世界観がユルユルになる。
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彼らが初登場した「クローン・ウォーズ」の四部作は、かなり真面目に戦争をしている回だった。

「バッド・バッチ」第1話は、「戦争と兵士」に真正面から向き合った長編だった。


そう、彼らにはユルユル世界観で茶番を繰り広げる「下地」が無いのだ。

最初から追いかけっこやフルーツ泥棒をしていたエズラたちとは訳が違う。


「バッド・バッチ」は、歴戦の特殊部隊の物語のはずだ。

にも関わらず、「歴戦の勇士」であることを感じさせる場面はほとんど無く、サポート役は指示を全く聞かない子供だ。

せめてそのノリで統一すれば良いものの、クロスヘアーが画面に映ると突然大真面目な作品になる。


緩くなったりお堅くなったり、焦点がブレ過ぎなのだ。

その上で、キャラクターの魅力も無い。
ハンターは当たり障りの無いことしか言わないし、テクとエコーは(改善の努力は見られるが)キャラ被ってるし、オメガは13歳とは思えない幼稚さであるにも関わらず「聡明」扱い。
フィーはただのカスなのに面白キャラ扱い。


正直、視聴モチベーション保つだけで精一杯です…


来週は2話更新
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来週は2話同時配信です。

おそらく前後編でしょう。

クロスヘアー回ですかね?

ところで、

「4〜7話の頭文字が『FETT』だ‼︎」

って言ってた方々は元気にしてますかね?

自慢
なんと漫画版「マンダロリアン」「九人目のジェダイ」作者の大沢祐輔先生より、当ブログの記事を絶賛していただきました‼︎

「マンダロリアン」単行本が情熱溢れる素晴らしい逸品だったため、かなり熱をこめて絶賛&詳細を徹底的に洗ったのですが、まさか作者ご本人様からお褒めの言葉を預かることが出来るとは…


リツイートで拡散までしていただき、「マンダロリアン」読者の方々がより深くマンガを楽しむ手助けも出来たというのは、ど素人ライター冥利に尽きます。
大沢先生、素晴らしい作品をありがとうございます‼︎




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スクウェアエニックス刊行の青年漫画雑誌「ビッグガンガン」より、
マンガ版「マンダロリアン」「ビジョンズ」の単行本が発売となりました‼︎IMG_9951



ディズニープラスにて配信されている2つの「スター・ウォーズ」シリーズを、日本マンガ界の圧倒的な技術力でコミカライズ‼︎


ドラマやアニメを丁寧に再現しつつ、映像ではよく見えなかった部分の補完、より物語を深めてくれるアレンジなど、漫画家先生それぞれの「スター・ウォーズ」愛がたっぷり詰まった2冊となっています‼︎

「マンダロリアン」1巻

シーズン3配信に向けて盛り上がりを見せる「マンダロリアン」。

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手掛けているのは「スパイダーマン偽りの赤」などを手掛けた、大沢祐輔先生です。

表紙や背表紙の銀字部分はメタリック塗装の豪華仕様。

巻頭は連載版と同様にカラーページとなっています。

収録されているのは2022vol.6〜2022vol.9に掲載されていた計4回分の内容。
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ドラマシリーズの第1話に相当する内容が描かれています。

表紙イラストは勿論のこと、巻末、両袖、さらには表紙カバーを外した本体の表紙両面にまで描き下ろしイラストが‼︎
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描き下ろしのチョイスもニクイ…

表紙カバーを外した本体にまでなぜ描き下ろしを…

事前に大沢先生がTwitterで宣伝していたのですぐに取り外して確認しましたが、自力では絶対気付かなかった…

多くの人が見落とすであろう部分にまで手を加える熱意、頭が下がります。

なお、巻末の描き下ろしグローグーは人を萌やし殺せるレベルの傑作です。あのイラストだけで全世界のグローグーファン必携と断言出来ます。

あまりにも破壊力が高いため、ネタバレ無しで、一刻も早く確かめることをオススメします。


・冒頭に第8話のカット


今回のマンガ版は第8話の1シーンからスタート。最初のページからマンドーとグローグーを揃えるための措置でしょう。

「ロスト・スターズ」がホスの戦いから始まるよう変更されたのと同じような感じだと思います。「掴み」の部分は大事ですからね。


・分かりやすさを重視

専門用語に関しては「一般用語+フリガナ」という形を採ることにより、一般層への分かりやすさを優先


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冒頭の酒場のエイリアン語も標準語になっていたりと、とにかく「分かりやすくする」ということに軸足が置かれているようです。


今回のマンガ、「マンダロリアン」の「布教」を目指すということも目的の一つとしてありそうです。広告のマニアック度を見るに、担当編集は重症オタクですから。


その割に炭素冷凍に関してはノータッチだったりと、末期オタクであるが故に「分かりやすさ」を貫けていない部分があるような印象も…


・ミスロルの映る部分増え気味

やたらと映ってます。


シーズン2でも大活躍の人気キャラなので仕方ないですね。



・ネヴァロの街のカットは増えている部分、削られている部分の両方が存在



・ドラマではほとんど見えなかったマンダロリアンの子供たちがハッキリ描かれている

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おそらく孤児でしょう。ドラマでもマンドーの横を走り去ってはいましたが、後ろ向きでしか映っておらず、その姿をハッキリ見ることは困難でした。
今回のマンガ版では、アニメシリーズでボバ・フェットやケツー・オンヨが身に付けていた物を彷彿とさせるヘルメットがハッキリと視認できます。


・マンドーがドアのショートを試みる場面がカット、いきなり砲台登場

IG-11との共闘が短縮されました。


連載版との差異

今回の単行本では、「ビッグガンガン」本誌や「マンガUP」に掲載されているバージョンに手が加えられています。

ザッと確認した所、3点ほど差異を発見することが出来ました。

・「パック」の日本語表記が「詳細」から「手配書」に変更
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固有名詞に一般用語を当てこんでいる今作ですが、「詳細」よりも「手配書」の方が「パック」の意味合いに近いかもしれませんね。

・ストームトルーパーの汚れが増量
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ドラマでは汚れが印象的だったネヴァロのストームトルーパーの皆さんですが、今回の単行本化に際して更に汚れています。
上のコマに限らず、登場するほとんどのコマで汚れが増えています。

・グローグーとマンドーの出会いの場面が1コマ丸ごと差し替えに。連載版では孤児であった自分とグローグーを重ね合わせるようなコマだったが、グローグー視点からマンドーを見上げるコマに差し替え
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グローグーとの出会いの場面、IG-88を倒したマンドーが孤児であった自分とグローグーを重ね合わせるコマがマンガ独自で採り入れられていたのですが、グローグー視点からマンドーを見上げるコマへと完全に差し替えられてしまいました。

2人の関係性を意識する上で素晴らしい追加カットだと思っていたのですが、監修で弾かれてしまったのでしょうか?
(追記 大沢先生のTwitterによると、本当に監修で弾かれたそうです)

大沢先生のツイートでは「大量の修正」とありますから、細かいものがもっとあるのでは無いかと思います。

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単行本オリジナル要素として、メカニック図解を収録。おそらく監修用のデザイン画と思わしきイラストと共に、結構しっかりした解説が掲載されています。


表紙から巻末に至るまで、全ての紙に余すことなく情熱が注ぎ込まれた恐るべき一冊となっています‼︎




(追記)
大沢先生がTwitterにて変更箇所を紹介していたため、コチラにも情報をまとめたいと思います。
(大沢先生のTwitterはおそらく原稿のページ数で記載されているため、コチラでは単行本のページ数で記載しています)
  • p4〜5(カラーの扉絵)にて、着色されていなかったストームトルーパーのこめかみの箇所が修正
  • p8〜9の見開き、カメラが若干引き気味に。上端を見比べてみると分かりやすい
  • p11、酒場の床について、遠近感の調整のため質感を出すための線が増えている
  • p13、酒場のテーブルに傷が追加されている(気付くのに5分かかった)
  • p16の一コマ目(クオレンがマンドーから逃げるカット)、遠近感の調整のため地面に効果線を追加(連載版は壁を登ったように見えなくもない)
  • p19の最後のコマ(クオレンを殺したマンドーを見下ろすカット)、遠近感の調整のため地面の線追加、マンドーは影が濃くなるなど立体感を調整
  • p21、オーラベッシュの「WANTED」を正しい形に修正
  • p22、ミスロルの顔の陰影が修正(並べてみれば分からなくもないが…)
  • p24、26(タクシー乗り場)、43(ミスロルを炭素冷凍する場面)について、マンドーのヘルメットの形が修正(連載版は少し縦長になっていた)
  • p70(トルーパーがマンドーに銃を向ける場面)、ストームトルーパー(右側)の銃口の向きを調整。読者の方を向かないように、らしい…(面倒くさすぎだろ…)
  • p88(幼少期の回想)、中央の青年の被弾箇所が胸から肩に変更。残酷に見えない位置、らしい…(いや戦争なんだが?)
  • p101の最後のコマ(クイールがブラーグを捕らえた直後)、銃口と吹き出しの位置関係を調整(連載版では少し被っていた)
  • p106、セリフの改行位置が変更
   俺にやられ
   そうになった
   のを恨んでる
   ↓
   俺に
   やられそうに
   なったのを
   恨んでる
  • p147(隠れていたニクトがマンドー達に銃口を向ける場面)、銃口の向きが読者の方に向かないよう調整
  • ラストの見開き、「THE MANDALORIAN」のロゴが紙面の限界まで巨大化

細かい修正がとにかく多い…

私が気付いた3つの変更箇所は、分かりやすいモノTOP3だったと思います。(オーラベッシュは気付けても良かったか?)



ビジョンズ
1巻完結のオムニバス企画である「ビジョンズ」。

日本のアニメスタジオが手掛けた9本の中から、4作品をそれぞれ異なる漫画家先生方の手でコミカライズ化されています。
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表紙は「The Elder」の白浜鴎先生が担当。

ダン、ロップ、カーラ、カレの4人の主人公(?)達が夢の共演を果たした躍動感溢れるイラスト‼︎

キャラクター達の印刷には特殊加工が施され立体的な表紙となっている他、背景もビジョンズのテーマカラーである「青」の色味を追求し、特殊な印刷方式を採用。普通の印刷であろう帯の「青」と明らかに色味が違います。

表紙までもが徹底的に こだわり抜かれた逸品です‼︎

(ダンは主人公ではないような気がしますが、白浜先生のお気に入りなのかな?
少年少女3人にオッサンが混ざったら収まりが悪い、というのはあるかもしれない。世の中は見た目。)

連載版と単行本の内容は、基本的には同じ内容となっています。

ザッと確認した限りでは、特に修正なども行われていません。

巻末にはそれぞれ1ページずつの描き下ろしイラストページが用意されています。

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原作はトリガー製作、連載開始初回の表紙を担当した「The Elder」。2022Vol.06に掲載。扉絵がカラー掲載となっています。

マンガ版は原作アニメのキャラクターデザイン担当、白浜鴎先生自らが担当‼︎



・間の表現が出来ない分台詞で調整

・ページ数収めるためにセリフをコンパクトに

・背景が映像と合わせられていない

細かい言い回しがアニメからかなり変わっています。


背景に関しては他の作品が大まかにトレースor省略している中、この作品は普通に違います。


デザイン、脚本はもちろん同じですが、アニメのコピーにはならないようにしていた印象です。



・地上での駄弁りは控えめに

ダン君の皮肉が増えましたが、地上での会話自体は大幅減量。料理の下りなど全カット。


・ダンが全体的にオーバーリアクションに

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なんか全編通してダン君の主張が激しいです。
ウィンクやセーバー戦といった魅せ場ではイケメン度が増してます。
やっぱり白浜先生のお気に入りなのでは?


・バムガの死体に関する説明に若干の情報追加

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本当に「若干」です。


もはや「追加情報」というのかも怪しいですが…


・ダンと老人の問答が戦闘と同時進行に。尺も短縮され速攻で決着。

戦いの幕開けに位置していた「口ではなく、剣で語ろう」というセリフがトドメのタイミングに入れ替わりました。

「防御に徹して時間稼ぎが?」という下りはカット。


師弟関係と辺境マスターからのメッセージに重点が置かれているため、戦闘シーンは削ったようです。(マスターと老人の対決はほぼそのままですが)


・ラストのセリフが変更。メッセージをより分かりやすく。

最後にマスターの言葉が要約されて〆になっています。

要約してお伝えしてしまうのはジェダイらしくないと思うのですが…


「その優しさを忘れなければな(ダンが子供たちと談笑するカット)」の後、1ページ使ってお言葉要約&タジンの立ち姿を描いているため、単に1ページ余っただけという可能性も0ではない…?



アニメのキャラクターデザインを務めた方によるマンガ化というだけあり、アニメのイメージがそのまま誌面に映し出されたような内容になっています。



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原作はジェノスタジオ製作、特定の層から熱狂的な支持を誇る「のらうさロップと緋桜お蝶」。2022Vol.07に掲載。


「スター・ウォーズ」マンガ界のウサギ担当、「レイア 王女の試練」でお馴染みの春壱先生が担当。

STAR WARS/レイア -王女の試練- 1巻 (LINEコミックス)
STAR WARS/レイア -王女の試練- 1巻 (LINEコミックス)
Claudia Gray
2019-12-13


↑最後の連載がいつだったのかも忘れましたが、一応まだ連載終了にはなっていないようです。


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↑ちなみにコレは本物のウサギが出てくる「スター・ウォーズ」映画。ディズニープラスで大好評配信中です。ほらそこ目を逸らすな。


この「ロップ」ですが、4作品の中で最もアニメとの差異が大きいです。

・物語の順序が変更。回想が中盤に

アニメでは冒頭に位置していたロップが弥三郎家に拾われるシーンが中盤に移りました。

伝家の宝刀を受け取った後、3人でホロを撮った海岸で出会った日のことを思い出す、という構成に変更されています。

弥三郎が帝国に攻撃を仕掛けたことにも自分で気付くようになりました。

こうすることで冒頭から事件を動かし、SWらしさが早い段階から押し出されています。


「伝家の宝刀継承の後」が「中盤」に該たる、というのも大きな違いですよね。継承自体がアニメの終盤ですから。


・言葉遣いや言い回しが変更

主にお蝶のセリフにその傾向が強いのですが、言い回しを変えることによって内容が欠落することなくセリフ量が削減されています。

この辺の配慮はかなり慎重に行われていた印象です。

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そして一番驚いたのが、伝家の宝刀を継承する際の弥三郎のセリフがより古めかしくなっていること。

アニメも全編通して古めかしさを押し出していましたが、それが更に強調されている形です。

あくまで私の私見ですが、「本来の脚本ではこうだった」という可能性があるように思います。
コミカライズの際「分かりやすく」することはあっても、わざわざ「分かりにくく(まあこれくらいなら義務教育の範疇ですが)」することって無いと思うんですよね。

元々脚本には今回の漫画のように書いてあって、監修を通す際に「もう少し平易に」という話になったのではないかな?と…

古文にはなっていそうでなっていないので、春壱先生が雰囲気で書いた可能性も0ではないと思いますが…


・ロップの心の中の言葉が多めに

原作アニメは人情物語の割に心理描写が薄い印章があったのですが、今回のマンガ版ではロップの心の声が多く文字に起こされており、読者が置いてけぼりをくらわないよう配慮されている印象を受けました。

主人公の人となりが分かりやすくなるのは良いことです。


・市場に落ちる下りはカット

順序が変わった影響かもしれませんが、お蝶が帝国に加わった後、ロップが市場に転落する下りが無くなりました。


・クライマックスが大幅増量

ラストの戦闘にかなり誌面を割いています。


1コマ1コマをかなり大きく取っており、セリフも原作より追加、ロップの表情と言葉で姉妹の斬り合いがより華やかなものになっています。


また原作ではお蝶が去った後、間髪入れず「きっとあたしたち本物の家族になれるから」と言って強引に〆ていましたが、今回のマンガ版では弥三郎とのやり取りが間に挟まれ、ラストの台詞まで自然に繋げられていました。

そして私はここでも思いました。

「これが本来の脚本だったのでは?」

と。

原作のラスト、いくら何でも急過ぎません?

アレが「尺足りてない」感を増していたと思うんですよ。

「赤霧」が予告編に映像をほとんど出せていなかった上にポスターも背景画を提出しただけ、完成品は短尺超低クオリティという惨状で「絶対納期に間に合わなかっただろ」と感じさせるものでしたが、もしかするとこの「ロップ」も納期が足りず、〆の部分を削らざるを得なかったのではないかな?と。
戦闘シーンの作画はかなり気合い入ってましたし、街並みも相当描き込まれてましたから、そういう事態になってても不思議は無いのかな?と思います。(決して褒められたものではないですが)


マンガ版を読んでみての感想ですが、「のらうさロップと緋桜お蝶」に関してはマンガ版の方が構成がしっかりしていると思います。
動きや声が無いので単純比較は出来ませんが、こっちの方が作品としての出来が良いように感じました。

まあ相変わらずお蝶さんを作り手がどう扱いたいのかよく分かりませんし、「大切なのは血の繋がりではない」と令和作品アピールをしながら「家」という類似した戦前概念を強調するという内容は素直に理解に苦しみます(そもそも血の繋がりが無い者を「家」に迎えるというのはむしろ支配階級の伝統)が、心理描写の補完が本作の「人情劇」としての在り方にフィットしていて非常に良かったですね。


「レイア 王女の試練」といい、春壱先生は心情と物語を結びつけて絵に落とし込むのが上手いのでしょうね。


春壱先生の連載、正直もう完結は諦めていますが、もう少し読ませてくれると嬉しいな…と思います。




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原作はプロダクションI.G製作、続編の構想がありそうだが多分制作されない「九人目のジェダイ」。2022Vol.08に掲載。
父さんとジェダイたちどうなったんだよ⁉︎

漫画版は「マンダロリアン」の大沢祐輔先生が兼任。この時の「ビッグガンガン」本誌は、2作合わせて1人でおよそ100ページ書いています。

そもそも「九人目のジェダイ」って「ビジョンズ」の中で1番尺長いですからね。それで「マンダロリアン」と兼任ですから…

・アニメが最長な分カット多め

誌面に収めるべくカットがやや多いです。


冒頭の採石や鍛治のシーンが大幅に削られている他、イーサンのライトセーバーが青く輝くシーンは丸ごと削除、ターラとジェダイハンターのチェイスシーンも森のシークエンスがカットされ、氷上のみとなっています。


おじい の飛ばしっぷりにビビるターラや、セーバー戦を観ながらオイルを嗜むおじい もカット。

おじいアンチか?(支離滅裂な思考・発言)


その埋め合わせなのか、巻末の描き下ろしイラストではターラと おじい の団欒が描かれています。

フォーナインが可愛いくて最高です。


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「誰からそれを聞いた?」「お前にセーバーを作るよう依頼した者、とでも言っておくか」という部分もカットされているのですが、ここ次回作(存在しない)の伏線だろうし重要な部分では⁉︎
(だって依頼したのジューロのはずじゃないですか⁉︎)



・可能な限りアニメのセリフをそのまま使おうとしているが、変えた部分の意味が少し離れ気味?(単純にアニメの文字数が多過ぎる)


・人を見た目で判断するイーサン君、ジューロをハッキリ「シスの暗黒卿」と言い切ってしまう

マスターヨーダも小さいから弱いな。


・印象的な絵はそのままトレース

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吹き出しと被っている部分がズラされたりはしていますが、アニメで印章的だった画はそのまま寸分違わぬ形で採り入れられています。


・白黒なので色が分からない

今作はライトセーバーの色の変化が物語の鍵を握りますが、今回のマンガは全て白黒。

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その結果、頑張ってセリフで全てを解説することになってしまいました。


・カーラがジェダイ()に対し敬語に

シスだったけど


・ターラ覚醒シーンに回想を追加

連れ去られた父を想う画が追加されました。


・ホーメンが自身のフォースを取り戻す決め手がセーバーの色からシスの無残な死体に変更。

戦いがもたらした結果を見ることにより、自身のフォースを取り戻すようになりました。


アニメではライトセーバーの色がライトサイドに偏ったことで我に帰っていましたが、先述の通り白黒マンガなので…


そもそもの話、人殺しに囲まれると人殺そうとし始める人って普通に危険人物だと思うんですけど…?



「九人目のジェダイ」、何かの間違いで続きがマンガになったりしないかな?



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原作はトリガー製作、一般ウケが良いのか商品展開で優遇されている「THE TWINS」。2022vol.9に掲載。

漫画版は左藤圭右先生。

本企画では唯一「スター・ウォーズ」の経験がありませんが、トリガー製作作品のコミカライズを担当した経歴があり、そちらからの人選でしょう。


この作品はアニメをとにかく忠実に再現。セリフも多少順序の入れ替えがあるものの、大部分が全く同じとなっています。
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↑アニメの絵のタッチを完全再現。精神空間(?)内でのボヤけ具合まで完璧です。


異なっている点も無くはないです。


・静止画カットだった幼少期の実験の場面が序盤に

アニメでは静止画数枚で表現されていた幼少期の実験の場面が冒頭に少し盛り込まれました。


スターデストロイヤーが影になっている画はカットされました。



・カレがクリスタルを持ち出す場面がカット

ストームトルーパーの隊列の中を歩き、クリスタルを持ち出す一連の流れが丸々カットされました。

カレは登場した時点で既にクリスタルを持っています。


・Xウイングのシーンは全体的に簡素化

作画コスト高いから?


「嫌な予感」の部分だけはなぜかそのまま残してあります。


・クリスタル割れたのが分かりづらい

割れるシーンがハッキリ描かれていません


・背景が漆黒の宇宙から漫画特有の線になったおかげで違和感軽減?

「ビジョンズ」は「非正史」、映画とは似て非なるパラレルワールドの物語なのですが、それを鑑みても困惑せざるを得ないのが宇宙空間での生身ファイト。

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宇宙空間なのになぜか走って飛んで喋って息をしている。俺の宇宙では音が鳴るし息が出来るし重力も普通にある。


そんな宇宙ファイト、マンガ版だと多くの場面で背景がボカされており、アニメほど違和感を感じる事なく純粋に2人の超次元ファイトを楽しむことが出来ます。

結局超次元ファイトであることに変わりはないのですが、「惑星破壊兵器搭載のツインスターデストロイヤー」っていう発想がレジェンズの影響受けてそうな気もしますし、この作品を作った人たちは「スター・ウォーズ」からだいぶ独特な影響の受け方をしたのでしょうね。


巻末の書き下ろしページには、左藤圭右先生による「後日談(妄想)」も掲載。
カレファンの皆さんは必見です。(いるのか?)

スター・ウォーズ:ビジョンズ (ビッグガンガンコミックス)
白浜 鴎、春壱、大沢祐輔、左藤圭右
2023-01-25



「マンダロリアン」単行本2巻はいつ?
まだまだ連載は続いていますし、後書きを見るに打ち切られる気配も無さそうですから、単行本2巻も発売されることでしょう。

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単行本と同日に発売されたビッグガンガン2023vol.2では、「マンダロリアン」最新話がセンターカラーで掲載‼︎

単行本はドラマ第1話の内容で終わっていますが、連載は現在第3話。グローグーを帝国軍から助け出し、賞金稼ぎたちのトラッキングフォブが再び動き出した所まで来ています。

今回の単行本1巻は10月末に告知、11月中旬に通販サイトに登場していました。
おそらく来月の「ビッグガンガン」で第3話の内容が完結しますから、そこまでの計5回を単行本に収録で3月に予約開始、5月25日発売というスケジュールではないかな?と予想しています。

シーズン3の配信も終了し、「マンドーロス」に陥っている人類を救済する一冊になるのではないでしょうか?


早く続きが読みたいアナタへ
今回の単行本を機に「早く続きを読みたい!」と思った皆さん‼︎
月刊ビッグガンガン 2022 Vol.12 [雑誌]



電子書籍ならバックナンバーもすぐに読めてしまいます‼︎

全4回分、今回の単行本と同じ量を読むだけで、「スター・ウォーズ」マンガの最新展開に追いつけてしまいます‼︎

1作品のためだけに1冊分払うのは…という方には、スクウェアエニックスが運営する公式アプリ「マンガUP!」がオススメです。

↑以前使い方をまとめました
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コチラは連載版の内容がそれぞれ3分割された状態でアップされており、アプリ内で手に入るポイントを使い「無料で」読むことが可能です!

無料で読める範囲は、毎週火曜日に1本ずつ増えていきます。

公式アプリですから、LINEマンガで「ロスト・スターズ」や「レイア 王女の試練」を読むのと同じように楽しめます。

「マンガUP」では現在、ドラマ第2話の途中までの内容を読むことが可能。マンドーとジャワ族と壮絶な戦いを繰り広げている箇所です。

コチラはアプリをインストールするだけですぐに読めますから、まだ入れてない方はサクッと入れてしまいましょう‼︎

どこまで続けられる?


スター・ウォーズ:ビジョンズ (ビッグガンガンコミックス)
白浜 鴎、春壱、大沢祐輔、左藤圭右
2023-01-25


「ビジョンズ」は当初予定されていた4作品全ての連載を無事に終えることが出来ましたが、ドラマの内容をじっくり丁寧に描いている「マンダロリアン」がどこまで続けられるのは正直未知数。

大沢先生は後書きで
「シーズン2のあのシーンを描くまでは死ねない」
と仰っていますが、このペースだとどれだけ短く見積もってもあと3年は死ねません。

「ロスト・スターズ」はなんやかんやで2年かけて最終回+完全オリジナル特別編まで保ちましたし、このクオリティと原作人気があれば何とかなるか?

「レイア 王女の試練」だってスタートから4年経ちますが、打ち切りにはなってませんからね。その期間の7割くらいは休載ですが。

「反乱者たち」はシーズン1をダイジェストでやって力尽きましたが、アレはマンガ版の評判がイマイチでし、アニメはネタとしてちょっとマイナーですからね…


読者の我々としても、シーズン2のあのシーンまで読めたら嬉しいですね。その頃にはグローグーが反抗期迎えてるかもしれませんが。

もしシーズン2までやりきった場合、「ボバ・フェット」の内容はどうするんでしょうか?

あくまで別の作品ですから、コミカライズ化するには別途で権利取らないといけないような気がしますが…


こんな感じの心配を、誌面上で躍動するアソーカを見ながらもう一度したいものです。


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「マンダロリアン」最新映像の興奮も冷めやらぬ中、今週も「バッド・バッチ」がやって来ました。



実生活が忙しいため、「バッド・バッチ」は2話ごとのレビューとさせていただいています。

クロスヘアー回
シーズン1の頃からそうですが、「バッド・バッチ」はクロスヘアーのパート、成立して間もない帝国軍の物語が1番面白い‼︎
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食事中に必ずランパートに呼び出される呪いにかかってしまったクロスヘアー氏、カミーノでの32日間のサバイバルの果てにコルサントへ帰還。

海水しか無いはずのカミーノでなぜ生き延びられたのか、そもそもなぜ帝国軍がたかだか1人のクローンを救助したのか、ツッコミどころが満載なのはご愛嬌。

ハンターたちが伸ばした手を振り払い、自らの意思で皇帝のために戦うことを選んだクロスヘアー。

そんな彼と再び出会ったのが…

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オビ=ワンを躊躇無く撃ち落とした男、コマンダー・コーディ。

今回彼らに与えられた任務は、分離主義勢力残党の手から威勢だけの無能総督を取り戻すというお仕事。(軍事がダメなだけで行政は出来るのかもしれない。)


クローン大戦終結から数ヶ月、未だ帝国の統治は万全なものではなく、戦争知らずのボンボンが軍服に身を包んで現場指揮を執れる時期ではないと思うのですが、まあそこは気にしないことにしておきましょう。

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分離主義勢力の中でも穏健派であったミーナ・ボンテリと志を同じくし、共和国に和平の道をもを潰された(と思っていた)トーニ・エイムズ氏。

いくら穏健派であったとしても、和平の道を探っていた人物を殺された(と思っていた)となれば、強硬姿勢で立ち向かおうという発想になることも無理はありません。

バトルドロイドを連れているから物々しく見えるだけであって、「極悪非道な権力に力で抵抗する」という行為それ自体は、ベイルやモスマのそれと特に変わりはありません。

まあ、ドゥークー伯爵とその取り巻きに囲まれていたせいか、いささか攻撃的な傾向は否めませんが…

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当人たちは主義主張の違いから生まれたと思っているクローン戦争ですが、実際は主義主張の違いを利用して恐怖と混乱をもたらすためだけの茶番。

全てがドゥークーとパルパティーンの掌の上だとは夢にも思わず、こうして自らの正義を掲げて戦う人々の姿は、ただただ虚しいとしか言いようがありません。

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ノヴァの名に恥じぬ大爆発はギャグなのかシリアスなのかよく分かりませんが、(いくらなんでも安全装置付いてないのは無理が無い?)

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優秀な兵士たちは命令に従い、任務を完璧に遂行。

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オビ=ワンを一切の迷いなく撃ち落とし、グリーバスの被害者であるはずのパウアンたちを拘束していたにも関わらず、オーダー66や帝国の変貌に納得がいかない素振りを見せるコーディ。

冒頭でハンターたちの離反について触れたのも、共に脱走を持ちかけるつもりだったことは想像に難くありません。


結局コントロールチップって何なんでしょうね?
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シーズン1第1話の描写や、「エピソード3」でキャッシークやウータパウの住民たちに牙を向く様子を見るに、ジェダイ殺害のみならずクローンの行動や思考そのものを変化させる代物なのは明らかだと思うのですが、段々と設定がブレてきていますよね。


さっき助けたばかりのオビ=ワンを、10秒後には躊躇無く撃っている。

そんなクローンの得体の知れなさが私は好きだったのですが…

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エピソード3のクローン像、
「クローン・ウォーズ」のクローン像、

この2つの間を埋めるためにコントロールチップが後付けで設定されたはずなのですが、結局「クローン・ウォーズ」のクローン像に完全に振り切ってしまっています。


映画に登場していないレックスやウォルフはともかく、コーディでコレをやるのは違うんじゃないかなぁ…と思いました。


とはいえ、今回のアニメのタイトルは「バッド・バッチ」。主役はコーディではなくクロスヘアー。
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「チャンスくれなかったじゃん」とごねておきながら、いざハンター達から手を差し伸べられたら手を振り払い、同類だと思っていたコーディも姿を消してしまった。

チップの影響を受けず、「自らの意思」でランパートの手を取ることを選んだクロスヘアー。

レギュラークローン達からも異端者扱いされ、ついに全ての仲間を失ってしまった彼に、この先どんな未来が待っているのでしょうか?

「全員登場」ノルマ、撤廃
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シーズン1ではハンター、レッカー、テク、エコー、オメガの5人が必ず登場し、金田明夫氏を苦しめていた「バッド・バッチ」

たとえクロスヘアーの主役回であったとしても、獣と戯れるなど無理やり出番が用意されていましたが…
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第4話はテク、レッカー、オメガのみの登場‼︎

これには金田明夫氏もニッコリ。


シーズン1ではハンターとレッカーばかりが目立ち、テクとエコーの影が薄くなりがちだったことを受け、「登場キャラクターを絞る」ことでそれぞれの存在感を高めようとしているのでしょう。

第2話でもハンターとレッカーは脇役に徹していましたし、しっかりとシーズン1の反省を生かしているようですね。


「シドは胡散臭いし本当に信用出来るのかな?」
という視聴者全員が思っていることを問題提起したのが第4話。


しかもテクの主役回。是が非でもテクとエコーの空気化を阻止しようという製作陣の強い想いが現れていますね。


第4話の感想?

まあ…可も無く不可も無く…

そうとしか言いようが無くないですか?


クロスヘアーのみ登場の第3話、ハンター&エコー不在の第4話。

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結局「バッド・バッチ」の物語がどこへ向かうのかが未だによく分かっていませんが、この先グンジーの出番も控えていますし、話が動いてくれる日を気長に待ちたい所です。


来週はマンガもあります
1月25日は「バッド・バッチ」第5話の更新に加え、

スター・ウォーズ:ビジョンズ (ビッグガンガンコミックス)
白浜 鴎、春壱、大沢祐輔、左藤圭右
2023-01-25

月刊ビッグガンガン 2023 Vol.02 [雑誌]
スクウェア・エニックス
2023-01-25

「マンダロリアン」「ビジョンズ」のマンガ単行本、
さらには「マンダロリアン」最新話がセンターカラー掲載されるビッグガンガン最新号の発売日となっています。


アニメにマンガ、「スター・ウォーズ」にどっぷり浸かりたい1日ですね。

ちなみに私は来週水曜空いてません。(白目)


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「マンダロリアン」新たな予告編が公開‼︎
↓サムネイルが「解っている」

全世界待望、「マンダロリアン」シーズン3の最新映像が解禁となりました‼︎

荒廃したマンダロア
今回の予告編はストーリーに迫るような内容に。
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マンダロアの道を踏み外したマンドーが贖罪のために向かうのは、惑星マンダロア。
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かつてドーム状だったことがよく見ないと分からない、惨憺たる状況と化してしまった首都サンダーリ。
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「帝国が荒廃させた」というその言葉通り、かつてのガラス張りで未来的だったマンダロアの姿はどこにもありません。


グローグーの「道」

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マンドーの精神が崩壊する前に帰還を果たしたグローグー。

宮崎駿もニッコリ。

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↑レバーの次はブーストスイッチがオモチャに。
 どんどん危険性増してないか?

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「戦闘術と航海術」の2つがマンダロリアンに必要だと説くマンドー。
誰と話している場面なのかは不明確ですが、予告ではグローグーと一緒にいるシーンでこのセリフが流れています。

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ジェダイへの道を蹴り、マンドーと共に生きることを選択したグローグー。

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掟に従っているマンドーは、孤児であるグローグーに対し
  • 同族の手に返す
  • 成人するまで面倒を見る

このいずれかを施さなければなりません。

アソーカに訓練を拒まれ、ルークからグローグーを返却された以上、マンドーはグローグーが成人するまで面倒を見る義務を負っているのです。

マンドーの寿命が尽きる方が早そうな気はしますが、命ある限りはグローグーにマンダロリアンとしての道を教えていかなければなりません。

本作におけるグローグーはただのマスコットに留まらず、新たに「マンダロアの道」を歩み始めた1人の人物としての姿が描かれるのではないでしょうか?

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オーダー66の回想らしき映像も見受けられ、彼の出自がさらに詳しく掘り下げられることにも期待が高まります。

2つの「マンダロアの道」

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一方のマンドーは、他のマンダロリアン達と共に新たな戦いに挑むようですが、このカラフルなアーマーは仲間であるチルドレン・オブ・ザ・ウォッチとはかなり印象が異なり…

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むしろ「反乱者たち」におけるボ=カターンの手下たちのそれに近い。

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一方で、ザ・ウォッチの皆さんは街中で大暴れ。

誰と戦っているのかもよく分かりません。


そもそもボ=カターンとザ・ウォッチはかなりの不仲の様子。

どちらとも関係を持っているマンドー、板挟みになっているのでは?

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シーズン2において、ボ=カターンはザ・ウォッチのことをカルト集団扱いしていましたが、元来のマンダロアの道に近い信仰を抱いているのはむしろザ・ウォッチの方。

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そしてクローン大戦中、孤児となったディン・ジャリン(マンドー)を拾ったのは、ボ=カターンと同じデス・ウォッチの紋章を身に付けた戦士。

コレらのことから、ボ=カターンとザ・ウォッチがかつて同胞であったことは明らか。

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そしてボ=カターンはダークセーバーを不当に受け継ぎ、為政者としての才能の乏しさから星の壊滅を招くことに。

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そもそもボ=カターン、最近の作品では主人公と利害が一致し共闘していただけで、元々は罪の無い現地人を平気で焼き払う極悪非道なテロリスト。

「悪役」としての姿を再び示す時がやってきたのかもしれません。


2つのマンダロアの道、その交わる先に待つものとは…?


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ところで、予告編にバトルドロイドが映っていましたが、分離主義勢力に親を殺されたマンドーと対面したら速攻で撃たれない?大丈夫?

キャラ・デューンはもういない
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鍛え上げられた肉体と圧倒的な存在感で大きな爪痕を残していたキャラ・デューンですが、演者が陰謀論にどっぷり浸かってしまいクビに。

基本的にこういう理由でクビを斬ることを肯定したくはないのですが、彼女の場合は程度がかなり酷かったため、やむを得ないのかなぁ…と思います。


代わりに共和国軍のストーリー進行を担うことになりそうなのが…IMG_9884
いつも見逃してくれるオジサン。

シーズン2でも外縁部で力を増している帝国軍残党の脅威を訴えていましたが、今回も同じような役回りでの登場となるようです。
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予告では帝国軍のインターセプターとマンダロリアンのガントレットファイターの戦闘シーンもありますが、モフ・ギデオンやパーシングが捕えられた今、帝国軍がどのように物語に関わってくるのかは分かりません。

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↑「キャシアン・アンドー」に引き続き、今作もコルサントの夜景が予算を吹き飛ばすようです。
まさかフィローニ氏、新共和国首都の輪番制設定を消し飛ばすおつもりではあるまいな?

R5-D4、まさかの大出世⁉︎
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「新たなる希望」にて、ルーク一家に買われるや否や爆発してしまったR5-D4。


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その後修理され、ペリ・モットーの下で第二の人生を送っていましたが…

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なんと今回の予告では、マンドーと一緒にいる‼︎

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ペリとピットドロイドの見送りも今まで以上に熱がこもっていましたし、コレはR5-D4がマンドーの仲間として恒久的に仲間に加わる展開が来るのでは⁉︎



プラモデルもR2とのセット売りだったR5-D4が、45年の時を経て、ついにメインキャラへと昇格する日がやって来るというのか⁉︎


こんな日が来ると誰が予想出来た⁉︎

良質な映像、やっぱりマンドー
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メッチャ動くモンキーリザード

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ドロイドパラダイス

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CGてんこ盛りで描かれる風景

映像のクオリティがあまりにも高過ぎる…

月額990円払うだけで見放題のクオリティじゃない…


人間で溢れかえっていた「オビ=ワン」、実写セットのクオリティがキッザニアレベルの「アンドー」、もう全部が最悪だった「ボバ・フェット」と、「マンダロリアン」以降に発表されたドラマはどこかしら映像面で難を抱えていましたが、「マンダロリアン」だけは格が違う…

ディズニープラスのローンチタイトルだったり、大人気タイトルだったりということで予算はたくさん貰っているのだろうと思いますが、やはり製作陣の「質」も違うんだろうなぁ、と…(「ボバ・フェット」もマンドー常連監督陣が担当した5話&6話の映像は良かったし。)


予告編を観て、この先に待っている作品について考えているだけで楽しい。

忘れかけていた「スター・ウォーズ」の純粋な楽しみ方を思い出させてくれる。

何か意図的に「目を瞑る」必要が無い。

何の不安もなく公開日を待つことが出来る。


そんな作品がまだ残っているんですよ。



「マンダロリアン」、ありがとう‼︎(先制感謝)


マンガ版も最高です


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日本マンガ界が誇る圧倒的な技術力で描かれる「マンダロリアン」単行本第1巻が1月25日に発売‼︎

グローグーがしっかり可愛いというだけでそのクオリティの高さは伝わるかと思いますが、ダイジェストにはせず原作の展開を忠実に再現してくれているほか、ドラマではよく見えなかった細部を大きく描いてくれていたりと、ドラマと合わせて読むことで双方がより面白くなる傑作に仕上がっています‼︎

↑無料アプリ「マンガUP!」では「ビッグガンガン」連載時のバージョンを無料で読むことも可能。

単行本はこれに加筆・修正、オリジナルの書き下ろしが加わるとのことで、有無を言わさずに買わざるを得ません。

貴重な貴重な日本の「スター・ウォーズ」スピンオフ書籍、しっかり買い支えていきたいです。
スター・ウォーズ:ビジョンズ (ビッグガンガンコミックス)
白浜 鴎、春壱、大沢祐輔、左藤圭右
2023-01-25


↑マンガ版「ビジョンズ」単行本も同時発売

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イントゥ・ザ・ダーク 上
クラウディア・グレイ

イントゥ・ザ・ダーク 下
クラウディア・グレイ



「スター・ウォーズ」初心者の方にオススメby公式の邦訳スピンオフ小説「ハイ・リパブリック イントゥ・ザ・ダーク」は2月24日発売。

おそらく今年唯一の、下手したら史上最後の邦訳スピンオフ小説になるかもしれませんし、じっくりと味わいたい1冊ですね。


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新年あけましておめでとうございます‼︎
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↑兎年

「マンダロリアン」を始め、今年も新作スター・ウォーズが目白押しの2023年‼︎

1つでも多くの面白い「スター・ウォーズ」作品との出会いが待っていることを祈りつつ、今年の「ホロネットCh.327」の幕を開きたいと思います。


「バッド・バッチ」シーズン2配信開始‼︎

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およそ3ヶ月の延期を経て、「バッド・バッチ」シーズン2がついに封切りとなりました‼︎

銀河共和国が銀河帝国へと変貌を遂げ、恐怖と弾圧が銀河を覆い尽くそうと手を広げている暗黒の時代を舞台に、「クローン・ウォーズ」ファイナルシーズンに登場した「不良分隊(バッド・バッチ)」が、かつての同胞たちに「反抗」する姿を描いた本作。

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シーズン1は2021年5月4日から配信開始され、金田明夫氏の狂気の1人芝居、開幕コミック殺害など衝撃の幕開けが話題となった本作。

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なんやかんやで後半の怒涛の展開は盛り上がりを見せ、シーズン2もそれなりに期待されている作品だったように思います。


今回のシーズン2配信に向け、筆者もシーズン1全話を作業用BGMにして復習。
第1話と最終章以外何も覚えていなかったのですが、何とか内容を思い出した上でシーズン2に臨むことが叶いました。(本拠地がオード・マンテルな事すら覚えてなかった…)


ぬるっと始まるシーズン2
SWアニメの新シーズンというと、新キャラクターの登場や新たなストーリー展開でインパクトの大きい第1話をお出しされることが多かったように感じますが、今回はというと…

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カニ
冒頭に本筋と関係の無い騒動が描かれるのはフィローニ作品の王道パターンの1つ。


「カニとの追いかけっこ」からスタートする予告編に濃厚な「フィローニ」を感じた視聴者も少なくなかったと思いますが、まさかアニメ本編が全く同じ映像からスタートするとは…

「反乱者たち」のギャグ回みたいなシーズンスタートからも分かる通り、今回は「新シーズンの幕開け」というよりも、「バッド・バッチ第17話」という趣が強かったように思います。


視聴者の関心が高いであろうクロスヘアーの動向は描かれず、主人公サイドも特にこれといった動きは無し。
「オメガと揉めて仲直り」という いつものヤツ。

「新シーズンの開幕で視聴者を掴もう‼︎」という気概はあまり感じませんでしたね。


ドゥークーの城
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ナイトシスター関連の意味不明回でお馴染み、ドゥークー邸が久々の登場。

「ステンドグラスに穴が3つ空いてる‼︎ヴェントレスの襲撃を受けた時に割れたからだ‼︎」という考察を見かけましたが、両作の描写を参照してみた所全然違うところが割れていました。
帝国の軌道上からの攻撃で壊れただけでしょう。

そもそもシーズン6の時点で普通に直ってるし…

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「テイルズ・オブ・ジェダイ」で同情的な描かれ方をされたばかりのドゥークー伯爵ですが、救いがあったのはヤドルを倒す前の話。

暗黒卿ダース・ティラナスは戦争を利用して他者の富を奪い取り、目下の貴族たちからも全てを巻き上げるカス。

「同情の余地がある」ことと「悪いヤツ」であることが両立するのは、特に珍しい話でもありません。

今回は従来通りの「悪人」としての部分をフィーチャーしたということですね。
(尤も、当初の配信予定では「バッド・バッチ」の方が先に配信されていたわけですが…)


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それにしてもドゥークーの財産、自分の城に現物で保管してたんですね。
換金するわけでもなく、どこかに預ける訳でもなく…

税金逃れかな?と思いましたが、課税権持ってるのがドゥークー自身なので関係無い…

どこかに預けたりしていないのは「誰も信用していない」からでしょうね。
シスは自分以外信用出来ない哀しき生き物…


セレノーが帝国の粛清対象になったのは少し意外な気もしますが、各所に影響力を持つ貴族の皆さん(しかも分離主義者)は皇帝陛下にとって邪魔でしょうし、独裁制を築く上では必然だとも言えます。


テク&エコー、キャラ被り問題
ハンター、レッカー、テク、エコー、オメガの5人で活動しているバッド・バッチですが、


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メカニック担当のテク、

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ハッキング担当のエコー、

この2人はキャラが被っているせいもあってか、かなり影が薄い状態が続いていました。

制作陣もそのことを自覚していたのか、シーズン2の幕開けはこの2人の主役回からスタートすることに。

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某将軍に影響され、好戦的なエコー、
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常に冷静沈着に振る舞うテク

2人の対比を多めに作ることにより、機械担当の「キャラ被り」を何とか回避しようという制作陣の努力が垣間見えたように思います。


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↑ところでテク君、「脚が折れた」程度で「大丈夫じゃない」とか抜かしてると呪われますよ?(スパルタ万歳)

オメガはなぜウザく見えるのか
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「指示を無視して飛び出していく」というキャラ付けは、「スター・ウォーズ」の主人公格のほとんどに共通している要素。

そうであるにも関わらず、オメガだけはどうにも「ウザい」と感じてしまうという方は、少なくないのではないでしょうか?

私はそう感じています。

ボウガンを使いこなせるようになってからは大分マシになったとは思いますが、どうにも彼女にだけは良い印象を抱けない。

改めてシーズン1を一気に見直し、シーズン2の触りにも触れてみて感じたのですが、彼女には「指示に従わないアテ」が無いんですよね。


例えばエズラがヘラやケイナンの指示を無視する場合、サビーヌやゼブと「作戦」を練る。
アナキンがオビ=ワンの指示を無視する場合、相手を「実力」でねじ伏せる。アソーカやレックスに助けてもらう場合もあるが、これらの場合も2人への「信頼」が裏付けとして存在していると言えよう。


オメガにあるのは、ハンターたちへの「信頼」のみなのだ。
ボウガンの腕も着実に向上しているし、敵に関する知識も積極的に吸収しようとはしている。
しかしオメガは、常に「気持ち」が全てに先行してしまっており、「作戦」が無ければ「実力」も不十分な状態で飛び出して行ってしまう。

ハッキリ言ってしまうと、「無責任」なのだ。
それでいて基本的にお咎めは無し、でもエコーたちに迷惑はかけている。

この噛み合いの悪さが、「バッド・バッチ」最大の弱点であるように思う。


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グローグーの悪行にはしっかりとパパのお叱りが入るし、フォースで成果を上げる場面も多い。
そもそも年齢が年齢なので(50歳)、責任の取りようが無いという、「諦めざるを得ない」下地もしっかり整えられている。


オメガは13歳。それなりに物が分かるはずの年齢だ。
「頭が良い」という描写が明確にされているのだがら、この個性をもっと物語の中で活かす、独創的な発想で相手を撹乱するような活躍があれば、視聴者から愛されるキャラクターになれるのではないだろうか?

13歳で自ら戦場で果敢に戦う姿は勇ましいものの、勿体無い描かれ方ばかりで損をしているように感じられてならない。


結局コントロールチップとは何なのか?
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「シスの復讐」やシーズン1第1話の描写を観てみると、コントロールチップの効力はジェダイ粛清のみならず、クローンの行動全般に影響を及ぼしていることは明らか。

急に大政翼賛主義になり、守っていたはずの市民を捕らえ、殺し始める。
命令に何の疑いも抱かず、帝国のためにその力を振るい始める。

その影響を受けないことこそ、バッド・バッチの「不良」たる所以の1つだったはずです。

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それがどういう訳か、ハウザー始めライロスの皆さんは命令に疑問を抱いていた。

この時点で大分おかしかったのですが、今回もウィルコがランパートの命令を無視。

コントロールチップ設定は、「クローン・ウォーズ」における個性豊かなクローンの描写と、「クローンの攻撃」におけるクローントルーパーの説明の整合性を取るための後付け設定のはずなのですが、コントロールチップを話の重要な要素として扱っている本作において、その設定が曖昧なまま物語が進行しているというのは如何なモノかと…


結局この作品はクローンをどうしたいんでしょうか…?

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それにしてもランパート君、「帝国への忠誠」を重んじて改革を進めていたはずなのに、帝国への保身のためにウソついちゃうんですね…


(それ以前の問題として、ランパートは「新しい報告書を出し直して」と頼んでいるのに、「改竄は出来ません」って会話成り立ってないような気が…
「ウソの報告書は書けません」じゃないのか?)
(英語でも確認したが、誤訳ではなかった)

緩やかな幕開け
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正直「バッド・バッチ」の面白さはほぼ全てクロスヘアーが担っている思っているので、彼がいない時点で須くハズレ回かなぁ、と…

でもベイン回は面白かったしな…

「面白い回とつまらない回の落差が激しい」というのは他のアニメシリーズも同様だと思うのですが、「バッド・バッチ」だけが薄味に思えてしまう現状は、やはり主人公サイドの魅力がイマイチ足りていないからではないかと感じます。

レッカーとオメガのキッズコンビは好きですけどね。
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↑何食べたら「歳上のロリ」なんて異常性癖に至るのだろうか?


彼らも「クローン・ウォーズ」の脇役だった頃は個性的で良いキャラでしたし、今後さらに上手に調理されていくことを祈りたいです。

ヴィレッジブックス書籍、返送期限が迫る
倒産したヴィレッジブックスから出版されている書籍について、書店から出版元への返送期限が1月13日に迫っています。

多くの書店が売れ残りを返送することが予想されるため、欲しい書籍が無いか今一度確認しましょう。

このチャンスを逃してしまえば、もう2度と手に入らないかもしれません。

↑ざっくりとした内容や、シリーズ作品の読み方もまとめています。






スター・ウォーズ アフターマス
チャック・ウェンディグ
2016-07-30

スター・ウォーズ カタリスト 上
ジェームズ・ルシーノ
2017-05-31











新刊スピンオフ書籍も予約受付中


スター・ウォーズ:ビジョンズ (ビッグガンガンコミックス)
白浜 鴎、春壱、大沢祐輔、左藤圭右
2023-01-25


今年新作の配信を控えている「マンダロリアン」「ビジョンズ」のコミカライズ版が1月25日発売予定。

日本マンガの圧倒的技術によって描かれた「スター・ウォーズ」を、久々に手元に残すことの出来る機会となっています‼︎

連載版に加筆修正が加えられているほか、新規書き下ろしもあるとのことで、連載版読者の方も必見です‼︎

イントゥ・ザ・ダーク 上
クラウディア・グレイ


イントゥ・ザ・ダーク 下
クラウディア・グレイ


「エピソード1」の200年前を舞台とした大型シリーズ「ハイ・リパブリック」の新刊「イントゥ・ザ・ダーク」は2月24日発売。

「ロスト・スターズ」「レイア」などの傑作を手掛けたクラウディア・グレイの「スター・ウォーズ」が、この日本に帰ってきます‼︎



↑続編ではないものの、ストーリーに繋がりがあるとのこと。


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2022年も残すところ数時間。

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今年は「ボバ・フェット」と共に始まり、

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「レゴ スカイウォーカーサーガ」を楽しみ、

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「オビ=ワン・ケノービ」に時には呆れ、時には楽しみ、

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「ローグ・ワン」の復活上映、そして「キャシアン・アンドー」の配信。


↑お気持ち表明。私としては最終回までずっとこの印象です。



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「テイルズ・オブ・ジェダイ」は想像以上の完成度。ドゥークー過去篇という超ニッチアニメが、まさかの超濃厚スター・ウォーズだったという衝撃。

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ジブリコラボでの ひと騒動は比較的記憶に新しいですね。

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東京コミコンにアンソニー・ダニエルズ、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクダーミドが並び立った衝撃は未だに忘れられません。

12月には悲しいニュースも。

「スター・ウォーズ」の邦訳スピンオフ書籍を多数出版してきたヴィレッジブックスの廃業が発表され、多くの書籍が絶版になることが明らかになりました。

書店の売れ残りの返送期限が1月13日に迫っており、この日までにほとんどの書店が売れ残りを返送する可能性が高いと思われます。

1年後に後悔しないために、読みたい作品が無いか今一度確認しましょう。






スター・ウォーズ アフターマス
チャック・ウェンディグ
2016-07-30

スター・ウォーズ カタリスト 上
ジェームズ・ルシーノ
2017-05-31











さて、2023年は卯年‼︎

皆さん、新年1発目に可愛いウサギちゃんを観て癒されたいと思いませんか?

「ホロネットCh.327」はスター・ウォーズ専門ブログ。

せっかくですから、超絶神作画でけなげに頑張り躍動する、SWが誇るケモミミ激かわウサギちゃんの画像で目を休めていただきましょう‼︎












































































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↑SWが誇る神作画ケモミミ激かわウサギ画像。謹んで拝見しろ


さて、読者の半分がブラウザバックしたところで本題に入りますが、「バッド・バッチ」シーズン2が間もなく配信開始となります‼︎
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なぜか日本語版予告がYoutubeにアップされていませんが、公式Twitterでは公開されています。


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コーディやグンジーなど、シーズン1同様に多くの過去キャラクター登場が見込める本作。
他にもどんなサプライズが待っているのか、期待が高まります。

1月4日より配信スタートとなる本作、相変わらず毎週水曜日17時配信開始となるのですが、普段とは少し異なっている部分があります。

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こちらが公式の配信スケジュール。

  • 1月4日(初回)
  • 2月8日
  • 3月29日(最終回)


上記の3日間に関しては、2話分のエピソードがまとめて配信される予定となっています‼︎

毎週水曜日であることに変わりはありませんが、これらの3日間は「30分」ではなく「1時間」の視聴タイムを確保しましょう‼︎

シーズン1の第1話は70分という大ボリュームでしたが、今回はそんなことは無い…はずです。

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元々「バッド・バッチ」は9月の配信開始を予定していましたが、「キャシアン・アンドー」の延期に伴い、玉突き的に延期になっていました。

あくまで仮説ですが、3月までに全話の配信を完了しなければならない契約のようなものが存在しているのではないでしょうか?


「バッド・バッチ」は当ブログでもレビューをしていきたいと思っています。
(この記事もシーズン1を見返しながら書いています。内容全然覚えてない…)


本来なら毎週やりたいところですが、筆者の実生活が色々と忙しくなってきているため、「2話ごと」にレビューしていきたいと考えています。
「2週ごと」ではなく「2話ごと」の予定です。

「キャシアン・アンドー」の時は途中で気力が尽きてしまいましたが、今回は最後まで完走したいと思っています。


2023年も新作だらけ
作品数が多いことが必ずしも嬉しくなくなってきた昨今ですが、数打ちゃ当たるという見方も出来ないことはない。


スター・ウォーズ:ビジョンズ (ビッグガンガンコミックス)
白浜 鴎、春壱、大沢祐輔、左藤圭右
2023-01-25



「ビッグガンガン」にて連載された「ビジョンズ」、現在も連載が続いている「マンダロリアン」の単行本が1月25日発売予定‼︎
単行本には連載版からの加筆・修正、さらには書き下ろしもあるとのことですから、既に「ビッグガンガン」や「マンガUP」で読んでいる方も必携の2冊です‼︎

↑装丁の こだわりがスゴイ




イントゥ・ザ・ダーク 上
クラウディア・グレイ

イントゥ・ザ・ダーク 下
クラウディア・グレイ

2月24日には1年3ヶ月ぶりとなる邦訳スピンオフ小説、「ハイ・リパブリック イントゥ・ザ・ダーク」が発売‼︎




2020年に発売された小説「ジェダイの光」の続編ではないものの、その繋がりが随所に見て取れる内容になっているとのこと。
両作を合わせて読むことで、「ハイ・リパブリック」の世界をより深く楽しみたいですね。



3月1日、当初の予定より1ヶ月の延期とはなってしまいましたが、「マンダロリアン」シーズン3がついに配信されます‼︎

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シーズン2最終回から2年、「ボバ・フェット」から1年、ずっと待ち続けたこの時が、間もなくやってくる‼︎

マンドーだけは「絶対に面白い」と確約されている、はず…ということで、今から3月が楽しみで楽しみで仕方ない!

3月中は「バッド・バッチ」終盤戦と同時に配信となります。
特に29日は「バッド・バッチ」ラスト2話が同時配信されるということで、マンドーの展開次第では超ハイカロリーになるかもしれません。

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3月17日には「フォールン・オーダー」の続編、「サバイバー」が発売されます。

カル・ケスティスとBD-1のコンビが復活‼︎
前作の5年後を舞台に、新たなジェダイの戦いが始まります。

なお、ハードはPS5とXbox seriesX、Steamといった最先端機種限定。
PS4やswitchといった普及率の高いハードでは遊べません…

筆者もしばらくは遊べそうにありません…

Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー - PS4
エレクトロニック・アーツ
2019-11-15


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「サバイバー」発売に先駆け、PS4&5のフリープレイに「フォールン・オーダー」が登場。

プレステのオンライン会員に登録している場合、1月の間は無料で「フォールン・オーダー」が遊べます。

ストーリーモードで超簡単なゲームにすることも可能。未プレイの方はこの機会に是非!

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春には「ビジョンズ」シーズン2が配信予定。

シーズン2は日本、インド、イギリス、アイルランド、スペイン、チリ、フランス、南アフリカ、アメリカの9ヶ国のアニメスタジオが、「スター・ウォーズ」に対して抱くそれぞれの「ビジョン」を形にしてくれるとのこと‼︎

それぞれの国の人々が持つ感性と「スター・ウォーズ」の化学反応、今度はどんな新しい世界を観ることが出来るのか、期待が高まります‼︎


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アメリカではハイ・リパブリック時代を舞台とした児童向けアニメ作品、「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」も春からスタートするとされています。

日本国内の展開については不明です。
TV放映作品のため、日米同時配信は叶わないかもしれません。

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「マンダロリアン」の外伝作品として、「アソーカ」「スケルトン・クルー」の2作も2023年配信予定。

「アソーカ」は「反乱者たち」の続編的なストーリー。

「スケルトン・クルー」は…ほぼ未知の領域。

フィローニたちを信じるしかないですね…



「バッド・バッチ」に「マンダロリアン」とその外伝、とにかく来年はフィローニざんまい。


1年間ありがとうございました
今年は「ボバ・フェット」「オビ=ワン・ケノービ」に関連したアクセスをとても多くいただきました。

2023年には、総訪問者数30万に達する可能性もあるかな?と思っています。

今後ともスター・ウォーズ専門ブログ、「ホロネットCh.327」をよろしくお願いします‼︎


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イントゥ・ザ・ダーク 上
クラウディア・グレイ

イントゥ・ザ・ダーク 下
クラウディア・グレイ


「エピソード1」の約200年前を描くマルチメディア企画「ハイ・リパブリック」より、「イントゥ・ザ・ダーク」の邦訳版が2月24日に発売されます‼︎


ヴィレッジブックス倒産が話題となっている昨今ですが、邦訳スピンオフの灯は完全には消えていませんでした‼︎


「ハイ・リパブリック」とは?
「ハイ・リパブリック」シリーズは「エピソード1」のさらに200年前を皮切りに、ジェダイと共和国の全盛期を脅かす脅威との戦いを描いたシリーズ。

ハイパースペースによる移動が未発達、バクタが未来の最先端医療として扱われているなど、我々が慣れ親しんできた「スター・ウォーズ」の常識が通用しない時代が舞台となっており、「よく知っているのに全く知らない」銀河系の物語が楽しめるタイトルとなっています‼︎
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↑ハイ・リパブリック時代なら死んでいた

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今回の「イントゥ・ザ・ダーク」はGakkenより発売されます。





一昨年の11月、「ハイ・リパブリック」の第1弾とも言うべき小説「ジェダイの光」が講談社より発売されました。

「イントゥ・ザ・ダーク」はその続編…ではありません。

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先述の通り「ハイ・リパブリック」は、ジェダイと銀河共和国の全盛期を舞台としたマルチメディア企画。

「ジェダイの光」から連なる三部作の「小説」をベースとしながら、YA小説、ジュニアノベル、コミックといった様々な媒体で物語が展開され、別の作品とストーリーが連動していくという形式を取っています。

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今回の「イントゥ・ザ・ダーク」は「YA小説」。


このYA小説も三部作。おそらく続刊は読めないでしょうが…

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「ジェダイの光」の続編に該当するのは「ライジングストーム」という作品。こちらの出版予定はありません。
SWの邦訳書籍の続刊が出るなど、ほとんど奇跡なんですよ…


「ジェダイの光」との関連は?
「ハイ・リパブリック」は様々なメディアの物語が連動するシリーズであると先述しましたが、「ジェダイの光」とはどのように形で物語が繋がっているのでしょうか?


ここで、公式のあらすじを見てみましょう。


冒険ぎらいのジェダイの見習い(パダワン)のリース・サイラスは不本意にも、銀河共和国の首都惑星コルサントから辺境への任務につくことを申しつけられる。学究肌の彼にしてみれば、ジェダイ・テンプルの図書館で研究に没頭している方がずっといい。しかし、任務におもむくために乗り込んだ宇宙船が、全銀河規模の大災害にまきこまれ、ハイパースペースからはじき出されると、リースは自分が冒険の真っただ中にいることに気づく!
宇宙船に乗っていたジェダイ一行とその同乗者たちは、一時避難のために遺棄された宇宙ステーションに身を寄せるが、そこでは次々と奇妙なことが起こり始める。このステーションの何かが、暗黒面(ダークサイド)とつながっている! ジェダイたちはこの謎に満ちたステーションの“闇”を突き止めようと動き出す。リースをはじめ、ジェダイたちは果たして真実にたどりつくことができるのか? そこに待ち受けるのは「希望」か「絶望」か!?


「ジェダイの光」を読んでいる方には「おや?」と感じられる箇所があったのではないでしょうか?

原書を読んだわけではないので断言は出来ませんが、おそらくリース・サイラスは「ジェダイの光」でナイヒルが引き起こした大災害の巻き添えを喰らってしまい、冒険に繰り出すことを余儀無くされてしまったのでしょう。


著:クラウディア・グレイ、訳:稲村広香の最強コンビ
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「イントゥ・ザ・ダーク」を手掛けるのはSWスピンオフ書籍界の神、クラウディア・グレイ御大。
「ロスト・スターズ」「レイア オルデラーンの王女(王女の試練)」「ブラッドライン」などの名作しか書けないお方です。

つまり「イントゥ・ザ・ダーク」も名作、もう分かりきっている。


出版社こそ異なっていますが、今作の訳を担当しているのは「ジェダイの光」と同じ稲村広香氏。
共通するワードなど、同じように訳してもらえることでしょう。
文章が自然で読みやすく、個人的に好きな訳者さんなので嬉しいです。

映像作品でもハイ・リパブリック‼︎
2023年〜2024年にかけて、「ハイ・リパブリック」時代を舞台とした映像作品が予定されています‼︎

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2023年5月4日にアメリカでスタートする「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」。

ディズニー+とディズニージュニアで配信&放送される児童向けアニメシリーズとのことです。

児童向け作品で書籍ネタがどこまで含まれるかというのは疑問ですが、映像作品は日本にも入ってくるでしょうし、「ジェダイの光」「イントゥ・ザ・ダーク」を読んで「ハイ・リパブリック」の世界観を知っておくことは意義深いことでしょう‼︎



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現在撮影中のドラマ「アコライト」もハイ・リパブリック時代を扱う作品であることが発表されています。

とはいっても、「ハイ・リパブリック時代」というのはジェダイと共和国の全盛期である期間全体を指す言葉であり、古いものでは「ジェダイの光」「イントゥ・ザ・ダーク」で描かれる映画の200年前、新しいものでは中国のweb小説で描かれている映画の50年前と、かなり広い期間が該当します。

「アコライト」で描かれるのは映画の100年前。
書籍とは時代に隔たりがあるものの、銀河の歴史全体を踏まえる上で、やはり「ハイ・リパブリック」シリーズを読んでおきたいところです。


おそらく続刊は出ないでしょうが…

この日本において、「スター・ウォーズ」スピンオフ書籍の続刊が出ることを期待してはいけません。


「ジェダイの光」同様、「イントゥ・ザ・ダーク」も続刊が出ることはないでしょう。
それでも「ハイ・リパブリック」を母国語で楽しめる数少ない機会であり、今やほぼ絶滅した「スター・ウォーズ」スピンオフ書籍の世界に触れられる貴重なチャンスです。

特に今回はこれまでスピンオフ書籍を発売してこなかったGakkenからの発売です。


全く売れていないにも関わらず突然邦訳スピンオフが復活するという事態が散見されるのを見るに、「スター・ウォーズ」大好きな担当者さんの熱意というのが大きいのだと思います。

しかしいくら熱意と権力があれど、赤字の危機に瀕するような企画を通すことの出来る担当者はいません。


熱意と権力でゴリ押せる範囲を少しでも広げる、そのためにも邦訳スピンオフ書籍を買い支え、少しでも「気まぐれ復活」のチャンスを作る、それが我々ファンが「スター・ウォーズ」のために出来る ささやかな貢献なのではないでしょうか?


名匠クラウディア・グレイが描く「よく知っているけどよく知らない銀河」、その素晴らしき世界に期待しましょう‼︎

イントゥ・ザ・ダーク 上
クラウディア・グレイ

イントゥ・ザ・ダーク 下
クラウディア・グレイ


↑忘れない内に注文してしまいましょう






↑予習に是非

(2月24日追記)
続編である「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」が2023年内に刊行予定とのこと‼︎

「予定」で終わらせないためにも、しっかり「イントゥ・ザ・ダーク」を買い支えていきましょう‼︎

ヴィレッジブックスの書籍、返送期限が迫る!

倒産したヴィレッジブックスの書籍の返送期限が1月13日に迫っています。

この日までにほとんどの書店が売れ残りを返送する可能性が高いと思われます。

1年後に後悔しないために、読みたい作品が無いか今一度確認しましょう。




スター・ウォーズ アフターマス
チャック・ウェンディグ
2016-07-30

スター・ウォーズ カタリスト 上
ジェームズ・ルシーノ
2017-05-31









「ビッグガンガン」最新号が本日発売‼︎


「マンダロリアン」が連載中のビッグガンガン最新号が本日より発売されています。

今回からシーズン1第3話のストーリーに突入。マンドーのパパ化が始まります。
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↑グローグーが可愛い、100点。
口の形をしっかり捉えてるのが良いですよね。聞いてるかジブリ



1月25日には「マンダロリアン」「ビジョンズ」の単行本も発売‼︎

連載版から加筆・修正が行われているほか、描き下ろしもアリとのこと。買うしかない‼︎

↑装丁がスゴイ



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同日発売の「ビッグガンガン」は「マンダロリアン」をセンターカラー掲載。こちらも必見ですね‼︎

未だ消えぬスピンオフの灯
なんやかんやで しぶとく生き残っている日本の「スター・ウォーズ」スピンオフ書籍。

固定客がいれば、今後も忘れた頃に現れてくれるかもしれません。

1人でも多くの人が「ハイ・リパブリック」の物語を楽しんでくれれば嬉しいなぁ、と思います。


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東京コミコンの余韻が醒めやらないswgmです。

この3人のサインを、本人から直接手渡しで受け取ったんですよ?

アンソニー・ダニエルズが、ヘイデン・クリステンセンが、イアン・マクダーミドが、私とテーブル越しに言葉を交わしたんですよ?

アンソニー・ダニエルズに至ってはしっかり「会話」しましたからね?


コミコンのセレブチケット、とにかく高いので私のお財布はすっからかんですが、その価値は間違いなくありました。

流石に私のように3人分払って10万吹っ飛ばすのはオススメ出来ませんが、1人くらい奮発してみると、期待を遥かに上回る体験を得られると思います。

5月の大阪コミコン、そして来年の東京コミコンでは是非ご検討を。(そもそも大者SWキャストが来るのか分かりませんが)

マンガ版「マンダロリアン」

スクウェアエニックスより発売されている月刊青年マンガ雑誌「ビッグガンガン」にて、「マンダロリアン」のマンガ版が連載中!

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「スパイダーマン/偽りの赤」などを手掛けた大沢祐輔氏による本作は、日本が誇るマンガ技術を通し、大人気ドラマシリーズ「マンダロリアン」を完全コミカライズ化!
ドラマに忠実な内容でありながら、映像ではあまり見えなかった部分を細かく描くカットの追加なども交えつつ、賞金稼ぎの子育て奮闘記が超絶クオリティで描かれている傑作です!

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私は連載開始以降、休載の場合を除いて「月刊ビッグガンガン」を毎月購入。

基本は日付が変わった瞬間に読める電子版、カラー掲載されている号については紙面で購入させていただいています。

が、分厚い雑誌の中で「マンダロリアン」はごく一部。

他のマンガも読まれる方はともかく、「マンダロリアン」のためだけに毎月620円をコンスタントに払うのは…という方もいらっしゃるでしょう。


1月に発売される単行本1巻が現在予約受付中ですが、単行本はおそらく半年に1回くらいの発売。そんなに空いたら忘れてしまいそう…


月刊誌をコンスタントに買うか、単行本を長いスパンで待つか…


単行本は加筆、修正、書き下ろしエピソードもあるそうなので、どちらを選ぶにせよ買っていただきたいのですが、このマンガ版「マンダロリアン」に気軽に触れることが出来る新たな手段が誕生しました!

基本無料アプリ「マンガUP」にて連載開始!


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なんと本日より、スクウェアエニックスが展開している基本無料の漫画アプリ「マンガUP!」に「マンダロリアン」が登場‼︎

アプリのインストールさえ済ませておけば、誰でも「待てば無料」で「マンダロリアン」を読むことが出来るようになりました‼︎



「マンガUP!」の使い方
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「マンガUP!」は無料でダウンロード、利用が可能な漫画アプリ。

毎日8時&20時に付与される「無料MP」を使用し、好きなマンガを1話選ぶことで、該当のマンガが72時間読めるようになる、というのが基本的な使い方。

8時or12時になると、手持ちの無料MPが120に。
使い切って0ポイントになっていても120ポイントに、全く使わず120ポイント持っていればそのまま120ポイントで変動無しという仕組みで、コンスタントに使い切るのが1番お得になる仕組みとなっています。


ただし、今回の「マンダロリアン」のような新作には「無料MP」が使えません。

では無料では読めないのか?と言われますと、それは「否」。
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「マンガUP!」には、指定されたマンガを読むことや連続ログインなどの「クエスト」が存在。

この「クエスト」の条件を達成することにより、無料MPよりも使用可能な場面の多い「MP+」が入手出来ます。

ページを最後までめくりさえすれば達成となるため、ただポイントが欲しいだけの場合はひたすらスクロールすればOK。
マンガを普段から読まれる方は、新たなマンガの開拓に使うのも良いでしょう。

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↑クエスト達成で作品ごとのプロフィールアイコンも貰えます


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「FREE」と記載されている箇所はMP消費無しで読むことが可能。どのマンガでも最初のエピソードは「FREE」となっている場合が多いです。
(先述のクエストも「FREE」部分のみで達成出来ます)

​「先読み」と記載されている部分に関しては、「MP+」及び有料コインのみでアンロック可能な部分。

​「プレミアム」と記載されている箇所は有料コインでのみアンロック可能。

ただしこれらのエピソードに関しても、それぞれ記載されている日程で「無料MP」「MP+」が使用可能となるため、毎週1話ずつ無料で読める箇所が増えていく仕組みとなっています。


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例えばこれらのエピソード。
12月6日に「Episode.02-1」で無料MPが、「Episode.03-1」でMP+が使用可能に。
12月13日に「Episode.02-2」で無料MPが、「Episode.03-2」でMP+が使用可能に。

といった感じ。


「MPとかMP+とか面倒臭えんだよ‼︎」という方は、
毎週火曜日に無料で1話読める‼︎

と覚えておきましょう。クエストでMP+稼ぎをしなくとも、毎週火曜になれば1話読めるようになっています。

LINEマンガで「ロスト・スターズ」「レイア 王女の試練」最新話を待っていたのと同じ感覚で「マンダロリアン」が読める、そのように思っていただければ良いでしょう。


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↑達成可能なクエストを全て達成するとこれだけMP+が貯まりました。「先読み」を31回出来る量です。
有効期限も無いようなので、一度にまとめて貯めてしまうと良いかもしれません。

連載版との違いは?

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単行本では連載時のモノに加筆・修正が入ることが予告されていますが、「マンガUP!」で読むことが出来るのは連載時のバージョンのようです。

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ただし、連載時に入っていた煽り文や広告などは取り払われており、場面によっては誌面だと見えなくなっていた部分が見えるケースもあります。

誌面で既に読んだ場合でも、一度目を通してみる価値はあります。


誌面から半年遅れ、ただし無料
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LINEマンガとは異なり商業誌での連載である本作、まだ実際に読んだことはない方も多いのではないでしょうか?

是非この機会に「マンガUP!」をインストールしていただき、マンガとして生まれ変わった「マンダロリアン」の魅力を知っていただき、より多くの人が単行本を手元に残してくれれば良いなぁ、と思います。


「マンダロリアン」はBlu-rayなどのソフト販売をしないと米公式より明言されていますから、この漫画とアメコミくらいしか手元に作品を所有する手段がありません。
シーズン3への復習も兼ねて、是非新たなる「マンダロリアン」を手に取ってみてください。


「実はマンダロリアン自体観たことがない」という方も、「マンガUP!」をインストールすれば無料で楽しめてしまいます。
全世界を虜にした傑作の魅力、ここでその一端に触れてみてはいかがでしょうか?




↑マンガ版「ビジョンズ」単行本もマンドーと同時発売。表紙カッコいいな…
というか「The Elder」の主役ってダンだったの?


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こんにちは、実家暮らしの飛べないヒトです。

本日は「マンダロリアン」3周年の記念日‼︎
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マンダロリアン、そして「ザ・チャイルド」の親子が人々の前に姿を観せた、伝説の日なのです‼︎
「マンダロリアン」はディズニープラスのローンチタイトルでしたから、ディズニープラスの3周年記念日でもありますね。

アメリカではサービス開始と同時にアクセスが集中、開幕サーバーダウンをキメるというなかなか悲惨な幕開けとなりましたが、それだけ「マンダロリアン」を始めとするディズニープラスの期待値が高かったと言えるでしょう。

そんな「マンダロリアン」3周年を祝う、夢のコラボ企画が実現‼︎
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グローグーとマックロクロスケ

日本が世界に誇る伝説のアニメスタジオ、スタジオジブリと「マンダロリアン」が奇跡のコラボ‼︎

「となりのトトロ」でお馴染みのマックロクロスケと、現代の「スター・ウォーズ」ブランドを牽引する50歳児、グローグーが夢の共演を果たす短編映像をスタジオジブリが制作する、誰も予想だにしなかった作品が現実のモノとなったのです。


ジブリ×ルーカスフィルム騒動
ここで後世への記録を兼ねて(大袈裟)、この2日間世間を騒がせた(?)ジブリ×ルーカスフィルム騒動を振り返ってみましょう。

全ての始まりは11月の頭、
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ディズニープラスイタリア公式の配信ラインナップ紹介において、「Star Wars Zen - Grogu and Dust Bunnies」なる短編作品の存在が確認された。

配信日とされる11月12日は「マンダロリアン」3周年記念日。

程無くしてイタリア公式からこの記載は削除されたが、仮にも公式が一度発表した情報。
「サプライズを誤って発表してしまったのではないか?」との見方が為され、「スター・ウォーズ」ファンの間で瞬く間に拡散された。

「マンダロリアン」は新作が2年近く発表されておらず、シーズン3の配信日も具体的には定まっていない状態。
公式からの新たな供給にファンは湧き立った。

この時点で「Dust Bunnies」なるものの名前が登場していた訳だが、無知な我々は「そういう名前の宇宙ウサギと戯れる話なんだろう」くらいにしか思っておらず、事の重大さは見過ごされることとなった。


そして11月7日、


「マンダロリアン」や「クローン・ウォーズ」など、数々のスター・ウォーズ作品を手掛けるデイブ・フィローニ監督が日本に滞在していることが明らかとなった。

共にいるのは「クローン・ウォーズ」などアニメ作品の制作に参加している日本のアニメ会社、ポリゴンピクチュアズの塩谷氏。ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディも来日していることが明かされ、両社が何かしらの企画で動いていることが示唆された。
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↑フィローニが川崎の怪獣酒場に残していったサイン。「ウルトラマン」に登場するレッドキングの上手過ぎる手描きイラストに加え、風船を持った小さな英雄グローグーが描かれた素晴らしい1枚となっている。
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風船持ってたら死ぬじゃねぇかというツッコミは禁止


そして昨日、11月11日午前0時、事件は起こった…

スタジオジブリの公式Twitterに突如公開された映像。
そこにはルーカスフィルムのロゴ、そして「スタジオジブリ作品」の文字が映し出されていたのだ。
これ以上何の情報も明かされなかったものの、「スター・ウォーズ」とスタジオジブリのコラボタイトル発表の前触れであることはほとんど確実‼︎
我々筋金入りのオタクのみならず、ライト層にもその事実は一定の広まりを見せ、夢のコラボへの期待が世間をザワつかせた。まあ新海誠最新作の方が話題になってましたが。

ここで話題となるのが、「一体何でコラボするのか?」ということである。

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まず可能性として挙げられたのは「ビジョンズ」シーズン2への参加。

「ビジョンズ」はTRIGGERやプロダクションI.Gなど、日本のアニメスタジオ各社がそれぞれの「スター・ウォーズ」短編作品を制作するというオムニバス企画。

これが世界で好評を博し、シーズン2では日本に限定せず、世界中のアニメスタジオが各々の「スター・ウォーズ」を制作することが明らかとなっています。

このシーズン2において、日本代表として参戦するのがスタジオジブリなのではないか?との期待が高まったのです。

しかし、「ビジョンズ」は全てのエピソードでフォーマットが統一されており、普段自社作品の冒頭にロゴを付ける会社であっても、それが行われてはいないのです。

匂わせツイートにはハッキリと「スタジオジブリ作品」という表示が盛り込まれており、「ビジョンズ」のフォーマットとは合致していませんでした。


そこで我々の頭をよぎったのが、「フィローニとケネディが来日している」という事実。

「スター・ウォーズ」のアニメ作品を手掛けてきたフィローニ、ルーカスフィルム社長のケネディ、この2人が来日したというタイミングでこの匂わせ。

もしや超大型プロジェクトが動いているのか?

記者発表会見でも開くのではないか?

フィローニを案内していたポリゴンピクチュアズにはジブリとの協業経験もあり、この説に更なる説得力が生まれます。

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そもそもフィローニのジブリ好きは彼の作品を観た者なら誰もが知っている事実。
ジブリとディズニーは長い間協業関係にもあった。

両者のコラボは「必然」とも言える…


高まり続ける我々の期待、そこに水を刺したのは、1つの単純な「事実」であった。

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「Dust Bunnies」はマックロクロスケの英語名
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↑筆者は何も知らずに予言していた

イタリア公式がうっかり漏らしてしまったタイトル、「Grogu and Dust Bunnies」

答えは「Dust Bunnies」にあったのだ。

別に大型プロジェクトがあるわけではなく、ただの単発キャラクターコラボをやるだけなのだ。

この事実に気付く者が現れたことで、少しずつ事態の全容が知れ渡り、SWファンの間での騒ぎは収まることとなった。

フィローニとケネディが来日したのは、ジブリ側から2人をジブリパークに招待したことによるものだったようです。
ついでにポリゴンピクチュアズと仕事の打ち合わせもしたという感じでしょうか?

(他社とのコラボ企画をうっかり漏らしてしまったイタリアの広報担当、果たして今もこの世にいるのだろうか…?)


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こうしてオタクたちは鎮まったものの、一般層にはそもそもグローグー自体知られていないため、ジブリの匂わせ第2弾(宮崎駿+グローグーという衝撃の2ショット)もヨーダ扱いされるなど、加熱した盛り上がりはなかなか収まらず…

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配信当日の午前9時、「グローグーとマックロクロスケ」が17時より配信されることが正式に発表されましたが、期待を煽ってしまったことにより落胆の声も少なからず聞かれます。

下手に両社のロゴを並べるようなことはせず、最初から「グローグーと宮崎駿の2ショット」に留めておけば、みんな素直に喜んだと思うのですが…

ついに配信
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17時、ジブリ制作のグローグーお披露目の時がやってきました。

監督は「崖の上のポニョ」の作画監督などを務めた​近藤勝也氏。

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3分
Fire TV Stickでは4分と表示されていましたが、とにかく超短尺。

上記の画像はスマホアプリのものなのでHDと表示されていますが、TVではしっかり4K HDR対応。


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↑お馴染みのこの画面も、HDRだとちょっと色味が違う。(上の画像はHDRではないです)


さて、視聴した感想ですが…


グローグーは可愛いですね。


…以上です。


一応どっかの建物をグローグーが歩き回っていて、屋根裏まで行ったらマックロクロスケに遭遇して…
くらいのストーリー性はあるのかと思っていたのですが、本当にグローグーとマックロクロスケが一緒の画面に収まって動いている、それ以上でも以下でもない映像でした。

流石に他社作品のキャラクターだからか、口に含むことも許されなかったようです…


グローグーの声とか、音響効果は少し欲しかったような気はしますね…お馴染みのテーマ曲流れてるだけでしたし…


まあコレはコレでありでしょう。


事前の宣伝も匂わせも無しで、完全な電撃配信にした方が良かった事案だとは思いますが。

↑マーク・ハミルVSマーク・ハミルは無かった



漫画版「マンダロリアン」&「ビジョンズ」単行本が発売!


月刊ビッグガンガンにて連載中の「マンダロリアン」、既に連載が終了した「ビジョンズ」の単行本が発表となりました!



ドラマに忠実でありながら、映像では良く見えなかった部分などの補完も交えつつ丁寧に物語を進めてくれる「マンダロリアン」。

完成したアニメよりも脚本に近いのかもしれない「ビジョンズ」

いずれもファン必見の内容となっています!

これからの「マンダロリアン」連載継続のためにも、出来るだけ多くの方が単行本を手に取ってくれると良いなぁ、と思います。

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「マンダロリアン」の単行本に関しては、連載版からの変更箇所が大量にある他、書き下ろしのオマケエピソードも収録されているとのこと!

連載版を買っている場合でも必携です!


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久々のフィローニ製アニメーション、「テイルズ・オブ・ジェダイ」が配信開始となりました!

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今作はアソーカ・タノ、ドゥークー伯爵という全く異なる道を歩んだ2人の「ジェダイ」の知られざる6つの物語が、1話完結形式で描かれています。


恐るべきクオリティのアニメーション

私のディズニープラスの視聴環境は「4KHDR」なのですが、4K制作の「クローン・ウォーズ」最終章なんかを観てみると、「イマイチ4Kの恩恵は薄いよな…」と感じていたんですよね。

もちろん綺麗になってはいるのですが、まあHDでも十分だよなぁ、と。
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ハッキリ言って、「スター・ウォーズ」のCGアニメの映像ってその…アレじゃないですか。(年々着実に進歩はしてますが)

なんか全体的に色がのっぺりしてたり、動きがカクカクしてたり…

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それがこうなった‼︎

始まった途端ビックリしました。

実写よりも断然キレイじゃないか‼︎

空や木々の自然な色味、リアルな陰陽のコントラスト、上記の画像はHDですが、4K、そしてHDRのポテンシャルがフルに発揮され、とにかく映像が美しい‼︎



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この緑ですよ。

一色ベタ塗りして若干汚し加えるような感じではなく、草一本一本が描き分けられているこの細かさ!

こんなキレイな映像のSWアニメが観られるとは‼︎

第6話の暗がりの水の反射なんかもかなりの精度でしたし、本当に今回の映像はクオリティが高い!


人間キャラクターのモーションも大幅に精度が上がっており、「不自然さ」を全く感じないレベルにまで到達。

ここまで一気にアニメーションのレベルが上がるとは!

「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」を完走した者として、感動せずにはいられませんでした。

久々の元気アソーカ
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↑アソーカ・タノ、ポリコレの姿

「クローン・ウォーズ」と同時代の物語であるにも関わらず、どういう訳か衣装チェンジしているアソーカ・タノ。

あの けしからん格好はディズニーに許されなかったようです。

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↑既婚者そこ変われ
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今回の衣装ですが、前半衣装の色味とヘソ出し、後半衣装の腕の装飾といった両方の特徴を併せ持っており、制作陣としては「中間形態」を想定しているのではないかと思われます。

時代も自ずと絞られますね。

二の腕の装飾がありながら一刀流、「クローン・ウォーズ」では観られなかった組み合わせです。IMG_9099
二刀流時代のシーンでは後半バージョンの胸元に穴の空いた衣装が許されていましたから、旧作との連続性を守ることはOKだったようです。(一応穴から見える範囲は調整が入っていましたが、まあ良しとしましょう)

私は基本的にアニメシリーズを吹替で観ているのですが、今回は久しぶりに伊藤静氏の「元気なアソーカ」の声を聞けて嬉しかったですね。
「フォース・オブ・デスティニー」以来かな?

ここ最近、ジェダイ騎士団を去り落ち着いたトーンのアソーカばかりでしたから、実家のような安心感を覚えました。
やっぱりアソーカってあの元気な女の子ですよね!

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アソーカのみならず、「クローン・ウォーズ」でお馴染みの面々も、新たにモデルが作り直されています。

…が、「クローン・ウォーズ」との連続性に配慮してなのか、中途半端に以前の残念な雰囲気が残っており、そこそこ再現度の上がった顔との噛み合わせがあまり良くないように感じられます。

「クローン・ウォーズ」ほぼそのままで行くか、実写基準で抜本的に作り変えるか、どちらかに振り切った方が良かったように思いますね。

2人の本当の目的は?
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パドメの葬式を訪れていたアソーカ。

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視力ヤバ過ぎオジサンには「彼女は友達だった」と話していましたが、あまりパドメとは接点の無いレックスと2人でナブーを訪れていた、彼がわざわざ機体から降りて待っていた、この事はどこか示唆的であるように感じられますね。

本当は「彼」を探していたのではないか?と。


ところで、アソーカとベイルが話していた一連のシーンですが、おそらく吹替版は誤訳していると思います。

吹替版ではベイルが

「君に出来ることはもう無い。全て終わった。」

と言っているのですが、これだとアソーカを戦いに誘う流れに繋がりません。


字幕では

「救えぬ命だった。母子ともに」

という文章となっており、吹き替えとは全く異なる意味に。

原文は

「There’s nothing you could have done. For either of them. 」

えっと…

これをどう訳しても吹替版の訳にはならないと思うのですが…

「either」の指す対象が分からなかったんですかね?

仕事として訳す人が全員SW好きとは限りませんし、ある程度は仕方ないと思いますが、ちょっとコレはダメですね。


まさかの傑作、ドゥークーの「光」
「テイルズ・オブ・ジェダイ」を印象付ける大きな要素、それが「ドゥークーの前日譚」という一般層への訴求を1ミリも考えていないニッチ三部作。

正直なところ、実際に観るまでは「ジェダイはクソ」botと化したしょうもない話かと思っていたのですが、舐めていて本当に申し訳ありませんでした…


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村の住人が結託して議員の息子を拐うという事件、「選挙で落とせば良いじゃん」と単純なクワイ=ガン坊や。

例え法に反した民であったとしても、義のある者を守るために剣を握る。
「法」ではなく「正義」のために動くというジェダイ本来の姿を、この時ドゥークー自身が見せる。

その一方で、怒りに身を任せて議員を殺めようとする「危うさ」を併せ持ち、未来の銀河で希望となるクワイ=ガン・ジンが2人を救う。

この時のドゥークー、確固たる信念を持って「悪き心を根から断とう」としていたのではなく、息子君とクワイ=ガンの静止で「我に帰る」、つまり「殺すのが正しき道」とは思っていないことが明確に示されることによって、ドゥークーがかつて本当に「ジェダイ」であったという事実を我々が認識することが出来る。

これはダース・ティラナスが生まれる前の物語なのだ、そのことを名実共に理解する完璧な導線として、この第2話が機能している。


クソ議員のことも「最初は善良だった」というエピソードを付け加えることにより、今後のドゥークーの行く末が案じられる他、同じく善良な若き息子君の未来にも一抹の不安を残す。

「これが根本的な解決になるとは思えない」、ドゥークーのこの言葉により、第2話は「善良な心が正義をもたらす」という単純な形を取ることなく幕を閉じる。

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↑いかにもSWアニメな顔面、逆に安心する

生けるフォースを極め、死すらも超越することとなる弟子の「懸命さ」を見抜く、彼が「失われた者」として悔やまれる所以が、こうして明るみとなったのです。


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そして第3話、のちに分離主義勢力の首都となるラクサスでの事件。

この時既に高まっていた共和国への不満に触れたドゥークー、その感情を「正しい」と評価しながら、やり方は「誤り」とハッキリ断じ、同胞殺しに新たな人生の道標を指し示す。

ジェダイの寛大な心、そして懸命な思考が、まだこの時の彼にはあった。

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そして「法」は「正義」ではないことを決して忘れず、そのことを忘れかけた同胞に不信感を募らせる。

アナキン・スカイウォーカーが抱いたジェダイ不信は、どこか快楽的で衝動的、自己中心的な部分が拭いきれなかった。
ドゥークーが抱くそれの源は利他の心、見返りを求めぬ無償の愛、頭で考えた結果の理知的なモノ。
それゆえに問題の根深さを理解し、銀河を根本からひっくり返そうとする悪魔に「希望」を見出してしまった。

同じようにシディアスの手に堕ちた2人であっても、全く異なる道を歩んでいた、それでも行き着く先は同じであったのだ。

そして第4話、
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「クローン・ウォーズ」シーズン6第12話において、ヨーダが「平穏な世界」のビジョンで観ていた木。
ドゥークーが裏切らず、クワイ=ガンらも戦いの犠牲となることはなかった理想の世界に、この木はあった。

彼が気に入っている場所、よく来ていた場所だったのでしょう。

弟子のドゥークーにとっても、そのまた弟子のクワイ=ガンにとっても、それは思い出の木であった。

ドゥークーにとって師との、弟子との思い出が詰まったこの場所が、彼が「ジェダイ」として訪れた最後の場所となったのだ。



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クワイ=ガンの話を信じず、結果的に彼を失う結果となったことを心から悔いていたヤドル。

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ドゥークーの愚行が彼の「善性」によるものであることを見抜き、「赦す」心を最後の瞬間まで持ち続けた「ジェダイのあるべき姿」そのものを、ティラナスは自らの刃で切り裂いた。

「ジェダイのあるべき姿」を目指し、法ではなく正義を信じようとした彼は、自らジェダイの道を断ち切ってしまったのだ。

地味に「ヤドルがクワイ=ガンの葬式に来ていない」ことの裏事情を補完しつつ、「ジェダイ」の物語、ドゥークーの物語の1ページとして、これ以上ない完成度となっている。

レジェンズにおけるヤドルの英雄的な死とは全く異なるものであったが、ヤドルの「ジェダイ」としての威厳が存分に発揮された素晴らしい内容であったように思う。

この後ドゥークーは故郷のセレノーへと戻り、「伯爵」の地位を得て分離主義勢力を率いることとなる。

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豪勢な服装、立派な屋敷、民には殺し合いをさせ、目障りな相手には軍隊を差し向ける…
金、地位、名誉、力を手にした「失われし者」は、「悪しき心は根から絶たねばならない」と激しく憎んだ存在そのものへと成り下がってしまった。


この物語は、「元老院に付き従うジェダイの姿」を決して肯定しない。
しかし、「ジェダイ」に対しては全面的な支持を与える。

安易なジェダイ批判の一歩先を行く、「ジェダイ」の物語の究極型がここに現れたと言えよう。


2人の失われし者

今回主人公に選ばれたアソーカとドゥークー、一見無関係に見える2人だが、どちらも「ジェダイ騎士団を去った者」という共通点がある。


「ジェダイ騎士団への失望」という引き金も共通している。

それでも2人の進んだ道は、全く反対のものであった。

何が2人を分けたのか?

それはジェダイ騎士団から「去った」のか、「逃げた」のかということではないだろうか?

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ドゥークーは自らの正義の実現を「外」に求めた。

相手がシスの暗黒卿であると分かっていながら、元老院の権力と相対することが出来る者に頼った。

自分の力ではなく、シディアスの力に縋った。

そして罪を重ね、その落とし前を付けるチャンスを与えられながらも、自らの罪を認めることを、自分のせいで弟子が死んだという事実を受け入れることを恐れ、ヤドルの手を払い退けた。

真のジェダイによる救いの手から、彼は逃げたのだ。

自分の力で正義を為すことから逃げたのだ。


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アソーカ・タノ。

彼女はジェダイ騎士団の正義を信じられなくなり、確固たる意志を持って聖堂を「去った」。

アナキンやヨーダに何と言われようと、ハッキリと復帰を断った。

それでも正義を為すことをやめようとはせず、オバダイアやマンダロアで勇敢に戦った。

「テイルズ・オブ・ジェダイ」第6話の紹介文にはこうある。

「自分はジェダイ以外の者にはなれないという事実に元ジェダイが直面する」

アソーカにはあのまま尋問官から逃げ続けるという選択肢もあった。

それでも彼女は、「戦う」ことを選んだ。

自ら正義を為し続けることを選んだ。


「マンダロリアン」シーズン2第5話のタイトル、「ジェダイ」IMG_9118
彼女はもうジェダイでは無いはず、「反乱者たち」の視聴者は誰もがそう思ったであろう。

確かにベイダーと相対したアソーカは、彼に「復讐」しようとしていた。
しかしそれは一時の迷い。「悪しき心は根から絶たねばならない」と同じ、感情に身を任せた言葉。

正義を為す者、ジェダイとしての彼女の言葉、それが「もうあなたを置いてはいかない。今度こそ」というものなのではないか?


「もうジェダイじゃない」という名言を残した者に「ジェダイ」というタイトルを与えたデイブ・フィローニ、このシリーズはその1つの答えを示したのではないか?
そう私は感じた。


「ジェダイ」の肩書きは、騎士団に属するものに与えられるものではない。

「ジェダイ」、それは慈悲と知恵、強さとフォースで正義を為す者の名前なのだ。


「テイルズ・オブ・ジェダイ」は、「ジェダイ」としての道を歩む者、かつて「ジェダイ」であった者の物語なのである。


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↑南無阿弥陀仏

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池袋に店舗を構えるアメコミ専門店ヴァースコミックスより、「The Duel」でキャラクターデザインを務めた岡崎能士氏のサイン本が到着しました!



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日本のアニメクリエイターがそれぞれの「ビジョン」を形にしたことで話題となった「スター・ウォーズ ビジョンズ」。
日本を含む9ヶ国のアニメ会社によるシーズン2も決定している人気シリーズです。
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その第1話を飾り、視聴者に大きな衝撃を与えた傑作「The Duel」の「第2弾」ともいうべき完全新作コミックが米国にて発売!

アニメ本編のキャラクターデザインを担当した岡崎能士氏が絵、さらにはシナリオを担当。

まさしく「国産」スター・ウォーズというべき1本となっています。

以前「ロスト・スターズ」の小宮山優作先生や、「レイア 王女の試練」の春壱先生のサイン会を開催してきたヴァースコミックス。
このご時世ゆえ対面イベントの開催とはなりませんでしたが、サイン入り本の提供という形でイベントを催してくださいました。


内容は?
「ローニンとドロイドが小さな村落でシスと対峙するよりも以前、2人の放浪者は雪山でとある出会いを経験していた」


このように紹介されている通り、今回のコミックで描かれるのはアニメの前日譚。

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白黒の中に、「遥か彼方の銀河系の光」のみが色付くというアニメのスタイルをそのままに、全く新しいローニンの物語が描かれます。


映画本編とは必ずしも世界観を共有していない「ビジョンズ」。

「The Duel」はストームトルーパーの残存兵がいながらも、ジェダイやシスが普通に存在している、映画からは「離れている」側の作品でした。

今回のコミックでは、そんなローニンの世界がどのような歴史を辿ってきたのか、どれほど映画と違うモノなのか、その一端が明らかとなります。

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↑ジェダイの「SHOGUN」とシスが争ったという「先の戦争」。映画とは完全に切り離された物語であることがよく分かります。
個人的な大興奮ポイントは前方のクローンの肩、「327」って書いてある‼︎
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他にも「クローン・ウォーズ」に登場するファーザーが仏と化していたり、

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雪山の秘湯にはイウォークの姿も。非正史バンザイ!

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そして極め付けとなるのがこの人。

ローニンが今回の旅で出会う、もう1人の放浪者。

和風アストロメクと共に旅する盲目の男、ローニンと対を為すかのような出立ちの彼なのですが…

明言はされていないものの、映画と「別世界」であることをハッキリさせているからこそ出来る面白い正体となっています。

これは是非とも自分の目で確かめていただきたいですね。


「The Duel」の正統前日譚
これを読むことでアニメの理解が深まる…かは疑問ですが、独特の謎めいた空気感、壮絶な過去を予感させるローニン、時代劇とスター・ウォーズの融合による化学反応、「The Duel」を魅力的な作品へと仕立て上げていた全ての要素がギュッと凝縮された1本となっています!

ローニンとドロイドの意外な関係性も明らかに⁉︎



↑今作はkindleストアにて電子版が配信中

ヴァースコミックスでは既に完売しているとのことなので、気になった方は是非電子版でお求めください。

念のため明記しておきますと、本作は日本語での発売は行われていません。
おそらく永久にされません。

とはいえ日本人が書いているだけあり、普段のコミック以上に簡単な英語となっています。普通に学生生活を送っていればどうにでもなる内容ですので、是非とも「ビジョンズ」の世界観に再び浸りましょう‼︎


明日は新作7本同時配信

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明日のディズニープラスは「テイルズ・オブ・ジェダイ」全6本の一挙配信、そして「キャシアン・アンドー」第8話とてんこ盛り‼︎

2時間以上テレビから離れられません。
頼むから面白くあってくれよ…



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テンポの悪さはもはや名物、「キャシアン・アンドー」第6話が配信開始となりました。


2週間かけて弱小反乱分子とキャシアンの交流を描いてきましたが、ようやく反乱が始まりました。


テロ、勃発
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「テロリストじゃない、反乱者だ」

こんな感じのセリフが「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」などでお馴染みだったと思いますが、今回の反乱分子の皆さんは完全なる「テロリスト」


女子供を人質に取り、銃を突き付けて重労働に勤しませる、休めば痛い目に合わせる。

綺麗事では済まさない、「反乱」の本当の姿を観ることが出来ました。

流石はリアルで社会派なスター・ウォーズですね。
今までの作品とは一線を画しますよ。

「ローグ・ワン」っていう映画でも反乱軍の汚さは描かれてた気がしますが、多分気のせいですね。ハイ。


…冗談はこの辺にして、やはりこの作品、「リアル」「社会派」を掲げている割には既存作品と何も変わりませんよね。
今回のエピソードなんて「反乱者たち」を少々バイオレンスにしただけですし。

先週の感想をネット上で漁っていると
「生身の所にタイファイターが飛んできたらあんなに怖いなんて!斬新な描き方!」
みたいな声が散見されたんですけど、そりゃ生身のところに敵の戦闘機飛んできたら誰だって怖いでしょう…

アメリカ作品なんだから朝食にシリアル出ることくらいあるでしょうし、中華のデリバリーみたいなヤツだって「あの世界にもあるんだ」くらいの話でしかありませんが、どういう訳か一部の層はその事を「リアル」と褒めちぎる。
むしろシリアルに変な異物が混ざってたり、デリバリーの容器の形がちょっと変だったり、そういうことがありながら劇中で誰もツッコミを入れない、そんなリアルの中にどこか可笑しさが垣間見える描写の方が「SW世界のリアル」だと思うんですけどね…


あくまで私の私見ですが、こういう感想を抱く人たちって元から「スター・ウォーズ」の世界そのものを偶像化して捉えている、リアルなモノだと思っていないのではないかな?と。
タイファイターがXウイングに撃墜される、その映像だけを見て「タイファイターは脅威ではない」と判断する。
SWをリアルな世界観だとは思っていないので「戦闘機は強力な兵器」という当たり前の事実に行き着かない。帝国軍は銀河の広範囲を掌握し、その支配にタイファイターが活用されているということには全く考えが及ばない。

確かに「スター・ウォーズ」はファンタジーとしての側面もありますし、とりわけ最初の3部作はそのような色が濃いですが、「エピソード1〜3」を経た上でそう思うのは謎ですよね…
「とりあえず全作1回ずつは観た」という程度の人ならそもそも「タイファイターの描き方」に反応などしないでしょうし、私にはあの手の人たちのことは何も分かりません。


意外と上手くいったテロ
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脱出手段無しで強奪作戦を決行しようとしていた無能集団でしたが、どういう訳か潜入作戦は順調に進みました。「リアル」とは?

通信担当が意外と まともだったので増援は来てしまいましたが、ご丁寧に死亡フラグを立てたゴーン中尉と元ストームトルーパー以外は脱出に成功というある意味「意外な展開」となりました。

帝国軍経験者だけ早々に死んだ辺り、この作品は「今更悔いて許されると思うな」という倫理観の下で進行するのでしょう。


積み荷に潰されて一番良い子が死亡という謎展開で無能集団の肩書きはギリギリ保たれましたが、「こんなに上手くいっちゃうんだ…」と拍子抜けしました。


それでいて「反乱者にただの賊が混ざっていた」という意外性バツグンで斬新で面白そうな展開はあっさり流してしまう、もうこのドラマのことは何も分かりません。

1話丸ごと作れる題材だぞ…


コルサント、ようやく動き出す?
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帳簿係涙目の元老院議事堂CGがようやく登場。

ドラマ予算なので流石に映す範囲を絞ってはいますが、ゴーマンの民のために頑張るモスマ議員を拝むことが出来たのはちょっと嬉しいですね。

メインキャラなだけあって、衣装もクオリティ高めです。

反乱の報せのせいで議員たちが次々消えていく、というのは面白かったですね。全体連絡じゃなくて個々で把握するんだ、と。
「クローン・ウォーズ」だと議長が「たった今〜」という形で告げていましたが、むしろ今回の方がリアリティ高いのかな?

モスマもデータパッド見て仰天している状態、反乱同盟の構築は遠い未来のお話か…



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サブキャラだからか衣装が安っぽいルーセン氏、まあコルサント上流階級の衣装をたくさん作ると予算飛ぶんでしょうから仕方ない。

客にアルダーニの反乱を告げられて大喜びのルーセン氏、裏に回っただけであんな大声出したら聞こえそうですが、「リアルなスター・ウォーズ」だそうなので、多分防音設備バッチリなんでしょう。

あれであの男がスパイだったら安直な展開過ぎて笑いますが、それは流石に無い…と信じましょう。


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第4話で登場し、ここから大活躍するのかと思いきや、未だに何もしていない帝国保安局。

今回のラストシーンを初登場にした方が盛り上がったのでは?という気がしてなりません。

一件落着して新たな敵キャラ登場、分かりやすいですが効果的な話の引っ張り方でしょう。

今回の反乱を機に「見せしめ」を始めるようですが、一体何も始めるつもりなんだか…

しっかり彼女らの物語が「動き始める」ことに期待したいです。


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意味ありげにアルダーニに残っていたシンタは一体何をするんでしょうか?

帝国の制服を着ていましたが、捕らえた家族軍人の皆さんのことをどうしたのかも謎。

「リアルなスター・ウォーズ」なら殺してそうですが、「リアルなスター・ウォーズ(笑)」ならご親切に生かしてそう、どちらもあり得るのが困る。

そもそも今後描く気があるのかどうか…

アンドー氏、再びフリーに
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反乱分子の皆さんとお別れしたアンドー氏、この先行く宛も無いのにどうするんですかね?

そもそもヴェルって船の操縦出来ませんし、キャシアン抜きだと帰れませんよね…?


第4話で登場したにも関わらず、未だに何もしていないモスマとデドラ。

今週登場すらしなかったカーン。

良い加減にこの辺の物語も本格的に動き始めて欲しいモノです。


何とも言えない映像と何とも言えない脚本が組み合わさった何とも言えない作品、「キャシアン・アンドー」
筋金入りのオタクしか観ていないこの作品に未来はあるのか…?


毎話レビューするの辞めます
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やたらスローペースで新鮮味の無い物語が展開するのはギリギリ許せるのですが、それでいて「反乱者の中に賊が混じっていた」という斬新且つ面白そうなネタが銃1発で終わってしまい、このドラマを理解しようとする気力が無くなりました。

「スター・ウォーズ」の世界を描こうという信念がある作品であることは間違いありませんし、決して嫌いな作品ではありませんが、まあ…面白くないですね。

「ボバ・フェット」というマンドー抜いたら何も残らない脅威の駄作がまだ記憶に新しく、予告の時点で「微妙な作品」の臭いがしていたので、精神的ダメージがほぼ無いのが幸いです。

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幸い「テイルズ・オブ・ジェダイ」の配信が再来週に迫っています。

アソーカ・タノ、そしてドゥークー伯爵の過去が描かれるという、これまたオタクしか興味無い作品。

デイブ・フィローニが直接手掛ける作品ですから、それなりにちゃんとした「スター・ウォーズ」が観られることに期待が高まります。

全6話一挙配信。
「キャシアン・アンドー」8話も同時に配信開始ということで、再来週は忙しくなりますよ‼︎


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「キャシアン・アンドー」第5話が配信開始となりました。

先週までの4本の副題は数日間伏せられていましたが、今回は配信開始と同時に公開されています。
なぜ?

筆者としては1〜2話のあまりのつまらなさに心が一度折れたのですが、4話で濃厚なSW成分を摂取して視聴意欲を取り戻すことが出来ました。



今回の第5話ですが、シーズン1も中盤に差し掛かり、ようやくこの作品の全貌が見えてきたように思います。

結局「いつもの『スター・ウォーズ』」
「今までとは全く違う大人向けスター・ウォーズを観よ!」と言わんばかりの気迫でファンに魅力を語っていた製作陣でしたが、ここまでの5話を観る限りでは「いつもの『スター・ウォーズ』」だよな、というのが私の感想です。

  1. 帝国が人々を苦しめる
  2. 反乱が巻き起こる
  3. 作戦を練って帝国基地に潜入
  4. 知恵と勇気の大勝利

というのが「スター・ウォーズ」作品における「王道パターン」の1つと言えます。

「新たなる希望」や「ジェダイの帰還」、「反乱者たち」がこの典型例。
「帝国が人々を苦しめる」という部分は直接的には描かれていませんが、キャラクターたちの言動やオープニングクロールの文章から「前提」として観る者全員に共有されていると言えるでしょう。

「ローグ・ワン」も、ある程度この「王道パターン」に即していると言えます。
途中反乱軍内部でゴタゴタしたり、「大勝利」と言えるのかは疑問符が付いたりしますが、物語の大筋がこれに合致しているということは間違いないでしょう。


「新しさ」を全面に押し出すのであれば、当然この「パターン」はある程度捻って欲しいのですが、現状では「アンドー」もこの王道パターンを直進しています。

迫害されたアルダーニに反乱の口火が生まれ、作戦を練ってゲリラ攻撃が行われようとしている…

次週「知恵と勇気の大勝利」が待っていないという可能性は大いにありますが、仮にそうだとしても「どうせその内勝つでしょ?」「スカリフで勝つじゃん」となって終わりだよなぁ…と。

というか、登場した瞬間からアルダーニの皆さんの能力に関してはかなり不安が大きいですし、負けても驚きは無いですよね。


では「キャシアン・アンドー」の特徴は何も無いのか?と問われると、決してそんなことは無いと思います。


「帝国の迫害」を強調
これまでの映像作品では「前提」としてあまり描写されてこなかった、「帝国が人々を苦しめる」という部分。
この点にスポットを当てているということは、この作品の大きな特徴であると言えるでしょう。


銀河の争いから隔絶されたケナーリの一族を壊滅させた(と思われる)共和国。
共和国から逃すため、一方的に宇宙へと連れ去られたキャサ、現在は身体を売っている(と思われる)その妹。

帝国のお膝元、モーラーナ1の横暴な連中に振り回され、巡り合わせの悪さから逃亡者になってしまったキャシアン。その巻き添えで傷付き、倒れたフェリックスの人々。
帝国軍の作戦本部も置かれてしまうということで、これまで以上の締め付けが行われることでしょう。

アルダーニの人々を汚物扱いし、徹底的に駆逐する帝国軍。

「数世紀」続いた農園を問答無用で沈めた帝国。(あの世界における「数世紀」を先祖代々の長い期間と捉えているところに、SWファンとして不安を感じずにはいられません)


以上のような話は、これまでの映像作品ではほとんど語られてきませんでした。

にも関わらず、今回のドラマを通してこれらに「新しさ」を見出した人はいないのではないでしょうか?



まず一点、スピンオフ小説はいつもこんな感じです。

活字メディアである以上、戦闘シーンで話を盛り上げることは出来ませんから、こうして様々な「事実」を浮き彫りにして厚みを出していくのです。


スピンオフ小説を読んでいる視聴者はごく一部。それでも新しさが感じられないのはなぜか?

理由は簡単。直接描写されていないだけで、「前提」だったからです。

平気で惑星を吹き飛ばし、失敗した部下は即座に殺す。
そして何より「皇帝の独裁制が敷かれ」「反乱が広がっている」。
これらの描写があるだけで、視聴者は帝国の「悪行」を、語られずとも知ることになる。

横暴に振る舞う役人たち、無慈悲な虐殺、苦しめられる人々、これらは自然と「銀河帝国に当然あるモノ」として観客の中で脳内補完が行われる、行えるようになっている。

だからこそ、我々はデス・スターの設計図が送信されたことを喜ぶことが出来る。
それが「悪」を倒すモノだと分かっているから。

書籍ではデス・スターの爆発で友を失った帝国軍人も登場しますが、その一連のエピソードですら「デス・スター破壊」という行為そのものを否定はしない。


「スター・ウォーズ」が好きで、サブスクに加入してドラマシリーズを観る視聴者は、誰もがこの「前提」を共有しているはず。

某評論家が「エピソード1〜3」に対して「民主主義を扱うのになぜ民衆を描かないのか」などと宣っていたそうですが、「戦争が起こっている(or迫っている)」という時点で「民衆が苦しんでいる」のは分かりきっていること。
「前提」だからです。
そしてあの3作の政治は、戦争がターニングポイントとなって動く。他の事情はさほど重要ではない。故に現状で足りる。


某赤いロゴの映画が「戦争を通じて儲けている連中がいる」ということを「衝撃の真実」かのように謳いますが、そんなのは「戦争が起こっている」という時点で分かりきっている話。
「前提」です。


結局のところ、「帝国が悪行を働いている」という描写をどれだけ重ねようと、視聴者の中には「知ってる」以外の感想が生まれ得ないのです。

「知ってる」から反乱軍を応援するんです。


必要なのは「帝国が悪行を働いている」という「当たり前」を描くことではなく、その影響を受けて動く人々を描くこと。
この辺を今作の製作陣は分かっているのだろうか?と疑問に思いました。


今のところ「悪行を描く」ことに比重が置かれているよなぁ…と。

モン・モスマのエピソードもまだ本格始動していませんし、これから「悪行の影響を受けた人々」の描写に注力するフェーズが来るのかもしれませんが、配信前から誇らしげに宣伝されていた「売春宿」の描写が「鬼滅の刃」未満だった時点で…(そもそもあれを「描写した」とは言わないのでは?)


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↑ゴーン中尉の背信がメチャクチャ私的な理由だったの、好き

明かされるモン・モスマの家族構成
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「ジェダイの帰還」以来40年間の中で最も注目されているモン・モスマ。

前回は夫の登場や、聞き覚えのある政敵の名前に界隈がザワつきましたが、「ファンサービス無し」を宣言する本作でスライ・ムーアの登場などあるはずもなく、大学生の娘が登場。

子育てしながら元老院議員やるとか大変だな…と思いましたが、よく考えたらオーガナ議員もそうでした。

「子供が生まれたら女王は私に辞職を勧める」というパドメの発言から大変であることには違いないようですが、頑張れば両立出来る社会なんですね。

パドメは父親不明(笑)だったのも大きいでしょうが…

娘との仲は上手くいっていない…ように見えますが、財団設立を知られているのを鑑みると、たまたま喧嘩していただけの可能性も?

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ところで旦那さん、慈善事業に1mmも興味無しでよくモン・モスマと結婚出来ましたね。

根本から感性違いそうですけど、どうして馬が合ったんだ?

親に結婚相手決められる感じだったりします?
(追記:お見合いであることが公式に明かされていました)


…スライ・ムーアと つるんでいたりと帝国寄りな旦那様ですが、妻と娘の会話への反応を見るに、モスマの「本質」を分かっているようにも見える?

もしかしてこのシリーズ、モン・モスマのことも「自分の保身をする人物」「自己満足の人物」という方向に持っていきたいんですかね?

そういう側面がある、というのは面白い描き方だと思います。
匙加減を誤って、悪人にならなければの話ですが…


とりあえず、娘さんに財団設立知られてるのは情報管理甘すぎますよ。監視網張り巡らされてるのって自分のせいなのでは?


カーン氏、何も変わってなかった
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色々と経緯はあれど、キャシアンって殺人犯ですからね。彼の感性も間違ってるとは言えない。

モーラーナ1を追われ、実家に帰ってきたカーン氏。

このまま新たな仕事で平穏に生きていくはずがないとは思っていましたが、まさかキャシアンを追う気満々とは…

もはや正義の執行というよりも、殺された同僚の復讐、自分のプライド維持が目的になっているように見えます。


意外とお母さんとの仲は良さげなシリル君、捜査機関を離れ、1人で何が出来るというんですか…?


ルーセン氏、「同盟」と対局の存在
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自分で買ってきたキャシアンは「切り捨てて構わない」と言い切り、アルダーニの面々の心配をしているのかと思いきや、
「接点はヴェルだけ」「アンドーもいる」と自分の身の心配ばかり。

予告やこれまでの振る舞いから、大義のために正体を偽るやり手のオッサンかと思っていましたが、他人に汚れ仕事させて良いことした気になってるジジイ疑惑がここにきて浮上。

共に戦う仲間を増やし、協力して物事を進めようとするモスマとの対比は前回もありましたが、ここに来てそれがより顕著になってきました。
モスマ、ルーセン、2人とも社会的地位で反乱者を支援する立場ですが、自分の手は汚さない。

この2人をディスるような内容が同時に現れたのを見るに、今作は彼らも「支配者階層」として批判の対象にするということなのか…?


ところでルーセンのコレクション、前回「ジェダイやシスの遺物が出てこないから地に足ついてる」といった趣旨の話をしましたが、今回普通にホロクロンありましたね。
「ファンサービス無し」と言いながら聞き覚えのある名称を連発し、骨董品の中にはゲーム由来など様々な品をわざわざ新造して混ぜ込む。
ドライデン・ヴォスのコレクションの流用or改造で予算を浮かすことも出来たと思うんですけどね。

それでもエイリアンは出さない。迫害されている人々の中にすら登場させない。

なぜ?


次回、敵基地襲撃
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3話毎に1つのエピソードという認識で間違い無さそうですね。

時代錯誤な森のセットを引き払い、満ち足りている者たちから奪い取るための戦いが始まります。

下請け警備隊ではなく、正真正銘「帝国軍」との対決です。

映像面は全く期待できませんが、本物の戦場へと放り込まれた者たちの姿に期待です。
誰も怖気付かずに最後まで駆け抜けられるのか?

そして女性陣はどこ行った⁉︎



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全「ローグ・ワン」ファン待望の正統前日譚、「キャシアン・アンドー」の第4話が配信開始となりました。


先週の私は第1話&第2話のあまりのつまらなさに心が折れたのですが、なぜかTwitter上では絶賛の声ばかり挙がっており、ただただ首を傾げるばかりだったのですが…


第4話、最高
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第4話、あまりにも面白過ぎませんか?

延々と薄っぺらい会話に明け暮れていた先週から一転、「会話」ばかりでありながら濃密な50分がやってきた!


「キャシアン・アンドー」というタイトルから、あたかもこのドラマがキャシアンの前日譚を主軸とした作品のように見えますが、今回の第4話でこのドラマの本当の姿が見えたのではないかと思います。


それは「数多の物語」が同時に進行していくということ。
キャシアンの物語は全体の中の一部分に過ぎない、ということです。

今回の第4話では、大きく分けて4つの物語が描かれていました。


1.要塞攻撃作戦
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先週変なオジサンにお持ち帰りされてしまったキャシアン

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20万クレジットに釣られた結果、アルダーニの愉快な6人組と共に帝国の貯蔵庫に突っ込むことに。


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「7人で要塞に突っ込むのか⁉︎」と仰っていたキャシアン・アンドー氏ですが、この方も5年後には少人数で帝国の最重要施設に突っ込んでます。

この任務での経験が、未来の彼の姿に影響を与えたのかも?


優秀過ぎてそこまで不便無く暮らせていたゴーストチームの面々とは異なり、アルダーニの皆さんは万年モノ不足ヒト不足。

先週の貧困層の皆さんの描写は「これでリアル志向とは片腹痛い」と感じざるを得ない生ぬるさでしたが、今回は徹底的に苦しさ、貧しさが描かれていましたね。

本人たちももはや気に留めていないように見えるのが、余計に彼らの置かれている状況の苦しさに説得力を与えてくれます。

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「スター・ウォーズ」の銀河で当たり前に使われているホログラムも、彼らにとっては超贅沢品。

作戦説明にジオラマという「原始的手段」を用いねばならない、「SWらしくない」映像が、かえって彼らを「SWらしい」存在に仕立て上げるという、これまで誰も思いつかなかったであろう逆転の発想には舌を巻きましたね…
(書籍とかで既にあったらごめんなさい)


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「反乱者たち」や映画本編で活躍する面々は、その力量故に日頃から多くの戦果を挙げてきましたが、この作品に登場する面々は追い詰められただけの「一般人」。

準備期間だけで5ヶ月、中には7年以上不毛の土地で暮らす者もいる。


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ルーセンが「才能」を強く求めた理由も、彼らの存在によって説得力が増します。

「デキる奴じゃん、欲しいわぁー!」などといった可愛いモノではない。
「何も出来ない」弱小反乱勢力に力を与えるべく「必死」なのだという事実が、「一般人」と並び立つことによって浮き彫りになってくる。


この描き方こそ、我々が観たかった「リアル志向」ですよ‼︎


潜入作戦のために慣用句まで覚えなければならないなど、「スパイ」の描写にも抜かりが無い!

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未だ「才能溢れる一般人」でしかないキャシアンが、如何にして本物の「スパイ」へと進化を遂げるのか?

その一端が垣間見えていることに、既に興奮を抑えられません。


2.追い詰められるモン・モスマ
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実は映像作品だとあまり出番が無かったモン・モスマ、ついにドラマシリーズに本格参戦‼︎

予告編での様子から、ルーセンは元老院議員かと思っていたのですが、超高級アンティークショップのオーナーでした。

上流階級も多種多様だ…

ここで「ジェダイの遺物」とか「シスの秘宝」とか出てこないのが、この作品の「地に足の付いた」描き方ですね。良い。

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「エピソード3」に2代目モン・モスマとしてチョイ役で出演するも、わずかな出番が全カットされてしまったジュネーブ・オライリー氏。

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「ローグ・ワン」での再演を経て、ついにメインキャラクターにまで昇格するとは誰が予想したでしょうか?
モン・モスマが政治を駆使して帝国を密かに苦しめていく…といった感じの描かれ方をするのかと思っていましたが、登場した時点で既に大ピンチ。

「法を破る」という行為は度胸さえあれば誰でも出来ますが、「法を倒す」というのは全く別次元の話。

人々を導く彼女が目指すのは後者ですが、「元老院議員」という有意な立場にあっても監視だらけで身動きが取れない状況にさせられてしまうのですから、「一般人」の皆さんが文明社会から隔絶されるのも止む無し…

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モン・モスマの旦那さんは(おそらく)今作で初登場。

大義のために命をかける美魔女の旦那様ともなれば、さぞ素晴らしいお方なのでしょう…

と思いきや、なんとスライ・ムーアがお友達というヤベー奴。

帝国樹立を宣言した瞬間、パルパティーンの隣に座っているレベルの側近ハゲ頭がお友達…

それだけなら仕方ありませんが、政敵である奥さんに一声すらかけずに呼んでしまうとは…とんでもない亭主関白じゃないですか…

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もう1人のアーズ・ダンガーも、パルパティーンの側近。
「ジェダイの帰還」のキャラクターですが、映画での出番は全カット。
書籍ではごく稀に登場するキャラクターで、「ローグ・ワン」の前日譚を描いた小説「カタリスト」にも登場しています。

スター・ウォーズ カタリスト 上
ジェームズ・ルシーノ
2017-05-31




ここまでパルパティーンに近しい存在が旦那に近付いているとなると、皇帝がそうなるように仕向けているのは間違いないでしょう。

パルパティーンの正体を知っている我々はその事を察することが出来ますが、モスマにはただ「都合の悪いように物事が運んでいる」ようにしか感じられないというのも、物語をより厚みのあるものへと変える上手いトリックですね。


銀行員も運転手もいつの間にか帝国の手の者になってしまったモン・モスマ、「新たな仲間」がその打開策になるのでしょうか?

「新たな仲間」を良しとせず、買った才能を切り捨てることも厭わないルーセン。
「新たな仲間」を加えることで、敵と渡り合おうと考えるモン・モスマ。

反乱軍の未来をどちらが担ったのかを考えると、ルーセン氏の今後が危ぶまれますよ…


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↑居眠り斬首オジサンも今後登場。反乱軍の勢力争いは、これから始まる…

3.新キャラクター、デドラ・ミーロ登場
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白い軍服に身を包む、帝国保安局の中堅士官、デドラ・ミーロが登場。

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彼女の上司となるのはパータガス少佐。

デス・スターでの会議に呼ばれているのはユラーレン「大佐」ですから、トップ層の局員ではないということですね。

帝国保安局の職員が取り扱うのは重要な機密情報ばかり、会議をリモート化出来ないのも苦しい現実ですね。


デドラ・ミーロは本作におけるキーパーソンとなるようで、近年あやふやになっていた帝国軍の「男性優位」という設定に則したキャラクターになるとのこと。

帝国軍に男性優位の風潮がある、というのは急に湧いて出てきたわけではなく、かねてより存在していた設定。

帝国軍は70〜80年代の悪役であるが故、「白人男性以外を差別」という古典的な悪役像が適用されているわけです。(エイリアンの帝国軍人が極端に少ないのもコレが理由)

最近はディズニーの影響もあってか、女性が不利であることを感じさせる場面はありませんでした。
単純に話を作りづらい、というのもあるのではないかと思います。

今回の「キャシアン・アンドー」では、このデドラ・ミーロと古い悪役像を通し、現代社会に斬り込んでいこうとしているようです。


少なくとも今日の第4話では、説教じみた映像になることを防ぎながらも、社会を皮肉りつつ、尚且つ「支離滅裂」になることも防いでいたように思えます。


社会風刺を扱う作品で起こりがちな現象として、「批判したい対象をリアリティ0のアホにしてしまう」ということが挙げられますが(話を書いた人から見た世界なのかもしれませんが)、今回の「キャシアン・アンドー」の描写を見てみると
  • 後輩を舐めている先輩
  • 前職を引きずっているデドラ
  • 批判一辺倒ではない少佐

といった具合で「リアル」な人物造形、実際にありそうな「現場」が描かれていたと言えるでしょう。


全体を取り仕切る少佐にはある程度の正当性がある、デドラがオジサン達をギャフンと言わせられないのも納得の理由がある、ただし「健全な状態か?」と問われると、それも疑問が浮かぶ。


デドラを演じるデニース・ゴフによると、彼女が力を求めるのは「値しない者が権力を手にしているのを見ているから」とのこと。
おそらくデドラのような「弱い根拠」で許されている、それで出世している者を見ているのでしょう。


「リアル」で「社会派」なスター・ウォーズ、こういうことですよ‼︎


最高じゃん…

4.カーン氏、まだまだ活躍する模様
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メンツのために殺人事件を隠蔽する上司に反抗したものの、アホなのでルーセンにコテンパンにされてしまったカーン氏。

しばかれる時は隠蔽上司も一緒でしたが、社会的立場を完全に失ってしまいました。

行き場を失い、実家への帰宅を果たしたカーン氏。

本日の出番はそれだけでしたが、わざわざ帰宅が描かれたのをみるに、今後も活躍するということなのでしょう。

善悪の判断が付かず、力による支配を本気で正しいと信じているシリル・カーン。

支配者側としての立場を追われた彼に新しい風が舞い込み、支配に抗う側へと変貌を遂げる…ということなのでしょうか?


紛れもなく「リアル」なスター・ウォーズ
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「リアルな社会」と「スター・ウォーズ」の融合、我々が観たかった、全く新しい「スター・ウォーズ」がやってきた‼︎


…ストーリーについて、は。


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映像は「オビ=ワン・ケノービ」とは違ったベクトルで残念…


「オビ=ワン・ケノービ」の映像の不出来は「画作り」、カット割やデザインによるものでしたが、今作の映像の不出来はセットやCGの安っぽさが原因。

CGに関しては許容出来ないこともないですが、森の奥行きを壁の絵で表現するのはいくらなんでも観客舐め過ぎでしょう。

「作り込まれた実写」に勝るものはありませんが、「出来の悪い実写」は「偽物」以外の何者にもなり得ない、「フォースの覚醒」と同じ失敗を繰り返してどうする?

しかも現在の最高画質は4K。TFAより画質上がってるのに、同レベルの低クオリティセットがなぜ通用すると思ってるんですかね?
広いセットであれば何でも良いと思ってるんでしょうか?

予算がある劇場作品であれば、いくらでもお金かけて大規模なセットを作れば良いですが、今作は所詮ドラマシリーズ。

予算が無いなら素直にボリュームを使うべき。

ドラマの予算に収めながらクオリティを上げるための技術がボリュームなんですから、これを使わないのはただの怠慢、製作陣のエゴです。
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ボリュームを使え。自己満足の実写史上主義はスター・ウォーズから消えろ。

クソドラマ化は回避か?
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無駄が無かった…とは言えませんが、無駄しかなかった先週の3本と比べると見違える完成度!

「スター・ウォーズ」の世界観にも真正面から向き合う、素晴らしいストーリーでした。


おそらく3話で1つのストーリーが成り立っているため、来週は帝国軍基地内での攻防でしょうか?

カーンやデドラの物語がどのように本筋へ絡んでくるのか、広がる物語の全貌にも期待が高まります。

このままテンポが崩れることなく、「リアル」で「社会派」な一大叙事詩が描かれることを祈りましょう!


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関東近郊のSWファンの多くが「ローグ・ワン」IMAXを楽しんだであろうこの週末。


完璧な復習を経た我々の前に、ついに「彼」がやってきた!IMG_7534
キャシアン・アンドー配信開始!

9月21日、3週間の配信延期を経て、「ローグ・ワン」の前史とも言える「スター・ウォーズ」新章が幕を開けました。

のちにジンと共に希望を繋ぐこととなる反乱軍のスパイ、キャシアン・アンドーの原点を描く本作。

「ローグ・ワン」脚本家の1人であり、大規模再撮影を主導したトニー・ギルロイが手掛けるという、正真正銘の「前日譚」です。


「初回更新で3話も公開」という謎の采配となった本作。

ただ単に「初回2話の予定が延期したから3話になった」くらいに思っていたのですが、そんな単純な話ではなかった…


忌まわしきバクタタンク方式
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今作…少なくとも第1話〜第3話は
  • 5BBY(映画の5年前)のキャシアン
  • 6歳の頃のキャサ
の2つの時間軸を行き来しながら物語が展開されることとなりました。

2つの時間軸を行き来…うっ…頭が…
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映像作品で「BBY」という年代表記が用いられるのは極めて稀。
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「クローン・ウォーズ」シーズン2第16話において、データスクリーン上にオーラベッシュ(銀河標準語)で記されていた例はあるのですが、そもそもBBY・ABY年記法は
  • Before Battle of Yavin
  • After Battle of Yavin

という意味。
ヤヴィンの戦いの何年前か、あるいは何年後かという年記法です。

「ヤヴィンの戦い」というのはルークがデス・スターを破壊した戦いのことですから、エピソード2と3の間の時代を描いた「クローン・ウォーズ」の劇中にこの年記法が存在するはずは無いのです。

どちらかというと「イースターエッグ」、制作陣のお遊びとして盛り込まれたモノではないかと思います。


今回の「5BBY」という記載は制作者視点、劇中世界の外からの視点によるものですから、初めて実質的な意味を持ってこの年記法が使われたと言えます。

…この年記法、オタクの間では常識ですが、一般視聴者知らないのでは?


さて、話題を時間軸に戻しますが…

今回の2軸構成と「ボバ・フェット」の大きく異なる点は、「時間軸を行ったり来たりする」ということ。

「ボバ・フェット」は過去編と現代編の間にバクタタンクという境目がありましたが、今回は何の前触れもなく突然切り替わります。


現代の物語に意識を向けていると突然過去編が始まり、過去編を頭の中で整理しているとまた現代編になっている。

率直な疑問なんですけど、過去編と現代編をわざわざ1エピソード内に入れる理由ってどこにあるんですかね?

「キャシアン・アンドー」は元来、シリーズ全体を通して「映画までの5年間」を描く作品。
少々長い期間を、飛び飛びで描く作品です。

第1話→6歳編
第2話→現代編スタート

これではダメなんですかね?

現代編における人物関係も、この2軸構成のせいで途中までよく分かりませんでしたし、何も良いこと無かったと思うのですが…


自称「社会派」スター・ウォーズ
今作は「社会派」「大人向け」であることを全面に押し出した作品。

強者による抑圧、腐敗、搾取といった問題を真正面から扱う、ファンサービスに走らない作品であることが強調されてきました。

ファンサービスに走らないと言いながら、なぜかキャシアン・アンドーを主役に据えていることについては置いておくとしても、今作は「社会派」と言えるのでしょうか?

まだ第3話までしか配信されていませんが、シーズン1の4分の1は出揃っている状態。

正直「社会派」かと言われると…

確かに抑圧や腐敗を扱ってはいましたが、そんじょそこらの作品で描かれる「抑圧」「腐敗」のそれと特に変わりはありませんでしたし、搾取に関しては金銭面がセリフのみ、性的な面もキャシアンの「外部視点」のみで終了。

特に売春宿に関しては配信前から強調されており、一体どんな内容が描かれるんだろう?と期待していたのですが、「女性の最下層といったら売春ですよね、大変ですよね」くらいで終わってしまい出鼻を挫かれた思いでした。鬼滅だってもうちょっと踏み込んでましたよ。

今後妹の登場に伴って改めて触れられるんですかね?


キャシアンを始め、今回の登場人物は「弱者」ばかりなのですが、同僚同士仲良くする余裕、酒を飲む余裕、何かを考える余裕がある、家には複数部屋がある、全編通して「強者がTwitterを元に書いた弱者」という印象しか抱けませんでした。

少なくとも、フェリーの交通整理がまともに行われている時点で「末端」ではないですよ。


モーラーナ1の連中の描写も違和感が拭えません。

帝国に対するメンツのため事件を揉み消す、この辺はリアルな描写だったと思います。なぜそんなありきたりの展開の尺をあんなに長く取ったのかは分かりませんが。

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大義を信じる忠誠心の持ち主…のように見えてただ頭が悪いだけの2人組は斬新で面白かったと思います。
なぜ棒立ち講釈の尺をあんなに長く取ったのかは分かりませんが。


気になったのは、警備隊が普通に民間人を撃ち殺したということです。

彼らは殺人犯を捕まえることすら面倒くさがる連中。

現地住民のことを見下していても不思議はありませんが、特に「反逆者は滅する!」という信念も無いような連中なら、うるさいヤツを黙らせるために流血させることはあれど、武器持ってる訳でもない人間をいきなり撃ち殺す度胸があるとは思えません。

もはや彼らを人間とすら思っていない、というなら分かりますが、撃った後の狼狽え方を見るにそういう訳でも無さそう。

スタンモードのある世界での「リアル」を描こうと思えば、あのようにはならないでしょうか?

人を殺すって、腰抜けが簡単に出来ることでは無いでしょう。


エイリアンがほとんどいない「下層階級」の土地で、ありきたりな暴君の遣いが暴れ回る、「社会派」を名乗るにはあまりにも陳腐な内容だったと思います。


皆が自分の行動を決められる訳じゃない
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6歳の時、共和国の手から逃れさせるため連れ去られたキャサ

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そんな彼が突然反乱軍と出会い、そこで生きることとなった。


仲間の元から引き離され、「キャシアン」として生きることとなったキャサは、今再び友人たちから引き離され、反乱へと身を投じることとなった。

どちらも彼が生き延びるために必要だったこと、しかし彼の運命の向かう先は、全て他人の手によって決められているのである。

今後も彼は命令に従い、大義のために悪虐の限りを尽くすこととなるが、これが最期の瞬間を除くほぼ全ての「キャシアン」を形作っていた。

「キャシアン・アンドー」という名前までもが、他人に決められたモノだった。

我々が想像していたキャシアン・アンドーの原点、クローン軍を相手に戦う少年ゲリラのような姿とは全く異なるモノであったが、間違いなくコレが彼の完璧なバックボーンであると言えよう。



「皆が自分の行動を決められる訳じゃない」



この言葉はジンに対する言い訳のように聞こえるし、事実そういう側面も大きい。

しかしこの言葉は、全てを他人の手で決められてきた彼の心の叫びでもある。

自由を求めて戦う反乱軍もまた、他人の運命をその手で決めてきたのだ。

単純な善悪ではない、「ローグ・ワン」で描かれたこのメッセージを、第3話のラストシーンはより強く感じさせてくれた。


1話で足りたよね?
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今回の第1話〜第3話、ハッキリ言って無駄だらけでしたし、60分くらいの「1話」にまとめられたと思うのは私だけでしょうか?

なんというか…脚本が社会風刺に気持ち良くなってましたよね。

まあそれ自体は一向に構わないのですが、気持ち良くなった結果、話のテンポ感ガン無視で、ありきたりな内容のお言葉にかなりの尺を割いたのはいただけません。

社会を斬ることで食っていくのは記者、ライターの仕事であって、脚本家の仕事は「物語」を作ること。

そこに社会的な要素を盛り込めば、リアリティの高い重厚な作品の誕生に繋がりますが、それは物語の基礎が整っていることが前提。
社会風刺が魅力を高めることはあっても、魅力を作ることはありません。


ありきたりな「社会派」描写を適度に圧縮して、「弱者」の色恋沙汰も取り除いて、部族の伝統みたいな描写もある程度省いて…

とにかく全体を「圧縮」すれば、普通に面白い筋書きだったように思います。

120分かけてやった事が「キャシアン、星から出る」だけですからね。いくら何でもテンポ悪過ぎでしょう。


あとは過去編との2軸構成をやめることです。

先に連れ出されるまでの物語を描いておけば、マーヴァ・アンドーらとの人物関係が分からず混乱することも無かったはずですし、「ローグ・ワン」との対比にもなります。
「ボバ・フェット」でも明らかに完成度を損ねていた要素がなぜ引き継がれてしまったのか、甚だ疑問です。

アクションシーンは可もなく不可もなくという具合でしたが、そのくらいなのであればストーリーをガチガチに固めないと「凡作」か「駄作」にしかなり得ません。スピーダーのシーンとか展開も見え透いてましたし。



第3話でようやく物語が動き、少し面白いと思えましたが、正直2話で心折れました…


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「弱者」を描くと言いながら、帝国の治世では被差別階級のエイリアンはごく少数。
ドロイドはノルマだから出しましたと言わんばかりの扱い。
時報叩くオジサンとか、備え付けのオンボロドロイドで良かったでしょ。というか時報オジサンにまで無駄に尺を使うのどうかしてる。


希望はある
かなりボロクソ言わせて頂きましたが、まだ希望を捨てるほどの惨状ではないと思います。
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モン・モスマを中心とした政治パートはこれからスタート。

ありきたりな主張を棒立ちで2分間喋るだけになる懸念はありますが、わざわざコルサントのCGを作り、エイリアンのメイク費用を無くしてまでやりたい力作。期待したいポイントです。


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キャシアンの反乱軍生活もようやくスタート。
「社会派」スター・ウォーズがどんな「実情」を描いてくれるのか、ここから本格的に物語が動いていくことに期待しましょう。



そして何より、トニー・ギルロイ自身が、テンポの悪さを自覚している可能性が高いということです。

本作は当初5シーズンの展開を予定していましたが、トニー・ギルロイ自らが「長過ぎる」として2シーズンへの削減を要請。その結果
  • シーズン1→映画の5年前
  • シーズン2→映画の4年前〜直前

という異常なペースでの進行が決定しました。

削減を決定した時点で既にシーズン1は製作が進んでいたためこのようになっているのですが、「シーズン1の製作途中に削減を願い出た」という事実は、無駄な描写でしか尺を稼ぐことが出来ないことをギルロイ自身が自覚し、危惧していた可能性が考えられるでしょう。

こうなってくると、シーズン2は適切なペース感で物語が進行する可能性に「希望」を持つことが出来ます。

「キャシアン・アンドー」の未来はどっちだ?
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ファンサービスに頼らない社会派スター・ウォーズ、その幕開けはありきたりな言説と、上流階級視点から見た「下層階級」に終始したモノでした。
アメリカ様の批評家が好むのも納得。

あらゆる「汚れ」を忌避するディズニー傘下において、ダーティーな内容を期待すること自体が間違いだったのかもしれません。

社会性とエンタメ性は決して反比例するモノでは無い。

それ以前に今回の「キャシアン・アンドー」、少なくとも1〜2話にはこのどちらも無かった。

つまらないならつまらないなりに、せめて「社会性」をしっかり発揮していただきたいですね。


3話で多少生まれたエンタメ性がこのまま維持、強化され、元老院という舞台で重厚な政治劇が繰り広げられる、そんな「希望」を抱き、これからの1週間を過ごしたいと思います。



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「ローグ・ワン」、IMAXに帰還‼︎
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9月16日〜22日の1週間限定、「ローグ・ワン」がTジョイPRINCE品川のIMAXデジタルシアターに帰還!

休日の上映はそれなりに混雑していますが、チケット入手困難というような状況ではなく、平日は座席にかなりの余裕があります。

私も土曜昼間の上映に行って参りました‼︎


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品川のIMAXシアターは、数あるIMAXスクリーンの中でも指折りの巨大スクリーンを備えていることが特徴。

それこそ2016年当時、「ローグ・ワン」が公開されていた時期には日本最高峰の劇場スクリーンの1つでした。

現在は4K対応の「IMAXレーザー」、IMAXカメラで撮影された映像を完全な画角で映し出すことの出来る「IMAXレーザーGT」といったより上位のフォーマットが存在するためそんな事は言えないのですが、

「超巨大スクリーンにて『ローグ・ワン』を拝める」

その事実だけで脚を運ぶ価値があるというものです。


かく言う私が「スター・ウォーズ」にのめり込んだのは2014年。

タイミングが中途半端なせいで「フォースの覚醒」から入ったように勘違いされることが多いのですが、それとは関係なくBlu-rayで6作を観たのがキッカケです。(その時点で「もうすぐ新作やるらしい」という事実は認識していましたが)

「スター・ウォーズ」大好き中学生が「オタク」と化してしまった原因、それがこの「ローグ・ワン」なのです。
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↑当時のIMAX入場特典

2016年12月16日、「何としても公開日に観たい」という想いから、部活動が終わり、条例に引っかからないギリギリの時間の4DX上映に滑り込んだあの日。

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まあ…正直イードゥーに墜落する辺りまでは「微妙だなぁ…」と思っていましたが、雨の中山々の間を縫って飛ぶXウイングと帝国軍の攻防とカッコ良すぎる音楽に一気に引き込まれ、そこからローグ・ワンの結集、ビーチでの激突、シールドゲートの攻防、希望を託し散っていく人々、僅かな生存者の退路を阻むデヴァステイター、破滅と澄み渡る海のコントラスト、ベイダー卿のご活躍、自然に登場するタンティヴⅣ…

押し寄せる怒涛の感動と興奮、本編に全く引けを取らない、むしろそれを上回る映像の数々…

おじ様お兄様方が第1作や「エピソード1」で体感した「初めて『スター・ウォーズ』を観た時の衝撃」の一端を、確かにあの時私も実感したのです。


この瞬間、私のキモオタとしての一生は運命付けられたのでした。夕陽が沈むのを止められないのと同じ、私の運命なのです。

ここから私は未翻訳スピンオフ書籍をカジり出し、TLJに怒り狂い、界隈を荒らし回る狂人となって黒歴史を量産することになるわけですが、まあアレを肯定して無意識の内に恥を晒し続けるよりはマシなので良しとします。(良くない)


そんな私が、再び「ローグ・ワン」と劇場で出会うことが出来たわけです。

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最後に劇場で「ローグ・ワン」を観たのは、聖地日劇閉館時に行われた「さよなら日劇ラストショウ」

「スター・ウォーズ」が日本で初めて上映された聖地(「移転してる」というツッコミは禁止)にて、第1作に繋がる物語を再び体感する、これ以上無い最高の体験でした。

叙々苑の前にコスプレ集団が大量発生し、お食事を楽しんだスーツの方々がギョッとしていたのも忘れられません。なぜそんな格式高い所に映画館を作ったのか…


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品川のIMAXで再び相対した「ローグ・ワン」は、あの日の輝きを放ち続けていました。

序盤も何度も観ていくと、その先の物語を見据えた重要な布石、これを欠いては「希望を繋ぐ」ことの本当の意味を語ることは出来ないと断言できるものであることが分かり、夢中になって観られるようになりました。
(まあ大多数の人は1回しか観ない訳ですから、それで良いのか?と問われれば返答に困りますが…)


4KUHD Blu-rayで美し過ぎる「ローグ・ワン」を観た後だと、いくらIMAXの良質なプロジェクターとはいえHD画質SDRは少しインパクトに欠けますが、やはり巨大スクリーンで観る戦闘シーンの迫力は別格。

迫り来るAT-ACTの恐ろしさ、Xウイングのカッコ良さを最大限引き出した映像、破壊されるスター・デストロイヤー…

自宅ではハードルの5.1ch音声が、それを最大限活かすよう設計されたIMAXシアターで体感出来るというのも、見逃すことの出来ないポイントです。

雨の音なんかあまりにもリアルに聞こえてくるため、水が当たらないことに違和感すら感じてしまいました。
爆発やエンジン音も、色んな方向から聞こえてくるのでとにかく没入感が高い!


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私が初見時から大好きだった「真っ二つに折れた医療船」も、もう一度IMAXで拝むことが出来て良かったです。

「帝国の逆襲」クライマックスで印象的なネビュロンBが、ルークもお世話になった反乱軍の船が、「真っ二つ」になってしまうという光景に、中学生の私は強い衝撃を受けたのです。

下手に木っ端微塵になるのではなく「真っ二つ」、原型がまだ分かるのがかえってショッキングなんですよ。
ちょうど真っ二つに折れてても違和感無い変な形してるのも、余計に衝撃を強めてるんですよ。

あっけなく爆殺されるローディ、フォースを、仲間を信じて死んでいったチアルートとベイズ、最期の一瞬までキャシアンをサポートし続けたK、人生の最後の瞬間に大切なモノを見つけたジンとキャシアン、なんかレーザーの射線上にいたクレニック…

どれもショッキングで忘れられない瞬間なんですが、どういうわけか「真っ二つの医療船」が頭から離れない…

…同志いませんか?


「原型留めながら壊れるのが好き」、コレが私の性癖なのか…?


初見の時こそ「ベイダー無双最高!」という印象が強いですが、観れば観るほど計算された、「スター・ウォーズ」の世界を再現するため細部まで拘っているという魅力に引き込まれるのも、本作が名作たる所以ですね。

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↑だからこそ気になる、「なぜパイロットスーツがちょっと良い素材になっているのか」
「キャシアン・アンドー」本編映像もIMAXで!
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今回の復活上映は、「キャシアン・アンドー」から9分間の特別映像も同時上映。

元々このIMAX上映は、8月末にアメリカで1日限定開催されたものであり、その時にお披露目された映像が9月8日の「ディズニープラスデイ」より「スペシャルルック」として配信。

日本では配信が劇場公開に先行する形となってしまいました。
そもそも世界中で上映が開催されているわけではなく、アメリカで1日限定だったモノを1週間もやって下さっていますから、今回の催しに関して日本公式には感謝の気持ちしかありません。
「シスの復讐」上映会に辿り着けなかった者たち(私など)の悲痛な叫びが、今回の期間限定上映を実現に導くキッカケになったのかもしれません。


1週間以上前から公開されていた特別映像ですが、私はこの上映を初見にすると決めていたため、IMAXスクリーンにて本編映像を含む特別映像を初めて鑑賞しました。


感想は…特に無いです。


いや、本当に「無い」んです。


不安になるほどのモノでなければ、期待が高まるようなモノでも無い…


今回のドラマは社会的、政治的見地から「スター・ウォーズ」の世界を深掘りすることを全面に押し出していますから、アクションシーンを観せられたところで…というのはあります。

関係者の発言から、かなり大胆な部分まで踏み込んだ作品になることが予想されますし、映像ではなくストーリーに期待したいと思います。(「オビ=ワン」の時も同じこと言ったな…)

色褪せない「希望」
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名作はいつ観ても名作ですね。

製作途中で何かが起こるというのが「スター・ウォーズ」の恒例行事になってしまっていますが、実はその第1弾となったのは本作。

公開半年前に内容を大幅に変更して再撮影が行われ、音楽も11月にようやく録音に漕ぎ着けるというドタバタ具合でしたが、それを全く感じさせないクオリティと興行収入だったことが、巡り巡って「ハン・ソロ」の爆死に繋がってしまったような印象もあります。

「マンダロリアン」を始め、後年の作品にも強くその影響を残した「ローグ・ワン」。


私の原点でもあるこの作品と再び劇場で出逢ったことにより、改めて「スター・ウォーズ」が好きだ、そう感じることが出来ました。

上映前に大便をしようと個室に入ったら、なぜか便座にブツが付いていてブチギレたことも、エンドロール中にスマホ観始める奴がいたことも、全て吹き飛ぶ感動体験でした。
いや、前者は吹き飛ばないな。リアクター1機起動。


関東近郊の皆さん、是非今一度その「希望」に触れてみませんか?

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↑なぜか射線上にいたクレニック長官と共にお別れです。


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2年に1度のディズニーの祭典、D23EXPOがカリフォルニアにて開催中!

今回は今朝発表されたばかりの最新「スター・ウォーズ」情報について、簡単にまとめていきたいと思います‼︎

大ストリーミング時代
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基本的に「スター・ウォーズ」は「映画館で観るモノ」というのが世間の認識でしたが、最近はもっぱら「ディズニープラス」で観るモノになってしまったのではないでしょうか?

2020年の年末、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが膨大な数の自社作品を発表したことは強烈なインパクトを残しました。

案の定2作品くらい遥か彼方へと消えていきましたが、まだまだ「スター・ウォーズ」は「配信」という舞台で展開していきます。


「マンダロリアン」シーズン3、ついに予告映像公開!
全人類待望、「マンダロリアン」シーズン3の予告編がついに一般公開されました‼︎コチラの映像、5月に行われた「スター・ウォーズ セレブレーション」会場でのみ公開されたもの(おそらくCGなどはアップデートされている)なのですが、ようやくインターネット上で誰もが観られる状態になりました。
マンドーの独り占め、ダメ、ゼッタイ。

ルーク・スカイウォーカーの帰還から2年、「ボバ・フェット」番組乗っ取りから1年、再びマンドーの子育て奮闘記に心躍らせる日々がやってきます!

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色んな風景が見られるスター・ウォーズ、良いね。

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小惑星帯でのドッグファイト。

思いっきり宇宙戦が出来る予算が付いたとは、多くの人々の支持の賜物ですね。

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ボ=カターンも何やら不穏な雰囲気

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アニメシリーズとは打って変わってカラフルなマンダロリアンの皆さん。

元々書籍におけるマンダロリアンはカラフルだったのですが、アニメシリーズに登場させるにあたり「デス・ウォッチは軍隊だから」という理由でアーマーがある程度統一されるように。

その後「反乱者たち」でも一部キャラを除いてアーマーが使い回されていましたが、結局「軍隊だから〜」というのは方便で、単に作画コスト省いただけだったんでしょうね。

当時の書籍はもう正史から外れた訳ですし、アニメシリーズに準拠しても良かったと思いますが…

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グリーフ・カルガの姿も!

予告でもかなりの存在感を放っていましたし、キャラ・デューンの分まで大活躍してくれる事に期待‼︎

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なぜかR5-D4が飛ばしているN-1ファイター。

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CGの規模感も前シーズンより増している印象。

人気が予算に直結する、やはり応援は大事!

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何やらピリついているボ=カターンとマンドー。

事の重大さを理解せずにダークセーバーを手にしてしまったマンドー、今度こそ正当な形でダークセーバーを手に入れようと野心を燃やすボ=カターン。

ここ最近アソーカやサビーヌと共闘していた影響で味方キャラのようになっていたボ=カターンですが、元々は罪無き人々を焼き殺し、自作自演のテロを仕掛ける極悪集団の幹部。

シーズン2でもマンドーへの要求を一方的に増やし、ギデオンのクルーザーに乗り込んだ際もグローグーではなくダークセーバーに関心を向けていたボ=カターン。

ついに彼女の「本性」が露わになる時は近いのかもしれませんね…
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アニメではありがちなジェットパック降下シーンも、実写になるだけでこのカッコ良さ‼︎

もう映画じゃん。

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マンダロリアンたちの大規模戦も観られるんですか⁉︎

神じゃん。

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なぜか本シリーズで扱いが良いモンキーリザードの皆さん。
食糧脱却おめでとうございます。

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ドクター・パーシングも登場。共和国の留置所でしょうか?
モフ・ギデオンが囚われの身のまま終わるとは思えませんし、そうなってくるとクルーザーの詳細を教えてしまった彼の身も危うい…
パーシングには死んで欲しくないな…一生ビビっててくれ。

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エイリアンをたくさん登場させる予算も完備。

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宇宙のCGもなかなか良さげ。
やっぱ世の中金だわ。

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我らがメインヒロイン、ペリも予告の段階で登場。

制作陣、「分かってる」な。

相変わらず壊れているR5君ですが、マンドーと共闘とはどういう風の吹き回しなんでしょうね?

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やっぱ世の中金だわ。

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予告の〆に「グローグーを抱っこするマンドー」を持ってくるの、「分かってる」。

「色々チラ見せしてきたけど、結局お前らが1番観たいのはコレだろ?」という製作陣からのメッセージ。

そうです。この親子が最強です。

この2人がセットになった時が最高の瞬間なんですわ。

なぜ抱っこしなければならない状況になったのかは分かりませんが、尊いのでOKです。



「マンダロリアン」シーズン3は2023年配信。


5月開催ののセレブレーションの時点では「2023年2月配信」とされていましたが、今回の発表では「2023年」としか言われていません。多分そういうことです。

早く観せてくれないとマンドー欠乏症で倒れそう。

現在「ビッグガンガン」にて国産のコミカライズ版も連載中!
ようやく第1話が終わったという超スローペースですが、その分原作に忠実かつ濃密な作品に仕上がっていますので是非!(なお次号は休載とのこと)

「テイルズ・オブ・ジェダイ」、またもやスピンオフ書籍を殺害してしまう


デイブ・フィローニが手掛ける短編シリーズ、「テイルズ・オブ・ジェダイ」の予告編が公開!
全6話の今作はアソーカの物語が3話、そしてドゥークーの過去編が3話という歪な構成。
ドゥークーの過去編ってマニアック過ぎでは?
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ジェダイ聖堂に植えられてる木+ドゥークー。
全SWファンが観たかった夢の光景ですね。有無は言わせん。
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フィローニの寵愛が凄まじいアソーカ。とうとう神秘の存在みたいな画になってしまった。

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お義父さん、お義母さん、いつもお世話になっております。(支離滅裂な思考・発言)

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アソーカ編の内1話は「クローン・ウォーズ」時代の訓練を描くようですね。

アニーのスパルタ教育が「クローン・ウォーズ」最終回に活きた、つまりスパルタ教育こそ至高。(支離滅裂な思考・発言)


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ジェダイ時代なのに光の当たり方が悪役なドゥークーさん

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戦いを最後の手段とは思ってなさそうなドゥークーさん

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ドン引きするクワイ=ガンさん。
若い頃とはいえ、言われなきゃ分かんねぇな…

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ドゥークー編は「クワイ=ガンドン引き編」「メイスと大暴れ編」「脱退編」の3本立てでしょうか?

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なんというかドゥークーさん…アナキンさんより凶暴だったりします?

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コチラはアソーカ編。尋問官なんですけど、コレっておそらく白のライトセーバー誕生物語ですよね?
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書籍、死亡
デイブ・フィローニのお家芸、「スピンオフ書籍抹消」がまたもや発動されてしまった!

アソーカの白いライトセーバーは、尋問官「シックスブラザー」を倒し、彼のライトセーバーのクリスタルを浄化して作ったという物語が小説で展開されており、後にコミックにてシックスブラザーの姿も明かされていたのですが、コレらが完全に無視されることとなりました。

まあ…初報の時点でそんな気はしていましたが、尋問官のデザインが跡形も無くなるとまでは思いませんでした。

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フィローニ作品のキャラが超低クオリティで実写化されたと思いきや、フィローニ作品が他作品キャラのデザインを根本から変えてしまうという珍事、ここに来て「オビ=ワン」無罪説が浮上するとは…

ところで…
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「フォールン・オーダー」ってこのコミックの内容が反映されてるんですよね。

大型タイトルの立場まで揺らがせる、フィローニの権力スゲェ…

「オビ=ワン・ケノービ」は小説「レイア オルデラーンの王女(王女の試練)」と矛盾する内容を展開していながら、ラストに数行の台詞で強引に辻褄を合わせようとする(それでも全部は合ってない)という逃げ腰な態度でしたが、フィローニは100%完全無視するので、逆に「そういうモノ」として観られます。

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レックスを始め、クローントルーパーの皆さんも登場。
今頃金田明夫氏が予告観て発狂してそう。

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グローグー登場以前、ヨーダと同種族であるたった1人のキャラクターだったヤドルも「エピソード1」以来の登場‼︎
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ドゥークー編のクライマックスを飾るのはヤドルとの対決‼︎

現在の設定においてはその最期が描かれていなかったヤドル。ダース・ティラナスの最初の獲物になってしまうのか…
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↑「LEGOスカイウォーカー・サーガ」だとなぜか「エピソード2」の時代にも生きていましたが…


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ドゥークーさん、アナキンの子供殺戮シーンの左右反転版みたいな映像になっちゃってますよ。
この人最初からヤバかったのでは?

というか、何気にドゥークー伯爵の話も書籍抹消の恐れアリという…


「パズルの穴埋め」以上でも以下でも無さそうな作品ではありますが、それ故に一定の面白さが保証されているとも言えます。


全人類待望のドゥークー伯爵過去編&アソーカの知られざる物語は10月26日、全話一挙配信‼︎

「キャシアン・アンドー」第8話も同時配信です。

どっちから観るか、悩ましいですね…


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↑ディズニープラスでは吹替版予告も観られます

情報錯綜の「バッド・バッチ」シーズン2、1月4日配信ということで決着
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ディズニープラス日本公式が公開した9月のラインナップ紹介動画。

その中には「スター・ウォーズ:バッド・バッチ 9月28日 水曜日 シーズン2」との記載が。

ただしこの動画には「動画作成時点での情報」の注釈が添えられており、実際日本公式ページの配信スケジュールの中に「バッド・バッチ」は無し。

この動画が公開される前日辺りから「『バッド・バッチ』配信延期」との噂が世に出ていたこともあり、「アメリカ本部の急な変更に日本公式動画が対応しきれなかったのでは?」との見方が強く、そのままこの話題は決着したかに見えました。

しかし、事件が起こります。FullSizeRender
「近日配信予定」のコーナーに「バッド・バッチ」が現れたのです。

またオーストラリア公式からも「9月28日配信開始」との情報が流れ、「サプライズ配信を予定していたが情報管理ガバガバなだけ」という新たな可能性も浮上。

そんな中で「1月4日配信開始」という新たな噂まで現れ、もう何を信じれば良いのか分からない状況でした。

とりあえず公式に「近日配信予定」とされていることから、「9月28日説」が有力視されていましたが…

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今回「2023年1月4日」配信開始と発表されました。

「キャシアン・アンドー」とはズラされた形です。

おそらく全16話前後あるでしょうから、もしかすると「マンダロリアン」は5月4日とかまで観られない?

ヤダ…マンドー早く観たい…延期するなら「バッド・バッチ」の方にして…


「キャシアン・アンドー」新映像公開



「キャシアン・アンドー」の最新映像が公開!

正直全く期待していませんでしたが、ここ最近少しずつ楽しみになってきています。

予告映像のクオリティも今回は高いような気がします。

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Tジョイprince品川での「ローグ・ワン」IMAX上映も今週金曜日(9月16日)よりスタート‼︎
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先日ディズニープラスにて突如公開された特別映像も、IMAXスクリーンにて同時上映されます。

私は初見を劇場にとっておきたいので、まだ観ていません。
9月21日16時の配信に向け、「キャシアン・アンドー」への熱を高めていきたいところです‼︎
初回は3話同時配信。どれだけの時間TV前に拘束されるんだか…


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↑金田明夫氏、2022年の「スター・ウォーズ」作品全てに出演する可能性大。

「スケルトン・クルー」ビジュアル公開

「マンダロリアン」の製作陣とジョン・ワッツ監督が贈る「スケルトン・クルー」のビジュアルが公開!

会場でのみ予告編も公開されたようです。

子供たちが活躍するストーリーになるようですが、正直どんな作品になるか全く検討が付きません…


「アソーカ」ビジュアル公開
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ビジュアル、というよりは現場写真でしょうか?

編集が為されていないためかなり安っぽく見えますが、これからCGやら色調調整やらでしっかりとした画が出来上がることでしょう。

多分きっとmaybe…


エズラ役が決定したとの報道もありますし、「アニメ世界そのものの実写化」というSW史上初の試み、フィローニを信じて待ちましょう。

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↑特に他意の無い画像

「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」ビジュアル公開
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「スター・ウォーズ」から久々のTV放送番組、「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」のビジュアルが公開。

ディズニージュニアでの公開ということでしたが、思ってた以上にジュニア感が強いですね。

「ハイリパブリック期が舞台」ということになっていますが、「ハイリパブリック」というのは「エピソード1」以前のかなり広い時期を指す言葉であるため、それ即ち書籍展開と関係する内容だ、と断言することは出来ないと思います。

シリーズのメインターゲットとしては「未就学児及びそのちょっと上」が想定されていますから、小説とガッツリ話絡めてくるようなことは無いはずです。

オタクを引きつけるために「読んでると嬉しいネタ」みたいなのは盛り込んでくるかもしれませんが、書籍が映像作品と連携するというのは極めて稀なケースですし、かなり怪しいかと…


アメリカではディズニージュニアでの放送、ディズニープラスでの配信の両方が行われるようですが、どちらが先になるのかということも分かっていません。

日本ではどのような扱いが為されるのかは正直読めません。TV向け作品となると、日米同時配信は不可能であるように思えますが、軸足が配信に置かれているのならその限りでは無いようにも…

過去には「レジスタンス」が話数によってディズニーXD先行だったり、ディズニーデラックス先行だったりとグチャグチャだったこともありました。(どちらも今は亡きサービスじゃないか…)
流石に現行のプラスでそこまでグチャグチャになることは無いと思いますが、ディズニージュニアは現在も日本で生きていますから、そちらが先行するという可能性は無きにしも有らずでしょうか?


正直それほど重要な作品ではないでしょうから、毎月ディズニープラスの配信スケジュールだけ確認しておけば良いようにも思いますね。


LEGOスカイウォーカー・サーガ、追加DLC発表
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「LEGO スカイウォーカー・サーガ」の新たな有料DLCの発売、そして既に発売済みのモノと合わせて全DLCを同梱した「Galactic Edition」が発表されました。

新たなDLCは
  • オビ=ワン・ケノービ
  • キャシアン・アンドー
  • ボバ・フェット
  • クローン・ウォーズ
  • 反乱者たち
  • サマーバケーション
のキャラクターが追加されるというモノ。

レから始まってスで終わるアニメがハブられているような気もしますが気のせいです。

「サマーバケーション」のキャラクターパックに金を払う人間がどこにいるのかは正直疑問ですが、やり込んで全要素をコンプリートしたような人は買ってしまうんですかね?

おそらく「Galactic Edition」が日本で発売されることはないでしょう。PC版やダウンロードソフトとしてなら可能性ありますが。

怒涛の大量供給
・現在
「スター・ウォーズ ジャンプ・トゥ・ハイパースペース」開催中」
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トイサピエンス東京にて、「オビ=ワン・ケノービ」の撮影で使用された本物の衣装が展示中‼︎

オビ=ワンのライトセーバー&ブラスターはD23expoでの展示よりも優先されて東京に来ています!


オビ=ワンの衣装、東京がアクション用でD23にあるのがアップ用、みたいな感じでしょうか?

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ディズニープラスではメイキングも配信中。

「オビ=ワンとベイダーが平地で戦っていたのは『地の利』が無いから」という衝撃的な事実が明かされて腹筋が崩壊しました。

・9月16日
「ローグ・ワン」IMAX上映開始
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Tジョイprince品川にて、1週間限定で「ローグ・ワン」が復活上映されます。

アメリカでは1日限りだった企画が、日本では1週間‼︎

担当者が良い仕事をし過ぎている…


・9月21日
「キャシアン・アンドー」配信開始
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3週間の延期を経て、ついに配信開始です。

初回は3話まとめて配信。頼むから面白くあってくれ。


・10月26日
「テイルズ・オブ・ジェダイ」一挙配信
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短編集の一挙配信…

「ビジョンズ」の時のようなイメージですかね?

全部で2時間前後といったところでしょうか?

「キャシアン・アンドー」最新話も同時に配信されますから、この日は忙しくなりそうです。


・2023年1月4日
「バッド・バッチ」シーズン2配信開始
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歴代アニメキャラてんこ盛りパーティー、当初の配信予定から考えれば既に完成しているのでしょう。

初回は2話同時配信。

シーズン1の第1話は通常の3倍の長さでしたから、実質ボリュームダウンですね。(これでシーズン2第1話も70分あったら笑えますが)

・2023年春
「ビジョンズ」シーズン2配信開始
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日本のアニメスタジオが手がけた「ビジョンズ」シーズン1は世界中で高評価を受けましたが、シーズン2は日本を含む9カ国のアニメスタジオが1つずつ短編を制作します。

様々な国の価値観や文化が詰まった「ビジョン」、今から楽しみですね!


・2023年春?
「ヤング・ジェダイ・アドベンチャー」登場
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正確な日程は明らかになっていませんし、日本で同時に公開されるかどうかも疑問ですが、目安としては覚えておくと良いでしょう。


・2023年
「マンダロリアン」シーズン3配信開始
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「キャシアン・アンドー」が遅れた結果「バッド・バッチ」が遅れ、そのまま「マンダロリアン」まで遅れてしまった…

「バッド・バッチ」の終了時期を鑑みると5月4日の可能性が高いように思いますが、「スター・ウォーズセレブレーション2023」が4月に行われるということで、「オビ=ワン・ケノービ」同様日程を合わせて盛り上げてくるかもしれません。

その場合でも「バッド・バッチ」とは1回しか配信スケジュールが被りませんから、可能性としては大いにあり得るでしょう。

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なお、「マンダロリアン」もなぜか「近日配信予定」のコーナーに入りました。

もうこのコーナーの信用が置けないことは「バッド・バッチ」で証明されましたが、万が一10月に「マンダロリアン:恐怖のハロウィーン」みたいなタイトルで恐怖の館でビビり散らかすマンドー&暴れ回るグローグーがサプライズ配信されたらディズニーのオフィスに10万円送りつけます。

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シーズン3のプロモーションは狩野英孝にシーズン1から観てもらって、シーズン2最終回の直後にシーズン3第1話観せて混乱してる映像を流す方向でお願いします。

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↑「ボバ・フェット」を観ないと「マンダロリアン」シーズン3が全く分からない罠、人類はどう立ち向かえば良いのだろうか?
(万が一この記事を読んで下さっている方の中に「ボバ・フェット」を観ていない、途中で挫折したという方がいらっしゃいましたら、今すぐに観てください。最悪1〜4話は飛ばして良いので「5〜7話」だけでも観てください。コレを飛ばすとシーズン3が「全く」分かりません。)


・2023年
「アソーカ」「スケルトン・クルー」配信開始
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どちらが先なのか、いつ頃なのかといった情報は全くありませんが、現時点では「2023年配信開始」ということになっています。

最近の状況を見るに片方は2024年に倒れそうな気もしますが、気長に待ちましょう。


未だかつて無い「スター・ウォーズ」の大量供給、個人的には2作同日配信するくらいなら数を減らし、制作期間に余裕を持たせて欲しいと感じますが、クオリティが高いなら何本あっても嬉しいですからね。

クオリティが高いなら。

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超高級玩具を展開するホットトイズの直営店、トイサピエンス東京にて開催されている「スター・ウォーズジャンプ・トゥ・ハイパースペース」に行ってきました‼︎

「ローグ・ワン」復活上映が発表された昨日の今日、もう朝からずっとスター・ウォーズの事しか考えられない脳みそになってしまいました。


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別に「ウルトラマンデッカー」の聖地巡礼に勤しんだり、
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道中で色違いのポケモンを捕まえたりはしていません。

今回のイベントの一番の目玉、それは…IMG_7735
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「オビ=ワン・ケノービ」の撮影用衣装!
ドラマで実際に使用された衣装が、ユアン・マクレガーが袖を通した本物の衣装が、この東京の地に降り立っているのです‼︎

いざ、原宿へ!
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リア充の巣窟、原宿の一角をなぜか陣取っているオタク御用達専門店。
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店頭にはイベント告知のポップが。

「オビ=ワン・ケノービ」の展示という事で、ベイダー卿の目がしっかり赤色になっています。
流石はオタク専門店。

初日の今日(9月3日)及び明日は事前予約者の優先入場日ですが、飛び入り参加の人たちも普通に入れていました。


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店舗入り口では玉座に座った大名様がお出迎え。

こちらはレプリカですが、店の外に対しても圧倒的な存在感を放ち、道行く人にイベントの開催をアピールしてくれています。しかも細身。

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大名様の両脇にはピンボールの筐体が。
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マンダロリアン版は初めて見ました。

さて、この間にも色々置いてあるのですが、多くの入場者が一直線に向かうのが…IMG_7675
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本物の衣装!
テレビ画面の向こう側の世界の存在だった衣装が、我々の目の前に‼︎

とにかくたくさん写真を撮ってきましたので、いくらかコチラで紹介したいと思います。
(反射を抑えながら撮るの大変でした…)

オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)
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第1話終盤〜第3話、タトゥイーン出発から焼かれるまでの間に着ていた衣装です。
最も「ジェダイ」のイメージに近い格好ですね。
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本物のオビ=ワンです。これにはナリ君も大喜び。IMG_7602
ベイダー登場前に使用していた衣装ということで、ブラスター付きでの展示です。
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ブラスターの傷やディティール、ホルスターの質感まで見放題!
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野蛮だね。
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ジェダイには必要不可欠、オビ=ワンのライトセーバーも展示されています‼︎
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光るギミック搭載の商品で再現出来ない細身の部分も見放題。
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ネジの部分まで見放題。
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色のハゲ具合まで見放題。プロップも酷使されているんですね。
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ベルトのオンボロ具合はおそらく意図的でしょう。
10年間貧乏生活ですからね。
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ブーツの細かい部分まで見放題。IMG_7610
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生地の質感もバッチリ確認可能。知識のある人なら特定出来ると思います。

リーヴァ・サヴェンダー(モーゼス・イングラム)
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Hello, third sister.
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リーヴァの衣装、かなり複雑な造りをしているように見えます。
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尋問官としては珍しく腰に提げられたライトセーバー
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金具までしっかり見られます。
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劇中では見えづらいズボンの模様まで
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ベルトはちょっとガタが来てる?
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ブーツはかなりの使用感。これは撮影で付いたものかな?

大尋問官(ルパート・フレンド)
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自分を大尋問官だと思い込んでいる精神病患者さん
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こうして衣装だけを見ていると、しっかり実写化出来ているように錯覚してしまいます。
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アニメでは付けていなかったのに、ドラマで突如湧いてきた大尋問官の階級章
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ベルトやグローブも細部まで確認可能
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「この辺を刺されたのかな?」などと想像して楽しめます。
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無機質なイメージだった衣装も、生地の質感が見えるとまた印象が変わります。
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マントの裏地の模様1つ1つが帝国のエンブレムになっている、というのは驚きです。

フィフス・ブラザー(サン・カン)

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自分をフィフス・ブラザーだと思い込んでいる精神病患者さん
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こうして衣装だけを見ていると、しっかり実写化出来ているように錯覚してしまいます。

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アーマーと生地の隙間も見放題

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リーヴァなどと比べてキレイな状態に保たれています。

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グローブの模様まで見えてしまう。

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帝国のエンブレム、そして…

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ライトセーバーも背負っている‼︎

こいつに限らず、後ろ側もしっかり見たい…


フォース・シスター(リヤ・キールステッド)
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今回のドラマで初登場のフォース・シスター
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レック部分も衣装扱い

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あまり出番の無いキャラクターですが、細かく作られています。

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腕のアーマーも複雑なパーツ分け。IMG_7662
ライトセーバーも背負っています。(大尋問官も背負っていたのですが、反射の都合上撮れませんでした)

今後の作品で彼女の活躍は観られるのでしょうか?


パージトルーパー
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ゲームにおけるデザインをガン無視したパージトルーパーも、今回の展示に選ばれました。

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↑どうやらベルトが上下逆さまに付けられてしまっているようです。パージトルーパーの人気が皆無なのであまりバレていませんが…
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どういう訳かかなりボロボロです。

アクションシーンでも使用したからですかね?


やはり「本物」を観られるというのは良いですね。

欲を言えばフォースシスター、パージトルーパーよりもレイア、ターラ、オーウェン叔父さん辺りの衣装の方が見たかったですが…

目玉になりそうなベイダー卿もありませんでしたが、何か理由はあるのでしょうか?
「アソーカ」の撮影に駆り出されてるんですかね?


その他の展示
今回はホットトイズ主催のイベントということで、ハイグレード商品の数々も展示されていました。IMG_7664
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「マンダロリアン」まで続いて欲しい!
トイサピエンスで「スター・ウォーズ」の衣装展示が行われるのはコレが初めて。

今回のイベントが盛況であれば、次回以降「キャシアン・アンドー」、「マンダロリアン」といった後続の展示に繋がるかもしれません。

是非「マンダロリアン」の衣装は見たいなぁ…


「オビ=ワン・ケノービ」メイキングも間もなく配信
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今回展示されている衣装の数々の活躍が見られるメイキングも今週木曜に配信開始‼︎

これを観てから展示に赴く、なんていうのも良いかもしれませんね。


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明日9月3日より、トイサピエンス東京にて「スター・ウォーズ ジャンプ・トゥ・ハイパースペース」が開幕‼︎



なんとコチラのイベント、「オビ=ワン・ケノービ」の撮影で使用された「本物」の衣装を拝めてしまうのです‼︎

店舗公式Twitterがアップしている画像にも、オビ=ワンや尋問官たちの衣装が映り込んでいる‼︎


「ボバ・フェット」の実寸大レプリカも展示されるとのことで、今から既にワクワクが止まりません‼︎


イベントが開催されるトイサピエンスは、超高級玩具ブランドとしてお馴染みのホットトイズ直営店。

あくまでイベントの主軸は新作フィギュアの展示や物販との事ですが、衣装置いておくだけで私みたいな人間がホイホイ寄ってきますし、商売上手ですね。

衣装展示が行われるのは東京のみですが、大阪、名古屋の店舗でもイベント自体は開催されるとの事です。

東京店に限り、初日二日間(この週末)は事前に予約チケットを取得した人の優先入場日となっているため、飛び入り参加の場合はそれ以降の日程がオススメです。
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↑優先入場権は既に受付終了

私は初日の予約チケットを確保済みですから、早速本物の衣装を堪能させていただきます‼︎


そんな訳でここ数日「オビ=ワン・ケノービ」を観返してていたのですが、第5話を堪能し「最終回は色々とアレだから観るか迷うなー」などと思いながらTwitterを開いてみると、そこには衝撃の光景が…


ローグ・ワンIMAX上映⁉︎
このポスター、紛れもなくアメリカで1日限定開催された「ローグ・ワン」IMAX上映のモノじゃないか‼︎

抽選でご招待⁉︎また「シスの復讐」の時みたいな事をやるのか⁉︎

いやそもそも16日空いてねぇよ‼︎最悪だぁぁぁ‼︎

と思っていたのですが、よく見てみると…



1週間やるの⁉︎
アメリカで1日限りの開催だった「ローグ・ワン」IMAX復刻上映、日本では1週間もやるとのこと‼︎

日本の劇場で「ローグ・ワン」が上映されるのは、2018年1月に開催された「サヨナラ日劇ラストショウ」以来4年半ぶり。


赤いロゴの映画への怒りが記憶に新しかったあの頃、私もこの作品のリバイバル上映のため、聖地日劇に脚を運んだ事を覚えています。

今回Twitterで抽選が行われるのは初日舞台挨拶でした。ドラマの宣伝となると、ゲストはキャシアン役吹替声優の加瀬さんですかね?


T・ジョイPRINCE品川で開催
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今回の限定上映は9月16日〜22日、T・ジョイPRINCE品川での開催。


「PRINCE」の名を冠していることからお分かりの通り、品川プリンスホテルの敷地内にあるシアターです。

ホテル併設の映画館、と言われるとなんだかショボそうな感じがしますが、単にホテルと同じ敷地内にあるというだけで普通の大型映画館。
11のスクリーンを擁し、常に大作を一般観衆に向けて供給し続けています。

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そんな品川のIMAXシアターの歴史は古く、2002年にフィルム用のIMAXシアターとして建造が為されたというかなり稀有な存在。

IMAXが浸透し始めたのはここ数年、IMAXで画角の広がる作品が増え、日本のアニメ映画もIMAXシアターで上映されるようになったことで急速にその知名度と支持を広めたように感じられます。

そんなIMAXを20年以上も前に導入していたというのだから驚きです。選ばれしオタク以外誰も興味無いじゃん。

案の定、「スター・ウォーズ」がフルデジタル制作された2002年に開業したフィルムシアター(しかもオタク専用)が長続きするはずはなく、2007年に一度IMAXから撤退。

その後2016年、元々IMAX用に建造されていた設備を再利用し、「IMAXデジタルシアター」として復活。

IMAXの中でも指折りの超巨大スクリーンを備え、日本最高峰の鑑賞環境を備えた映画館の一つとして新たな一歩を踏み出したのです。


が…


このシアター、「IMAXデジタルシアター」なんですよ。

数年前、それこそ「ローグ・ワン」が上映されていた頃は最新鋭の設備だったのですが、2018年頃に「IMAXレーザー」なる新規格が日本上陸。

この「IMAXデジタルシアター」と「IMAXレーザー」は似て非なるモノでして、簡単に言ってしまうと

  • IMAXデジタルシアター→2Kプロジェクター
  • IMAXレーザー→4Kプロジェクター


といった具合。

繰り返しますが、今回「ローグ・ワン」が上映されるTジョイ品川は「IMAXデジタルシアター」。

2Kです。


単純な画質だけでいうと、4KUHD Blu-rayに劣ります。

そもそもIMAXレーザーの登場が「ローグ・ワン」公開後ですから、単にレーザー用の上映素材が無いのでしょうね。

そうは言ったものの、鑑賞体験を決める要因は画質だけではありません。

先述の通り、Tジョイ品川のIMAXスクリーンは日本最大クラス。
具体的な数値は公表されていませんが、筆者はかつてここで「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」を観た経験があり、その大きさに度肝を抜かされました。
デカ過ぎて引きます。

「ローグ・ワン」のド迫力の宇宙戦が、スカリフでの激闘が、日本最大級のスクリーンで、映画館の音響で、もう一度体感出来るんです‼︎



東京近郊に住んでいるのなら、このチャンスを逃したくはないですね‼︎

ちなみに
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↑当時のIMAX特典ポスター

「ローグ・ワン」のIMAX上映は公開当時も行われていましたが、その際はIMAX3Dのみの実施。

今回の復活上映で使用されるのはIMAX2D。実は日本初。

個人的にIMAX3Dは目が疲れるので、コレはこれで良いかな?と。

「キャシアン・アンドー」特別映像付き
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9月21日に配信開始となる「キャシアン・アンドー」

今回の上映では、本作からの「特別映像」も併せて上映‼︎

しかも、「9分間」‼︎


9分間って何⁉︎


あくまで「特別映像」としか書かれていないため詳しいことは分かりませんが、ここまでの長尺となると「本編の1場面」を先行して観せてもらえるのでは?と期待してしまいます。

既にアメリカでは実施されているので、調べれば分かるのかもしれませんが、私は当日の楽しみに取っておきたいと思います。


最高の復習に
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ドラマが配信される直前に「ローグ・ワン」は観ようと思っていましたが、まさか映画館で観られることになるとは思っていませんでした。

週末絶対に観に行かなければ…



チケットは上映2日前、日付が変わった瞬間に発売です。今のうちに会員登録しておきましょう。


「ローグ・ワン」復活上映は9月16日スタート、「キャシアン・アンドー」は21日配信開始。初週は3話同時配信という意味不明なボリュームです。


劇場ででジンとキャシアンの勇姿をその眼に焼き付け、TVや手元の画面で彼らの原点に触れる。

「希望」が、帰ってきます。


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ビッグガンガン、読んでますか?
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2022年5月25日より、月刊漫画雑誌「ビッグガンガン」にて「マンダロリアン」「ビジョンズ」の漫画版の掲載が行われていることをご存知でしょうか?


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有料だからかLINEマンガの時ほど話題になってないような気がするのですが、担当者は連載告知の広告を往年のフィギュアパッケージ風にしてしまう「末期」オタクの方。


↑なぜかアメリカから情報がリークされたのも懐かしい



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「ビジョンズ」は配信されている9作品の中から
  • The Elder
  • のらうさロップと緋桜お蝶
  • 九人目のジェダイ
  • THE TWINS

の4作を毎回異なる漫画家先生が描くというオムニバス企画。



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「マンダロリアン」は同じディズニーブランドである「スパイダーマン」のマンガ版を経験している大沢祐輔先生が担当。
ディズニープラスの地位を不動のモノとした傑作ドラマの世界観が、日本漫画界の技術力によって紙面上で躍動します。



映像作品と基本的な内容が同じということもあり、このブログでは初回を除き1話毎の紹介は行っていませんでした(初回ですら他の記事のついで)が、最新の「2022 Vol.09」にて両作品が1つの節目を迎えたということで、それぞれの作品について紹介していきたいと思います。

「コミカライズ化」ということで、原作との違いを中心に触れていきたいと思います。


The Elder
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原作はトリガー製作、連載開始初回の表紙を担当した「The Elder」。2022Vol.06に掲載。「巻頭カラー」となっていますが、扉絵だけです。

私はカラーページ目当てでこの号のみ紙媒体で買ったのですが、見開き1ページのみなので単行本でもカラー掲載されるかもしれません。

マンガ版は原作アニメのキャラクターデザイン担当、白浜鴎先生自らが担当‼︎



・間の表現が出来ない分台詞で調整

・ページ数収めるためにセリフをコンパクトに

・背景が映像と合わせられていない

細かい言い回しがアニメからかなり変わっています。


背景に関しては他の作品が大まかにトレースor省略している中、この作品は普通に違います。


デザイン、脚本はもちろん同じですが、アニメのコピーにはならないようにしていた印象です。



・地上での駄弁りは控えめに

ダン君の皮肉が増えましたが、地上での会話自体は大幅減量。料理の下りなど全カット。


・ダンが全体的にオーバーリアクションに

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なんか全編通してダン君の主張が激しいです。
ウィンクやセーバー戦といった魅せ場ではイケメン度が増してます。
白浜先生のお気に入りなのかな?


・バムガの死体に関する説明に若干の情報追加

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本当に「若干」です。


もはや「追加情報」というのかも怪しいですが…


・ダンと老人の問答が戦闘と同時進行に。尺も短縮され速攻で決着。

戦いの幕開けに位置していた「口ではなく、剣で語ろう」というセリフがトドメのタイミングに入れ替わりました。

「防御に徹して時間稼ぎが?」という下りはカット。


師弟関係と辺境マスターからのメッセージに重点が置かれているため、戦闘シーンは削ったようです。(マスターと老人の対決はほぼそのままですが)


・ラストのセリフに変更。メッセージをより分かりやすく。

最後にマスターの言葉が要約されて〆になっています。

要約してお伝えしてしまうのはジェダイらしくないと思うのですが…


ただ「その優しさを忘れなければな(ダンが子供たちと談笑するカット)」の後、1ページ使ってお言葉要約&タジンの立ち姿を描いているため、単に1ページ余っただけという可能性も0ではない…?



アニメのキャラクターデザインを務めた方によるマンガ家というだけあり、アニメのイメージがそのまま誌面に映し出されたような内容になっています。


のらうさロップと緋桜お蝶
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原作はジェノスタジオ製作、特定の層から熱狂的な支持を誇る「のらうさロップと緋桜お蝶」。2022Vol.07に掲載。

マンガ版は「スター・ウォーズ」マンガ界のウサギ担当、「レイア 王女の試練」でお馴染みの春壱先生が担当。 ↑ご本人とのことでした



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↑ちなみにコレは本物のウサギが出てくる「スター・ウォーズ」映画。ディズニープラスで大好評配信中です。ほらそこ目を逸らすな。


「レイア 王女の試練」休載期間が1年に迫りつつある春壱先生、体調の都合上継続的な連載はまだ難しいようですが、単発企画でSWマンガに帰って来てくれました。


さて、この「ロップ」ですが、4作品の中で最もアニメとの差異が大きいです。

・物語の順序が変更。回想が中盤に

アニメでは冒頭に位置していたロップが弥三郎家に拾われるシーンが中盤に移りました。

伝家の宝刀を受け取った後、3人でホロを撮った海岸で出会った日のことを思い出す、という構成に変更されています。

弥三郎が帝国に攻撃を仕掛けたことにも自分で気付くようになりました。

こうすることで冒頭から事件を動かし、SWらしさが早い段階から押し出されています。


…「伝家の宝刀継承の後」を「中盤」と表現しましたが、コレも大きな違いですよね。あのシーン自体終盤ですから。


・言葉遣いや言い回しが変更

主にお蝶のセリフにその傾向が強いのですが、言い回しを変えることによって内容が欠落することなくセリフ量が削減されています。

この辺の配慮はかなり慎重に行われていた印象です。

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そして一番驚いたのが、伝家の宝刀を継承する際の弥三郎のセリフがより古めかしくなっていること。

アニメも全編通して古めかしさを押し出していましたが、それが更に強調されている形です。

あくまで私の私見ですが、「本来の脚本ではこうだった」という可能性があるように思います。
コミカライズの際「分かりやすく」することはあっても、わざわざ「分かりにくく(まあこれくらいなら義務教育の範疇ですが)」することって無いと思うんですよね。

元々脚本には今回の漫画のように書いてあって、監修を通す際に「もう少し平易に」という話になったのではないかな?と…

まあ、古文にはなっていそうでなっていないので、春壱先生が雰囲気で書いた可能性も0ではないと思いますが…


・ロップの心の中の言葉多めに

原作アニメは人情物語の割に心理描写が薄い印章があったのですが、今回のマンガ版ではロップの心の声が多く文字に起こされており、読者が置いてけぼりをくらわないよう配慮されている印象を受けました。

主人公の人となりが分かりやすくなるのは良いことです。


・市場に落ちる下りはカット

順序が変わった影響かもしれませんが、お蝶が帝国に加わった後、ロップが市場に転落する下りが無くなりました。


・クライマックスが大幅増量

ラストの戦闘にかなり誌面を割いています。


1コマ1コマをかなり大きく取っており、セリフも原作より追加、ロップの表情と言葉で姉妹の斬り合いがより華やかなものになっています。


また原作ではお蝶が去った後、間も余韻も何も無く、間髪入れず「きっとあたしたち本物の家族になれるから」と言って強引に〆ていましたが、今回のマンガ版では弥三郎とのやり取りを間に挟んでラストの台詞まで自然に繋げられていました。

そして私はここでも思いました。

「これが本来の脚本だったのでは?」

と。

原作のラスト、いくら何でも急過ぎません?

アレが「尺足りてない」感を増していたと思うんですよ。

「赤霧」が予告編に映像をほとんど出せていなかった上にポスターも背景画を提出しただけ、完成品は短尺超低クオリティという惨状で「絶対納期に間に合わなかっただろ」と感じさせるものでしたが、もしかするとこの「ロップ」も納期が足りず、〆の部分を削らざるを得なかったのではないかな?と。
戦闘シーンの作画かなり気合い入ってましたし、街並みも相当描き込まれてましたから、そういう事態になってても不思議は無いのかな?と思います。(決して褒められたものではないですが)


マンガ版を読んでみての感想ですが、「のらうさロップと緋桜お蝶」に関してはマンガ版の方が構成がしっかりしていると思います。
動きや声が無いので単純比較は出来ませんが、こっちの方が作品としての出来が良いように感じました。

まあ相変わらずお蝶さんを作り手がどう扱いたいのかよく分かりませんし、「大切なのは血の繋がりではない」と令和作品アピールをしながら「家」という類似した昭和概念を強調するという内容は素直に理解に苦しみます(そもそも血の繋がりが無い者を「家」に迎える事はむしろ支配階級の伝統)が、心理描写の補完が本作の「人情劇」としての在り方にフィットしていて非常に良かったですね。

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↑スゲー顔だな


「レイア 王女の試練」といい、春壱先生は心情と物語を絵に落とし込むのが上手いのでしょうね。


春壱先生の連載、正直もう完結は諦めていますが、もう少し読ませてくれると嬉しいな…と思います。


九人目のジェダイ
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原作はプロダクションI.G製作、続編の構想がありそうだが多分制作されない「九人目のジェダイ」。2022Vol.08に掲載。
父さんとジェダイたちどうなったんだよ⁉︎

漫画版は「マンダロリアン」の大沢祐輔先生が兼任。この号では2作合わせて およそ100ページ書いています。

そもそも「九人目のジェダイ」って「ビジョンズ」の中で1番尺長いですからね。それで「マンダロリアン」と兼任ですから…

・アニメが最長な分カット多め

誌面に収めるべくカットがやや多いです。


冒頭の採石や鍛治のシーンが大幅に削られている他、イーサンのライトセーバーが青く輝くシーンは丸ごと削除、ターラとジェダイハンターのチェイスシーンも森のシークエンスがカットされ、氷上のみとなっています。


おじい の飛ばしっぷりにビビるターラや、セーバー戦を観ながらオイルを嗜むおじい もカット。

おじいアンチか?(多分違う)


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「誰からそれを聞いた?」「お前にセーバーを作るよう依頼した者、とでも言っておくか」という部分もカットされているのですが、ここ次回作(存在しない)の伏線だろうし重要な部分では⁉︎(だって依頼したのジューロのはずじゃないですか?)



・可能な限りアニメのセリフをそのまま使おうとしているが、変えた部分と少し離れ気味?(単純にアニメの文字数が多過ぎる)


・人を見た目で判断するイーサン君、ジューロをハッキリ「シスの暗黒卿」と言い切ってしまう

これにはマスターヨーダもビックリ


・印象的な絵はそのままトレース

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吹き出しと被っている部分がズラされたりはしていますが、アニメで印章的だった画はそのまま寸分違わぬ形で採り入れられています。


・白黒なので色が分からない

今作はライトセーバーの色の変化が物語の鍵を握りますが、今回のマンガは全て白黒。

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その結果、頑張ってセリフで全てを解説することになってしまいました。


・カーラがジェダイ()に対し敬語に

シスだったけど


・ターラ覚醒シーンに回想を追加

連れ去られた父の事を想う画が追加されました。


・ホーメンが自身のフォースを取り戻す決め手がセーバーの色からシスの無残な死体に変更。

戦いがもたらした結果を見ることにより、自身のフォースを取り戻すようになりました。


アニメだと作画の手間減らすため本来の脚本からに変えてたのか?


というか、人殺しに囲まれると人殺そうとし始める人って普通に危険人物だと思うんですけど…?



THE TWINS
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原作はトリガー製作、一般ウケが良いのか商品展開で優遇されている「THE TWINS」

漫画版は左藤圭右(漢字変換が面倒くさい)先生。

本企画では唯一「スター・ウォーズ」の経験がありませんが、トリガー製作作品のコミカライズを担当した経歴があり、そちらからの人選でしょう。

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↑アニメの絵のタッチを完全再現。精神空間?内での会話シーンのボヤけ具合まで完璧です。

この作品はアニメをとにかく忠実に再現。セリフも多少順序の入れ替えがあるものの、大部分が全く同じとなっています。

とはいえ、若干異なっている点も。


・静止画カットだった幼少期の実験の場面が序盤に

アニメでは静止画数枚で表現されていた幼少期の実験の映像が冒頭に少し盛り込まれました。


スターデストロイヤーが影になっている画はカットされました。



・カレがクリスタルを持ち出す場面がカット

ストームトルーパーの隊列の中を歩き、クリスタルを持ち出す一連の流れが丸々カットされました。

カレは登場した時点で既にクリスタルを持っています。


・Xウイングのシーンは全体的に簡素化

作画コスト高いから?


「嫌な予感」の部分だけはなぜかそのまま残してあります。


・クリスタル割れたのが分かりづらい

割れるシーンがハッキリ描かれていません


・背景が漆黒の宇宙から漫画特有の線になったおかげで違和感軽減?

「ビジョンズ」は「非正史」、映画とは似て非なるパラレルワールドの物語なのですが、だとしても困惑せざるを得ないのが艦上での生身ファイト。

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宇宙空間なのになぜか走って飛んで喋って息をしている。「俺の宇宙では音が鳴る」などという可愛い話ではない。


そんな宇宙ファイト、マンガ版だと多くの場面で背景がボカされており、アニメほど違和感を感じる事なく純粋に2人の超次元ファイトを楽しむことが出来ます。

結局超次元ファイトであることに変わりはないのですが、「惑星破壊兵器搭載のツインスターデストロイヤー」っていう発想がレジェンズの影響受けてそうな気もしますし、この作品を作った人たちは「スター・ウォーズ」からだいぶ独特な影響の受け方をしたのでしょうね。

「ビジョンズ」単行本発売決定!
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「THE TWINS」を持って、「ビジョンズ」の連載は無事終了。

当初より告知されていたのが4作品のみであったので、「無事終了」と言って差し支えないことは間違いありません。
反響次第で他のエピソードもマンガ化される予定があった可能性も0ではないですが、「The Duel」や「タトゥイーン・ラプソディ」のように映像でなければ成立しないものもありますし、映像美が目を引く「村の花嫁」なんかが入ってないのを見るに、当初から4本やって終わりの予定だったのではないかと思います。

「毎回別の漫画家先生が描く」という企画ですから、反響を様子見してから数ヶ月後に50ページ近くの発注出すのでは遅いような気もします。実際に描き始める前にキャラクターデザインなどの監修も通さないといけませんし、完成後の監修もありますから、それだけで相当な時間を食うはずです。

トリガー製作作品が2本とも入っていたりと、オムニバス企画故広範囲の権利を抑えるのも簡単ではないでしょうしね。

打ち切られる事無く無事に4作品掲載されたことは素直に喜ぶべき事でしょう。

またマンガ版「ビジョンズ」の単行本化も併せて発表‼︎

発売日などは「ビッグガンガン」の誌面及びTwitter等で追って告知されるとのこと。続報を待ちましょう‼︎

シーズン2は来年配信

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「ビジョンズ」シーズン2は来年の配信が発表されています。

シーズン2は日本のアニメ会社には拘らず、世界各国のアニメクリエーターたち各々が持つ「ビジョン」を採り入れた「スター・ウォーズ」が観られるとのこと。

今度はどんなお祭りが観られるのか、楽しみですね。




「マンダロリアン」ついに第1話完結!
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「ビジョンズ」と同時にスタートした「マンダロリアン」第1話のコミカライズですが、コチラも今回区切りを迎えることとなりました。

「マンダロリアン」、ようやく始まりました。

コチラについても、原作と見比べて気付いた点を挙げてみようと思います。

・冒頭に第8話のカット


気付くもクソもありませんが、今回のマンガ版は第8話の1シーンからスタート。最初のページからマンドーとグローグーを揃えるための措置でしょう。

「ロスト・スターズ」がホスの戦いから始まるよう変更されたのと同じような感じだと思います。「掴み」の部分は大事ですからね。


・分かりやすさを重視

専門用語に関しては「一般用語+フリガナ」という形を採ることにより、一般層への分かりやすさを優先

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冒頭の酒場のエイリアン語も標準語になっていたりと、とにかく「分かりやすくする」ということに軸足が置かれているようです。


今回のマンガ、「マンダロリアン」の「布教」を目指すということも目的の一つとしてありそうです。広告見るに担当編集は重症ですから。


その割に炭素冷凍に関してはノータッチだったりと、末期オタクであるが故に「分かりやすさ」を貫けていない部分があるような印象も…


・ミスロルの映る部分増え気味

やたらと映ってます。


シーズン2でも大活躍の人気キャラなので仕方ないですね。


・ラヴィナック、ちょっとデフォルメされた?

目が大きくなった気がする


・ネヴァロの街のカットは増えている部分、削られている部分の両方が存在


・パーシングの顔芸で遊んでる

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まあ確かにこんな感じだったけども


・ドラマではほとんど見えなかったマンダロリアンの子供たちがハッキリ描かれている

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おそらく孤児でしょう。ドラマでもマンドーの横を走り去ってはいましたが、後ろ向きでしか映っておらず、その姿をハッキリ見ることは困難でした。
今回のマンガ版では、アニメシリーズでボバ・フェットやケツー・オンヨが身に付けていたのと同型のヘルメットがハッキリと視認できます。


・マンドーがドアのショートを試みる場面がカット、いきなり砲台登場

IG-11との共闘が短縮されました。


・自身の過去とグローグーの対比が最初からより明確に

親子関係の始まり、丁寧に描くに越したことはないですね。



セリフは全体としてドラマのモノを踏襲、画に関してはドラマに寄せている部分、ズラしている部分の双方が見受けられ、「ドラマの映像を別アングルから観ている」といった印象があります。


ドラマと異なることは何一つありませんが、周囲のキャラクターたちの表情を垣間見ることが出来たりと、細かい部分にまで配慮が行き届いています。


原作を丁寧になぞり、掘り下げているのはありがたいのですが、その結果第1話に4ヶ月かかっているのは少し心配でもあります。


尺の違いなどはありますが、単純計算でシーズン1に3年近くかかることになる可能性も。


そこまでの長期間連載が保つのか?という心配も…


とはいえ、時間をかけているからこそ良質なモノとなっているのも事実。悩ましいところです…


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↑まあでもグローグーの可愛さでどうにかなるでしょ(希望的観測)

来月は休載
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流石は商業月刊誌、予め次号での休載を告知してくれます。

「九人目のジェダイ」掲載号で実質2ヶ月分以上の仕事量でしたから、その反動でしょう。

「スター・ウォーズ」目当てでの購入であれば、次号はパスして問題ありませんね。


マンガ版マンドー、キャラ・デューンはどうするんだろう…?


ところで
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日本のディズニープラス公式動画の中で「バッド・バッチ」シーズン2が9月28日配信開始という紹介があるのですが、FullSizeRender
同じくディズニープラス日本公式が発表している配信予定表にそんな記載は無し。

そもそも世界的にもそんな話は皆無。


つい先日「『キャシアン・アンドー』延期の玉突きを受けて『バッド・バッチ』も後ろ倒しになったという噂がありましたが、それを裏付けるような事案でしたね。

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↑こんな事もあろうかと予め保険をかけてあるディズニープラス日本公式


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↑直訳したらウルトラマンみたいになってしまったメイキングドキュメンタリーは9月8日配信。実写尋問官の釈明会見、待ってます!(ユアン・マクレガーとヘイデン・クリステンセンの再会観られるとか最高かよ)
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↑3週間の配信延期という不穏なことをやってきた「キャシアン・アンドー」は9月21日配信。
あの銀河の社会をかなり踏み込んで描く内容になっているということで、キャストやスタッフからも様々な話が出ていますが、これらから判断するに「大傑作」か「大駄作」のどちらかに完全に傾くと思います。
「普通に面白い」とか「微妙」にはならず、どちらか一方でシリーズの歴史にその名を轟かせる、そんな気がしています。

「ローグ・ワン」産みの親の1人を、ギルロイ先生を信じろ…


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アニメシリーズのサントラ事情
映像や物語が多くの人々を魅了してきた「スター・ウォーズ」シリーズですが、「音楽」というのも高い評価を得ている部分。
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ジョン・ウィリアムズが作曲した名曲の数々は高い人気を誇り、現在でもCD販売や配信が盛んに行われ、テレビ番組でBGMとして採用されるシーンも少なくありません。

…なのですが、「スター・ウォーズ」の映像作品は全てジョン・ウィリアムズが作曲しているわけではありません。FullSizeRender
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スピンオフ映像作品の楽曲は原則として異なる作曲家が担当。

実写作品に関してはサウンドトラックが全て発売されています。ホリデースペシャルはノーカウントIMG_7045
↑「イウォーク・アドベンチャー」もアメリカではレコードが発売。海賊盤CDもそれなりの数出回ったらしい。FullSizeRender
↑ディズニープラスで配信中です。バカにするなら観てからにしろ。(バカにするなとは言ってない)


しかしながら、「スター・ウォーズ」の映像作品は実写のみではありませんよね?

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そう、「アニメシリーズ」です。


今回はそんなアニメシリーズのサントラ事情を紹介していきたいと思います。

発売中のアニメサントラ


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まずは栄光の始まり、劇場版「クローン・ウォーズ」‼︎

「アナキン・スカイウォーカーのパダワン」という視聴者の10割の理解力を超越した存在を生み出した怪作ですが、今や彼女もシリーズを代表するキャラクターの一画。世の中何があるか分かりません。

映画公開に併せて発売されたサウンドトラックには1時間8分、32曲を収録。

お馴染みのオープニングやアソーカのテーマ曲、クリストフシス戦といったジョン・ウィリアムズに負けて劣らぬ名曲、テスの崖で突然流れ出すロックのような迷曲など、シリーズ初期ならではの味わい深い楽曲ほぼ全てを網羅している名盤!

…なのですが、なぜか楽曲の順番がグチャグチャ。劇中の流れで聴くためには自分でプレイリストを整備する必要があります。FullSizeRender
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↑おそらくこれで合ってるはず。ご参考までに。


コチラのサウンドトラックなのですが、ディズニーからの再販は行われていません。

amazonではCDを4000円強で購入可能、iTunesでは現在も配信が継続されており、2546円で購入可能です。

サブスクにもあったりするらしい?






ディズニープラス版のサウンドトラックも配信されています。

コチラはサブスク等で日本でのディズニープラスローンチ前から聴くことが出来ましたね。

円盤文化が死滅していない日本でのみCDも発売されましたが、以降の展開に繋がっていないことから結果は察しが付きます。(私も買ってない)

そもそもアニメシリーズのファン層って音楽はサブスクで聞く人間だと思うんですよね。CDを売り込みたいなら「『マンダロリアン』ミュージックセレクション」みたいな名曲選の方が良かったと思います。


4部作毎にそれぞれサウンドトラックを発売してくれたのはありがたいのですが、収録時間はそれぞれ40分程度。劇中の楽曲を網羅しているとは言い難い…

特に最終回に関してはベイダー卿のシーンやエンドクレジットが未収録。この辺の楽曲はしっかり聞きたかったという方も多いのではないでしょうか?

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↑バッド・バッチのテーマ曲だけなぜかバラ売り。CDにはまとめて収録されていますが、一体なぜ…?

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「バッド・バッチ」もサウンドトラックが配信されています。前半8話と後半8話の2本が発売されていますが、正直人気無さそう…

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「ビジョンズ」に関しては(おそらく)全ての楽曲が漏れ無く配信されています。

各話を異なるスタジオ、作曲家が担当している関係か全てバラ売り、おかげさまで揃えようとすると素敵なお値段となってしまいました。

収録内容もそれぞれ特徴的。

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↑「村の花嫁」のサントラは神。マギナ立ち昇る。
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「村の花嫁」や「九人目のジェダイ」なんかはほぼ全編通して音楽が流れている作品。

そのためサントラもアニメ1本分に近いボリュームとなっており、お値段以上の満足感。(決してぼったくり価格というわけではありませんが)

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「タトゥイーン・ラプソディ」は劇中の楽曲はもちろん、劇中歌のインストゥルメンタル版も収録という嬉しい内容。
(あの作品の監督絶対ボバ好きだし、ドラマにトラウマ植え付けられてそうだな…)


この辺のサントラはある程度のボリュームもあって良いんですよ。問題はコイツらです。

「The Duel」FullSizeRender
4曲11分で1000円


とはいえそれぞれの曲がかなり印象的ですし、まあ良しとしましょう。

「The Elder」FullSizeRender
6分
1000円です。なかなか凄いと思います。

CDなら納得ですが、これ配信ですからね?

「ビジョンズ」の中でも一番好きな作品だから買いましたが、それでもちょっと損した気分です。

まあ劇中楽曲全部入ってる(はず)から許しますけど。

「ビジョンズ」は気に入ったタイトルを嗜むスタイルの作品ですから、好きなエピソードのサントラを選んで購入すると良いと思います。



以上が「日本国内で」購入可能なアニメシリーズのサウンドトラックとなります。


「日本国内で」…


そう、アメリカならこれがもう少し増えます。
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「クローン・ウォーズ」TVシリーズのシーズン1〜6のサウンドトラック‼︎

曲名の時点で唆られる‼︎

私デス・ウォッチのテーマ曲大好きなんですよね。「マンダロリアン」でもボ=カターンとの決戦で流して欲しいと思ってるくらいには好きです。まあプレ・ヴィズラのテーマみたいな側面もあるので無いと思いますが。

アソーカの最終章やモール関連など、印象的なエピソードから収録多数。プロ・クーンが2枠食ってる気がするのは気のせい。
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↑エイプリルフール企画で本当に制作して欲しい。1日だけ映像差し替えとかどうですか?
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物理媒体で揃えないと死んでしまう病を患っている方のためにレコード盤も販売されています。なぜCDをすっ飛ばしてレコードなのか…


レコードは普通に輸入盤の購入が可能です。ただしデジタル版よりも収録内容が減っている点には注意。
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「反乱者たち」もシーズン1、シーズン2のサウンドトラックがそれぞれ配信されています。

シーズン3以降が発売されていないのはそういう事でしょう。むしろ作品としては後半の方が人気高いはずだし。


これらは2010年代中頃にアメリカで配信開始されたモノですが、最近はディズニープラス作品や「ローグ・ワン」完全版サントラ、ゲーム発売から数年遅れの「バトルフロント」サントラなど、枝葉まで全て国内発売されているんですよ。

現在の日本の担当者は日本限定でCD発売を試みたりするような方(もう変わってる可能性もありますが)ですし、当時の担当者が色々とアレだったのではないかと疑ってしまう…
(日本公式アンチは少なくないので同意は得られないかもしれませんが、ディズニーブランド全体を通して日本公式の動きはここ数年で急速に改善してると思いますよ。少なくとも2010年代半ばは今よりも悪かった。)


旬を過ぎてしまったタイトルが今さら発売されるとも思えませんから、コレらについては残念、としか…


(実際は海外サイトのアカウント作ってクレジットカード番号ポチポチすれば何とかなるとかならないとか…)


以上で「購入出来る」アニメシリーズのサントラは以上となります。


そう、「購入出来る」モノは。

実は作曲者本人が無料公開
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「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」「バッド・バッチ」の作曲を手掛けるケビン・カイナー氏、おそらくサンプルを兼ねているのだと思いますが、自身の作品を公式サイトで多数公開しているのです‼︎


もちろん、「スター・ウォーズ」も例外ではない!FullSizeRender
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なんと「クローン・ウォーズ」だけでこんなにあります。
全部聞くと3時間半くらいになります。

もう一度言います。
3時間半あります

「クローン・ウォーズ」だけでコレです。他も合わせるともっとあります。

私の調査に誤りが無ければ
  • 劇場版未公開シーン(ランコア戦)
  • マレボランス襲来(プロ・クーン回)
  • 消えたドロイド(R3登場回)
  • 型破りなジェダイ(ジャー・ジャーonローディア)
  • 闇のマント(ルミナーラVSヴェントレス)
  • 囚人ドゥークー(ホンドー初登場)
  • 内なる敵(劇場版前日譚)
  • ジェダイの遭難(アイラ・セキュラ回)
  • ライロスの罪無き人々(ワクサー&ボイル回)
  • 人質(キャド・ベイン初登場)
  • ホロクロン強奪
  • 誇り高き兵士たち(カミーノの戦い)
  • 平和を求めて(ボンテリ家の次の回)
  • 光と闇(モーティス編2回目)
  • 勝利の代償(ピエル死亡回)
  • 囚われのパダワン(チューバッカ登場回)
  • 海洋惑星の激戦(モン・カラ初回)
  • オビ=ワン暗殺
  • その手に掴むもの(ボバ&ヴェントレス共闘回)
  • ターニング・ポイント(オンダロン編最終回)
  • 爆破犯を追え
  • 真実の行方
  • 逃亡者アソーカ
  • ジェダイの過ち

からの選曲となっています。

デス・ウォッチのテーマは聴けません。残念!

販売されているサントラと被っている曲もあります。それ大丈夫なんですか?


特に全編オーケストラ収録のジェダイ聖堂爆破テロ4部作はかなり多くの曲を聴くことがが可能。何なら「ジェダイの過ち」はほぼ全部聴けます。
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「Ahsoka’s Decision」「Anakin Talks to Ahsoka」
この2曲でラストシーン+エンドクレジットを聴けてしまう!

公式に無料で聴けてしまいます。

ヤバすぎ。


ちなみにシーズン2から唯一選曲された「ホロクロン強奪」ですが、キャド・ベインのカッコイイシーンかと思いきやなんと冒頭のフェルーシア戦の楽曲。
シーズン2に恨みでもあるのか…?(まあ確かにあんまり面白くないけども)IMG_7073
↑1回目のフェルーシアでは謹慎、2回目では誘拐されたアソーカ・タノ氏。「フォース・アンリーシュド」でシャアク・ティが死んだのもフェルーシア。惑星そのものがトグルータの天敵。


そして物凄いのがディズニープラス版。FullSizeRender
最終四部作のサントラの楽曲がそのまま聴けます。

販売されている音源と同じものです。

おそらくモノラル音源化されていたり、音質もハッキリ言って悪いですが、それでも販売中のモノが無料で公開されているんです。

この人、もしかしてバ(自主規制)?


「反乱者たち」は前半シーズン、というかおそらく全てシーズン1の楽曲、「バッド・バッチ」はシーズン1前半のサントラの中から半分くらいの楽曲が無料公開されています。


自分の作品をここまで無料で聴かせてくれる作曲家、なかなか凄いですよね。おそらく作品の印税で食ってはいけるのでしょうが、逆に申し訳なさすら感じています。本人が良いって言ってるんですから良いんですけど。

皆さんもケビン・カイナーのホームページでアニメシリーズの世界観に浸りましょう‼︎



…実はまだコレだけじゃないんですよね。

アニメシリーズの楽曲は全てがケビン・カイナーによって作曲されているわけではありません。


彼の子供たちであるショーン・カイナー、ディーン・カイナーの兄弟も「反乱者たち」より参加。スローンやサビーヌのテーマ曲など、結構重要な曲を書いていたりします。

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なんとそれらが聴けます。

「反乱者たち」後半の楽曲がそれなりの数こちらで無料公開されています。音質もそれなり。

そして!

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「クローン・ウォーズ」最終回のラストシーン&エンドクレジットも公開されているんです‼︎
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サントラ未収録の、壮絶な戦争の末路を、無料で聴けてしまう‼︎


普通にサントラに収録してくれれば良かったのに…



「バッド・バッチ」からも1曲だけ公開されています。

↑親子揃ってどうかしてる




皆さん良きサントラライフを
ジョン・ウィリアムズの音楽こそ至高だとは思いますが、数多のスピンオフ作品の魅力も音楽によって引き立てられてきたのは紛れもない事実。

皆さんもCD、配信、そして公式サイトで「クローン・ウォーズ」の世界観を堪能してみてはいかがでしょうか?


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4K UHD Blu-ray再生環境を導入‼︎
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ワタクシswgm、ついに4KUHD Blu-rayの再生環境を手に入れました‼︎

これまでもディズニープラスで4Kは体験していましたが、電波を通さずより精細な「スター・ウォーズ」をいつでも観られるというのは素晴らしいものです…

実際に4K Blu-rayを観てみると分かりますが、HDRの効果が配信よりも円盤の方が上手く表れており、映像に深みを与えてくれます。

ディズニープラスのHDRは暗さが目立つ印象ですが、円盤だと明るさ、暗さの双方が合わさってリアルな色味を実現してくれています。

4K UHD Blu-ray発売から2年、ようやく時代に追いつくことが出来ました!

「オビ=ワン・ケノービ」上映会に行ってきた‼︎
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TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された「オビ=ワン・ケノービ」第1話&第2話の上映会、昨晩行って参りました‼︎

「オビ=ワン・ケノービ」を映画館で観ることが出来るチャンスは日本だとこの1回のみ!

世界全体で数えてもあまり多くは無いはずです。

最終回が前日に迫った昨日、「オビ=ワン・ケノービ」の華々しい幕開けとなった1話&2話をスクリーンで観ることが出来る、第5話で高ぶっていた気持ちにさらに拍車をかけるつもりじゃないですか!

良いですよ、乗ってやりますよ‼︎盛り上がってやりますよ!

いざ、六本木へ!
5月4日のイベントや映画公開時の来日イベントでお馴染みの六本木ヒルズ、今回はドラマの特別上映会の会場となりました。
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18時受付開始、18時30分開場。
「まあ開場までに到着すれば良いだろう」という甘い気持ちで近くのマクドナルドで食事をしていたのですが、開場15分前くらいに映画館に着いてみたらなんと大行列!

ゲスト登壇のイベントにも関わらず後ろから2列目というなかなかスゴい席になってしまいました。


そうは言っても中央寄りの席だったのでスクリーンは良く見えましたし、そこまで残念ではありませんでしたけどね。

流石に平日の18時ということでコスプレ勢は(ほぼ)いませんでしたが、いかにもなオタクの方々は相当数いらっしゃいましたね。まあ私もバトルドロイドのTシャツでしたしその1人なのかもしれまそんが。

エピソード1〜3のスピンオフ作品ということで年齢層は低めになるかと思いましたが、むしろ普段のイベントよりも高かったような印象。

「映画館の良い設備で観たい!」と思う層は下の世代になると少ないのでしょうか?(私は21歳なので流石に最下層の世代だと思いますが)

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今回上映された「オビ=ワン・ケノービ」ですが、なんと「DCP上映」‼︎

分かりやすく言うと、「映画館での上映専用にマスタリングを行った」ということ。

この上映会のためだけにDCPが制作されており、字幕などもスクリーン用のサイズで改めて焼き込まれています。

大スクリーンで「オビ=ワン・ケノービ」を観られるというだけでも十分に嬉しいのですが、それ以上に大きかったのが「音響」!

おそらく5.1ch音声、自宅ではハードルの高いサラウンド音声となっているのはもちろんなのですが、やはり音の響きが凄まじい!

重低音はずっしり来ますし、ジョン・ウィリアムズ渾身のメインテーマもより壮大に!やはり彼の音楽は劇場が似合う!

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ベイダー卿の呼吸音もしっかりと響き渡ります。
何気に「ローグ・ワン」以来ですからね。

TVの画面でもそのストーリーに唸らされる「オビ=ワン・ケノービ」、その中で映像面も備えた第1話&第2話を最高の環境で観せていただけたことに感謝です!


(1話2話共に「あらすじ」の部分はカットされていたのですが、1話のあらすじは映画の名場面集ですから劇場でも流して欲しかったですね…まあ良いんですけど)

トークショーに森川さん降臨!

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↑配信終了後に行われた撮影タイムにて。ネットに載せてOKというかむしろ載せろとのことだったので1枚載せておきます。


上映後にはリアルタイム配信を兼ねたトークショーが開催!

MCは「スター・ウォーズ」公式イベントや配信ですっかりお馴染みのDJ TARO氏。

彼は上映前の前説にも登場。その中で

「『オビ=ワン・ケノービ』今日初めて観るよ」って方は手挙げてもらえますか?

という質問。そんな人いるわけ無いだろ、と思ったら2割くらい手挙がったんですよね。

好きなわけでもない作品の上映会、それも平日の夜にわざわざ応募する人っているんですね…

ちなみにその後「5話まで全部観た人!」「1〜9全部観た人!」「ローグ・ワンとハン・ソロ観た人!」「クローン・ウォーズと反乱者たち観た人!」「マンダロリアン観た人!」「バッド・バッチ観た人!」「ボーバーフェッッ観た人!」といった具合で客層調査が行われた(レジスタン何とかは泣いて良い)のですが、1〜9すら全部挙がらなかったんですよね。

夜明け観てないとかですかね?私も映画館には行きませんでしたし。

ゲスト目当て、という線もあるか?それなら何もおかしくないか。



ゲストとして登場したのは「99人の壁」や「アメトーク」にも出演のスター・ウォーズ芸人、ナイツの土屋信之氏。

そして我らがオビ=ワンの吹替声優、森川智之氏‼︎IMG_6795
そう、あの声の持ち主です。

SW関係無く普通に大物声優です。

どうやら上映終了後の登場でないとスケジュールが間に合わなかったとのこと。流石は森川智之。

公式配信でも観られますが、オーディションでユアン・マクレガーの声と波形も比べられていたというのはスゴい執念ですよね。

土屋さんはクワイ=ガンのことを強く推してましたが、そもそもリーアム・ニーソンはノリノリで再演してくれる人では無いので、話の主軸に据えるのは厳しいんですよ…
チョロっと出てくれただけでも凄いことです。

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ドラマにほんの少しテムエラ・モリソンが出演しただけでネタにされる金田明夫氏、クレジットが別記される「バッド・バッチ」でも1人分のギャラなのはなかなかスゴいですよね。「騙された」と言いながらも降りずに続けて頂けているのは本当にありがたいことです。

土屋さんは間違いなく真面目にSWを観ている(細かくは観てなさそうだが)方ですし、ファンの前に登壇するゲストとしては申し分無い人選だったと思います。話も上手ですからね。

森川さんの口から「フォースと共にあれ」というセリフを聞くことが出来たのも素晴らしい体験でした。

今回のゲストは3名とも「スター・ウォーズ」ファンにとって馴染みの顔。実際に3人揃ってこの目で拝むことが出来たのは貴重な機会だったのではないでしょうか?


「オビ=ワン・ケノービ」上映会、最終回へ向けた最高のお祭りでした!

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↑退場時に「配布物があります」って言われたので何かと思ったらコレだった。上映前後にCMも流れたので多分スポンサー。
金のフォースの力でハンバーガーも実質0カロリーですね。(※そんな効果はありません)


「オビ=ワン・ケノービ」ついに完結
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劇場で第1話&第2話を体感し、帰りの電車内で3〜4話を復習。

仕上げに自宅で第5話を鑑賞し、万全の態勢で最終話の配信に臨ませていただきました!


物語を終わらせる時
ジャビームの反乱者たちを逃がすため、1人ベイダーとの決闘に臨むオビ=ワン。

第1話から一貫してオビ=ワン、そしてベイダーの内面を克明に描き出してきた本シリーズ。

序盤のオビ=ワンは全てを失った絶望から「ただのベン」と化していたものの、レイアを守りたいという想いから徐々に自分を取り戻す様子が。

ベイダーに関しては前回回想シーンを交えながらアナキン・スカイウォーカーの「本質」が暴かれた他、第3話では彼自身が抱く苦しみ、オビ=ワンを打ち負かし自分の強さに酔いしれたいという思いが見え隠れするなど、とにかくこのドラマは「内面」を描くことに長けていました。


本日はどうだったかと言いますと…

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「私もローラに勇気づけて欲しいなぁ…」と冗談で言ったら純粋だったレイアにローラを託されてしまうオビ=ワン・ケノービ氏。本当に祖父と孫になってしまわれた。まだ48歳なのに…

よく「2人が会ったことあったらR2に託したメッセージと辻褄合わない」みたいな感想見かけますけど、あのメッセージからも信頼を寄せている様子は見えますし、ルークに「ベン・ケノービも一緒です」と言われた際のリアクションも赤の他人に対するそれではありませんでしたから、会ったことがあっても不思議は無いと思います。

メッセージの中で自分の救出ではなくベイルを戦争中助けたことに触れるのは不自然、というのは分かります。
ただし、そういう要素たっぷりのプリクエル好きな人がそれ理由にブチギレてるのはお笑いだと思いますよ。というか今回のドラマ観てる時点でプリクエル好きだし。
「クローン・ウォーズ」やら書籍やら好きでコレ言ってんならただのクレーマー。「クローン・ウォーズ」なんて冷静に考えなくても映画との辻褄合わせは超理論の連続。


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ベイダー卿は大尋問官(笑)の進言を無視してオビ=ワン狩りに直行。

流石は執着の鬼、恐ろしいまでにブレない。

大尋問官、ベイダー卿に意見しても無事な程度の信頼を勝ち取り、一度無視されたら大人しく引き下がる分別を持ち合わせている、やはり他の尋問官とは一線を画する逸材ですね。


…最後まで慣れなかったな、コイツら。FullSizeRender
二度と実写作品に出さないでくれ。

英雄たちの闘い
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あまりにも悲惨な出来だった1回戦から3週間、ついに本当の「決戦」の時がやってきました。

前回は何の面白味も無い平坦な土地での戦いでしたが、今回は…


結局平坦な土地だった。

まあ周囲のオブジェクトは増えましたが、別にそれを活かして戦うわけでもない。

剣術についてはオビ=ワンが腕を取り戻したため可もなく不可もないモノになっていましたが、全て予定調和にしか感じられませんでしたね…

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頭に傷を付けるというのは予想していませんでしたが、結局は既存の作品に合わせる以上の意味は無いでしょうし、オビ=ワンがアナキンの救済を諦めることも分かっていましたからね…

というか、救おうとしてたか?

てっきり今作でアナキンを救おうとする場面があり、「ジェダイの帰還」のベイダーのセリフと整合性を取ってくるのかと思っていましたが、別にそういうわけでも無かった。

「新たなる希望」同様アナキンを「ダース」と呼ぶ場面を「アナキンの死を受け容れた」という描写にしようとしていましたが、それでも「ベイダー」で良いですし、下手に過去作の矛盾点に触って勝手に火傷してるとしか…

ベイダー卿のマスクが割れる演出はアニメと全く一緒ですし、4話のゲームそのまんまの展開といい色々と引きずり過ぎな印象を受けました。


さて、今回の最終話最大の疑問となるのが

なぜオビ=ワンはベイダーを殺さなかったのか?

ということ。

その答えはズバリ、殺したら話終わっちゃうからベイダーに死を超える罰を与えたのではないでしょうか?


アナキンの死を受け容れたオビ=ワン、もはやベイダーを倒すことに未練など無いはず。
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ベイダーはこの10年間、オビ=ワンに敗れた自分に激しく怒り、復讐のチャンスを渇望してきた。
自己顕示欲を備えたアナキンから生まれたダース・ベイダーにとって、ずっと実力を下に見ていたマスターに敗れたというのは受け容れ難い事実。

屈辱の地に城を構え、自分の「弱さ」を自覚することで怒り、苦しむ。鍛錬を捨てた男はその怒りに、苦しみに力の源を求める。

そんな彼にとって、敗れて息の根を止められることとそのまま生かされることはどちらが苦痛であろうか?

当然後者である。二度も敗れたという事実が彼を延々と苦しめる。

これこそが、オビ=ワンが弟子を奪った存在に与えた「罰」なのである。

…いや、これ「復讐」では?


というかさ、ここで生かしておいたせいでルークたちはアイツに苦しめられてきたんですよね?

擁護の余地無しでは?


ベイダーに「勝利」を与えてしまうと「新たなる希望」での再戦が無意味になると考えたのかもしれませんが、結果としてこの戦いが無意味になってます。

そしてオビ=ワンが死んだと帝国に認識されることも無かった。

ベイダー卿が皇帝以外に嘘を吐いたという可能性も0ではありませんが、結局この戦いは何のためのものだったんですかね?


ベイダーとオビ=ワンの邂逅、やはり「新たなる希望」まであってはならなかった。


腹はセーフ
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このドラマの衝撃のルール、

腹は刺されても平気


まあライトセーバーの傷って傷口を焼いて塞いでしまうので出血しないんですけど、だからってねぇ…

リーヴァは明らかに息が荒かったのでかなり身体に応えているのでしょうが、ピンピンしている大尋問官は一体…?
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やはりバクタタンクは全てを解決するのか?


リーヴァが第1話の給与半分ジジイを撃退してくれたのは良かったですが、今回彼女を生かした意味とは…?

アナキンとリーヴァはこれまでのエピソードで多くの類似点が見受けられましたが、今回ルークの斬殺を躊躇うことで「ベイダーにはならなかった」というオチにするというのは分かります。

が、オビ=ワンとアナキンの物語の中に突然割り込み、ただの農夫2人とポコポコやり合うだけ、オビ=ワンの星間移動など時間感覚も意味不明。

ベイダーを仕留め損ねたショックでおかしくなっているのは分かりますが、更生のキッカケも「ルークへの自己投影」であってオビ=ワンが全く影響していませんし、本当に何がしたかったのか…


最近流行り(雑語り)の「悪役救済」をやりたくなっちゃったんですかね?

絶対に先週死んだ方が話として綺麗だったよ…

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↑そもそもオビ=ワン主役の話で「腹ならセーフ」は無理がある。

物語は「新たなる希望」へ
ベイダー卿はオビ=ワンへの怒りを募らせ、レイアはオルデランに、ルークはラーズ夫妻と生活。


…エピソード3のラストと同じ状況ですね、はい。

レイアがリーダーを目指すキッカケになったり、ベイダーとオビ=ワンの溝がより深まったりと無意味ではありませんでしたが、わざわざオビ=ワンとベイダーの再戦という危ない橋を渡った(というか落ちた)割に実りが特に無いですよね。


オビ=ワンとベイダーの心の中はたっぷり覗かせていただきましたけど、結局は全て映画の2人を再度描いただけ。


ラストにはこれまで封印してきた映画のテーマ曲を解禁し「繋がったぜ」感出してますけど、全部「シスの復讐」ラストに各キャラクターのシーンで流れてた曲ですし、何なら帝国のマーチは「クローンの攻撃」でもアナキンの闇や帝国誕生の示唆で使われている曲。3と4の接続を示す演出としては論外。

ターラのホルスターも意味ありげですが、別にアレ「実は映画で使ってる場面がある」なんてことはないですからね。(多分)

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「新たなる希望」に繋がる!という割にはオビ=ワンの最後の衣装はコミックに繋がっていますし、

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「レイアは実の両親に興味が無い」という書籍設定との矛盾もラストで中途半端に触れてしまう。こちらは割り切って楽しんでいたのに、わざわざ自分の痛い所を見せびらかせてくる。
書籍と矛盾している自覚がありながら、フィローニ作品のように「この作品こそ正解だ」という気概があったわけでも無いことも見えてしまった。


単体作品として観るには他作品との関わりが大き過ぎる、それでいて接続が色々とお粗末。


ここまでの素晴らしい解釈に満ちた脚本はどこへ行ってしまったんだ?と思わずにはいられません。

次は「ローグ・ワン」
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正直「オビ=ワン」は尻窄まりに終わったと言わざるを得ませんが、そこに至るまでの過程は非常に楽しませてもらいました。

我々の次なる祭り、それは「キャシアン・アンドー」‼︎

そもそもがスピンオフ作品である「ローグ・ワン」、そこからさらに派生してスピンオフドラマが作られるというなかなかの快挙。

話数も「マンダロリアン」などを超える1シーズン12話。

元老院議会やモン・モスマなど、「スター・ウォーズ」銀河の転機である反乱軍誕生の核心に迫る内容となりそう!

「反乱者たち」はゴーストチームの目線に終始していましたが、今回はもっと俯瞰的な視点から反乱の始まりを見せてもらえるのではないかな?と期待しています。

相変わらず予算は無さそうなので期待し過ぎてはいけませんが、傑作は何本あっても良い。

「キャシアン・アンドー」は8月31日配信開始。

第2のマンダロリアン、生まれて欲しいですね!


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1ヶ月と半分くらい昔、太陽系第3番惑星で…

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5月4日に開催された「シスの復讐」上映会の抽選に外れたことを悟った筆者の悲痛な叫び。


そりゃそうでしょ!

「シスの復讐」を映画館で観られる機会を失って正気でいられるわけないでしょ⁉︎

今まで「ハン・ソロ」の試写会とか金曜ロードショーのTwitterキャンペーンとか当てて来ましたけど、エピソード3を映画館で観られないという現実を受け容れられるはずがない。

しかも森川さん&浪川さんがゲストですよ⁉︎
オビ=ワン&アナキンですよ?

「クローン・ウォーズ」を始めアニメは吹替で観る人間なので、もう発狂寸前でした。

当日は仕方なくディズニープラスで「シスの復讐」4Kを観ましたが、やはり家でこの気持ちを満たすことなど出来ない。

「オビ=ワン・ケノービ」が予告編で感じた不安を(7割くらい)払拭してくれる作品だとしても、やはりこの傷は映画館でしか癒せないんですよ。

あーあ、どっかで「オビ=ワン・ケノービ」の第1話第2話を映画館で観られたりとかしねぇかなぁ…

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当たった

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なんとワタクシswgm、6月21日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催される「J-WAVE SPECIAL SCREENING『オビ=ワン・ケノービ』(第1話&第2話)」に当選してしまいました。
募集開始から開催までの期間が短いことや、火曜日という日程から倍率はそれほど高くなかったのではないかと思いますが、しっかりと運の帳尻合わせが来てくれて助かりましたよ…
なにせ「オビ=ワン・ケノービ」を映画館で観られる日本人は後にも先にもこのイベントに参加する220人のみですからね‼︎
第1話と第2話に関しては映像も申し分無いクオリティ。コレを映画館で観られるなんて…最高…


最近スケジュールに余裕が無いのにコレでトドメを刺されたというのは内緒です。就活浪人になったら全部オビ=ワンが悪い。(カスらしい決め付け)


…上映会の話はこの辺にしまして、本日配信が始まった「オビ=ワン・ケノービ」第5話の話に移りたいと思います。


まさかの新撮師弟時代
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やはりヘイデン・クリステンセンの顔出しシーン無しというわけにはいかなかったのかな?

エピソード2辺りの時代のオビ=ワン&アナキン、まさかの新撮映像で登場!

しかも!ライトセーバー戦がショボいと言われ続けてきたこのドラマでしたが、それを一切感じさせないスピーディーな殺陣‼︎

紛れもない「プリクエルトリロジーの殺陣」‼︎

最初に披露したオビ=ワンが片手でライトセーバーを相手に向けながら間合いを取る動き、FullSizeRender
エピソード2と全く同じ動きじゃないですか‼︎

映画と戦闘スタイルを一貫させる、それも有名な「ソレス」のポーズではなく、年代に合った、その状況下において自然な動きを採用する…

最初の3話でも感じましたが、本作の製作陣は相当深く映画シリーズを研究してますよ‼︎

オマージュが最優先なのではなく、「オマージュを入れる余地があったらやる」という姿勢、他の製作陣にも広まって欲しいモノです。


冒頭に回想シーンが挟まれ、そのまますぐに本編が始まった時は「薄いファンサービスかな?」と思いましたが、その後も断続的に訓練の模様が挟まれ、プリクエル流の殺陣が蘇り、最終的には「アナキン・スカイウォーカー」という男の本質を改めて視聴者に示す。


ファンの欲望を満たし、尚且つ「ストーリーの一部」として欠かすことが出来ないと断言出来てしまう。

いやぁ…スゴいわ。


ちなみに、エピソード2時点でのオビ=ワンの年齢は35歳、アナキンは19歳。
ユアン・マクレガーは現在51歳、ヘイデン・クリステンセンは41歳。

20年前と同じ衣装で回想シーンを改めて撮る、なぜそんな事をしようと思ったのか疑問に感じる程無謀な取り組みですが、どういう訳か形になってしまっているのが怖いよ…

流石に顔は35歳と19歳のそれではありませんでしたが、20年前と同じ雰囲気を出せているのは凄すぎますよ。体型だって維持してたわけですからね。
ジャンゴ・フェットで同じことやろうとしたって絶対無理ですよ。

ベイダー卿は軽やかな身のこなしをするキャラクターではありませんから、今回2人の激しい剣のぶつかり合いを観せて頂けたのは最高でした!


…強いて挙げるとすれば、2人が訓練している場所がほぼ無地の床だったのは予算を感じましたね。

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そもそもアニメシリーズに訓練場出てきてるし。(正直SW世界とイマイチ合ってないデザインですが)


リーヴァ、やはり普通では無かった
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独断専行の数々でフィフスブラザーの手を煩わせ続けてきたリーヴァ、ようやくその本性が明らかに。

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この子たちもそうですが、突然家が襲われてパニック状態の最中、ジェダイ評議会の一員でもある大者がやって来るというのはこの上無い「希望」なんですよね。

「希望」を見出した矢先、それが「絶望」へと変わってしまう、ただ絶望が押し寄せる以上の恐怖なのは想像するまでも無いでしょう。

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前回登場したジェダイの墓場にも子供の死体がありましたが、アレは今週へ向けた伏線でもあったんですね。

改めてオビ=ワンをベイダーの所業と向き合わせることによって、今回リーヴァの本心を明かすことが出来た。

オビ=ワンは自分の教育の結果が弟子の「死」のみならず、1人の少女を絶望の淵へと叩き落とし、復讐のためなら手段を選ばない狂犬へと変貌させてしまったという事実を知り、さらに罪の意識を募らせることになった。

ベイダーに近付くために悪虐の限りを尽くした、というのも間違いなく事実なのでしょうが、自分を守ってくれなかったジェダイへの怒り、アナキンを育てたオビ=ワンへの怒り、平和に生きられる者たちへの嫉妬といった負の感情が無ければ、腕を切り落としたり少女を拐ったりといった真似は出来ません。

リーヴァの殺戮の数々は決して許されることでは無い。それでもオビ=ワンは彼女に正義を果たすチャンスを与えた。

同時にこの行為は、オビ=ワンの身勝手な振る舞いでもある。

シスを滅ぼすことは残された自分たちの使命。この戦いに身を投じていること自体、そのための「希望」を守り抜くため。

それでもオビ=ワンに「弟」を殺すことは出来ない。

リーヴァにベイダーの相手を任せたのは自分と仲間を確実に逃げ延びさせるため、自分を殺すことに目が眩んだシス卿の隙を狙うためという合理性を持ったものであることに間違いはないが、自分もその場に残って手を貸せるようにするという選択肢もあったはず。

それでも彼は、弟に挑みはしなかった。


オビ=ワン・ケノービという男の「弱さ」、今週も遺憾無く発揮されていたと言えるでしょう。

戦闘シーン、やれば出来た
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あまりにもショボ過ぎる戦闘シーンがかなりの批判を招いていた本シリーズ。

予算不足を感じさせる部分も非常に多く、今後戦闘メインの内容になりそうな事からもかなり不安があったのですが、
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画面には大量のストームトルーパー‼︎

エイリアンの特殊メイク費用も抑えていそうな節があった本作、アレだけの数のスーツを用意出来たのか?

という疑問が湧きますが、もしかすると「マンダロリアン」同様にコスプレ団体「501軍団」のストームトルーパーを召集したのかもしれませんね。


反乱軍サイドもそれなりの人員を確保。
結果大量のブラスター弾が飛び交い、火花も飛び散って結構派手な映像が完成。

オビ=ワンのライトセーバーの腕も実戦続きですっかり復活。

先週はひたすら撃ち返すだけでイマイチ見応えがありませんでしたが、今回は適度に「斬る」という動きを混ぜ込んでメリハリが有り、同じザコ戦でも見違える出来になっていたと思います。


相変わらずエイリアンは少なめでしたが、「数少ないエイリアンは長めに画面に映す」という第2話同様の手法でビジュアル面の違和感軽減に努めていましたし、この作品の製作陣の誠意には目を見張るモノがあります。


第3話&第4話の残念な映像は何だったんだ…?


リーヴァVSベイダー卿
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大尋問官のバッジがあるという事実、これまで大尋問官が1人しか登場していなかったので知らなかったのですが…IMG_6756
そもそもアニメだと付けてないじゃん⁉︎

リーヴァの一連のシーンのためだけにわざわざ付けたのか…自ら矛盾生んどるやんけ…


うん…バッジ要らなかったと思う。


まあそれは良いとして、ここまで目立ったアクションシーンが無かったリーヴァさん、まさかその相手がオビ=ワンではなくベイダー卿だったとは‼︎

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宇宙船を落とすシーンは予算と時間さえあればカット割もっと細かくなってたんだろうなぁ…と思いますが、ゆっくりと現れて片手で落とし、装甲も引っぺがすという大暴れっぷりは最高でしたね。

人類はベイダー卿が暴れる映像を求めてる、「ローグ・ワン」が証明した事実です。

その上で目の前の勝利に目が眩み、パダワン時代からの弱点を克服出来ていない「アナキン・スカイウォーカー」としての「弱さ」もしっかり描く。

ダース・ベイダーの「強さ」「弱さ」の両方を短い時間で表現する、名作ドラマの芸当じゃん。


後ろからそーっと忍び寄れば勝てると思ってるリーヴァさん、やっぱり尋問官風情に大した実力は無い。
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先週なぜか使わなかった回転機構もしっかり披露。剣のぶつけ合いの中での披露は合成の手間がかかり過ぎて無理だったのでしょうが、なんとかベイダーに抗おうとする中で披露するという形に落ち着けたのは上手い落とし所だったと思います。

ベイダー卿の二刀流はなかなか似合ってましたし、リーヴァの必死の抵抗もなかなか見応えアリ。

自分のライトセーバーを握ることすら無く、相手の武器だけで勝利するベイダー卿の圧倒的な強さ。

武器無しでの勝ち方というのは訓練の回想シーンで描かれていた内容そのもの。アナキン・スカイウォーカーは精神面のアドバイスは全て聞き流していたが、技術面はしっかりオビ=ワンから学び取っていた。

アナキン・スカイウォーカーの解釈としてここまで完璧なモノがあるか…?


ダース・ベイダーとアナキン・スカイウォーカーという1つでありながら2つの存在、ヘイデン・クリステンセンをキャストに迎えることで、このキャラクターに今までとは違った深みが出ているのではないでしょうか?


ドッキリ大成功
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前回ターラの「大尋問官の指示だ」という嘘が通用したことからも示唆されていた、というかこのドラマの4年後を描いたアニメに登場していることからも死んでいないことは明らかだった大尋問官、リーヴァの最期(笑)のネタバラシに駆け付けてくれました。

なぜ腹を貫かれて無事なのかは謎のままですが、リーヴァも無事っぽいので「腹はセーフ」という事なのか?いやアウトだろ。

血気盛んなブラザーシスターとは異なり、常に余裕の構えを見せる大尋問官。

今回も自分を裏切った相手に怒りをぶつける様子は無く、淡々と弱者の死に様を嘲笑う。まさにアニメで観てきた大尋問官の姿そのもの。(なお見た目は似ていない)

なんだろう…もうあの大尋問官出てきただけで笑ってしまう。

中身はアニメと寸分違わぬ大尋問官なのに見た目の一致率0%というチグハグ感、もはや四周くらい回ってクセになってきた。


ただの道具でしか無い他の尋問官とは異なり、ベイダーの右腕として重宝される大尋問官。その信頼関係も垣間見えるなかなかレアな機会でもありました。


やっぱりこのドラマ最高だわ
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第3話、第4話、いずれも単体ではそれほど悲観する内容ではありませんが、連続で続かれると今後が心配になるクオリティだったように思います。

少し不安を感じ始めていた中、今週の第5話はそれを見事に払拭し、このドラマがオビ=ワンとベイダーの新章として素晴らしいシリーズであることを改めて実感させてくれました。

相変わらずビジュアル面では少々難がありますが、最高の脚本で埋め合わせられるレベルには持ち直してくれました。

コレはまた来週が楽しみですよ‼︎


腹を貫かれたリーヴァがベイルからの通信を聞いてしまった訳ですが、あのまま彼女動けるんですか…?

ルークが危険に晒されることを匂わせてましたけど、リーヴァが何かするのか?その理由は?

うん…分かんない‼︎


とにかく、上映会楽しみ‼︎


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先週は色んな意味でオビ=ワンが炎上。

私は第3話好きですけどね。ただのベンの廃れっぷり、レイア10歳として説得力しかないクソガキっぷり、復讐のためなら手段を選ばないベイダー卿、その「復讐」を紐解いていくと彼自身の「苦しみ」が見えてくるという構図、燻り始める反乱の火種など、「スター・ウォーズ」の物語の一部として素晴らしい脚本だったと思います。なお映像は…


リーヴァにレイアが捕らえられるというラストから1週間、今週はオビ=ワンの救出劇が幕を開けました。


いつもの反乱へ
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今回の舞台となったのは「フォールン・オーダー」でもお馴染み、尋問官の要塞。

これまでのエピソードでも登場はしていましたが、今回ついにオビ=ワンが突撃を仕掛けることに。

救出のために帝国の施設に潜入してストームトルーパーと対決。


…「反乱者たち」かな?


「オビ=ワン・ケノービ」、ここに来て「いつものスター・ウォーズ」になってしまいました。


まあこの王道フォーマット、大外しは滅多に無いので頻繁に使用されるのは分かるんですけどね。せっかくユアン・マクレガーを招集して「シスの復讐」のその後の絶望を描いていたのに突然コレが来たのは何というか…

ちょっとガッカリしました。


ターラの反乱勢力
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先週登場したターラの反乱勢力、あえて深掘りをしないかガッツリ描くかのどちらかにして欲しかったのですが、中途半端に掘り下げてしまったせいでよく分からない感じになってしまった…

あのオジサンを説得する下りは果たして必要だったのか?

「フォース感応者が狩られている」という事実をさらに強調した形なのかもしれませんが、唐突に出てきて速攻で話終わったので頭の中が「?」でいっぱいでした。製作スケジュールに合わせて脚本削ったりでもしたのか?


ところで、今回はオビ=ワンinバクタタンクで幕を開けた訳ですが…
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もう「バクタタンク」という言葉を純粋な気持ちで聞けなくなってしまいましたね。

TLJとか夜明けって真面目に観る価値がどこにも無いので、特定の映像や単語で何かを連想することって(ある程度時間が経てば)無いんですけど、「ボバ」って「出来が悪い」だけなので一応はしっかり観てしまうんですよ。

結果として脳が負のイメージを跳ね除けること無く吸収してしまうんですよね。そしてこびり付く。

おそらく今後数年は「バクタタンク」という単語から「回想シーン」を連想してしまうんだろうと思います…

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オビ=ワンのバクタ入浴シーンはベイダーのそれと呼応させるような構成になっていましたが、この部分はもっと時間をかけて強調した方が良かったと思います。

せっかく第1話で回想シーンを多用したり、第3話でも映画のセリフを思い返したりしていたのですから、今回も同様にアナキンとの過去をバクタ内で振り返っていけば良かったのに…
いや、むしろ第1話の悪夢のシーンをこちらに回しても良かったのでは?

今作の良さはオビ=ワンとベイダー卿の内面的な部分にあるのですから、その強みをしっかり活かして欲しかったですね。


レイアのキャスティング、大成功
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尋問官に捕われ尋問を受ける、という「尋問官」が「尋問」をしている珍しい映像が観られた今回のエピソード。(史上初ではない)


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どことなく「新たなる希望」と描写をダブらせているような印象がありましたが、狙っていたのでしょうか?

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放置されたターラのコムリンクからオビ=ワンの呼びかけが聞こえる場面、オビ=ワンがストームトルーパーの気を逸らす場面など、今週は全体的に「新たなる希望」オマージュと思わしきシーンが多かったように思います。


リーヴァのフォースに抵抗し、自白するふりをして状況を打破しようとするなど、反乱軍の英雄レイア・オーガナ姫そのものの姿を見せてくれた今週のレイア10歳。

そんな中、恐怖と勇気の入り混じったビビアン・ライラ・ブレイア(レイア役)の表情に在りし日のキャリー・フィッシャーの面影を感じたのは私だけでしょうか?

実際に似ているのか、演技がそう私に思わせたのか、とにかくレイアの無言の表情に本物の「レイア」を感じたんですよね。


あの子は本当にスゴイ。

あの子を見つけ出した人もスゴイ。

あれ以上のレイア10歳はこの世に存在しない。


レイアの台詞も「レイアが映画で言いそうなセリフ」を少し短絡的にした丁度良い塩梅。とにかくこの作品はキャラクターの解像度が高過ぎる。


オビ=ワン・ケノービ、復活へ?
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前回はベイダー卿に為す術もなくフルボッコにされていたオビ=ワン。

変わり果てた弟子と対面し、その「復讐」を味わい、身も心もズタズタにされたオビ=ワン。

レイアを尋問官に連れ去られた、スカイウォーカーの秘密が危機に晒されたことで再び奮起…するわけですが、正直第3話で廃れっぷりを存分に披露してからの復活としては弱かったですよね。そもそもこの任務に臨むこと自体躊躇ってた訳ですし。

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一応船内でフォースを取り戻そうとしている様子はありましたが、ここはトレーニングリモートでの訓練に何度も倒れながら喰らいつく、といったような「必死さ」が欲しかったと感じます。


「このままの自分じゃダメだ!」という気概を見せて欲しかったですね。

戦いがメインになったからなのか、これまで素晴らしかった心情描写がおざなりになっていたのは全編通して残念でした。

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それにしても、尋問官の要塞への侵入手段が今回も「潜水」なのはビックリしました。

前回も水中から侵入されたのにまたかよ!と。IMG_6640
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追手を巻く方法も「フォールン・オーダー」と全く同じく水。

まあ…ゲームと同じロケーションを使う都合上ある程度似るのは仕方ないと思うんですけど、ここまで来るともはや「同じ」では?


ストームトルーパーとの戦闘も中途半端にゲームに寄せていたのは良くなかったと思います。

レイアを救出するシーン、「1人のストームトルーパーを倒すために2回斬る」というのを見張りの2人両方にやっていたのですが、ライトセーバーでそんな事する必要は本来無いんですよ。映画だとクローンのことバサバサ斬ってたし。

ゲームで敵を1発で倒せてしまうのはバランス的に問題がありますが、「ゲーム上の都合」をわざわざドラマでトレースする意味はどこに?
1回なら「小ネタ」の範疇ですが、2回ともやるのは流石に違うでしょう。


斬撃のテンポを重視して2回ずつ斬りたいなら、1回目はブラスターを斬れば良い。武器から潰すのはジェダイの常套手段でもありますからね。


どうもこの作品はアクションシーンに弱い。


トルーパーの攻撃を防ぐシーンも動きが少なくて微妙な見栄え。
ライトセーバーを回すなどオビ=ワンの癖は出ていましたが、1回の構えで弾2発を弾くのはちょっと…

通路での挟み撃ちは多少動きにバリエーションを持たせていたものの、結局は延々と打ち返しているだけなのがね…

バトルドロイドとの戦いは「弾を弾きながら距離を詰めて斬る」というのが普通でしたから、今回もそのパターンになるように構図を組んだ方が良かったのではないかと思います。

せっかくパージトルーパーがいるなら近接戦闘入れても良かったでしょうし…

あとは単純に、2005年から17年経ったということですかね。
ドラマは大作映画ほどアクションの準備に時間を割けないという事情もあるのかな?


ジェダイの墓場
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このドラマの4年後を描いたアニメ「反乱者たち」において、「クローンの攻撃」「シスの復讐」に登場したジェダイマスター、ルミナーラ・アンドゥリの遺体が帝国に保管され利用されている描写があったのですが、今回ジェダイの遺体が要塞に保管されていたということが明らかに。

ヨーダとオビ=ワンが荒らされたジェダイ聖堂を訪れた際、アナキンやクローンに殺された無数の遺体が転がっていましたが、それらが収容されたということになるのでしょう。

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今回登場した遺体のほとんどは初出のモブキャラ(のはず)ですが、(多分)唯一素性がハッキリしているのが「クローン・ウォーズ」のテラ・シヌーベ。

常にゆっくりな動きでありながら、確かな洞察力で真実を見極め、一瞬の剣戟で確実に相手を封じる隠れ強キャラ。

登場回数は少ない(背景に映ってる回はそこそこ多い)のですが、唯一の活躍エピソードである「奪われたライトセーバー」で見せたお茶目さと賢さのギャップが視聴者に強い印象を残し、若きアソーカ・タノとの歳の差コンビの愛らしさも相まって、人気とは言い難いものの愛されキャラだったような印象があります。

せっかく長生きして現役も引退していた(その割に聖堂の作戦室にいたりする)彼ですが、いくら賢くてもクローン軍の物量で攻められたらノロマの彼に勝ち目は無し…

子供たちを訓練しているシーンもありましたから、彼らの盾になろうとしてやられてしまったのかもしれないと思うと心が痛みます。

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(テラ・シヌーベがどう見てもテラ・シヌーベだったことで余計に尋問官2人の謎が深まる。というか大尋問官刺されたのはどうなったの?触れられすらしなくなったぞ。)

ファンにとっては非常にショッキングな映像であった「テラ・シヌーベの死体」ですが、おそらくオビ=ワン及び一般視聴者の心を抉ったのはコチラでしょう。

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子供の死体。

誰が手を下したのか検討が付いてしまう。

10年間ホルマリン漬け(?)で時が止まったままの身体、もしかすると生きていた時間の方が短かったかもしれない。

仲間たちを襲った悲劇、そして愛した弟子の闇の所業と再び対面したオビ=ワン。

こういうのだよ!このドラマはこういうのを見せてくれれば良いんだよ‼︎

オビ=ワンの「心」の話が観たいんだよ‼︎アニメでたくさん出番のあるオビ=ワンを再びユアン・マクレガーが演じる意味はそこなんだよ‼︎


分かる人には分かるネタを仕込みつつ、全てを失った1人の男の哀しみを無駄無く描く、非常に素晴らしいシーンだったと思うのですが、この感動はなかなか伝わらないのかなぁ…


ところで、ジェダイの遺体の中にシヌーベ以外に馴染みの顔が無かった件ですが、単純にジェダイの数が多いというのは勿論のこと、FullSizeRender
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戦場に出ていたジェダイはその場でバラバラにされたり爆散したりと徹底的にやられており、遺体が保管できる状態に無いのでしょう。

メジャーなジェダイはほとんどが戦場にいましたからね。

ルミナーラ・アンドゥリもオーダー66の際キャッシークにいましたが、「反乱者たち」にて大尋問官が倒したということが明らかになっています。クローンの攻撃はウーキーの協力で切り抜けた?


確実に殺すためバラバラにされるか、遺体まで罠や研究に酷使されるか、いくら腐敗していたジェダイとはいえ、「因果応報」と云うにはあんまりな末路ですよ…


もう一つイースターエッグを紹介しておくとすると、ターラがパスの情報としてでっち上げた「フローラムの廃品回収業者」というのは「クローン・ウォーズ」などでお馴染みのホンドー・オナカーのこと。IMG_6648
アニメシリーズの主要キャラとはいえ一般的な知名度は0に等しいはずなのですが、なぜかディズニーパークの「Galaxy’s Edge」のメインキャラクターに抜擢され、莫大な予算を投じてヌルヌル動くハイクオリティ人形が制作されました。絶対他に作るべきキャラいる。

気分と利害によってはジェダイに協力することはあるもののかなり無茶苦茶な奴で、掌返しは日常茶飯事の無法者。時折人情を見せるが、それに引っ張られて信用し過ぎると痛い目に遭うこと間違いなし。

今回ターラに売られたのを見るに、彼女らのグループに何かしらの ちょっかい をかけて恨まれているのでしょう。アイツなら何やってても不思議は無い。

おそらくホンドーが今後登場する訳ではない、というかアニメでオビ=ワンとの絡みが多過ぎて登場されると「ユアン・マクレガーのオビ=ワン新章」としての立ち位置に干渉せざるを得ないため、流石に直接の対面は避けるでしょう。というか避けて。アニメの話はアニメでやって。


ついに最終章?

無事レイアを救出したものの、ローラを弄った際に発信機を仕込んでいたリーヴァ。

グッズやらタイトル映像やらでやたらとローラの事を推していましたが、しっかりと物語の中核を担ってきました。

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レイア姫はこの9年後に「探知されていると分かっていながら惑星破壊要塞から秘密基地へ直行する」という意味不明な行動に出る訳ですが、あの世界の住人はジャンゴにしろマンドーにしろ船に発信機を仕掛けられても絶対に気付かない人たちばかり、もうそういう文化として受け取るしかないですね。

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ベイダー卿ブチギレに「作戦です」と返すリーヴァでしたが、作戦というより保険だよな…

ところでベイダー卿、「新たなる希望」の時点でオーガナが反乱軍である証拠を掴めていないはずなんですけど、今回のドラマでしっかりバレているような気が…

今後の展開でどうにかするのか?

なぜやらない?

今作の尋問官、なぜライトセーバーを投げないんだ…?
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一応回転機構は第2話で披露していましたが、アニメだとブーメランとしても使ってるんですけどね…

今回はスピーダーを撃墜するシークエンスがあった訳ですから、爆薬投げ付けるよりもライトセーバー投げてぶった斬った方が絶対良かったでしょ…
アニメ未視聴勢には衝撃的な映像でしょうし。


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「なんでアレ使わなかったの?」シリーズというと、オビ=ワンが水流から逃げるシーンはフォースダッシュ披露したら良かったんじゃないかな?という気がするんですよね。せっかくエピソード1〜3にスポットを当てた企画ですし。

まあ後の作品に定着しなかった要素ですし、オタク以外が観たら「いきなりどうした?」と感じてしまうのでしょうか?


なんというか…先週までの思い切りの良さはどこへ行ってしまったんだろう?

映像作品としての面白さを多少犠牲にしてでもオビ=ワンの物語の続きを描くという覚悟と気迫が1〜3話にはあったと思うのですが、今回は守りに徹していた印象。

守ることが悪いとは思いませんが、結果的に本作の良さまで薄まってしまったように思えてなりません。


面白いんですけどね。


今週のエピソードにて、予告編の映像は全て使い切ってしまいました。

1シーズン限りの予定が延長決定との噂もある本作、正直あと1話あれば終わらせられるような気がするのですが、残り2話で何をするつもりなんでしょうね?



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