This is the way.
「マンダロリアン」シーズン3がついに配信開始となりました‼︎
シーズン2からは2年、「ボバ・フェット」の番組乗っ取りからは1年‼︎
「キャシアン・アンドー」の配信延期に伴うドミノ倒しを経て、ついに「マンダロリアン」の新作がやってきた‼︎
↑このブログに辿り着くような方は既に観ていると思いますが、「ボバ・フェット」は事実上の「マンダロリアン シーズン2.5」。シーズン3の前に必ず観ておきましょう。(時間が無い方、あまりの つまらなさに心が折れた方は序盤をすっ飛ばして第5話から観てください。それで十分です)
気付きましたか?
毎週冒頭に表示されていた
「Previously on MANDALORIAN」
というテロップ。
過去の配信回の中から、視聴者に思い出して欲しい映像をピックアップしてくれるコーナーで、「ああ、またリーク情報当たってるな」という答え合わせをする時間でもあります。
(今回もIG-11が出てきて「またリーク当たってる…」となりました。)
ところが今回、いつもの「あらすじ」コーナーこそあれど、そのテロップは
Previously
としか表示されず。
「on MANDALORIAN」の部分がカットされていました。
その理由は簡単。
なぜか別のドラマの映像が「混入」していたからですね。
「これまでの『マンダロリアン』って言ってるのに異物混入してるぞ‼︎」とツッコミを入れようと思っていたのですが、予め対策されていました。
「マンダロリアン」シーズン2最終回を観ていることはもちろん、「ボバ・フェット」も完走していないと話が繋がらない。
現在我々はリアルタイムで追っているので困りませんが、これから「マンダロリアン」が気になってディズニープラスデビューをしてくれる人たちが現れた時、多くの混乱を生んでしまいそうだなぁ…と。
そうは言ったものの、あの乗っ取りが無ければ、「ボバ・フェット」は本当に観る価値の無い作品になってしまう…
繁栄のネヴァロ
ドロイドソケットからコクピットって通り道あったのか…
まさかグローグーと一緒にいたいから作った訳じゃなかろうな⁉︎
予告にR5-D4がソケットに入っている映像があったことから、「ドロイドソケットを復活させたのでグローグーが膝に移動する」のかと思っていましたが、普通に膝に乗っかってくるとは…
製作陣、「解ってる」な。
「ボバ・フェット」からそれなりの年月が経過しているとのことで、ネヴァロの街も様変わり。
ならず者の巣窟だったシーズン1から一転、賞金稼ぎの仲介をしていた悪党も今やカタギの「上級監督官」‼︎
↑ただし友達に一等地を勝手にプレゼントしようとはする。
この「良い人」だけど「善い人」では無いカルガの描き方、優れたバランス感覚で大好きです。(こういう人、絶対いる)
かつて悪党を束ねてきたカルガの手腕はなんだかんだ優れているらしく、ネヴァロの街は見違えるほどに繁栄。
本当の繁栄は文化的な街に訪れる、示唆的でありながら、それを伝えることに気持ち良くなっていない。あくまで世界観表現の一部として溶け込んでいるのが本当に素晴らしいです。
ネヴァロでの一連のシーン、個人的な激アツポイントは、グリーフ・カルガが連れている「裾が地面に引きずらないように常に支えているドロイド」‼︎
「そう来たかぁぁぁ‼︎」、と。
どれだけ日頃の風景を注視していたらそんな天才的なアイデアが浮かんでくるんですか⁉︎
現実に「無い」けど「有りそう」と納得出来てしまう存在感、まさしく「スター・ウォーズ」だ…
保安官不在、話の一部に
グローグーPTA最強の兵士として、シーズン2まで圧倒的な存在感を放っていたキャラ・デューン役のジーナ・カラーノですが、陰謀論にどっぷり浸かり、変な思想を積極的に発信した結果、「スター・ウォーズ」シリーズをクビになってしまいました。(政治的理由でクビを斬ることには絶対賛成しませんが、ちょっと彼女はヤバかったので…)
ギリギリいなくても何とかなるポジションというこもあり、代役は置かないということで騒動は決着。
冒頭の「あらすじ」でも彼女が映らないように画角が調整されており、このまま何事も無かったかのようにフェードアウトするのだろうな…
と思っていました。
まさか「保安官の不在」をストーリーに絡めてくるとは‼︎
デューンの名前にも触れ、しっかりキャラ・デューンの処遇に蹴りを付けてくれました。
保安官がいないせいで海賊を抑えきれない…
彼女1人でそんなに治安って変わるものなんですか?
…うん、変わるね。
今回マンドーとの決着に至らなかった海賊団の皆さんですが、予告編を観てみると…
パズ・ヴィズラ達が戦ってる相手、海賊団じゃん⁉︎
今回取り逃がした連中が大軍を率いてネヴァロにやってくる…というのは予想出来ますが、なぜ彼らがネヴァロのために戦っているんだ?
もはやマンドーも仲間ではないのに…
予告にはR5を乗せたマンドーが海賊船と戦っているカットもあり、シーズンを通してのヴィランとなるようですね。
映画クオリティのドッグファイトドラマの予算故、ドッグファイトが描かれる機会はなかなか少なかった「マンダロリアン」
そんな本作も、宇宙戦に最適なN-1ファイターを手にし、海賊団と大掛かりなドッグファイトを描けるまでに成長しました‼︎
一応タイファイターと撃ち合うシーンは過去に何度かありましたが、小惑星帯や採掘施設の背景付きで、何機も入り乱れての戦いが実現するとは…
海賊船も窓の面積が広く、宇宙のCGを合成する範囲が帝国クルーザーなどと比較しても広くなっています。
もうここまで来たら映画と遜色無いじゃないですか⁉︎
月額990円でコレが見放題で良いんですか⁉︎
毎週新作が追加されるんですか⁉︎
これまで通りコスパの良いボリューム撮影を用いつつも、グリーンバックのフル合成を使える場面も増えてきているようですね。
両方を使い分けられるなら無敵じゃん‼︎
ドッグファイトが始まるタイミングでマンドーの肩掛けベルトをシートベルトにするグローグー、100点。
マンダロアへの道
「カラフルなヘルメットはボ=カターンの勢力かな?」と思っていたのですが、普通にチルドレン・オブ・ザ・ウォッチでした。
大型獣に対してもいつものハンマーで立ち向かうアーマラーさん。
「ボバ・フェット」のせいで皆さんお忘れかと思いますが、「マンダロリアン」に登場するのはシーズン1最終回以来3年ぶりです。
パズ・ヴィズラに至ってはシーズン1第3話以来の登場。
シーズン2に1秒も登場しなかったキャラクターを普通に再登場させて重要な話をさせる「ボバ・フェット」、何なの?
マンドーに対する一言目が「あなたはヘルメットを脱いだ」のアーマラーさん、まさかツンデレキャラだとでも言うのか?
さっき助けてもらったばかりなんですから、背教者でもしっかりお礼は言いましょう。
N-1ファイターで颯爽とアーマラー達のピンチを救ったマンドーですが、やはりまだ活躍の少ない機体ということもあり、シーズン2第4話でレイザークレストが駆け付けた時のような盛り上がりには至らなかったなぁ…と。
これから活躍を重ね、新たな名機としてその名を轟かせてほしいですね。
さて、今回のシーズン3で重要な役割を果たすと思われるボ=カターンですが…
まさか仲間がいなくなっていたとは…
「マンダロリアンの結束が〜」とか言いながら、王の資格が無いならどうでも良いんですね。
ディン・ジャリンを打ち倒そうとは思わなかったのでしょうか?
別に今からでも戦えますし…
「ディン・ジャリン」と呼ぶ彼女の声には、自らの権威を失墜させたマンドーへの恨みがこもっていたように感じられます。
結局は自分が玉座に座っていたかっただけなのか?
罪の無い村の人々を焼き殺し、自作自演のテロリスト撃退劇で姉を罠に嵌めた過去を持つボ=カターン、早く本性を見せなさい…
↑ボ=カターンのアニメシリーズでの活躍をまとめています。
ディズニープラスでも視聴可能な「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」を是非‼︎
不正に剣を受け継いだボ=カターンの失策がマンダロアを滅ぼしたとするアーマラー。
マンダロアが滅びた時、チルドレン・オブ・ザ・ウォッチはどこかへ消えていたというボ=カターン。
うーん、怪しい人しかいない…
緑の結晶となったマンダロアの大地、「汚染された」というマンダロリアン達が信じている情報との違いには、何か帝国の意図が関わっているのでしょうか?
来週は回路探し?IG-11の登場、リーク通り。
なぜドラマの内容はこんなにも漏れるのか…
クイールが作った「ナースドロイド」としてのプログラムだけが完全に死に、「暗殺ドロイド」としての部分だけが残ってしまった。
グローグーの ゆりかご がクオレンにオジャンにされた件といい、どうして製作陣はそんなにクイールの手仕事を破壊したがるんですか?
↑合掌
↑今回ゆりかご新調されてますね。買ってあげたのかな?
それにしてもカルガさん、溶岩に浸かった上で木っ端微塵になったヤツの残骸なんてよく回収できましたね。
マンドー達を救った「あの」IG-11が戻ってくることはありませんが、マンダロア奪還のために戦う「第3の」IG-11の活躍、今から楽しみです‼︎
…ところで、回路手に入れるのってそんなに難しいんですか?
まあIGユニット自体が普通に生きていればまず使わないドロイドですし、適合する回路は少ないのかもしれません。
機械関係はグローグーPTAの幹部、本作メインヒロインのペリがどうにかしてくれるでしょう。
ギャングだらけの戦場に飛び込んで来て生還している最強のヒロイン、彼女がいる限りグローグーPTAが滅びることは無いでしょう。
確かプレミアでマンドーとペリの役者さんの絡みが可愛らしい映像がどこかに上がってたんですけど、見つけられなくて紹介出来ない…
ところで
ハイパースペースを航行中、グローグーだけが謎の影の存在に気付いていましたが、その正体は宇宙を回遊する謎の生物、パーギル。
彼らはハイパースペースを泳ぐ力も持っており、宇宙船のハイパージャンプの技術はこれを真似たものであるであるとされています。
なぜグローグーだけがパーギルに気が付いたのか…
特に深い意味は無いのかもしれませんが、パーギルはジェダイの騎士、エズラ・ブリッジャーと共に宇宙の彼方へと姿を消しているんですよね…
もしかするとグローグーは、パーギルを通してフォースの繋がりを感じ取ったのかもしれません。
そんなエズラ、そして帝国軍幹部のスローン大提督を探すために動いているのが…
アソーカ・タノ。
今年中に配信されるドラマシリーズ「アソーカ」は、彼女がエズラを探すことがストーリーの大きな軸となることが予想されており、その布石となっているのかもしれません。
第1話からかなり濃密な「マンダロリアン」シーズン3、やはり安心して楽しめますね。
IG-11の復活や、グローグーの可愛いシーンの連発など、少々「狙っている」感があるのは気になりますが、シーズン1&2と同じスタッフが手掛けているのです。きっと良い物になると信じて、この2ヶ月間を過ごしましょう‼︎
3月は変則スケジュール
3月は「マンダロリアン」「バッド・バッチ」の2作品が同時配信‼︎
毎週水曜日、2つの「スター・ウォーズ」が同時にやってきます‼︎
「マンダロリアン」が始まったら「バッド・バッチ」は消化試合になる…と思っていましたが、コチラも物語のボルテージが急激に上昇しており、前半の退屈さが嘘のような盛り上がりを見せています!
ここ最近は時間が無いため、毎回レビューすることが出来ないのが残念なのですが、まさか長年放ったらかしだった「ジロビーストのクローン」が14年越しに回収されるとは‼︎
あの幼体の顔が出てきた瞬間笑っちゃいましたよ!
あくまで古参ホイホイの1発ネタかと思いきや、トルーパーと同じ「クローン技術」で生み出された存在であることを利用し、バッド・バッチの物語の本筋を動かしてくるとは…
「クローン・ウォーズ」指折りのトンチキ回が、14年経って1つのシリーズの中核を担う。
「バッド・バッチ」の本気、楽しみになってきましたよ‼︎
変則的な配信スケジュールとなっていた「バッド・バッチ」ですが、「マンダロリアン」配信と共に空気となることを防ぐため、一気に面白くなるタイミングが3月1日になるよう調整した結果だったのかもしれませんね。
さて、そんな素晴らしい作品が2本も観られる水曜日ですが、今月からアメリカでサマータイムがスタートします。
コレに伴い、ディズニープラス作品の配信時間がズレ込みます。
- 3月8日
16:50〜「マンダロリアン」S3第2話
17:00〜「バッド・バッチ」S2第12話
- 3月15日
16:00〜「バッド・バッチ」S2第13話
- 3月22日
15:50〜「マンダロリアン」S3第4話
16:00〜「バッド・バッチ」S2第14話
- 3月29日
16:00〜「バッド・バッチ」S2第15話&16話
といった具合でとにかく変則的です。
再来週からサマータイム適用で全て1時間前倒しになり、月末の29日は「バッド・バッチ」のラスト2話が同時配信となります。
「マンダロリアン」の正式な配信時間は「バッド・バッチ」と同様にサマータイム前が17時、サマータイム後が16時となっていますが、ドラマシリーズはアクセス集中を回避するため、正規の配信時間の10分前から視聴可能となっています。リアタイしたい方はお忘れ無く。
本でもスター・ウォーズ「マンダロリアン」のコミカライズ版が発売中です‼︎
素晴らしきドラマシリーズが、素晴らしき日本マンガの技術で完全コミカライズ化‼︎
大沢祐輔先生の「スター・ウォーズ」愛が、単行本の全ての紙に記されている最高の1冊です‼︎
連載を継続し、日本の「スター・ウォーズ」書籍を活性化させるためにも、「もう一つのマンダロリアン」を体感していきましょう‼︎
↑当ブログは作者の大沢祐輔先生よりお墨付きを頂いています。(自慢)単行本のページ数まで…!間違いなく世界一マンダロリアン1巻の詳細を紹介してる記事ですね、感激です!— 大沢祐輔 (@kurikaramaru) January 26, 2023
さらにGakkenより、映画の200年前を描いた最新シリーズの第1巻「ハイ・リパブリック イントゥ・ザ・ダーク」が新たに発売となりました‼︎
第2巻「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」の発売も決定しており、これからの日本の「スター・ウォーズ」界で話題を席巻すること間違い無しの作品です‼︎
(そうは言ってみたものの、筆者はここの所時間が無いので読めていないのですが…
「クラウディア・グレイ著」っていう時点で1回読み始めたら止まらなくなるの目に見えてるし…)
↑同じ時代を舞台に、全く異なる物語が展開される「ジェダイの光」とも随所に繋がりが隠されており、併せて読むと更に面白い‼︎(と読破済みの方々が仰っています)
書籍やアニメの盛り上がりを経て、ついにやって来た大本命「マンダロリアン」。
「スター・ウォーズ」は、まだまだアツイ‼︎