マンガ版「マンダロリアン」「ビジョンズ」の単行本が発売となりました‼︎
ディズニープラスにて配信されている2つの「スター・ウォーズ」シリーズを、日本マンガ界の圧倒的な技術力でコミカライズ‼︎
ドラマやアニメを丁寧に再現しつつ、映像ではよく見えなかった部分の補完、より物語を深めてくれるアレンジなど、漫画家先生それぞれの「スター・ウォーズ」愛がたっぷり詰まった2冊となっています‼︎
「マンダロリアン」1巻
シーズン3配信に向けて盛り上がりを見せる「マンダロリアン」。
手掛けているのは「スパイダーマン偽りの赤」などを手掛けた、大沢祐輔先生です。
表紙や背表紙の銀字部分はメタリック塗装の豪華仕様。
巻頭は連載版と同様にカラーページとなっています。
収録されているのは2022vol.6〜2022vol.9に掲載されていた計4回分の内容。
ドラマシリーズの第1話に相当する内容が描かれています。
表紙イラストは勿論のこと、巻末、両袖、さらには表紙カバーを外した本体の表紙両面にまで描き下ろしイラストが‼︎
描き下ろしのチョイスもニクイ…
表紙カバーを外した本体にまでなぜ描き下ろしを…
事前に大沢先生がTwitterで宣伝していたのですぐに取り外して確認しましたが、自力では絶対気付かなかった…
多くの人が見落とすであろう部分にまで手を加える熱意、頭が下がります。
なお、巻末の描き下ろしグローグーは人を萌やし殺せるレベルの傑作です。あのイラストだけで全世界のグローグーファン必携と断言出来ます。
あまりにも破壊力が高いため、ネタバレ無しで、一刻も早く確かめることをオススメします。
・冒頭に第8話のカット
今回のマンガ版は第8話の1シーンからスタート。最初のページからマンドーとグローグーを揃えるための措置でしょう。
「ロスト・スターズ」がホスの戦いから始まるよう変更されたのと同じような感じだと思います。「掴み」の部分は大事ですからね。
・分かりやすさを重視
専門用語に関しては「一般用語+フリガナ」という形を採ることにより、一般層への分かりやすさを優先
冒頭の酒場のエイリアン語も標準語になっていたりと、とにかく「分かりやすくする」ということに軸足が置かれているようです。
今回のマンガ、「マンダロリアン」の「布教」を目指すということも目的の一つとしてありそうです。広告のマニアック度を見るに、担当編集は重症オタクですから。
その割に炭素冷凍に関してはノータッチだったりと、末期オタクであるが故に「分かりやすさ」を貫けていない部分があるような印象も…
・ミスロルの映る部分増え気味
やたらと映ってます。
シーズン2でも大活躍の人気キャラなので仕方ないですね。
・ネヴァロの街のカットは増えている部分、削られている部分の両方が存在
・ドラマではほとんど見えなかったマンダロリアンの子供たちがハッキリ描かれている
おそらく孤児でしょう。ドラマでもマンドーの横を走り去ってはいましたが、後ろ向きでしか映っておらず、その姿をハッキリ見ることは困難でした。
今回のマンガ版では、アニメシリーズでボバ・フェットやケツー・オンヨが身に付けていた物を彷彿とさせるヘルメットがハッキリと視認できます。
・マンドーがドアのショートを試みる場面がカット、いきなり砲台登場
IG-11との共闘が短縮されました。
連載版との差異
今回の単行本では、「ビッグガンガン」本誌や「マンガUP」に掲載されているバージョンに手が加えられています。マンダロリアンの単行本は間違い探しレベルの小さなものから大きなものまで大量の修正&書き下ろしのおまけがあります。カバーの下にもガッツリ描いてるのでぜひ買って確認してほしいです。— 大沢祐輔 (@kurikaramaru) November 12, 2022
ザッと確認した所、3点ほど差異を発見することが出来ました。
・「パック」の日本語表記が「詳細」から「手配書」に変更
固有名詞に一般用語を当てこんでいる今作ですが、「詳細」よりも「手配書」の方が「パック」の意味合いに近いかもしれませんね。
・ストームトルーパーの汚れが増量
ドラマでは汚れが印象的だったネヴァロのストームトルーパーの皆さんですが、今回の単行本化に際して更に汚れています。
上のコマに限らず、登場するほとんどのコマで汚れが増えています。
・グローグーとマンドーの出会いの場面が1コマ丸ごと差し替えに。連載版では孤児であった自分とグローグーを重ね合わせるようなコマだったが、グローグー視点からマンドーを見上げるコマに差し替え
グローグーとの出会いの場面、IG-88を倒したマンドーが孤児であった自分とグローグーを重ね合わせるコマがマンガ独自で採り入れられていたのですが、グローグー視点からマンドーを見上げるコマへと完全に差し替えられてしまいました。
2人の関係性を意識する上で素晴らしい追加カットだと思っていたのですが、監修で弾かれてしまったのでしょうか?
(追記 大沢先生のTwitterによると、本当に監修で弾かれたそうです)
大沢先生のツイートでは「大量の修正」とありますから、細かいものがもっとあるのでは無いかと思います。
単行本オリジナル要素として、メカニック図解を収録。おそらく監修用のデザイン画と思わしきイラストと共に、結構しっかりした解説が掲載されています。
表紙から巻末に至るまで、全ての紙に余すことなく情熱が注ぎ込まれた恐るべき一冊となっています‼︎
(追記)
大沢先生がTwitterにて変更箇所を紹介していたため、コチラにも情報をまとめたいと思います。
(大沢先生のTwitterはおそらく原稿のページ数で記載されているため、コチラでは単行本のページ数で記載しています)
- p4〜5(カラーの扉絵)にて、着色されていなかったストームトルーパーのこめかみの箇所が修正
- p8〜9の見開き、カメラが若干引き気味に。上端を見比べてみると分かりやすい
- p11、酒場の床について、遠近感の調整のため質感を出すための線が増えている
- p13、酒場のテーブルに傷が追加されている(気付くのに5分かかった)
- p16の一コマ目(クオレンがマンドーから逃げるカット)、遠近感の調整のため地面に効果線を追加(連載版は壁を登ったように見えなくもない)
- p19の最後のコマ(クオレンを殺したマンドーを見下ろすカット)、遠近感の調整のため地面の線追加、マンドーは影が濃くなるなど立体感を調整
- p21、オーラベッシュの「WANTED」を正しい形に修正
- p22、ミスロルの顔の陰影が修正(並べてみれば分からなくもないが…)
- p24、26(タクシー乗り場)、43(ミスロルを炭素冷凍する場面)について、マンドーのヘルメットの形が修正(連載版は少し縦長になっていた)
- p70(トルーパーがマンドーに銃を向ける場面)、ストームトルーパー(右側)の銃口の向きを調整。読者の方を向かないように、らしい…(面倒くさすぎだろ…)
- p88(幼少期の回想)、中央の青年の被弾箇所が胸から肩に変更。残酷に見えない位置、らしい…(いや戦争なんだが?)
- p101の最後のコマ(クイールがブラーグを捕らえた直後)、銃口と吹き出しの位置関係を調整(連載版では少し被っていた)
- p106、セリフの改行位置が変更
そうになった
のを恨んでる
↓
俺に
やられそうに
なったのを
恨んでる
- p147(隠れていたニクトがマンドー達に銃口を向ける場面)、銃口の向きが読者の方に向かないよう調整
- ラストの見開き、「THE MANDALORIAN」のロゴが紙面の限界まで巨大化
細かい修正がとにかく多い…
私が気付いた3つの変更箇所は、分かりやすいモノTOP3だったと思います。(オーラベッシュは気付けても良かったか?)
ビジョンズ1巻完結のオムニバス企画である「ビジョンズ」。
日本のアニメスタジオが手掛けた9本の中から、4作品をそれぞれ異なる漫画家先生方の手でコミカライズ化されています。
表紙は「The Elder」の白浜鴎先生が担当。
ダン、ロップ、カーラ、カレの4人の主人公(?)達が夢の共演を果たした躍動感溢れるイラスト‼︎
キャラクター達の印刷には特殊加工が施され立体的な表紙となっている他、背景もビジョンズのテーマカラーである「青」の色味を追求し、特殊な印刷方式を採用。普通の印刷であろう帯の「青」と明らかに色味が違います。
表紙までもが徹底的に こだわり抜かれた逸品です‼︎
(ダンは主人公ではないような気がしますが、白浜先生のお気に入りなのかな?
少年少女3人にオッサンが混ざったら収まりが悪い、というのはあるかもしれない。世の中は見た目。)
連載版と単行本の内容は、基本的には同じ内容となっています。
ザッと確認した限りでは、特に修正なども行われていません。
巻末にはそれぞれ1ページずつの描き下ろしイラストページが用意されています。
原作はトリガー製作、連載開始初回の表紙を担当した「The Elder」。2022Vol.06に掲載。扉絵がカラー掲載となっています。
マンガ版は原作アニメのキャラクターデザイン担当、白浜鴎先生自らが担当‼︎
・間の表現が出来ない分台詞で調整
・ページ数収めるためにセリフをコンパクトに
・背景が映像と合わせられていない
細かい言い回しがアニメからかなり変わっています。
背景に関しては他の作品が大まかにトレースor省略している中、この作品は普通に違います。
デザイン、脚本はもちろん同じですが、アニメのコピーにはならないようにしていた印象です。
・地上での駄弁りは控えめに
ダン君の皮肉が増えましたが、地上での会話自体は大幅減量。料理の下りなど全カット。
・ダンが全体的にオーバーリアクションに
なんか全編通してダン君の主張が激しいです。
ウィンクやセーバー戦といった魅せ場ではイケメン度が増してます。
やっぱり白浜先生のお気に入りなのでは?
・バムガの死体に関する説明に若干の情報追加
本当に「若干」です。
もはや「追加情報」というのかも怪しいですが…
・ダンと老人の問答が戦闘と同時進行に。尺も短縮され速攻で決着。
戦いの幕開けに位置していた「口ではなく、剣で語ろう」というセリフがトドメのタイミングに入れ替わりました。
「防御に徹して時間稼ぎが?」という下りはカット。
師弟関係と辺境マスターからのメッセージに重点が置かれているため、戦闘シーンは削ったようです。(マスターと老人の対決はほぼそのままですが)
・ラストのセリフが変更。メッセージをより分かりやすく。
最後にマスターの言葉が要約されて〆になっています。
要約してお伝えしてしまうのはジェダイらしくないと思うのですが…
「その優しさを忘れなければな(ダンが子供たちと談笑するカット)」の後、1ページ使ってお言葉要約&タジンの立ち姿を描いているため、単に1ページ余っただけという可能性も0ではない…?
アニメのキャラクターデザインを務めた方によるマンガ化というだけあり、アニメのイメージがそのまま誌面に映し出されたような内容になっています。
原作はジェノスタジオ製作、特定の層から熱狂的な支持を誇る「のらうさロップと緋桜お蝶」。2022Vol.07に掲載。
「スター・ウォーズ」マンガ界のウサギ担当、「レイア 王女の試練」でお馴染みの春壱先生が担当。
↑最後の連載がいつだったのかも忘れましたが、一応まだ連載終了にはなっていないようです。
↑ちなみにコレは本物のウサギが出てくる「スター・ウォーズ」映画。ディズニープラスで大好評配信中です。ほらそこ目を逸らすな。
・物語の順序が変更。回想が中盤に
アニメでは冒頭に位置していたロップが弥三郎家に拾われるシーンが中盤に移りました。
伝家の宝刀を受け取った後、3人でホロを撮った海岸で出会った日のことを思い出す、という構成に変更されています。
弥三郎が帝国に攻撃を仕掛けたことにも自分で気付くようになりました。
こうすることで冒頭から事件を動かし、SWらしさが早い段階から押し出されています。
「伝家の宝刀継承の後」が「中盤」に該たる、というのも大きな違いですよね。継承自体がアニメの終盤ですから。
・言葉遣いや言い回しが変更
主にお蝶のセリフにその傾向が強いのですが、言い回しを変えることによって内容が欠落することなくセリフ量が削減されています。
この辺の配慮はかなり慎重に行われていた印象です。
そして一番驚いたのが、伝家の宝刀を継承する際の弥三郎のセリフがより古めかしくなっていること。
アニメも全編通して古めかしさを押し出していましたが、それが更に強調されている形です。
あくまで私の私見ですが、「本来の脚本ではこうだった」という可能性があるように思います。
コミカライズの際「分かりやすく」することはあっても、わざわざ「分かりにくく(まあこれくらいなら義務教育の範疇ですが)」することって無いと思うんですよね。
元々脚本には今回の漫画のように書いてあって、監修を通す際に「もう少し平易に」という話になったのではないかな?と…
古文にはなっていそうでなっていないので、春壱先生が雰囲気で書いた可能性も0ではないと思いますが…
・ロップの心の中の言葉が多めに
原作アニメは人情物語の割に心理描写が薄い印章があったのですが、今回のマンガ版ではロップの心の声が多く文字に起こされており、読者が置いてけぼりをくらわないよう配慮されている印象を受けました。
主人公の人となりが分かりやすくなるのは良いことです。
・市場に落ちる下りはカット
順序が変わった影響かもしれませんが、お蝶が帝国に加わった後、ロップが市場に転落する下りが無くなりました。
・クライマックスが大幅増量
ラストの戦闘にかなり誌面を割いています。
1コマ1コマをかなり大きく取っており、セリフも原作より追加、ロップの表情と言葉で姉妹の斬り合いがより華やかなものになっています。
また原作ではお蝶が去った後、間髪入れず「きっとあたしたち本物の家族になれるから」と言って強引に〆ていましたが、今回のマンガ版では弥三郎とのやり取りが間に挟まれ、ラストの台詞まで自然に繋げられていました。
そして私はここでも思いました。
「これが本来の脚本だったのでは?」
と。
原作のラスト、いくら何でも急過ぎません?
アレが「尺足りてない」感を増していたと思うんですよ。
「赤霧」が予告編に映像をほとんど出せていなかった上にポスターも背景画を提出しただけ、完成品は短尺超低クオリティという惨状で「絶対納期に間に合わなかっただろ」と感じさせるものでしたが、もしかするとこの「ロップ」も納期が足りず、〆の部分を削らざるを得なかったのではないかな?と。
戦闘シーンの作画はかなり気合い入ってましたし、街並みも相当描き込まれてましたから、そういう事態になってても不思議は無いのかな?と思います。(決して褒められたものではないですが)
マンガ版を読んでみての感想ですが、「のらうさロップと緋桜お蝶」に関してはマンガ版の方が構成がしっかりしていると思います。
動きや声が無いので単純比較は出来ませんが、こっちの方が作品としての出来が良いように感じました。
まあ相変わらずお蝶さんを作り手がどう扱いたいのかよく分かりませんし、「大切なのは血の繋がりではない」と令和作品アピールをしながら「家」という類似した戦前概念を強調するという内容は素直に理解に苦しみます(そもそも血の繋がりが無い者を「家」に迎えるというのはむしろ支配階級の伝統)が、心理描写の補完が本作の「人情劇」としての在り方にフィットしていて非常に良かったですね。
「レイア 王女の試練」といい、春壱先生は心情と物語を結びつけて絵に落とし込むのが上手いのでしょうね。
春壱先生の連載、正直もう完結は諦めていますが、もう少し読ませてくれると嬉しいな…と思います。
原作はプロダクションI.G製作、続編の構想がありそうだが多分制作されない「九人目のジェダイ」。2022Vol.08に掲載。
父さんとジェダイたちどうなったんだよ⁉︎
漫画版は「マンダロリアン」の大沢祐輔先生が兼任。この時の「ビッグガンガン」本誌は、2作合わせて1人でおよそ100ページ書いています。
そもそも「九人目のジェダイ」って「ビジョンズ」の中で1番尺長いですからね。それで「マンダロリアン」と兼任ですから…
・アニメが最長な分カット多め
誌面に収めるべくカットがやや多いです。
冒頭の採石や鍛治のシーンが大幅に削られている他、イーサンのライトセーバーが青く輝くシーンは丸ごと削除、ターラとジェダイハンターのチェイスシーンも森のシークエンスがカットされ、氷上のみとなっています。
おじい の飛ばしっぷりにビビるターラや、セーバー戦を観ながらオイルを嗜むおじい もカット。
おじいアンチか?(支離滅裂な思考・発言)
その埋め合わせなのか、巻末の描き下ろしイラストではターラと おじい の団欒が描かれています。
フォーナインが可愛いくて最高です。
・可能な限りアニメのセリフをそのまま使おうとしているが、変えた部分の意味が少し離れ気味?(単純にアニメの文字数が多過ぎる)
・人を見た目で判断するイーサン君、ジューロをハッキリ「シスの暗黒卿」と言い切ってしまう
マスターヨーダも小さいから弱いな。
・印象的な絵はそのままトレース
吹き出しと被っている部分がズラされたりはしていますが、アニメで印章的だった画はそのまま寸分違わぬ形で採り入れられています。
・白黒なので色が分からない
今作はライトセーバーの色の変化が物語の鍵を握りますが、今回のマンガは全て白黒。
その結果、頑張ってセリフで全てを解説することになってしまいました。
・カーラがジェダイ(笑)に対し敬語に
シスだったけど
・ターラ覚醒シーンに回想を追加
連れ去られた父を想う画が追加されました。
・ホーメンが自身のフォースを取り戻す決め手がセーバーの色からシスの無残な死体に変更。
戦いがもたらした結果を見ることにより、自身のフォースを取り戻すようになりました。
アニメではライトセーバーの色がライトサイドに偏ったことで我に帰っていましたが、先述の通り白黒マンガなので…
そもそもの話、人殺しに囲まれると人殺そうとし始める人って普通に危険人物だと思うんですけど…?
原作はトリガー製作、一般ウケが良いのか商品展開で優遇されている「THE TWINS」。2022vol.9に掲載。
漫画版は左藤圭右先生。
本企画では唯一「スター・ウォーズ」の経験がありませんが、トリガー製作作品のコミカライズを担当した経歴があり、そちらからの人選でしょう。
この作品はアニメをとにかく忠実に再現。セリフも多少順序の入れ替えがあるものの、大部分が全く同じとなっています。
↑アニメの絵のタッチを完全再現。精神空間(?)内でのボヤけ具合まで完璧です。
異なっている点も無くはないです。
・静止画カットだった幼少期の実験の場面が序盤に
アニメでは静止画数枚で表現されていた幼少期の実験の場面が冒頭に少し盛り込まれました。
スターデストロイヤーが影になっている画はカットされました。
・カレがクリスタルを持ち出す場面がカット
ストームトルーパーの隊列の中を歩き、クリスタルを持ち出す一連の流れが丸々カットされました。
カレは登場した時点で既にクリスタルを持っています。
・Xウイングのシーンは全体的に簡素化
作画コスト高いから?
「嫌な予感」の部分だけはなぜかそのまま残してあります。
・クリスタル割れたのが分かりづらい
割れるシーンがハッキリ描かれていません
・背景が漆黒の宇宙から漫画特有の線になったおかげで違和感軽減?
「ビジョンズ」は「非正史」、映画とは似て非なるパラレルワールドの物語なのですが、それを鑑みても困惑せざるを得ないのが宇宙空間での生身ファイト。
宇宙空間なのになぜか走って飛んで喋って息をしている。俺の宇宙では音が鳴るし息が出来るし重力も普通にある。
そんな宇宙ファイト、マンガ版だと多くの場面で背景がボカされており、アニメほど違和感を感じる事なく純粋に2人の超次元ファイトを楽しむことが出来ます。
結局超次元ファイトであることに変わりはないのですが、「惑星破壊兵器搭載のツインスターデストロイヤー」っていう発想がレジェンズの影響受けてそうな気もしますし、この作品を作った人たちは「スター・ウォーズ」からだいぶ独特な影響の受け方をしたのでしょうね。
「マンダロリアン」単行本2巻はいつ?まだまだ連載は続いていますし、後書きを見るに打ち切られる気配も無さそうですから、単行本2巻も発売されることでしょう。
単行本と同日に発売されたビッグガンガン2023vol.2では、「マンダロリアン」最新話がセンターカラーで掲載‼︎
単行本はドラマ第1話の内容で終わっていますが、連載は現在第3話。グローグーを帝国軍から助け出し、賞金稼ぎたちのトラッキングフォブが再び動き出した所まで来ています。
今回の単行本1巻は10月末に告知、11月中旬に通販サイトに登場していました。
おそらく来月の「ビッグガンガン」で第3話の内容が完結しますから、そこまでの計5回を単行本に収録で3月に予約開始、5月25日発売というスケジュールではないかな?と予想しています。
シーズン3の配信も終了し、「マンドーロス」に陥っている人類を救済する一冊になるのではないでしょうか?
早く続きが読みたいアナタへ今回の単行本を機に「早く続きを読みたい!」と思った皆さん‼︎
電子書籍ならバックナンバーもすぐに読めてしまいます‼︎
全4回分、今回の単行本と同じ量を読むだけで、「スター・ウォーズ」マンガの最新展開に追いつけてしまいます‼︎
1作品のためだけに1冊分払うのは…という方には、スクウェアエニックスが運営する公式アプリ「マンガUP!」がオススメです。
↑以前使い方をまとめました
コチラは連載版の内容がそれぞれ3分割された状態でアップされており、アプリ内で手に入るポイントを使い「無料で」読むことが可能です!
無料で読める範囲は、毎週火曜日に1本ずつ増えていきます。
公式アプリですから、LINEマンガで「ロスト・スターズ」や「レイア 王女の試練」を読むのと同じように楽しめます。
「マンガUP」では現在、ドラマ第2話の途中までの内容を読むことが可能。マンドーとジャワ族と壮絶な戦いを繰り広げている箇所です。
コチラはアプリをインストールするだけですぐに読めますから、まだ入れてない方はサクッと入れてしまいましょう‼︎
どこまで続けられる?
「ビジョンズ」は当初予定されていた4作品全ての連載を無事に終えることが出来ましたが、ドラマの内容をじっくり丁寧に描いている「マンダロリアン」がどこまで続けられるのは正直未知数。
大沢先生は後書きで
「シーズン2のあのシーンを描くまでは死ねない」
と仰っていますが、このペースだとどれだけ短く見積もってもあと3年は死ねません。
「ロスト・スターズ」はなんやかんやで2年かけて最終回+完全オリジナル特別編まで保ちましたし、このクオリティと原作人気があれば何とかなるか?
「レイア 王女の試練」だってスタートから4年経ちますが、打ち切りにはなってませんからね。その期間の7割くらいは休載ですが。
「反乱者たち」はシーズン1をダイジェストでやって力尽きましたが、アレはマンガ版の評判がイマイチでし、アニメはネタとしてちょっとマイナーですからね…
読者の我々としても、シーズン2のあのシーンまで読めたら嬉しいですね。その頃にはグローグーが反抗期迎えてるかもしれませんが。
もしシーズン2までやりきった場合、「ボバ・フェット」の内容はどうするんでしょうか?
あくまで別の作品ですから、コミカライズ化するには別途で権利取らないといけないような気がしますが…
こんな感じの心配を、誌面上で躍動するアソーカを見ながらもう一度したいものです。